KDE クイックスタート

openSUSE 11.3

12/28/2010


目次

1. はじめに
2. プログラムの起動
3. メディアの処理
4. デスクトップのカスタマイズ
5. デスクトップ効果の適用
6. 仮想デスクトップの使用
7. ファイルマネージャの使用
8. Firefox を利用したインターネット閲覧
9. パスワードの管理
10. 電子メールとカレンダー
11. Kopete でのインスタントメッセージング
12. OpenOffice.org の起動
13. PDF ファイルやその他の文書の閲覧
14. データの検索
15. CD や DVD の作成
16. デジタルカメラの画像コレクション管理
17. 楽曲コレクションの管理
18. ログアウト
19. さらなる情報
20. 使用条件・免責事項
21. GNU Free Documentation License
22. GNU フリー文書利用許諾契約書 (日本語訳)

概要

openSUSE® では、 Linux* ユーザが日々の作業を行なうのに必要な各種ツールを 提供しています。また、使いやすいグラフィカル環境である KDE* デスクトップも提供 されていて、このデスクトップ環境により基礎となる Linux システムのファイルや フォルダ、プログラムに対してアクセスや管理などを行なっています。 さらに、 openSUSE には幅広い範囲の用途 (オフィス、 マルチメディア、インターネット) に対してアプリケーション統合環境が用意されて います。 それ以外にも様々なフォーマットに対応した OpenOffice.org スイートも 提供されています。このオフィススイートは複数のオペレーティングシステムに対応して いるため、同じデータを複数のコンピュータ環境で利用することができます。

1. はじめに

お使いのシステムを起動すると、通常はユーザ名とパスワードを尋ねられます。 お使いのシステムがご自身でインストールされたものでない場合は、システム管理者に ユーザ名とパスワードをお尋ねください。

KDE に初めてログインすると、 KDE デスクトップとともに以下に示す基本項目が 表示されます:

デスクトップフォルダ:  既定では、デスクトップフォルダは ~/Desktop ディレクトリの内容を表示します。このディレクトリにファイルを作成すると、 デスクトップフォルダ内にも表示されるようになります。

デスクトップのコンテキストメニュー:  デスクトップ上の何もない領域でマウスの右ボタンを押すとコンテキストメニューが 表示されます。ここからデスクトップの外観を設定したりすることができるほか、 パネルやウイジェットをデスクトップに追加したりデスクトップの設定を行なったり、 ウイジェットの位置を固定したり、現在のセッションを終了したり画面の施錠 (ロック) を行なったりすることができます。

デスクトップのツールボックス:  デスクトップの右上にあるアイコンにマウスのポインタをあわせると、ウイジェットを 追加したり施錠 (ロック) したりするためのメニューを表示することができます。

KDE パネル:  既定ではお使いの KDE デスクトップのパネルには左側に メインメニュー が表示され、そこから右にウイジェットやプログラムアイコン、パネル設定アイコン などが表示されています。パネル内のアイコンにマウスのカーソルを合わせると、 簡単な説明が表示されます。

2. プログラムの起動

プログラムの起動は メインメニュー から行なうことができるほか、 シェルを利用してコマンドラインから起動したり、 コマンドを実行 から起動したりすることもできます。また、デスクトップ上やパネル上にあるアイコンを 選んでマウスの左ボタンを 1 回押すことでも起動することができます。

2.1. メインメニューの使用

メインメニュー を表示するにはパネル内の メインメニュー アイコンをマウスの左ボタンで押すか、もしくは Alt+F1 を押します。 メインメニューには様々な項目が含まれています。一番上には検索機能があり、一番下には いくつかの主要な機能にアクセスするためのタブがあります。また、メニューにはお使いの コンピュータのホスト名とログイン名が表示されます。

お気に入り には、主なアプリケーションに素早くアクセスするための 既定の選択肢が表示されます。一方 アプリケーション には、お使いの コンピュータにインストールされている全てのアプリケーションが表示されます。メニュー 構造をたどるには、マウスでそれぞれの項目を選んで左ボタンを押してください。あとは 左右にある矢印アイコンを利用して進んだり戻ったりすることができます。また、 コンピュータ最近使ったもの は、頻繁に 使用する場所やアプリケーション、ドキュメントにアクセスする機能を提供します。最後に ある 終了 は、ログアウトや画面の施錠 (パスワードを入力する ことでのみ再度アクセスできるようになる機能) のほか、コンピュータのシャットダウンや 再起動などの退出の選択肢を提供しています。コンピュータによっては、セッションをメモリ 内またはディスクにサスペンド (一時停止) することができる場合もあります。

しばしば特定のアプリケーションを使用する場合で、毎回メニュー構造をたどる ような作業を行ないたくない場合は、 お気に入り のタブに アプリケーションを登録することができます。他のタブにあるアイコンを選んで マウスの右ボタンを押し、 お気に入りに追加 を選択して ください。

2.2. コマンド実行ダイアログの使用

KRunner はプログラムを素早く起動することのできるヘルパーアプリケーションです。 また KRunner 以外にもアプリケーションや場所を検索するための機能が提供されて います。

コマンドを実行 ダイアログを表示するには、 Alt+F2 を押します。 あとは表示されたダイアログから dolphin のようにコマンド を入力することで、アプリケーションを起動することができます。なおコマンドを 入力する際に、入力した内容に該当するアプリケーションやアクションの一覧が表示 されます。ハイライト表示された該当結果を選択して確定するには、 Enter を押してください。なお、アプリケーションを起動 するためのコマンドの多くは (全てではありません) 、アプリケーション名が小文字 で記述されています。

KRunner の機能は各種の機能を提供するプラグインによって拡張することができます。 入力フィールドの左側にあるスパナ型のアイコンをマウスの左ボタンで押すと、利用 可能なプラグインの一覧が表示されます。たとえば Konqueror で設定した Web ショートカット と呼ばれるものを使用し、ブラウザを 開くことなく検索エンジンで検索を行なったりすることができます。詳しくは 8.3項 「設定変更」 をお読みください。

2.3. プログラムの検索

メインメニューコマンドを実行 ダイアログではいずれも、アプリケーション名やコマンドを正確に知っていなくても プログラムを起動することのできる、検索機能を提供しています。アプリケーションを 検索するには、 メインメニュー 内の 検索 フィールドや コマンドを実行 のダイアログ内から、コマンドや アプリケーション名の一部を入力することで検索を行なうことができます。文字を 入力するごとに検索結果を狭める形で検索を行ないます。

入力フィールドの下には随時検索結果が表示されますので、ここから起動したい アプリケーションを選択することができます。

3. メディアの処理

CD や DVD をドライブに挿入した際、および取り外し可能なデバイス (USB メモリや リムーバブルハードディスクなど) を接続した場合には、デバイス通知ウイジェットが 表示され、小さなウインドウでこれを通知します。ここから、接続したデバイスの種類に よって利用可能な処理を選択することもできます。

たとえばデジタルカメラを接続した場合、 Gwenview や digiKam で写真をダウンロード することができます。ウイジェット内のデバイス項目を選んでマウスの左ボタンを押し、 利用可能な作業の中からいずれかを選択してください。また、お使いのコンピュータから デバイスを取り外したい場合は、デバイスの項目の右側にあるアイコンをお使いください。

4. デスクトップのカスタマイズ

個人的な好みに合わせるため、 KDE デスクトップの外観や振る舞いを設定することが できます。

4.1. デスクトップオブジェクトの施錠と解錠

デスクトップの各要素は、デスクトップ上での位置が動いてしまわないよう、指定した 位置に固定 (施錠) することができます。デスクトップの項目が施錠されていると、 お使いのデスクトップにオブジェクトを追加したり動かしたり、削除したりすることが できなくなります。

デスクトップの項目を施錠または解錠するには、デスクトップの右上にあるカシュー ナッツ型のアイコン (デスクトップツールボックス) をマウスの左ボタンで押し、 ウイジェットのロック (施錠) または ウイジェットのアンロック (解錠) を選んでください。

また、上記の方法以外にもデスクトップ上の何もない場所でマウスの右ボタンを押し、 ウイジェットをロック (施錠) または ウイジェットのロックを解除 (解錠) を選ぶことでもそれぞれを 行なうことができます。

4.2. 個別のデスクトップ要素に対する変更

本章では、個別のデスクトップ要素について設定を変更するためのいくつかの例を 示しています。

手順1 デスクトップへのプログラムアイコンの追加

アプリケーションへのリンクを作成し、デスクトップやパネル上に配置するには、 下記の手順で行ないます:

  1. メインメニュー のボタンをマウスの左ボタンで押し、 必要なアプリケーションを探します。

  2. プログラムの項目の上でマウスの右ボタンを押し、表示されたコンテキストメニュー から デスクトップに追加 を選択します。このメニューが 表示されない場合は、デスクトップ項目が施錠 (ロック) されている可能性が 考えられます。まずは 4.1項 「デスクトップオブジェクトの施錠と解錠」 の手順で 解錠してください。

  3. デスクトップ上でのアイコンの場所を変更するには、アイコンをマウスの左ボタンで 選択し、ボタンを押したまま希望の位置まで移動してボタンを放してください。

デスクトップからアイコンを削除するには、プログラムアイコンをマウスの右ボタンで 選択し、 この "アイコン" を削除 を選択します。

手順2 デスクトップまたはパネルに対するウイジェットの追加

  1. デスクトップにウイジェットを追加するには、デスクトップ上の何もない場所で マウスの右ボタンを押し、 ウィジェットを追加 を選択します。

    パネルにウイジェットを追加するには、パネル上の何もない場所でマウスの右ボタンを 押し、 パネルのオプション+ウィジェットを追加 を選択します。

    上記のメニュー項目が表示されない場合は、デスクトップ項目が施錠 (ロック) されている可能性が考えられます。この場合はマウスの右ボタンを押して ウィジェットのロックを解除 を選択してください。

  2. ダイアログボックスが表示されたらウイジェットを選択します。利用可能なウイジェット を辿るには、右端または左端にある三角形のボタンを押してスクロールしてください。 ウイジェットの選択を絞り込むには、左側にある入力フィールドに検索語句を入力するか、 もしくは右側にあるウイジェットカテゴリの一覧から選択を行なってください。

  3. 選択したウイジェットをデスクトップやパネル内に追加するには、そのウイジェットを マウスの左ボタンでダブルクリックしてください。これでダイアログボックスが閉じられ、 ウイジェットが追加されます。

デスクトップやパネルからウイジェットを削除するには、削除したいウイジェットをマウスの 右ボタンで選択し、 この "..." を削除 を選んでください。

手順3 デスクトップウイジェットの設定

  1. マウスのポインタをウイジェット上に置くと、半透明の枠がウイジェットの周囲に表示され ます。この枠には下記のようなシンボルが描かれています:

    半透明の枠が表示されない場合は、お使いのウイジェットが施錠 (ロック) されていることが 考えられます。まずは 4.1項 「デスクトップオブジェクトの施錠と解錠」 の手順で解錠して ください。

  2. ウイジェットの大きさを変更するには、枠内の縮尺表示のシンボルをマウスの左ボタンで 選択し、ボタンを押したままマウスをゆっくり移動させてください。ボタンを放すと、 そのサイズに設定されます。

  3. ウイジェットの向きを変更するには、枠内にある円を描く矢印シンボルをマウスの左ボタン で押し、ボタンを押したままマウスをゆっくり移動させてください。ボタンを放すと、 その向きに設定されます。なお、水平/垂直方向の向きに対して正確にウイジェットを 固定 できるようにするため、それぞれの向きに吸い付くような動きを 示すようになっています。もちろん必要であれば斜めに傾いた形で設定することも できます。

  4. ウイジェットの内容や設定、プロパティなどを変更するには、枠内のスパナ型のアイコンを マウスの左ボタンで押してください。設定ダイアログボックスが表示され、ここから様々な 設定を行なうことができます。

手順4 パネルの追加と削除

  1. デスクトップ上に複数のパネルを配置したい場合は、デスクトップ上の何もない場所で マウスの右ボタンを押し、 パネルのオプション+パネルを追加 を選択してください。新しい パネルを表わすカシューナッツ型のアイコンが表示されます。

    上記のメニュー項目が表示されない場合は、お使いのデスクトップが施錠 (ロック) されていることが考えられます。この場合はマウスの右ボタンを押し、 ウィジェットのロックを解除 を選択してください。

  2. パネルの設定オプションのアイコンや新しいパネルのカスタマイズについては、 手順5「パネルの設定」 をお読みください。

  3. パネルを削除するには、削除したいパネル内の何もない領域でマウスの右ボタンを 押し、 パネルのオプション+このパネルを削除 を選択してください。 なお、 openSUSE ではデスクトップ上に少なくとも 1 つのパネルが必要です。

手順5 パネルの設定

すべての KDE パネルは、必要に応じてカスタマイズすることができます。 クイック起動エリアやシステムトレイ内のメインパネル、または追加で作成したパネル 内にアプリケーションやウイジェットを追加することができます。パネルの各要素と 追加のパネルは、必要に応じて場所を移動することができるほか、完全に削除する こともできます。

  1. 現在表示されているパネルに対してオプションを設定するには、パネル内の何もない 領域でマウスの右ボタンを押し (またはパネルの端にあるカシューナッツ型の アイコンをマウスの左ボタンで押し) 、 パネルのオプション+パネルの設定 を選択してください。 パネルが表示を変え、設定オプションが現われます。

    メニュー項目やアイコンが表示されない場合は、お使いのデスクトップオブジェクト が施錠 (ロック) されていることが考えられます。この場合はマウスの右ボタンを押し、 ウィジェットのロックを解除 を選択してください。

  2. パネル内のオブジェクト (たとえばプログラムアイコンやページャ、システムトレイなど) をパネル内の異なる場所に移動するには、まず移動したいオブジェクトの上にマウス カーソルを合わせてください。するとマウスカーソルが十字型の表示になります。 あとはオブジェクトをマウスの左ボタンで選択し、移動先まで動かしてください。 もう一度マウスの左ボタンを押すと場所を設定することができます。

  3. 2 つのウイジェット間の距離を離すには、 スペーサーを追加 を使用します。右側にスペーサーウイジェットが表示されますので、配置したい場所 まで移動してください。

  4. パネルの幅を変更するには、設定パネルの左端または右端にある小さな矢印アイコンを マウスの左ボタンで押し、押したまま幅を調整して放してください。

  5. パネルの高さを変更するには 高さ ボタンをマウスの左ボタンで 押し、必要な高さまでマウスカーソルを移動して調整してください。

  6. 画面内の異なる端にパネルを配置するには、 スクリーンエッジ ボタンを使用します。マウスの左ボタンでこれを押し、押したままパネルを必要な 場所まで移動させて放してください。

  7. パネル内に追加のウイジェットが必要な場合は、 手順2「デスクトップまたはパネルに対するウイジェットの追加」 に書かれている手順で ウイジェットの追加 ボタンを押して追加してください。

  8. パネルからプログラムアイコンやウイジェットを削除するには、不要な項目をマウスの 右ボタンで選択し、メニュー項目からアイコンまたはウイジェットの削除を選択 してください。

    システムトレイ内のアイコンは通常、裏で動作するアプリケーションに紐付いています。 そのため、これらのアプリケーションを終了 (アイコンをマウスの右ボタンで選択し、 表示されたメニューから 終了 を選択) した場合にのみ、 これらのアイコンを取り除くことができます。

  9. パネルやウイジェットを不用意に移動したりしないようにするには、 ウイジェットをロック を選択します。

  10. 配置やその他の機能 (自動的に隠す設定など) を行なうには、 その他の設定 を選択してください。

  11. パネルの設定を必要に応じて変更し終えたら、最後に右橋にある赤い閉じるボタンを 押すと、パネル設定を閉じることができます。

手順6 デスクトップ背景の設定

デスクトップの背景は、画像やスライドショー、パターンや色などを表示するよう 設定することができます。またこれ以外にも、地球の地図や天気予報などを背景として 表示することもできます。

  1. デスクトップ上の何もない場所でマウスの右ボタンを押し、 デスクトップアクティビティの設定 を選択します。 すると設定ダイアログが表示されます。

  2. 壁紙 セクションでは、まずデスクトップの背景として設定 したいものを タイプ のドロップダウンリストから選択します。 あとの設定オプションは、ここでの選択によって異なります。

  3. たとえば壁紙に画像を設定するには、下記のように行ないます:

    1. タイプ では 画像 を選択します。

    2. 利用可能な壁紙からいずれかを選択するには、一覧内に表示された壁紙から選択を 行ないます。 新しい壁紙を取得 を選択すると、追加の壁紙を ダウンロードすることもできます。

    3. 任意の画像を使用するには、 開く を押してファイルシステム の中から画像ファイルを選択します。

    4. 続いて 配置 を設定します。

  4. 設定ダイアログ内でのその他のオプションは必要に応じて変更してください。 最後に OK を押すと設定を保存し、設定ダイアログを終了する ことができます。

4.3. 個人設定の変更

個人設定 は KDE デスクトップの多くのコンポーネントに対して 外観や動作の概要を変更するための機能で、ユーザに対して統合された設定環境を 提供しています。 個人設定 を起動するには、 メインメニュー から お気に入り+システム設定 を選択します。

一般詳細 のタブには、それぞれ異なる 分野の設定項目が用意されています。どのような設定ができるのかを確認するには、 それぞれのアイコンをマウスの左ボタンで押して項目をお読みください。なお、 設定内容によってはシステム管理者 (root) の許可が必要となる場合もあります。

設定項目は必要に応じて自由に変更してください。最後に 適用 を押すまでは変更した内容は反映されません。適用を行なう前に変更した内容を元に 戻すには、 リセット を押します。また、表示されているすべての 設定項目を既定値に戻すには、 標準設定 を押します。

最初の表示 (すべての設定分野を表示している状態) に戻るには、ダイアログの左上に ある 概要 ボタンを押してください。またウインドウの上部には 検索文字列 (たとえば スクリーンセーバー など) を入力する ための検索窓も用意されています。 検索 の欄に文字を入力して いくと、 1 文字ごとに検索結果を絞り込むことができます。

また、すべての設定分野に対して概要を知りたい場合、ツリービューでの表示にも対応 しています。 設定 ボタンを押し、 表示スタイル から設定を行なってください。

5. デスクトップ効果の適用

お使いのコンピュータが Xgl で 3D グラフィックに対応している環境の場合、 お使いのデスクトップを立方体のような形で表示したり、半透明や透明なウインドウを 表示させたり、デスクトップ画面を拡大/縮小表示したりするグラフィック効果を 利用することができます。それ以外にもシャドウ (影) やフェードイン/フェードアウト (溶明/溶暗) のほか、形を変形させるようなこともできます。 3D グラフィックカード をお持ちでない場合、いくつかの効果が利用できない場合があるほか、システムの性能が 落ちる場合もあります。お使いのシステムの性能が極端に低い場合は、 Alt+Shift+F12 を押してコンポジット (合成) 効果を無効に設定してください。

お使いのデスクトップにデスクトップ効果を設定するには、下記の手順で行ないます:

  1. まずは 4.3項 「個人設定の変更」 に書かれている手順で、 システム設定 を起動します。

  2. デスクトップ+デスクトップ効果 を選択し、 デスクトップ効果を有効にする を選択します。お使いのグラフィックカードが 3D に対応していない場合は、その 旨が通知されます。

  3. また、必要に応じて 共通設定 の項目を設定します。

  4. すべての効果 のタブでは、利用する効果を選択することが できます。それぞれの項目について簡単な説明を読むには、情報アイコン (電球型の アイコン) を押してください。効果が有効に設定されると、右側にあるスパナ型の アイコンが選択できるようになり、効果に対するキーボードショートカットなどの 設定を行なうことができるようになります。

  5. 選択した効果を適用するには、 適用 ボタンを押してください。

6. 仮想デスクトップの使用

デスクトップ環境はプログラムのウインドウを管理する機能のほか、複数のデスクトップ 上のタスクを管理する作業も行ないます。多数のプログラムを同時に起動するような利用 形態の場合、仮想デスクトップは画面上でのウインドウ配置の手間を減らすことができます。 たとえば、一方のデスクトップで電子メールや予定表の管理を、他方のデスクトップで 文書作成やグラフィックアプリケーションの利用などを行なうような利用形態が 考えられます。

手順7 アプリケーションを他の仮想デスクトップに移動する方法

アプリケーションは、それを起動したままの状態で別のデスクトップに移動したり、 すべてのデスクトップに表示したりすることができます。

  1. まずはアプリケーションを起動します。

  2. アプリケーションのタイトルバーをマウスの右ボタンで選択します。

  3. デスクトップへ移動 を選択します。

  4. アプリケーションを配置したいデスクトップを選択します。

  5. 表示するデスクトップを切り替えるには、パネル内にあるページャアプリケーションを 利用してデスクトップを選択してください。

手順8 仮想デスクトップの追加

仮想デスクトップはその数を設定できるほか、既定の名称や動作の割り当て、効果 アニメーションや切り替え用のキーボードショートカットをそれぞれ設定することが できます。

  1. 仮想デスクトップを追加するには、パネル内のページャ内でマウスの右ボタンを押し、 仮想デスクトップを追加 を選択します。新しい仮想 デスクトップがページャ内に表示されます。

  2. その他の設定オプションを表示するには、ページャ上でマウスの右ボタンを押し、 仮想デスクトップを設定 を選択します。

  3. 必要に応じてオプションを設定したら、最後に OK を押して ください。これで設定項目を適用し、ダイアログを閉じることができます。

  4. ページャ内での表示を番号ではなく名前で行ないたい場合は、ページャ内でマウスの 右ボタンを押し、 ページャの設定 を選択します。

  5. ラジオボタンの一覧から デスクトップ名 を選択し、 OK ボタンを押して閉じると、設定を適用してダイアログを 閉じることができます。

7. ファイルマネージャの使用

KDE 4 では Konqueror に代わって Dolphin が既定のファイルマネージャとして利用 できるようになりました。なお Konqueror は Web ブラウザとして (詳しくは 8項 「Firefox を利用したインターネット閲覧」 をお読みください) 残っています。 Dolphin を起動するには、パネル内のカード型のアイコンをマウスの左ボタンで押すか、 もしくは Alt+F2 を押してから dolphin と入力します。

7.1. Dolphin メインウインドウ

Dolphin のメインウインドウは下記の要素から構成されています:

メニューバー:  メニューバーにはファイルのコピーや移動、削除などを行なう項目が含まれている ほか、表示を変更したり追加のツールを起動したり、設定変更やヘルプ表示などの 機能が提供されています。

ツールバー:  ツールバーはメニューから利用できる各種機能のうち、よく使用されるものについて 素早く使えるようにするためのものです。それぞれのアイコンの上にマウスカーソル を合わせると、簡単な説明が表示されます。

場所バー:  場所バーは現在表示しているディレクトリへのパスを表示します。表示は 2 種類の 方法で行なうことができます。 1 つ目は パンくずリスト 形式と 呼ばれ、それぞれのディレクトリ項目で 1 つのアイコンを表示する方法です。 このビューでは "パンくず" と呼ばれる各アイコンを選択することで、 そのディレクトリに移動することができます。 2 つ目は編集可能なテキスト形式で 表示する方法で、現在のディレクトリをそのまま表示します。

パネル:  既定では Dolphin は 場所情報 のパネルを表示しています。 場所 パネルはホーム ディレクトリやファイルシステムのルート (/) 、ごみ箱 やリムーバブルメディアなどのよく使用される場所に対して、素早くアクセスする ことのできる機能を提供します。他方の 情報 パネルは 現在選択している項目の詳細情報を表示するパネルで、分類項目やタグ、コメント などを設定することができます。また、メインウインドウには他のパネルを追加 することもできます。

表示項目 (作業領域):  表示項目にはその時点で選択されているディレクトリやファイルの内容が表示されます。 既定では起動時にホームディレクトリの内容が表示されます。また、特に何も設定して いなければフォルダやファイルのアイコンをマウスの左ボタンで選択すると、それらに 対応する動作を行ないます。ファイルであれば関連づけられたアプリケーションで 指定のファイルを読み込むほか、フォルダの場合はそのフォルダを開きます。

ステータスバー:  選択した項目に対し、ファイルの種類とサイズを表示することができるほか、 アイコンや表示項目での項目サイズを拡大/縮小したりすることができます。

7.2. Dolphin を利用したファイルとフォルダの管理

ファイルのコピーや移動、作成や削除を行なうには、該当するフォルダやファイルに 対して作業を実行するのに必要なアクセス許可が必要です。

ファイルやフォルダをコピー/移動/削除するには、下記の手順で行ないます:

  1. Dolphin で 1 つまたは複数のファイルを選択するには、マウスカーソルをファイル やフォルダの上に移動させてください。このときマウスのボタンは押さないで ください。カーソルを合わせると左上に緑色の十字が表示されますので、これを マウスの左ボタンで押してください。これで選択を行なうことができます。選択から 外すには、選択済みのものに再度マウスカーソルを合わせ、表示された赤色のマイナス 印を左ボタンで押してください。

    この方法以外にも、 Ctrl キーを押しながら選択したい 項目をマウスの左ボタンで選ぶことでも同じことを行なえます。

  2. 選択を行なったらマウスの右ボタンを押し、表示されたコンテキストメニューから コピー または 切り取り (移動する場合) を選択します。

  3. 次に移動先またはコピー先のフォルダに移動します。

  4. 現在の場所に新しいフォルダを作成する場合は、 ファイル+新規作成+フォルダ を選択 するか、もしくは F10 キーを押します。 あとは作成するフォルダの名称を入力して Enter を押します。

  5. ステップ 2 に示されている手順で切り取りまたはコピーした 項目を貼り付けるには、宛先のフォルダでマウスの右ボタンを押し、 貼り付け を選択します。すると、そのディレクトリに移動または コピーが行なわれます。

  6. ファイルやフォルダを削除するには、メインの表示項目で項目をマウスの右ボタンで選択し、 表示されたコンテキストメニューから ごみ箱に移動 を選択します。 これで選択した項目をごみ箱に移動することができます。ごみ箱に移動した後はその 項目を元に戻すことができるほか、完全に削除することもできます。

現在のディレクトリに対して特定のファイル名で素早くフィルタを設定するには、まず Ctrl+I を押して Dolphin メインウインドウの下部に入力フィールドを表示させます。あとはファイル名の 一部を入力すると、現在のディレクトリ内でその検索文字列に該当するファイルだけが 表示されるようになります。より詳しい検索や高度な検索を行なう場合は、 Ctrl+F を押して KFind をご利用ください。詳しくは 14.1項 「KFind の使用」 を お読みください。

7.3. Dolphin の設定

Dolphin では必要に応じて外観や全体の設定を変更するための様々なオプションを提供して います。

手順9 表示の変更

  1. 場所バーを "パンくず" ビューから編集可能なテキストビューに変更する には、 F6 を押します。これでディレクトリを入力できるように なります。ディレクトリの入力が終わったら Enter を押すと、 パンくずビューに戻ります。

    場所バーの内容を消去するには、左側にある X 印を押します。 パンくずビューに戻すには、 Ctrl+L を押してください。

  2. 現在表示されているフォルダの表示形態を変更するには、 アイコン, 詳細, カラム のいずれかのボタンを 押します。 Dolphin ではそれぞれのフォルダに対して、設定した表示形態を 記憶します。 現在のフォルダを 2 列で表示させるには、 分割 または F3 を押します。分割したあとはそれぞれの表示で異なる ディレクトリを表示できるため、ファイルやフォルダの移動やコピー、比較などを 行ないやすくなります。もう一度 F3 を押すと分割ビューを 終了することができます。

  3. Dolphin に対して隠しファイルを表示するように設定するには、 表示+隠しファイルを表示 を選択します。

  4. 作業領域にファイルの詳細情報 (たとえばパーミッションや所有者情報など) を表示するには、 表示+追加情報 を選択し、それぞれ表示したい 項目を選んでください。

  5. 場所 パネルに表示されるディレクトリを追加するには、 作業領域から表示したいフォルダをマウスの左ボタンで選択し、ボタンを押したまま 場所パネルまで移動させてボタンを放します。 場所 パネルに 入っている項目に対しては、項目を選んでマウスの右ボタンを押すと表示される コンテキストメニューから、隠したり編集したり削除したりすることができます。

  6. メインウインドウにパネルを追加するには、 表示+パネル を選択して、追加したいパネルを 選びます。それぞれ フォルダ, ターミナル などのパネルを追加することができます。

Dolphin のメインウインドウからパネルを切り離すには、各パネルの上部にあるタイトル バー (パネル名を表示している箇所) をマウスの左ボタンで押し、ボタンを押したまま デスクトップ側に移動させてボタンを放してください。切り離したパネルを Dolphin のウインドウに戻すには、同じくマウスの左ボタンで押したまま、パネルをメインウインドウの 内部まで移動させてください。

手順10 Dolphin の全体動作の変更

Dolphin の全体動作や表示方法を変更するには、 設定+Dolphin を設定 を選択し、 Dolphin 設定ダイアログから設定を行ないます。

  1. すべてのフォルダに対して同じ表示形態を使用したい場合は、左側のサイドバーで 全般 を選択してから すべてのフォルダに共通のプロパティを使う を選択します。左側のサイドバーで 表示モード を選択すると、 個別の表示モードに対する設定を行なうことができます。設定を変更したら 適用 を押すと設定を保存することができます。

  2. Dolphin の起動時に異なるディレクトリを表示したい場合、もしくは場所バーに 対して恒久的に "パンくず" ビューではなく通常のテキスト表示を 行なわせたい場合は、左側のサイドバーから 起動時 を選んで 必要な設定を行なってください。

  3. Dolphin のコンテキストメニューに表示される項目やサービスを設定するには、まず サイドバーで 全般 を選択します。あとは コンテキストメニュー を選択して表示したい項目を選んで ください。サイドバーで サービス を選択すると、 コンテキストメニューに表示するサービスを選択することもできます。

  4. 設定を終えたら OK を押すと、設定を適用して Dolphin の 設定ダイアログを閉じることができます。

8. Firefox を利用したインターネット閲覧

Konqueror (KDE 既定の Web ブラウザ) に加え、 openSUSE では Firefox Web ブラウザを既定のブラウザとして提供しています。 Konqueror や Firefox を起動 するには、 Alt+F2 を押してから konqueror または firefox と入力してください。

タブ表示やポップアップウインドウの制御、ダウンロードや画像の管理など、いずれの Web ブラウザとも最新の Web 技術が提供されています。また、様々なサーチエンジンを 利用して必要な情報を検索することもできます。

インターネットの閲覧は URL を入力して始めます。新しい空白タブを開くには、 Ctrl+T を押します。新しいタブでリンクを開くには、開きたいリンクをマウスの中央ボタンで 押します。また、タブ自身をマウスの右ボタンで押すと、さらなるタブオプションを 表示させることができます。ここから新しいタブを作成することができるほか、タブで 表示されているもの (1 つまたはすべて) を再読み込みしたり、閉じたりすることが できます。それ以外にも、タブをマウスの左ボタンで押し、押した状態のまま必要な 場所まで移動させてボタンを放すと、タブの順序を入れ替えることもできます。

8.1. 情報検索

いずれのブラウザにも様々な検索オプションが用意されています。 Web 上の情報を 検索することができるほか、現在表示されている Web ページ内で単語検索を行なう こともできます。

手順11 Web 検索

  1. Web 上の情報を検索するには、まず右上の検索バーの左側にあるアイコンを押し、 利用可能な検索エンジンの一覧を表示します。

  2. 利用したい検索エンジンを選んでから、入力フィールドにキーワードを入力します。

  3. Enter を押すと検索を行なうことができます。

  4. Firefox や Konqueror で現在表示されている Web ページ内を検索するには、まず Ctrl+F を押してウインドウの下部に検索バーを表示ます。あとは表示された入力フィールドに 検索したい文字列を入力してください。横にあるボタンなどを利用すると、検索する 方向を変えることができるほか、 大文字/小文字を区別 などの オプションを設定することもできます。

Konqueror の場合、 Web 上を素早く検索するために Web ショートカットと呼ばれる 機能が提供されています。たとえば Google サーチエンジンを利用して yast を検索したい場合、 Konqueror の場所バーに gg:yast と入力 (コマンドを実行 ダイアログからでもかまいません) し、 Enter を押します。

Google に設定された gg や Wikipedia に設定された wp 以外にも、さらなる Web ショートカットを設定することが できます。詳しくは 8.3項 「設定変更」 をお読みください。

8.2. Web からのファイルダウンロード

Firefox や Konqueror を利用してファイルをダウンロードする場合、ダイアログ ウインドウが現われてファイルを保存するか特定のアプリケーションで開くかを選択 するように促されます。また、各ファイルタイプによって選択した動作を記憶させる こともできます。 Firefox では Firefox の設定 で設定した フォルダにファイルを保存し、 ダウンロード ダイアログに ダウンロードしたものを表示します。

ここからダウンロードしたファイルを開くには、開くファイルを選んでマウスの右 ボタンを押し、 開く を選択します。ダウンロード済みの ファイルについて、その履歴を消去するには 履歴の消去 を 押してください。

8.3. 設定変更

Konqueror, Firefox とも、様々な設定を変更することができます。 Konqueror の場合、設定ダイアログは 設定+Konqueror を設定 を選択します。 Konqueror の Web ブラウザとしての動作を変更するには、左側にあるサイドバーから Web 閲覧 内のサブカテゴリのいずれかを選択し、設定項目を 表示させてください。たとえば Konqueror の識別文字列を 隠蔽 し、 特定のサイトに対して異なるブラウザ (たとえば Internet Explorer*) であるかの ように認識させたりすることができます。これを行なうには、 ブラウザ識別情報 から 新規 を押して サイト固有の識別情報を設定してください。

Konqueror (または コマンドを実行 ダイアログ) の場合、 Web ショートカットを設定することもできます。 Konqueror の設定ダイアログで ウェブショートカット を選択し、まずは既に設定済みの ショートカットを表示させてください。新しいショートカットを設定するには、 新規 を押します。設定した内容を適用して設定ダイアログを 終了するには、 OK を押します。

Firefox の場合は、 編集+設定 を選択すると、 Firefox の設定 ダイアログを開くことができます。上部に表示された各アイコンを 選択すると、それぞれのカテゴリに対する設定オプションが表示されます。たとえば 既定のダウンロードフォルダを変更したい場合は 一般 を、 ポップアップウインドウの制御機能を変更したい場合は コンテンツ をそれぞれ選択します。 OK を押すと設定を保存することができます。

9. パスワードの管理

KDE アプリケーション (KMail や Konqueror など) 内で最初にパスワードを入力すると、 パスワードを保存するかどうかを尋ねられます。ここで はい を選択 すると KWallet のウイザードが起動します。 KWallet はパスワード管理ツールで、 パスワードを収集してそれらを 1 つまたは複数の暗号化ファイル (ウォレット と呼びます) に保存することができます。

KWallet を有効に設定するには、 基本設定 を選んで 次へ を押します。続いて表示されるウインドウでは はい、 KDE ウォレットを使用して個人情報を保存します。 を選択し、パスワードを入力します。ここで入力するパスワードは、次のステップで 作成する既定のウォレット (kdewallet という名称です) に対するマスターパスワードです。

[Warning]KWallet パスワードの保護

ウォレットのマスターパスワードを忘れてしまった場合は復元することができなく なってしまいます。さらに、マスターパスワードを他の利用者から知られてしまうと、 そのウォレット内にあるすべての情報を取得できてしまいます。

最後に 完了 を押すとウイザードを閉じることができます。 Konqueror や KMail などの他のアプリケーションから KWallet のウイザードを はじめて起動した場合は、 KWallet は新しく作成したウォレットにパスワードを 保存するため、パスワードをもう一度入力するように促します。初期設定を完了すると、 あとは必要なときに項目を閲覧したり検索したり、削除したりすることが自由にできる ようになります。以降は KDE が特定の資源に対して認証が必要であると判断すると、 KWallet が自動的に起動するようになります。もちろん自動起動の有無にかかわらず 必要なときに追加のデータを設定することができます。 KWallet の設定を変更する には、 Alt+F2 を押して kwalletmanager と入力してください。 KDE ウォレットマネージャ が起動したら、 設定+ウォレットを設定 を選択すると、設定を行なうことができます。

KWallet は複数の KDE アプリケーションのパスワードを集中管理するように設計されて いますが、 Firefox でも Web サイトのユーザ名とパスワードを管理する機能が備え られています。パスワードを入力したあとに表示されるボタンから 記憶する を選択すると、お使いのハードディスクに暗号化された 形式でパスワードを保存します。次回以降に同じサイトにアクセスした場合、 Firefox は自動的にログイン項目に記入を行ないます。

Firefox で保存されているパスワードを閲覧したり管理したりするには、 編集+設定+セキュリティ+保存されているパスワード... を選択します。

10. 電子メールとカレンダー

電子メールや予定表を読んだり管理したりするには、個人情報管理ツール (PIM) として Kontact を利用するのがよいでしょう。 Kontact は KMail や KOrganizer, KAddressBook などの KDE アプリケーションに対しても 1 つのインターフェイスで 統合的なアクセスを行なうことができます。これにより電子メールとカレンダー (予定表) 、 アドレス帳などの PIM 機能に簡単にアクセスできるようになります。また、 Kontact は 複数のメールアカウントを管理することができます。

10.1. Kontact の初回起動

Kontact を起動するには、 Alt+F2 を押して kontact と入力します。 KMail などのコンポーネントへのアクセスは、それぞれ左側にある サイドバーからアイコンを選択することで行なうことができます。

メールを送信したり受信したりする前に、まずは電子メールの識別情報とアカウント を設定しなければなりません:

  1. まずは左のサイドバーから電子メールを選択し、メニューから 設定+KMail を設定... を選択します。

  2. 左側の一覧から 個人情報 を選択し、 KMail が自動的に 作成した項目を選択します。選択したら 編集 を押し、 名前と電子メールアドレスを入力し、 OK を押します。

  3. 次に左側のサイドバーで アカウント を選択し、 受信送信 に少なくとも 1 つずつアカウントを作成するため、それぞれで 追加 ボタンを押します。 (必要であれば、複数のメールアカウントを設定することも できます)

    通常は受信/送信のアカウントに対し、 アカウントの種類 (Account Type), (受信または送信) メールサーバ (Incoming/Outgoing mail server), ポート を設定する 必要があります。アカウントによっては暗号化や認証オプションを設定する必要が ある場合もあります。設定や項目の選択でよくわからない項目がある場合は、 お使いのインターネットサービスプロバイダやシステム管理者にお尋ねください。

  4. 受信と送信でそれぞれ 1 つ以上のアカウントを設定したら、 OK ボタンを押して設定を完了します。

新しいメールを作成して送信するには、 Kontact の左側にあるサイドバーから メール アイコンを選択し、 Ctrl+N を押して メール作成ウインドウを表示させます。メールの作成が終わったら、 送信 を押すとその場ですぐに送信することができます。 複数のメールアカウントを設定している場合は、 送信 ボタンを 押したままにしているとアカウントの一覧が表示されますので、そこから発信元として 利用したいアカウントを選択してください。

11. Kopete でのインスタントメッセージング

Kopete は複数の相手とインターネット上でチャット (会話) を行なうことのできる オンラインメッセンジャーアプリケーションです。 Kopete は現在、 AOL* Instant Messenger (AIM), Gadu-Gadu, GroupWise® Messenger, ICQ, Jabber*, SMS, Yahoo!* など、多数のメッセンジャープロトコルに対応しています。インスタント メッセージング (IM) を利用できるようにするには、まず IM サービスを提供する プロバイダに対して登録を行ない、 Kopete 側で登録したアカウントを設定しなければ なりません。

Kopete を起動するには、 Alt+F2 を押してから kopete と入力します。初めて起動した場合は、 Kopete のウインドウ内の下のほうにある スパナ型のアイコンを押し、アカウントを作成してください。 Kopete では メッセージングサービスの選択やユーザ名/ ID などのアカウント情報の入力、 およびサーバ名とポート/パスワードなどの認証情報について、それぞれセットアップ ウイザードによるガイドが行なわれます。選択したメッセージングサービスに対して プロバイダにアカウント登録を行なっていない場合は、 新規アカウント登録 を押してください。するとブラウザの ウインドウが表示され、登録のためのユーザ情報の入力を求められます。登録が完了 したら Kopete に戻り、表示された情報で設定を行なってください。アカウントの 登録は、 完了 ボタンを押すことで完了することができます。

アカウントの設定を行なったあとオンラインに設定すると、 Kopete のメイン ウインドウに連絡先 (コンタクト) を登録できるようになります。 Kopete の表示が オフライン になっている場合は、 ファイル+状態をセット+オンライン を選択してください。 このとき、場合によってはパスワードの入力を求められる場合があります。 接続が完了したら ファイル+コンタクトを追加 を選択し、追加を行ないたい Kopete のアカウントを選択してください。あとは連絡先のデータを入力するか、 もしくは連絡先を検索して OK を押します。

その時点でオフラインの状態であるものも含めて全ての連絡先を表示するには、 設定+オフラインユーザを表示 を選択します。

誰かとチャット (会話) を行なうには、相手の連絡先を選んでから下部のチャット ウインドウに送信したいメッセージを入力してください。 Enter を押すとメッセージを送信することができます。ウインドウの上部には、送信した メッセージと受信したメッセージの両方が表示されます。

12. OpenOffice.org の起動

Office スイートである OpenOffice.org はワードプロセッサやスプレッドシート (表計算) 、 プレゼンテーションやベクトル描画、データベースコンポーネントを含む、オフィス 環境で必要なソフトウエアの完全セットを提供しています。 OpenOffice.org は様々な オペレーティングシステムで利用できるソフトウエアであるため、異なる コンピューティング環境で同じデータを扱うことができます。

OpenOffice.org を起動するには Alt+F2 を押し、 ooffice と入力します。新しいドキュメントを 作成するには、 ファイル+新規作成 を選択し、作成するドキュメントの種類を選択します。既存の ドキュメントを開くには 開く を選択し、ファイルシステム 内から開くファイルを選択します。

13. PDF ファイルやその他の文書の閲覧

プラットフォームをまたがって共有されたり印刷されたりする文書については、 PDF (Portable Document Format) 形式を利用することができます。たとえば OpenOffice.org スイートなどで PDF 形式のファイルを保存すると、 KDE の既定のドキュメント ブラウザである Okular で閲覧することができるようになります。

13.1. Okular ドキュメントビューアの使用

PDF ファイル以外にも Okular は様々なファイルフォーマットに対応しています。 PostScript や各種の画像フォーマットのほか、 OpenDocument フォーマット (ODF) や OpenDocument text (ODT), eBook フォーマット (ePub), Microsoft* コンパイル済み HTML ヘルプ (CHM) にも対応しています。 Okular ではほかにも、 ブックマークや注釈付け機能、フォームフィールドやマルチメディアコンテンツへの 対応、ページの回転機能などにも対応しています。

Okular を起動するには、メインメニューから作業を行なうか、もしくは Alt+F2 を押して okular と入力します。

文書を開くには、 ファイル+開く を選び、ファイルシステムから必要な ファイルを選択します。文書内の移動は、それぞれウインドウの上部または下部にある ナビゲーションアイコンを利用します。ご利用の PDF 文書がブックマーク機能を 持っている場合は、左側にブックマークが表示されます。一番左側にあるナビゲーション パネルで選択した項目によって、サイドバーには 目次, サムネイル, 注釈, ブックマーク のいずれかが表示されます。サイドバー内に表示 された項目や文書全体から特定の文字列でフィルタをかけるには、サイドバー上部に あるテキスト入力用のフィールドに検索文字列を入力してください。また、 Okular 内からファイル内のテキストや画像を選択したい場合は、ツールバー内の 選択 アイコンをしばらく押し続け、表示されたコンテキスト メニューからいずれかを選択してください。 閲覧 アイコンを 押すと元の閲覧モードに戻ることができます。

手順12 ブックマークと注釈作業

Okular では特定の文書内のテキストに対してハイライト設定 (マーカー) を行なったり、 注釈やブックマークを設定したりして文書のレビューを行ない、それをファイルのメタ データとして保存することができます。なお、追加した注釈とマーカーは文書内には 保管されないため、これらを保存したり他のユーザに渡したりすることはできません。

  1. ページにブックマークを追加するには、サイドバーまたは表示フィールドからマウスの 左ボタンでページを選択し、 Ctrl+B を押してください。これで指定したページが 左側の ブックマーク サイドバー内に追加されます。 ブックマーク内の項目を選んでマウスの右ボタンを押すことで表示されるコンテキスト メニューからは、そのブックマークへの移動や名前の変更、削除を行なうこと ができます。

  2. あるページに対して注釈を設定するには、 F6 を押すと 表示されるツールバーから、いずれかの項目を選んでください。注釈は 注釈 の一覧内に保管され、注釈を作成したユーザのログイン名 とともにフラグが設定されます。サイドバー下部のアイコンを利用すると、ページ ごとや著者ごとに注釈をグループ分けすることができるほか、現在のページに対する 注釈だけを表示するように設定することもできます。

  3. ポップアップノートを開いたり注釈に対してテキストを設定したりしたい場合 (または 注釈を削除したい場合) は、 注釈 の一覧から設定したい 項目をマウスの右ボタンで選び、メニュー項目を選択してください。追加した 注釈やマーカーは自動的にファイルに添付されるため、別途保存作業を行なう必要は ありません。

13.2. Acrobat Reader の使用

Acrobat Reader は既定では利用できませんが、 YaST から acroread パッケージをインストールすることで、利用する ことができるようになります。 Acrobat Reader を起動するには、 Alt+F2 を押してから acroread と入力してください。 ファイル+開く を選択し、 閲覧したい PDF ファイルを選んで 開く を押すと閲覧できます。

14. データの検索

KDE では、お使いのコンピュータ内やファイルシステム内のデータを検索する アプリケーションとして、複数のものが提供されています。 1 つは KFind と呼ばれる もので、ここで説明を行なっています。

14.1. KFind の使用

基本的な検索を行なう場合でも高度な検索を行なう場合でも、 KFind で検索を 行なうことができます。 KFind の起動は メインメニュー から アプリケーション+ファイル/フォルダを検索 を選択するか、 もしくは Alt+F2 を押して kfind と入力します。

手順13 名前での検索

ファイル名 (またはファイル名の一部) を検索文字列として検索するには、 下記の手順で行ないます:

  1. ファイル名の全体または一部を 名前 の入力項目に記入 します。アスタリスク (*) などのワイルドカードを利用して ファイル名の一部分を指定することができます。

  2. 次にファイルを検索するフォルダを指定します。 参照 の 欄にフォルダのパス名を入力するか、もしくは ブラウズ を押してパスを選択します。

  3. サブフォルダ内も検索する場合は、 サブフォルダを含める を選択します。

  4. 検索 を押すと検索が始まります。検索結果はダイアログの 下側に表示されます。検索結果のファイルやフォルダを直接開きたい場合は、 項目をマウスの左ボタンで選択してください。マウスの右ボタンで選択すると、 コンテキストメニューから処理を選択することができます。

手順14 内容やプロパティでの検索

より詳しい検索を行なう場合は、さらなるオプションを指定することができます。 オプションにはファイル内に含まれるべき文字列や作成日時/変更日時などを設定する ことができます。ファイルの内容やプロパティで検索を行なうには、下記の手順で 行ないます:

  1. 名前/場所 のタブでは、少なくともファイルを検索する パスを指定します。 名前 については指定しなくても かまいません。

  2. ファイルの内容で検索を行なう場合は、 内容 タブを 選択します。 次のテキストを含む の入力項目に、 ファイルに含まれるべき単語や語句を入力します。なお、このオプションは 全ての種類のファイルに対して動作するというものではありません。

  3. ファイルの作成日時や変更日時など、プロパティ情報で検索を行なう場合は、 プロパティ タブを選択して必要なオプションを設定します。

  4. 最後に 検索 を押すと検索が始まります。

15. CD や DVD の作成

CD や DVD に書き込みのできるデバイスをお持ちの場合は、 K3b を利用することで CD や DVD を作成することができます。 CD や DVD を作成するには、下記の手順で行ないます:

  1. Alt+F2 を押し、 k3b と入力します。これで K3b が起動します。

  2. メインメニューから ファイル+新しいプロジェクト+新しいデータプロジェクト を選択します。

  3. 左上にあるツリービューを利用し、書き込みたいファイルやフォルダを検索します。 ウインドウ内の右側に対象のファイルやフォルダが現われたら、対象をマウスの左 ボタンで選択し、ボタンを押したまま 現在のプロジェクト ウインドウ以下の場所まで移動し、ボタンを放します。これで選択したファイルや ディレクトリがプロジェクト内の一覧に記載されるようになります。

  4. 現在のプロジェクト 以下のツリービューのルート ディレクトリ (ツリー構造で最も根幹の分岐) でマウスの右ボタンを押し、 プロパティ を選択します。すると ファイルの プロパティ ダイアログが表示されますので、ここに作成するメディアの ボリューム名を入力して OK を押します。

  5. 最後に書き込み可能な CD または DVD のメディアをドライブに挿入し、 書き込む を押します。

  6. 書き込み のタブ内にある設定内容を確認します。通常は ほぼ全てのファイルに対して既定値のままで問題なく動作します。必要であれば、 ファイルシステム タブ内でさらなるオプションを設定する こともできます。

  7. 書き込む を押すと実際の書き込みが始まります。

16. デジタルカメラの画像コレクション管理

digiKam を利用すると、お使いのデジタルカメラの画像を簡単に管理できるように なります。カメラから写真をダウンロードしてそれらを編集/調整したり、アルバム の形でまとめたり (もしくは簡単に取り出せるようにアルバムに関係なくタグ付けを 行なったり) することができるほか、 CD や DVD に保存してまとめたり、 Web イメージギャラリとして公開することもできます。

また digiKam には便利な一括機能 (バッチ) やプラグインが用意されていて、 これらを利用することで複数の画像を様々なフォーマットに変換したり、複数の画像を 一括で名前変更したり、赤目の調整やシミなどを取り除いたり、ホットピクセルと 呼ばれる点を除去したりすることを自動的に行なったりすることができます。 様々なフィルタと効果プラグインにより、デジタルカメラの画像に対する作業を 支援できるというわけです。

digiKam を起動するには Alt+F2 を押してから digikam と入力します。初回の起動では、初回起動時用のウイザードが表示され、初期設定の ガイドを行ないます。

digiKam のメインウインドウには左側にツリービューが、右側に画像のサムネイルが それぞれ表示されています。画像に素早くアクセスするには左側のサイドバーをお使い ください。これにより異なるビューに切り替えたることができます。たとえば アルバムカレンダータグ検索 などのビューがあります。 digiKam の閲覧/編集モードに入るには、画像のサムネイルをダブルクリックして ください。

17. 楽曲コレクションの管理

KDE の Amarok ミュージックプレーヤを利用することで、様々なフォーマットの楽曲を 再生することができるほか、プレイリストの作成やインターネットラジオ局からの オーディオストリーム聴取のほか、 Podcast を利用することもできます。なお、対応 するファイル形式は、 Amarok で使用するエンジンによって決まります。

Amarok を起動するには、 Alt+F2 を押して amarok と入力 します。初回の起動では、 Amarok は楽曲ファイルを検索するフォルダを尋ねます。

Amarok のメインウインドウには、左側に様々なビューを提供するサイドバーが あります。お使いのマシン上にあるローカルな楽曲コレクションのほか、 Podcast や インターネット上のストリーム放送、設定済みのプレイリストやファイルブラウザなど を表示することができます。中央部はコンテキストブラウザと呼ばれ、現在再生中の 楽曲に関する詳細情報が表示されます。ここには既定の設定ではアーティストの Wikipedia ページと楽曲の歌詞が表示されます。ウインドウの右側は現在のプレイリスト です。楽曲を再生するには、サイドバー内に楽曲を表示させて、それをマウスの左ボタンで 選択し、ボタンを押したままプレイリストの領域まで移動してボタンを放してください。 プレイリスト内にあるものの場合はダブルクリックをすれば再生が開始されます。

ご利用の楽曲ファイルが正しくタグ付けされていれば (少なくともアーティストと アルバム名の情報が必要です) 、 Amarok で提供されている便利な機能を 利用することができます。たとえば Amazon からアルバムのカバー画像を自動的に ダウンロードするには、 Tools+Cover Manager を選択して Fetch Missing Covers を押してください。そのアルバムを次回に再生したときには、 カバー画像がコンテキストブラウザとオンスクリーンディスプレイに表示されます。 アーティストについて詳しく知るには中央部にある Wikipedia ボタンを押し、 Amarok の検索機能を利用すると必要な Wikipedia 記事を読むことが できます。

他のエンジン (またはその他の Amarok 機能) を利用するには、 Settings+Configure Amarok を選択してください。

18. ログアウト

ログアウト (および実行中のシステムからの退出) のほか、コンピュータの再起動や シャットダウンを行なうことができます。

18.1. ログアウトとユーザ切り替え

パネル内にある メインメニュー ボタンを押し、 終了+ログアウト を 選択します。これで利用中のセッションを終了させることができますが、このままでは システムが起動したままになります。異なるユーザで別のセッションを並行して動作 させるには、ログアウトの代わりに 終了+ユーザを切り替え を選択してください。

18.2. コンピュータの再起動とシャットダウン

終了 を選択したあと、下記のいずれかを選択します:

スリープ

お使いのコンピュータが電源管理機能に対応している場合にのみ利用可能です。 これを選択すると、ログアウトを行なうことなくコンピュータを一時停止させる ことができます。利用中のすべてのデータとセッション情報はメモリ上に保存 されます。

ハイバネート

お使いのコンピュータが電源管理機能に対応している場合にのみ利用可能です。 これを選択すると、ログアウトを行なうことなくコンピュータを一時停止させる ことができます。利用中のすべてのデータとセッション情報は、休止状態に入る 前にディスクに保存されます。これにより、休止から再開するまでの間にバッテリー の容量が完全になくなってしまった場合でも、データが消えてしまうようなことが なくなります。

再起動

お使いのコンピュータを再起動します。

シャットダウン

現在のセッションを終了し、コンピュータの電源を落とします。

19. さらなる情報

このガイドでは KDE デスクトップと、その上で動作する主なアプリケーションについて ガイドを行なってきました。さらに詳しい情報を必要とする場合は KDE ユーザガイド (↑KDE ユーザガイド) や openSUSE 向けに用意された他のマニュアル 類をお読みください。マニュアル類は http://www.novell.com/documentation/opensuse113 (英語) のほか、 お使いのシステム内の /usr/share/doc/manual ディレクトリ 以下にもあります。

また、 KDE や KDE アプリケーションについてさらに詳しく知るには、 http://www.kde.gr.jp/ (日本語) や http://www.kde.org/ (英語) や http://www.kde-apps.org/ (英語) をご覧になるとよいでしょう。

20. 使用条件・免責事項

Copyright© 2006– 2010 Novell, Inc. and contributors. All rights reserved.

Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2 or (at your option) version 1.3; with the Invariant Section being this copyright notice and license. A copy of the license version 1.2 is included in the section entitled GNU Free Documentation License.

For Novell trademarks, see the Novell Trademark and Service Mark list http://www.novell.com/company/legal/trademarks/tmlist.html. Linux* is a registered trademark of Linus Torvalds. All other third party trademarks are the property of their respective owners. A trademark symbol (®, ™ etc.) denotes a Novell trademark; an asterisk (*) denotes a third party trademark.

All information found in this book has been compiled with utmost attention to detail. However, this does not guarantee complete accuracy. Neither Novell, Inc., SUSE LINUX Products GmbH, the authors, nor the translators shall be held liable for possible errors or the consequences thereof.

下記に上記の日本語翻訳を掲載します。日本語の翻訳は公式なものではないことに注意して ください。

Copyright © 2006–2010 Novell, Inc. および貢献者が全権利を留保しています。

この文書を、フリーソフトウェア財団発行の GNU フリー文書利用許諾契約書 バージョン 1.2 または (希望すれば) 1.3 が定める条件の下で複製、頒布、あるいは 改変することを許可する。ただし、この著作権とライセンス表記については変更不可部分 とする。この利用許諾契約書の複製物は GNU フリー文書利用許諾契約書 という章に含まれている。

Novell 社の商標については、 Novell 社の商標とサービスマーク一覧 http://www.novell.com/company/legal/trademarks/tmlist.html を ご覧ください。 Linux は Linus Torvalds 氏による登録商標です。その他の商標は 各所有者の所有物です。商標シンボル (®, ™ など) は それぞれ Novell 社の商標であることを示しています。また、アスタリスク (*) は 第三者の商標を示しています。

この書籍内にある全ての情報は細部に至るまで最大限の注意を払って制作されていますが、 完全に正確であることを保証するものではありません。 Novell, Inc., SUSE LINUX Products GmbH, 著者, 翻訳者のいずれも、本書籍内の誤りとそこから生じる結果について、 一切の保証はいたしません。

21. GNU Free Documentation License

Version 1.2, November 2002

Copyright (C) 2000,2001,2002 Free Software Foundation, Inc. 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111-1307 USA

Everyone is permitted to copy and distribute verbatim copies of this license document, but changing it is not allowed.

21.1. PREAMBLE

The purpose of this License is to make a manual, textbook, or other functional and useful document “free” in the sense of freedom: to assure everyone the effective freedom to copy and redistribute it, with or without modifying it, either commercially or noncommercially. Secondarily, this License preserves for the author and publisher a way to get credit for their work, while not being considered responsible for modifications made by others.

This License is a kind of copyleft, which means that derivative works of the document must themselves be free in the same sense. It complements the GNU General Public License, which is a copyleft license designed for free software.

We have designed this License in order to use it for manuals for free software, because free software needs free documentation: a free program should come with manuals providing the same freedoms that the software does. But this License is not limited to software manuals; it can be used for any textual work, regardless of subject matter or whether it is published as a printed book. We recommend this License principally for works whose purpose is instruction or reference.

21.2. APPLICABILITY AND DEFINITIONS

This License applies to any manual or other work, in any medium, that contains a notice placed by the copyright holder saying it can be distributed under the terms of this License. Such a notice grants a world-wide, royalty-free license, unlimited in duration, to use that work under the conditions stated herein. The Document, below, refers to any such manual or work. Any member of the public is a licensee, and is addressed as you. You accept the license if you copy, modify or distribute the work in a way requiring permission under copyright law.

A Modified Version of the Document means any work containing the Document or a portion of it, either copied verbatim, or with modifications and/or translated into another language.

A Secondary Section is a named appendix or a front-matter section of the Document that deals exclusively with the relationship of the publishers or authors of the Document to the Document’s overall subject (or to related matters) and contains nothing that could fall directly within that overall subject. (Thus, if the Document is in part a textbook of mathematics, a Secondary Section may not explain any mathematics.) The relationship could be a matter of historical connection with the subject or with related matters, or of legal, commercial, philosophical, ethical or political position regarding them.

The Invariant Sections are certain Secondary Sections whose titles are designated, as being those of Invariant Sections, in the notice that says that the Document is released under this License. If a section does not fit the above definition of Secondary then it is not allowed to be designated as Invariant. The Document may contain zero Invariant Sections. If the Document does not identify any Invariant Sections then there are none.

The Cover Texts are certain short passages of text that are listed, as Front-Cover Texts or Back-Cover Texts, in the notice that says that the Document is released under this License. A Front-Cover Text may be at most 5 words, and a Back-Cover Text may be at most 25 words.

A Transparent copy of the Document means a machine-readable copy, represented in a format whose specification is available to the general public, that is suitable for revising the document straightforwardly with generic text editors or (for images composed of pixels) generic paint programs or (for drawings) some widely available drawing editor, and that is suitable for input to text formatters or for automatic translation to a variety of formats suitable for input to text formatters. A copy made in an otherwise Transparent file format whose markup, or absence of markup, has been arranged to thwart or discourage subsequent modification by readers is not Transparent. An image format is not Transparent if used for any substantial amount of text. A copy that is not Transparent is called Opaque.

Examples of suitable formats for Transparent copies include plain ASCII without markup, Texinfo input format, LaTeX input format, SGML or XML using a publicly available DTD, and standard-conforming simple HTML, PostScript or PDF designed for human modification. Examples of transparent image formats include PNG, XCF and JPG. Opaque formats include proprietary formats that can be read and edited only by proprietary word processors, SGML or XML for which the DTD and/or processing tools are not generally available, and the machine-generated HTML, PostScript or PDF produced by some word processors for output purposes only.

The Title Page means, for a printed book, the title page itself, plus such following pages as are needed to hold, legibly, the material this License requires to appear in the title page. For works in formats which do not have any title page as such, Title Page means the text near the most prominent appearance of the work’s title, preceding the beginning of the body of the text.

A section Entitled XYZ means a named subunit of the Document whose title either is precisely XYZ or contains XYZ in parentheses following text that translates XYZ in another language. (Here XYZ stands for a specific section name mentioned below, such as Acknowledgements, Dedications, Endorsements, or History.) To Preserve the Title of such a section when you modify the Document means that it remains a section Entitled XYZ according to this definition.

The Document may include Warranty Disclaimers next to the notice which states that this License applies to the Document. These Warranty Disclaimers are considered to be included by reference in this License, but only as regards disclaiming warranties: any other implication that these Warranty Disclaimers may have is void and has no effect on the meaning of this License.

21.3. VERBATIM COPYING

You may copy and distribute the Document in any medium, either commercially or noncommercially, provided that this License, the copyright notices, and the license notice saying this License applies to the Document are reproduced in all copies, and that you add no other conditions whatsoever to those of this License. You may not use technical measures to obstruct or control the reading or further copying of the copies you make or distribute. However, you may accept compensation in exchange for copies. If you distribute a large enough number of copies you must also follow the conditions in section 3.

You may also lend copies, under the same conditions stated above, and you may publicly display copies.

21.4. COPYING IN QUANTITY

If you publish printed copies (or copies in media that commonly have printed covers) of the Document, numbering more than 100, and the Document’s license notice requires Cover Texts, you must enclose the copies in covers that carry, clearly and legibly, all these Cover Texts: Front-Cover Texts on the front cover, and Back-Cover Texts on the back cover. Both covers must also clearly and legibly identify you as the publisher of these copies. The front cover must present the full title with all words of the title equally prominent and visible. You may add other material on the covers in addition. Copying with changes limited to the covers, as long as they preserve the title of the Document and satisfy these conditions, can be treated as verbatim copying in other respects.

If the required texts for either cover are too voluminous to fit legibly, you should put the first ones listed (as many as fit reasonably) on the actual cover, and continue the rest onto adjacent pages.

If you publish or distribute Opaque copies of the Document numbering more than 100, you must either include a machine-readable Transparent copy along with each Opaque copy, or state in or with each Opaque copy a computer-network location from which the general network-using public has access to download using public-standard network protocols a complete Transparent copy of the Document, free of added material. If you use the latter option, you must take reasonably prudent steps, when you begin distribution of Opaque copies in quantity, to ensure that this Transparent copy will remain thus accessible at the stated location until at least one year after the last time you distribute an Opaque copy (directly or through your agents or retailers) of that edition to the public.

It is requested, but not required, that you contact the authors of the Document well before redistributing any large number of copies, to give them a chance to provide you with an updated version of the Document.

21.5. MODIFICATIONS

You may copy and distribute a Modified Version of the Document under the conditions of sections 2 and 3 above, provided that you release the Modified Version under precisely this License, with the Modified Version filling the role of the Document, thus licensing distribution and modification of the Modified Version to whoever possesses a copy of it. In addition, you must do these things in the Modified Version:

A.  Use in the Title Page (and on the covers, if any) a title distinct from that of the Document, and from those of previous versions (which should, if there were any, be listed in the History section of the Document). You may use the same title as a previous version if the original publisher of that version gives permission.

B.  List on the Title Page, as authors, one or more persons or entities responsible for authorship of the modifications in the Modified Version, together with at least five of the principal authors of the Document (all of its principal authors, if it has fewer than five), unless they release you from this requirement.

C.  State on the Title page the name of the publisher of the Modified Version, as the publisher.

D.  Preserve all the copyright notices of the Document.

E.  Add an appropriate copyright notice for your modifications adjacent to the other copyright notices.

F.  Include, immediately after the copyright notices, a license notice giving the public permission to use the Modified Version under the terms of this License, in the form shown in the Addendum below.

G.  Preserve in that license notice the full lists of Invariant Sections and required Cover Texts given in the Document’s license notice.

H.  Include an unaltered copy of this License.

I.  Preserve the section Entitled History, Preserve its Title, and add to it an item stating at least the title, year, new authors, and publisher of the Modified Version as given on the Title Page. If there is no section Entitled History in the Document, create one stating the title, year, authors, and publisher of the Document as given on its Title Page, then add an item describing the Modified Version as stated in the previous sentence.

J.  Preserve the network location, if any, given in the Document for public access to a Transparent copy of the Document, and likewise the network locations given in the Document for previous versions it was based on. These may be placed in the History section. You may omit a network location for a work that was published at least four years before the Document itself, or if the original publisher of the version it refers to gives permission.

K.  For any section Entitled Acknowledgements or Dedications, Preserve the Title of the section, and preserve in the section all the substance and tone of each of the contributor acknowledgements and/or dedications given therein.

L.  Preserve all the Invariant Sections of the Document, unaltered in their text and in their titles. Section numbers or the equivalent are not considered part of the section titles.

M.  Delete any section Entitled Endorsements. Such a section may not be included in the Modified Version.

N.  Do not retitle any existing section to be Entitled Endorsements or to conflict in title with any Invariant Section.

O.  Preserve any Warranty Disclaimers.

If the Modified Version includes new front-matter sections or appendices that qualify as Secondary Sections and contain no material copied from the Document, you may at your option designate some or all of these sections as invariant. To do this, add their titles to the list of Invariant Sections in the Modified Version’s license notice. These titles must be distinct from any other section titles.

You may add a section Entitled Endorsements, provided it contains nothing but endorsements of your Modified Version by various parties--for example, statements of peer review or that the text has been approved by an organization as the authoritative definition of a standard.

You may add a passage of up to five words as a Front-Cover Text, and a passage of up to 25 words as a Back-Cover Text, to the end of the list of Cover Texts in the Modified Version. Only one passage of Front-Cover Text and one of Back-Cover Text may be added by (or through arrangements made by) any one entity. If the Document already includes a cover text for the same cover, previously added by you or by arrangement made by the same entity you are acting on behalf of, you may not add another; but you may replace the old one, on explicit permission from the previous publisher that added the old one.

The author(s) and publisher(s) of the Document do not by this License give permission to use their names for publicity for or to assert or imply endorsement of any Modified Version.

21.6. COMBINING DOCUMENTS

You may combine the Document with other documents released under this License, under the terms defined in section 4 above for modified versions, provided that you include in the combination all of the Invariant Sections of all of the original documents, unmodified, and list them all as Invariant Sections of your combined work in its license notice, and that you preserve all their Warranty Disclaimers.

The combined work need only contain one copy of this License, and multiple identical Invariant Sections may be replaced with a single copy. If there are multiple Invariant Sections with the same name but different contents, make the title of each such section unique by adding at the end of it, in parentheses, the name of the original author or publisher of that section if known, or else a unique number. Make the same adjustment to the section titles in the list of Invariant Sections in the license notice of the combined work.

In the combination, you must combine any sections Entitled History in the various original documents, forming one section Entitled History; likewise combine any sections Entitled Acknowledgements, and any sections Entitled Dedications. You must delete all sections Entitled Endorsements.

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You may make a collection consisting of the Document and other documents released under this License, and replace the individual copies of this License in the various documents with a single copy that is included in the collection, provided that you follow the rules of this License for verbatim copying of each of the documents in all other respects.

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21.8. AGGREGATION WITH INDEPENDENT WORKS

A compilation of the Document or its derivatives with other separate and independent documents or works, in or on a volume of a storage or distribution medium, is called an “aggregate” if the copyright resulting from the compilation is not used to limit the legal rights of the compilation’s users beyond what the individual works permit. When the Document is included in an aggregate, this License does not apply to the other works in the aggregate which are not themselves derivative works of the Document.

If the Cover Text requirement of section 3 is applicable to these copies of the Document, then if the Document is less than one half of the entire aggregate, the Document’s Cover Texts may be placed on covers that bracket the Document within the aggregate, or the electronic equivalent of covers if the Document is in electronic form. Otherwise they must appear on printed covers that bracket the whole aggregate.

21.9. TRANSLATION

Translation is considered a kind of modification, so you may distribute translations of the Document under the terms of section 4. Replacing Invariant Sections with translations requires special permission from their copyright holders, but you may include translations of some or all Invariant Sections in addition to the original versions of these Invariant Sections. You may include a translation of this License, and all the license notices in the Document, and any Warranty Disclaimers, provided that you also include the original English version of this License and the original versions of those notices and disclaimers. In case of a disagreement between the translation and the original version of this License or a notice or disclaimer, the original version will prevail.

If a section in the Document is Entitled Acknowledgements, Dedications, or History, the requirement (section 4) to Preserve its Title (section 1) will typically require changing the actual title.

21.10. TERMINATION

You may not copy, modify, sublicense, or distribute the Document except as expressly provided for under this License. Any other attempt to copy, modify, sublicense or distribute the Document is void, and will automatically terminate your rights under this License. However, parties who have received copies, or rights, from you under this License will not have their licenses terminated so long as such parties remain in full compliance.

21.11. FUTURE REVISIONS OF THIS LICENSE

The Free Software Foundation may publish new, revised versions of the GNU Free Documentation License from time to time. Such new versions will be similar in spirit to the present version, but may differ in detail to address new problems or concerns. See http://www.gnu.org/copyleft/.

Each version of the License is given a distinguishing version number. If the Document specifies that a particular numbered version of this License or any later version applies to it, you have the option of following the terms and conditions either of that specified version or of any later version that has been published (not as a draft) by the Free Software Foundation. If the Document does not specify a version number of this License, you may choose any version ever published (not as a draft) by the Free Software Foundation.

21.12. ADDENDUM: How to use this License for your documents

To use this License in a document you have written, include a copy of the License in the document and put the following copyright and license notices just after the title page:

   Copyright (c) YEAR YOUR NAME.
   Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document
   under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2
   or any later version published by the Free Software Foundation;
   with no Invariant Sections, no Front-Cover Texts, and no Back-Cover Texts.
   A copy of the license is included in the section entitled “GNU
   Free Documentation License”.
  

If you have Invariant Sections, Front-Cover Texts and Back-Cover Texts, replace the “with...Texts.” line with this:

   with the Invariant Sections being LIST THEIR TITLES, with the
   Front-Cover Texts being LIST, and with the Back-Cover Texts being LIST.
  

If you have Invariant Sections without Cover Texts, or some other combination of the three, merge those two alternatives to suit the situation.

If your document contains nontrivial examples of program code, we recommend releasing these examples in parallel under your choice of free software license, such as the GNU General Public License, to permit their use in free software.

22. GNU フリー文書利用許諾契約書 (日本語訳)

バージョン 1.2、2002年11月

Copyright (C) 2000,2001,2002 Free Software Foundation, Inc. 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111-1307 USA

この利用許諾契約書を、一字一句そのままに複製し頒布することは許可する。 しかし変更は認めない。

22.1. はじめに

この利用許諾契約書の目的は、この契約書が適用されるマニュアルや教科書、 その他機能本位で実用的な文書を(無料ではなく)自由という意味で “フリー” とすること、すなわち、改変の有無あるいは目的の 営利非営利を問わず、文書を複製し再頒布する自由をすべての人々に効果的に 保証することです。加えてこの契約書により、著者や出版者が自分たちの 著作物に対して相応の敬意と賞賛を得る手段も保護されます。また、他人が 行った改変に対して責任を負わずに済むようになります。

この利用許諾契約書は コピーレフト 的なライセンスの一つであり、 この契約書が適用された文書から派生した著作物は、それ自身もまた原本と 同じ意味でフリーでなければなりません。この契約書は、フリーソフトウェアの ために設計されたコピーレフトなライセンスであるGNU一般公衆使用許諾契約書を 補足するものです。

(訳注: コピーレフト(copyleft)の概念については http://www.gnu.org/copyleft/copyleft.ja.html を参照せよ)

この利用許諾契約書は、フリーソフトウェア用のマニュアルに適用することを 目的として書かれました。フリーソフトウェアはフリーな文書を必要としており、 フリーなプログラムはそのソフトウェアが保証するのと同じ自由を提供する マニュアルと共に頒布されるべきだからです。しかし、この契約書の適用範囲は ソフトウェアのマニュアルに留まりません。対象となる著作物において扱われる 主題が何であれ、あるいはそれが印刷された書籍として出版されるか否かに関わらず、 この契約書は文字で書かれたいかなる著作物にも適用することが可能です。 私たちとしては、主にこの契約書を解説や参照を目的とする著作物に適用することをお勧めします。

22.2. この利用許諾契約書の適用範囲と用語の定義

著作物がこの利用許諾契約書の定める条件の下で頒布される旨の告知を、 著作権者がその中に書いたすべてのマニュアルあるいはその他の著作物は、 いかなる媒体上にあってもこの契約書の適用対象となる。そのような告知を 置くことで、全世界において、著作権使用料を必要とせず、許可の存続期間を 限定されること無く、この契約書の中で述べられている条件の下で当該著作物を 利用できるという許可を与えることとする。以下において、 文書 (Document) とはそのような告知が記載されたマニュアルないし著作物すべてを指す。 公衆の一員ならば誰でも契約の当事者となることができ、この契約書中では あなた と表現される。あなたは、著作権法の下で許可を必要と するような方法で著作物を複製や改変、あるいは頒布することにより、 この契約書を受諾することになる。

文書改変版 (Modified Version) とは、 一字一句忠実に複製したか、あるいは改変や他言語への翻訳を行ったかどうかに 関わらず、その 文書 の全体あるいは一部分を含む著作物すべてを 意味する。

補遺部分 (Secondary Section) とは、 文書 中でその旨指定された補遺ないし本文に先だって前付けとして置かれる一部分で あり、 文書 の出版者あるいは著者と、 文書 全体の主題 (あるいはそれに関連する事柄)との関係のみを論じ、全体としての 主題の範疇に直接属する内容を全く含まないものである (たとえば、 文書 の一部が数学の教科書だった場合、補遺部分では数学に ついて何も解説してはならない)。補遺部分で扱われる関係は、その主題あるいは 関連する事柄との歴史的なつながりのことかも知れないし、それらに関する 法的、商業的、哲学的、倫理的、あるいは政治的立場についてかも知れない。

変更不可部分 (Invariant Sections) とは補遺部分の一種で、 それらが変更不可部分であることが、 文書 をこの利用許諾契約書の 下で発表する旨述べた告知中においてその部分の題名と共に明示されているものである。 ある部分が上記のような 補遺 性の定義にそぐわない場合は、 その部分を 変更不可 として指定することは認められない。 文書 は、変更不可部分を全く含まなくても良い。 文書 において変更不可部分が全く指定されていなければ、 その 文書 に変更不可部分は存在しないということである。

カバーテキスト(Cover Texts) とは、 文書 がこの利用許諾契約書の指定する条件の下で発表される旨述べた告知において、 表カバーテキスト あるいは 裏カバーテキスト として列挙された短い文章のことを指す。表カバーテキストは最大で5語、 裏カバーテキストは最大で25語までとする。

文書透過的 複製物とは、機械による 読み取りが可能な 文書 の複製物のことを指す。透過的な 複製物の文書形式は、その仕様が一般の人々に入手可能で、 文書 の内容を一般的なテキストエディタ、または(画素で構成される画像ならば) 一般的なペイントプログラム、あるいは(図面ならば)いくつかの広く入手可能な 製図エディタで簡単に改訂するのに適しており、なおかつテキストフォーマッタ への入力に適する(あるいはテキストフォーマッタへの入力に適する諸形式への 自動的な変換に適する)ものでなければならない。透過的なファイル形式への複製で あっても、マークアップ、あるいはマークアップの不在が読者によるそれ以降の 改変をわざと邪魔し阻害するように仕組まれたものは透過的であるとは見做されない。 ある画像形式が、相当量のテキスト文章を表現するために使われた場合、 それは透過的ではない。透過的ではない複製は 非透過的 複製と呼ばれる。

透過的複製に適した形式の例としては、マークアップを含まないプレーンな ASCII形式、Texinfo入力形式、LaTeX入力形式、一般に入手可能なDTDを用いた SGMLあるいはXML、または人間による改変を想定して設計された、標準に準拠した シンプルなHTMLやPostScript、PDFなどが挙げられる。透過的な画像形式の例には、 PNGやXCF、JPGが含まれる。非透過な形式としては、独占的なワードプロセッサで のみ閲覧編集できる独占的なファイル形式、普通には入手できないDTDまたは処理系を 使ったSGMLやXML、ある種のワードプロセッサが生成する、出力のみを目的とした 機械生成のHTMLやPostScript、PDFなどが含まれる。

題扉 (Title Page) とは、印刷された書籍に於いては、実際の 表紙自身のみならず、この利用許諾契約書が表紙に掲載することを義務づける 文章や図などを、読みやすい形で載せるのに必要なだけの、表紙に引き続く 数ページをも意味する。表紙に類するものが無い形式で発表される著作物に おいては、 題扉 とは本文の始まりに先だって、その著作物の 題名が最も目立つ形で現れる場所の近くに置かれる文章のことを指す。

XYZと題された (Entitled XYZ) 部分とは、 文書 において XYZ と名付けられた一部分であり、その題名は正確に XYZ であるか、 XYZ を他の言語に翻訳した上で その後ろに XYZ をそのまま括弧で括ったものを含む記述のどちらか である(ここでの XYZ とは、この利用許諾契約書において以下で 言及される特定の部分名を意味している。例えば 謝辞 (Acknowledgements)献辞 (Dedications)推薦の辞 (Endorsements)履歴 (History))。 あなたが 文書 を改変する場合、そのような部分の 題名を保存する (Preserve the Title) とは、 XYZと題された 部分として、ここでの定義に従い題名を残すと いうことである。

文書 は、 保証否認警告 (Warranty Disclaimers) を、この利用許諾契約書が 文書 に適用されると述べた告知の次に 含んでも良い。この種の保証否認警告は、この契約書からの言及という形で 利用条件に含まれるものと解されるが、保証の否認に関することについてのみ 有効とする。こういった保証否認警告で示しうるその他のいかなる含意も無効 であり、この契約書の効能には何ら影響を持たない。

22.3. 逐語的に忠実な複製

この利用許諾契約書、著作権表示、この契約書が 文書 に 適用される旨述べた告知の三つがすべての複製物に複製され、かつあなたが この契約書で指定されている以外のいかなる条件も追加しない限り、あなたは この 文書 を、商用であるか否かを問わずいかなる形でも 複製頒布することができる。あなたは、あなたが作成あるいは頒布する複製物に 対して、閲覧や再複製を技術的な手法によって妨害、規制してはならない。 しかしながら、複製と引き換えに代価を得てもかまわない。あなたが相当量の 複製物を頒布する際には、本契約書第3項で指定される条件にも従わなければ ならない。

またあなたは、上記と同じ条件の下で、複製物を貸与したり複製物を公に開示する ことができる。

22.4. 大量の複製

もしあなたが、 文書 の印刷された (あるいは通常は印刷された 表紙を持つ媒体における)複製物を100部を超えて出版し、また 文書 の利用許諾告知がカバーテキストの掲載を要求している 場合には、指定されたすべてのカバーテキストを、表カバーテキストは表表紙に、 裏カバーテキストは裏表紙に、はっきりと読みやすい形で載せた表紙の中に 複製物本体を綴じ込まなければならない。また、両方の表紙において、それらの 複製物の出版者としてのあなたをはっきりとかつ読みやすい形で確認できなければ ならない。表表紙では 文書 の完全な題名を、題名を構成する すべての語が等しく目立つようにして、視認可能な形で示さなければならない。 それらの情報に加えて、表紙に他の文章や図などを加えることは許可される。 表紙のみを変更した複製物は、それが 文書 の題名を保存し 上記の条件を満たす限り、ほかの点では逐語的に忠実な複製物として扱われる。

もしどちらかの表紙に要求されるカバーテキストの量が多すぎて読みやすく 収めることが不可能ならば、あなたはテキスト先頭の一文(あるいは適切に収まる だけ)を実際の表紙に載せ、続きは隣接したページに載せるべきである。

あなたが 文書非透過的 複製物を100部を 超えて出版あるいは頒布する場合、それぞれの非透過な複製物と一緒に機械で 読み取り可能な透過的複製物を添付するか、それぞれの非透過な複製物(あるいは それに付属する文書)中で、公にアクセス可能なコンピュータネットワーク上の 所在地を記述しなければならない。その場所には、非透過な複製物と内容的に 寸分違わず、余計なものが追加されていない完全な 文書 の 透過的複製物が置かれ、またそこから、ネットワークを利用する一般公衆が、 一般に標準的と考えられるネットワークプロトコルを使ってダウンロードする ことができなければならない。もしあなたが後者の選択肢を選ぶならば、 その版の非透過な複製物を公衆に(直接、あるいはあなたの代理人ないし 小売業者が)最後に頒布してから最低1年間は、その透過的複製物が指定の場所で アクセス可能であり続けることを保証するよう、非透過な複製物の大量頒布を 始める際に十分に慎重な手順を踏まなければならない。

これは要望であり必要条件ではないが、 文書 の著者に、 文書 の更新された版をあなたに提供する機会を与えるため、 透過非透過を問わず大量の複製物を再頒布し始める前には彼らにきちんと 連絡しておいてほしい。

22.5. 改変

文書 の改変版を、この利用許諾契約書と細部まで同一の 契約の下で発表する限り、すなわち原本の役割を改変版で置き換えた形での 頒布と改変を、その複製物を所有するすべての人々に許可する限り、あなたは 改変版を上記第2項および第3項が指定する条件の下で複製および頒布する ことができる。さらに、あなたは改変版において以下のことを行わなければ ならない。

A.  題扉に(もしあればその他の表紙にも)、 文書 および 文書 のそれ以前の版と見分けがつく題名を載せること (もし以前の 版があれば、 文書履歴 (History) の部分に列記されているはずである)。もし元の版の出版者から許可を 得たならば、以前の版と同じ題名を使っても良い。

B.  題扉に、改変版における改変を行った1人以上の人物 か団体名を列記すること。 あわせて元の 文書 の著者として、最低5人(もし5人以下 ならばすべて)の主要著者を列記すること。ただし元の著者たちがこの条件を 免除した場合は除く。

C.  題扉に、改変版の出版者名を出版者として記載すること。

D.  文書 にあるすべての著作権表示を残すこと。

E.  他の著作権表示の近くに、あなたの改変に対する適当な著作権表示を追加すること。

F.  著作権表示のすぐ後に、改変版をこの契約書の条件の下で利用することを 公衆に対して許可する告知を含めること。その形式はこの契約書の末尾にある 付記で示されている。

G.  元の 文書 の利用許諾告知に書かれた、変更不可部分の完全な一覧と、 要求されるカバーテキストとを、改変版の利用許諾告知でもそのまま残すこと。

H.  この契約書の、変更されていない複製物を含めること。

I.  履歴 (History) と題された部分とその題名を保存し、 そこに改変版の、少なくとも題名、出版年、新しく変更した部分の著者名、出版者名を、 題扉に掲載するのと同じように記載した一項を加えること。もし 文書 中に「履歴」と題された部分が存在しない場合には、 文書 の題名、 出版年、著者、出版者を題扉に掲載するのと同じように記載した部分を用意し、上記で 述べたような、改変版を説明する一項を加えること。

J.  文書 中に、 文書 の透過的複製物への公共的アクセスの ために指定されたネットワーク的所在地が記載されていたならば、それを保存すること。 同様に、その 文書 の元になった以前の版で指定されていたネットワーク的 所在地も載っていたならば、それも保存すること。これらの情報は 履歴(History) の部分に置いても良い。ただし、それが 文書 自身より少なくとも4年前に出版された著作物の情報であったり、あるいは改変版が参考に している版の元々の出版者から許可を得たならば、その情報を削除してもかまわない。

K.  謝辞 (Acknowledgement) あるいは 献辞 (Dedication) 等と題されたいかなる部分も、その部分の題名を保存し、その部分の内容(各貢献者への 謝意あるいは献呈の意)と語調を保存すること。

L.  文書 の変更不可部分を、その本文および題名を変更せずに保存すること。 章番号やそれに相当するものは部分の題名の一部とは見做さない。

M.  推薦の辞 (Endorsement) というような章名が題された部分は すべて削除すること。そのような部分を改変版に含めてはならない。

N.  すでに存在する部分を 推薦の辞 (Endorsement) と題されるように 改名したり、題名の点で変更不可部分のどれかと衝突するように改名してはならない。

O.  保証否認警告を保存すること。

もし改変版に、補遺部分としての条件を満たし、かつ 文書 から複製物 された文章や図などをいっさい含んでいない、前書き的な章あるいは付録が新しく 含まれるならば、あなたは希望によりそれらの部分の一部あるいはすべてを変更不可と 宣言することができる。変更不可を宣言するためには、それらの部分の題名を改変版の 利用許諾告知中の変更不可部分一覧に追加すれば良い。これらの題名は他の章名とは 全く別のものでなければならない。

含まれる内容が、さまざまな集団によるあなたの改変版に対する推薦の辞のみである 限り、あなたは、 推薦の辞 (Endorsement) と題された章を追加する ことができる。推薦の辞の例としては、ピアレビューの陳述、あるいは文書がある標準の 権威ある定義としてその団体に承認されたという声明などがある。

あなたは、 5語までの一文を表カバーテキストとして、 25語までの文を裏表紙テキスト として、改変版のカバーテキスト一覧の末尾に加えることができる。一個人ないし 一団体が直接(あるいは団体内で結ばれた協定によって)加えることができるのは、 表カバーテキストおよび裏カバーテキストとしてそれぞれ一文ずつのみである。 もし以前すでにその文書において、表裏いずれかの表紙にあなたの(またはあなたが 代表する同じ団体内で為された協定に基づく)カバーテキストが含まれていたならば、 あなたが新たに追加することはできない。しかしあなたは、その古い文を加えた以前の 出版者から明示的な許可を得たならば、古い文を置き換えることができる。

文書 の著者あるいは出版者は、この利用許諾契約書によって、 彼らの名前を利用することを許可しているわけではない。彼らの名前を改変版の宣伝に 使ったり、改変版への明示的あるいは黙示的な保証のために使うことを許可するもの ではない。

22.6. 文書の結合

あなたは、上記第4項において改変版に関して定義された条件の下で、 この利用許諾契約書の下で発表された複数の文書を一つにまとめることができる。 その際、原本となる文書にある変更不可部分を全て、改変せずに結合後の著作物中に 含め、それらをあなたが統合した著作物の変更不可部分としてその利用許諾告知に おいて列記し、かつ原本にある全ての保証否認警告を保存しなければならない。

結合後の著作物についてはこの契約書の複製物を一つ含んでいればよく、同一内容の 変更不可部分が複数ある場合には一つで代用してよい。もし同じ題名だが内容の異なる 変更不可部分が複数あるならば、そのような部分のそれぞれの題名の最後に、 (もし分かっているならば)その部分の原著者あるいは出版者の名前で、あるいは他と 重ならないような番号を括弧で括って記載することで、それぞれ見分けが付くように しなければならない。結合後の著作物の利用許諾告知における変更不可部分の一覧に おいても、章の題名に同様の調整をすること。

結合後の著作物においては、あなたはそれぞれの原本の 履歴 (History) と題されたあらゆる部分をまとめて、 履歴 (History) と題された 一章にしなければならない。同様に、 謝辞 (Acknowledgements) あるいは 献辞 (Dedications) と題されたあらゆる部分もまとめなければ ならない。あなたは 推薦の辞 (Endowsements) と題されたあらゆる 部分も削除しなければならない。

22.7. 文書の収集

あなたは、この利用許諾契約書の下で発表された複数の文書で構成される収集 著作物を作ることができる。その場合、それぞれの文書が逐語的に忠実に複製される ことを保障するために他のすべての点でこの契約書の定める条件に従う限り、 さまざまな文書中のこの契約書の個々の複製物を、収集著作物中に複製物を一つ 含めることで代用することができる。

あなたは、このような収集著作物から文書を一つ取り出し、それをこの契約書の 下で頒布することができる。ただしその際には、この契約書の複製物を抽出された 文書に挿入し、またその他すべての点でこの文書の逐語的に忠実な複製に関して この契約書が定める条件に従わなければならない。

22.8. 独立した著作物の集積

文書 あるいはその派生物を、他の別の独立した文書あるいは 著作物と一緒にし、一巻の記憶装置あるいは頒布媒体に収めた編集著作物は、 編集に起因する著作権が編集著作物に含まれる個々の著作物がその利用者に 許可した法的権利を制限するよう行使されない限り、 集積 著作物と呼ばれる。 文書 が集積著作物に含まれる場合、 この契約書は、 文書 と共にまとめられた他の独立した 著作物には、それら自身が 文書 の派生物で無い限り 適用されることにはならない。

このような 文書 の複製物において、この利用許諾契約書の 第3項によりカバーテキストの掲載が要求されている場合、 文書 の量が集積著作物全体の2分の1以下であれば、 文書 の カバーテキストは集積著作物中で 文書 そのものの周りを囲む 中表紙、あるいは 文書 が電子的形式である場合には表紙の 電子的等価物にのみ配置するだけでよい。その場合以外は、カバーテキストは 集積著作物全体を取り巻く印刷された表紙に掲載されなければならない。

22.9. 翻訳

翻訳は改変の一種と見做すので、あなたは 文書 の翻訳を この利用許諾契約書の第4項の定める条件の下で頒布することができる。 変更不可部分を翻訳によって置き換えるには著作権者の特別許可を必要とするが、 元の変更不可部分に追加する形で変更不可部分の全てないし一部の翻訳を含める ことはかまわない。この契約書や 文書 中の利用許諾告知、 保証否認警告すべての英語原本も含める限り、あなたはこの契約書、告知、 警告の翻訳を含めることができる。契約書や告知、警告に関して翻訳と 英語原本との間に食い違いが生じた場合、英語原本が優先される。

典型的な例として、 文書 のある部分が原文で AcknowledgementsDedications 、あるいは History と題されていた場合、実際の題名を変更するには、 題名を保存する(この契約書の第1項)ための条件(同第4項)を満たすことが 必要となる。

22.10. 契約の終了

この利用許諾契約書の下で明確に提示されている場合を除き、あなたは 文書 を複製、改変、サブライセンス、あるいは頒布しては ならない。このライセンスで指定されている以外の、 文書 の複製、改変、サブライセンス、頒布に関するすべての企ては無効であり、 この契約書によって保証されるあなたの権利を自動的に終結させることとなる。 しかし、この契約書の下であなたから複製物ないし諸権利を得た個人や団体に 関しては、そういった人々がこの契約書に完全に従ったままである限り、 彼らに与えられた許諾は終結しない。

22.11. 将来における本利用許諾契約書の改訂

フリーソフトウェア財団は、時によってGNU フリー文書利用許諾契約書の新しい 改訂版を出版することができる。そのような新版は現在の版と理念においては 似たものになるであろうが、新たに生じた問題や懸念を解決するため細部に おいては違ったものになるだろう。詳しくは http://www.gnu.org/copyleft/ を参照せよ。

GNU フリー文書利用許諾契約書のそれぞれの版には、新旧の区別が付くような バージョン番号が振られている。もし 文書 において、 この契約書のある特定の版か それ以降のどの版でも 適用して良いと 指定されている場合、あなたはフリーソフトウェア財団から発行された (草稿として発表されたものを除く)指定の版かそれ以降の版のうちどれか一つを 選び、その条項や条件に従うことができる。もし 文書 が この契約書のバージョン番号を指定していない場合には、あなたは フリーソフトウェア財団から今までに出版された(草稿として発表されたものを除く) 版のうちからどれか一つを選ぶことができる。

22.12. 付録: この利用許諾契約書をあなたの文書に適用するには

この利用許諾契約書をあなたが書いた文書に適用するには、この契約書の複製物 一つを文書中に含め、以下に示す著作権表示と利用許諾告知を題扉のすぐ後に 置いて下さい:

   Copyright (c) YEAR YOUR NAME.
   Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document
   under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2
   only as published by the Free Software Foundation;
   with the Invariant Section being this copyright notice and license.
   A copy of the license is included in the section entitled “GNU
   Free Documentation License”.
  

(訳)

   Copyright (C) 西暦年 あなたの名前.  
   この文書を、フリーソフトウェア財団発行の GNU フリー文書利用許諾契約
   書(バージョン1.2かそれ以降から一つを選択)が定める条件の下で複製、頒
   布、あるいは改変することを許可する。変更不可部分、表カバーテキスト、
   裏カバーテキストは存在しない。この利用許諾契約書の複製物は「GNU フ
   リー文書利用許諾契約書」という章に含まれている。
  

もし変更不可部分や表カバーテキスト、裏カバーテキストがあれば、 変更不可部分…は存在しない。 というところを以下で 置き換えてください:

   with the Invariant Sections being LIST THEIR TITLES, with the
   Front-Cover Texts being LIST, and with the Back-Cover Texts being LIST.
  

(訳)

   (章の題名を列記)は変更不可部分であり、(表カバーテキストを列記)は表
   カバーテキスト、(裏カバーテキストを列記)は裏カバーテキストである。
  

変更不可部分はあるがカバーテキストは存在しないなど、その他の三者の 組み合せに関しては、状況に合わせて上記二つの選択肢を混ぜてください。

あなたの文書に、他に類を見ない独自のプログラムコードのサンプルが 含まれる場合、フリーソフトウェアにおいてそのコードを利用することを 許可するために、そういったサンプルに関してはこの利用許諾契約書と同時にGNU 一般公衆許諾契約書のようなフリーソフトウェア向けライセンスのうち どれか一つを選択して適用してもよい、というような条件の下で発表する ことを推奨します。