Kerry は、必要な個人情報について索引を作成し、あとから検索できるようにするツール Beagle の KDE 版フロントエンドです。 Kerry を利用することで、文書や電子メール、 Web 閲覧や IM/ITC (インスタントメッセージング) の会話履歴、ソースコードや画像、 楽曲ファイル、アプリケーションなどを検索することができます。
Kerry は Beagle のフロントエンドであるため、あらかじめ Beagle デーモンが動作して いる必要があります。 Kerry と Beagle は Kopete の会話や Konqueror の履歴、 KMail メッセージなど、多くの KDE 固有の情報源を索引化することができます。 そのため、 Kerry インターフェイスを利用することで KDE の環境にスムーズに統合する ことができます。 Beagle について、詳しくは 第 1 章 Beagle を利用した検索 (↑GNOME ユーザガイド) をお読みください。
Kerry ツールを利用してデータを検索するには、下記の手順で行ないます:
Alt+F2 を押して から kerry と入力し、 Kerry を起動します。すると Kerry の Beagle 用検索ウインドウが表示されます。また、システムトレイ内にある Kerry のアプレットアイコン (犬の顔の形をしています) をマウスの左ボタンで押すこと でも検索ウインドウを開くことができます。
まずは検索する文字列を の欄に入力します。以前に入力 した文字列を素早く消すには、左側にある黒い×印のボタンを押してください。
検索は大文字と小文字を区別せずに行なわれます。さらなる単語を追加して検索する
には、 OR ("または" の意味。大文字で入力
します) をお使いください。たとえば Mars OR Venus と
入力すると、 "Mars" または "Venus" の文字列を含む
(両方を含むものも含まれます) 全てのデータを検索することができます。また、
特定の文字列を除外して検索するには、その文字列の前にマイナス記号 (–)
を付けてください。たとえば Mars -Venus と入力
すると、 "Mars" が含まれるデータのうち、 "Venus" を
含まないものを検索します。また、指定した文字列の部分一致を防ぐには、その
文字列を引用符で括ります。特定のファイル種類に限って検索を行なう場合は、
ext: に続けて拡張子を入力してください。たとえば
Mars ext:xml と入力すると、 "Mars"
を含む全ての XML ファイルを検索します。
検索する範囲を設定するには、右側のパネル内にある から選択を行ないます。索引の作成された全てのコンテンツに対して検索を行なう 場合は、 を選択してください。それぞれパネル内で 選択することで、 , , , インスタントメッセンジャーの , , ファイル, , に限定して検索を 行なうことができます。検索範囲は、検索前でも検索後からでも設定できます。
検索結果の並び順を変更するには、右側のパネル内にある 内にあるいずれかを選択します。ファイルタイプ ごとに並べるには を選択します。それ以外にも , , から選択することができます。並び順は、検索前でも検索後からでも設定できます。
また、最終更新日時での結果制限を行なうこともできます。最終更新日時にかかわらず 全ての検索結果を表示するには、右側のパネル内にある を選択してください。それぞれ右側のパネルでは、今日/昨日/今週/今月/今年に 変更されたものを表示させることができます。結果制限は、検索前でも検索後から でも設定できます。
検索を開始するには、 Enter を押すかもしくは検索フィールドの 右側にあるアイコンを選択します。検索結果はウインドウ内のメインエリアに表示され ます。
検索結果はウインドウ内に表示され、それぞれ選択した設定で並びます。項目を開くには マウスの左ボタンで行ないます。見つかったファイルの代わりに見つかったフォルダを 開くには、ファイル名の右側に書かれているフォルダ名を押してください。表示された 項目についての詳しい説明を表示するには、左側にある アイコンを押してください。
検索範囲や並び順、日付による制限は、それぞれ右側にあるパネル内を選択することで いつでも行なうことができます。
結果一覧からは、 や を押すことで、ページを切り替えることができます。見つかった件数はウインドウの 下部に表示されています。
システムトレイ内にある Kerry アイコンの上でマウスの右ボタンを押してから を選択するか、もしくは Kerry のメインウインドウ 内にある ボタンを押すことで、 Kerry の設定を行なうこと ができます。設定ダイアログは 4 つのタブから構成されています。
タブでは (既定の検索結果順序) を変更することができるほか、 1 ページあたりの (検索結果の最大表示件数) や Kerry Beagle 検索を有効化する際のショートカットを設定することができます。
(インデックス作成) タブでは、 Beagle による索引 作成処理を自動で起動するかどうかや、コンピュータがバッテリーで動作している場合に インデックス作成処理を行なうべきかどうかを設定します。またこれ以外にも、 Kerry Beagle 検索で索引を作成する際、どのディレクトリを対象にするかや、 インデックスから除外するフォルダを設定することができます。詳しい手順については 6.2.1項 「索引へのディレクトリの追加」 や 6.2.2項 「ファイルやディレクトリをインデックスから除外する方法」 をお読みください。
(バックエンド) タブでは、利用可能な Beagle バックエンドのうち、どれを有効にするかを設定します。無効化するには、チェックを 外してください。たとえば、 Kopete の会話ログを Kerry Beagle で索引化したく ない場合は、 バックエンドのチェックを外してください。
(デーモンの状態) タブでは、 Beagle デーモン の状態を確認することができます。ここからデーモンを停止させたり、起動させたりする こともできます。 Kerry Beagle の検索機能を利用するには、デーモンが起動して いなければなりません。
既定では Kerry はお使いのホームディレクトリのみを索引化します。ホームディレクトリ の索引を作成したくない場合は、 Kerry 設定の タブで、 (ホームフォルダの索引作成) のチェック ボックスを外してください。さらなるフォルダを索引に追加するには、下記の手順で 行ないます:
トレイ内の Kerry アイコンをマウスの右ボタンで選択し、 を選択します。
タブを選択します。
タブ内の中央部分 ( と書かれた枠) 内に ある ボタンを押します。
ダイアログから開いたら、索引に含めたいフォルダを選択し、 を押します。
さらに続けて を押します。
Kerry による索引作成から特定のフォルダやファイルを除外するには、 下記の手順で行ないます:
トレイ内の Kerry アイコンをマウスの右ボタンで選択し、 を選択します。
タブを選択します。
タブ内の下のほう ( と書かれた枠) 内に ある ボタンを押します。
ダイアログが開いたら、フォルダを索引から除外する場合は オプションを選択します。あとはテキストフィールド に除外するフォルダパスを入力するか、もしくはフォルダボタンを押して除外する フォルダをファイルダイアログで選択します。
(ファイル名のパターン) を選択 することで、特定のファイルパターンを索引から除外することもできます。 この場合は、ファイル名のパターンを指定してください。
最後に を押します。