概要
インストール時にインターネット接続を設定しないように設定していた場合、 同じ作業を YaST を利用して後から行なうことができます。お使いの コンピュータをインターネットに接続する方法は、お使いの環境に依存します。 お使いのコンピュータを、既にインターネット接続が行なわれているネットワーク 環境に接続する場合は、単にそのネットワークに接続するよう設定を行なうだけ です。また、お使いのコンピュータから直接インターネットに接続するような 場合は、インターネット接続を取り持つプロバイダ (ISP) にアクセスするため、 ハードウエア設定とアクセス設定を行なう必要があります。
下記のチェックリストをご覧になり、インターネット接続を設定する際に必要な データが全てそろっているかどうか、ご確認ください。
お使いのコンピュータがインターネットに直接接続されている場合は、まずは その接続を行なうためのハードウエアを設定する必要があります。この ハードウエアは内蔵デバイス (たとえば ISDN カード) である場合もありますし、 外付けのデバイス (たとえばモデム) である場合もあります。多くの場合、 これらは自動的に検出されます。
次にインターネット接続プロバイダ (ISP) が提供する各種データ (たとえば ログイン認証情報やゲートウエイ、ネームサーバ (DNS) など) を入力します。 ご利用の ISP から、必要な全てのデータを受け取っていなければなりません。
ハードウエアと ISP データの設定が完了したら、あとはインターネット接続を 管理することのできる NetworkManager を使用してください。詳しくは 第5章 NetworkManager の使用 をお読みください。
DSL 接続の場合は、各種の異なる一対一プロトコル (PPP) を利用する DSL デバイスが存在します:
PPP over Ethernet (PPPoE) プロトコルを使用する方法。外付けの DSL モデムとの間を、通常のイーサネットカードで接続します。オーストリア では Point-to-Point Tunneling Protocol (PPTP) を使用しています。 PPTP の場合、外付けのモデムにも固定の IP アドレスを設定します。
PPP over ATM (PPPoATM または PPPoA) プロトコルに対応した内蔵 DSL モデムを使用する方法。
ADSL 向け CAPI 対応の内蔵 ADSL Fritz カードを使用する方法。
DSL 設定モジュールには、いくつかの国に対応した有名 ISP のデータリストが 含まれています。ご利用の ISP が一覧に存在しない場合は、名前解決 (DNS) と IP アドレスの割り当てをどのように処理するのかについて、情報を持っておく 必要があります (ほとんどの場合、接続時に自動で取得します) 。また、 ISP を一覧から選択するかどうかに関わらず、ログイン名とパスワードの入力が 必要です。
設定方法について詳しくは、 項 「DSL」 (第21章 ネットワークの基礎, ↑リファレンス) をお読みください。
お使いの内蔵 ISDN カードが自動検出されない場合は、そのデバイスの製造元 と機器名を知っておく必要があります。
![]() | ISDN モデムまたはターミナルアダプタ |
|---|---|
外付けの ISDN モデムやターミナルアダプタをご利用の場合は、 4.1.3項 「モデム接続でのチェックリスト」 をお読みください。 | |
ISDN デバイスを設定するには、下記の情報が必要です:
ISDN のプロトコル (お使いの国によって異なります) 。
エリアコードと電話番号。
インターフェイスの種類 (SyncPPP または RawIP) 。 どちらであるのかわからない場合は、 SyncPPP を選択してください。 RawIP は特定の電話システムに接続する場合にのみ使用するためです。
お使いのプロバイダから固定の IP アドレスが割り当てられている場合、 ダイヤルインサーバとゲートウエイのローカル、およびリモート IP アドレス。
ISDN 設定モジュールには、いくつかの国に対応した有名 ISP のデータリストが 含まれています。ご利用の ISP が一覧に存在しない場合は、名前解決 (DNS) と IP アドレスの割り当てをどのように処理するのかについて、情報を持っておく 必要があります (ほとんどの場合、接続時に自動で取得します) 。また、 ISP を一覧から選択するかどうかに関わらず、ログイン名とパスワードの入力が 必要です。
設定方法について詳しくは、 項 「ISDN」 (第21章 ネットワークの基礎, ↑リファレンス) をお読みください。
お使いのモデムが自動検出されない場合は、そのデバイスがどのポートに接続 されているのか (シリアルポートまたは USB ポート) を知っておく必要が あります。なお openSUSE® では、全ての USB モデムおよび内蔵モデム に対応しているというわけではないことにご注意ください。
また、モデム設定モジュールには、いくつかの国に対応した有名 ISP のデータ リストが含まれています。ご利用の ISP が一覧に存在しない場合は、ダイヤル イン番号を知っておく必要があるほか、名前解決(DNS) と IP アドレスの割り 当てについて、どのように処理するのかを知っておく必要があります (ほとんど の場合、接続時に自動で取得します) 。また、 ISP を一覧から選択するか どうかに関わらず、ログイン名とパスワードの入力が必要です。
設定方法について詳しくは、 項 「モデム」 (第21章 ネットワークの基礎, ↑リファレンス) をお読みください。
ケーブル TV 経由でインターネット接続を行なうには、ケーブルモデムと呼ばれる ものが必要です。この種類のモデムはイーサネットケーブルでコンピュータと接続 を行ないます。そのため、そのケーブルモデムに合わせてお使いのネットワーク カードを設定するだけで、インターネットに接続することができます。 詳しくは 項 「ケーブルモデム」 (第21章 ネットワークの基礎, ↑リファレンス) をお読みください。
お使いのマシンを、既にインターネット接続が行なわれているネットワークに 接続する場合は、とても簡単な作業だけで済みます (単にネットワークカードを 設定し、既存のネットワークにつなぐだけです) 。このような作業は、大企業の ネットワークだけでなく、一般家庭であっても同じです。お使いのマシンが ルータ (DSL ルータなど) だけに接続されている場合であっても、それは インターネット接続が行なわれているネットワークと同じであると見なせます。 また、ネットワーク環境が無線であっても有線であっても同じです。
![]() | ルーティングとネームサービス (DNS) |
|---|---|
下記の手順では、ネットワークが既にインターネットに接続されていて、 ルーティング (経路制御) とネームサービス (DNS) の提供を受けていることを 前提にしています。これらのサービスがルータから提供される環境の場合は、 本設定を行なう前に、ルータが正しく設定されていることを確認してください。 | |
お使いのネットワーク環境が DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) のサービスを提供している場合は、ネットワークカードの設定時に適切な チェックボックスに印を付けるだけで作業は完了です (必要となる全ての パラメータは、 DHCP サーバから提供されます) 。
DHCP のサービスを提供していない場合は、ネットワーク管理者に下記の 情報を問い合わせてください:
ホスト名
ネームサーバ (DNS サーバ)
ゲートウエイ
有線ネットワーク環境での設定の詳細は、 項 「YaST を利用したネットワークカードの設定」 (第21章 ネットワークの基礎, ↑リファレンス) をお読みください。 また、無線ネットワーク環境での設定の詳細は、 項 「YaST を利用した設定」 (第32章 無線 LAN, ↑リファレンス) をお読みください。