GNOME クイックスタート

openSUSE 11.3

12/28/2010


目次

1. はじめに
2. プログラムの起動
3. メディアの処理
4. デスクトップのカスタマイズ
5. デスクトップ効果の適用
6. 仮想デスクトップの使用
7. ファイルとフォルダの管理
8. Firefox を利用したインターネット閲覧
9. パスワードの管理
10. 電子メールとカレンダー
11. Pidgin を利用したインスタントメッセージング
12. OpenOffice.org の起動
13. PDF ファイルやその他の文書の閲覧
14. データの検索
15. CD や DVD の作成
16. デジタルカメラの画像コレクション管理
17. 楽曲とビデオの管理
18. ログアウト
19. さらなる情報
20. 使用条件・免責事項
21. GNU Free Documentation License
22. GNU フリー文書利用許諾契約書 (日本語訳)

概要

openSUSE® では、 Linux* ユーザが日々の作業を行なうのに必要な各種ツールを 提供しています。また、使いやすいグラフィカル環境である GNOME* デスクトップも提供 されていて、このデスクトップ環境により基礎となる Linux システムのファイルや フォルダ、プログラムに対してアクセスや管理などを行なっています。それ以外にも様々な フォーマットに対応した OpenOffice.org スイートも提供されています。このオフィススイートは 複数のオペレーティングシステムに対応しているため、同じデータを複数のコンピュータ 環境で利用することができます。

1. はじめに

お使いのシステムを起動すると、通常はユーザ名とパスワードを尋ねられます。 お使いのシステムがご自身でインストールされたものでない場合は、システム管理者に ユーザ名とパスワードをお尋ねください。

GNOME に初めてログインすると、 GNOME デスクトップとともに以下に示す基本項目が 表示されます:

デスクトップアイコン:  お使いのシステムでプログラムやその他の機能にアクセスするには、ダブルクリック (マウスの左ボタンを素早く 2 回を押すこと) を行ないます。また、マウスの右ボタン を押すと、追加のメニューやオプションを表示させることができます。既定では デスクトップにはいくつかの主なアイコンが表示されます。これらは個人的なデータや 設定などを格納する ホーム フォルダや、削除した項目を一時的に 保存しておくためのごみ箱があります。お使いのコンピュータ上にあるその他の デバイス、たとえば CD ドライブや USB フラッシュメモリを示すアイコンが表示され ている場合もあります。また、アイコンはデスクトップ上に好きな数だけ配置することが できます。また ホーム フォルダをダブルクリックすると、 Nautilus ファイルマネージャが起動してホームフォルダ内の内容を表示します。

下部パネル:  画面下部にはパネルが表示されています。この領域には コンピュータ メニューのほか、 Tomboy メモ帳アプレットや現在実行中のアプリケーションを表示する ボタンであるタスクバー、そしてシステムトレイが表示されています。パネル内には アプリケーションやアプレットを追加することができるため、これにより素早いアクセスを 実現できるようになっています。

メインメニュー:  下部パネル内の左端にある コンピュータ ボタンを押すと、メイン メニューを表示させることができます。メインメニューには一般的に使用される アプリケーションが表示されるほか、最近使用されたアプリケーションも表示されます。 また ドキュメント ボタンを押すと最近使用された文書が表示 されるほか、 場所 ボタンを押すとお気に入りの場所 (たとえば ホームディレクトリやデスクトップ、利用可能なネットワークサーバ) を表示することが できます。また 他のアプリケーション を選択すると、追加の アプリケーションを分類別に表示させることもできます。右側にあるオプションを利用 すると、ヘルプや GNOME コントロールセンターを開くことができるほか、画面の施錠 (ロック) やデスクトップからのログアウト、システムのシャットダウン、お使いの ハードディスクの状態やネットワーク接続状態の確認などを行なうことができます。

システムトレイ:  下部のパネル内の右側にはいくつかの小さなアイコンが表示されています。それ以外にも 現在日時と時刻を表示するシステムクロックやワークスペーススイッチャ、ボリューム コントロールやその他の支援アプリケーション向けのアイコンが表示されています。

タスクバー:  既定では、お使いのデスクトップ上で動作しているすべてのアプリケーションがタスク バー内に表示されます (コンピュータボタンとシステムトレイの中間の領域です) 。 これらのアプリケーションはタスクバー内の名前をマウスの左ボタンで選択することで、 そのアプリケーションに切り替えることができます。マウスの右ボタンで名前を選択 すると、ウインドウの移動や復元、最小化などを行なうためのオプションが表示されます。

デスクトップメニュー:  デスクトップ上の何もない領域でマウスの右ボタンを押すと、様々なオプションを選択 することのできるメニューが表示されます。 フォルダの生成 を選択すると新しいフォルダを作成することができます。また ランチャーの生成 を選択すると、アプリケーションを起動する ためのランチャーアイコンを作成することができます。アプリケーションの名前と それを起動するためのコマンドを入力し、アイコンを選択すると作成することができます。 それ以外にもデスクトップの背景やターミナルの起動、文書の作成やデスクトップ アイコンの配置などをそれぞれ行なうことができます。

1.1. デスクトップパネルの変更

下部にあるパネルは必要に応じてカスタマイズを行なうことができるほか、さらなる カスタマイズのために追加のパネルを設定したりすることができます。

新しいパネルを追加するには、下部のパネル内の何もない領域でマウスの右ボタンを 押し、 新しいパネル を選択します。パネルを削除するには、 パネル内の何もない領域でマウスの右ボタンを押し、 パネルから削除 を選択します。 openSUSE では少なくとも 1 つ以上のパネルをデスクトップ 上に配置しておかなければなりません。

1.2. パネルアイコンの追加と削除

  1. パネル内の何も表示されていない領域でマウスの右ボタンを押し、 パネルへ追加 を選択します。

  2. 追加したいプログラムを選択し、ダブルクリックするとパネル内に追加することが できます。

  3. パネルからプログラムアイコンを削除するには、削除したいアイコンをマウスの右 ボタンで選択し、 パネルから削除 を選択します。

2. プログラムの起動

プログラムを起動するには メインメニュー から行なうことが できるほか、シェルを利用したコマンドラインから起動したり、 アプリケーションの実行 から行なったりすることもできます。 また、デスクトップやパネル上にあるプログラムアイコンをマウスの左ボタンで 1 回 選択することでも、起動することができます。

2.1. メインメニューの使用

openSUSE でプログラムを起動するには、まずパネル上にある コンピュータ アイコンをマウスの左ボタンで選択することで メインメニューを表示させます。メインメニューの画面内に起動したいプログラムが 見つからない場合は、 他のアプリケーション を選択して 分類別のインストール済みアプリケーション一覧から選択することができます。 また、 フィルタ の欄にアプリケーションの名前そのものや 名前の一部を入力すると、それに該当するアプリケーションだけに表示を制限する こともできます。いずれの場合も、一覧内の項目をマウスの左ボタンで選択する ことでプログラムを起動することができます。

さらに古いバージョンのメインメニューを開くアイコンを追加することもできます。 パネル内の何もない場所でマウスの右ボタンを押し、パネルへ追加 を選択します。その後 従来のメインメニュー を選択してください。

アプリケーションの名前を知っているものの、メインメニューからの起動方法が わからない場合は、メインメニュー内の 検索 フィールドを 使用します。まずは コンピュータ を押し、表示された 検索 フィールド内にアプリケーションの名前を入力します。 入力が終わったら Enter を押すと、そのアプリケーション がシステム内にインストールされていれば Tracker Search Tool のダイアログボックス内に現われます。あとは表示された名前をマウスの左ボタンで 選択すると、プログラムを起動することができます。

2.2. アプリケーション実行ダイアログの使用

Alt+F2 を 押すと、 アプリケーションの実行 のダイアログが表示されます。 ここからたとえば f-spot のようにコマンドを入力して Enter を押すか、もしくは 実行 を 押すと、指定したアプリケーションを起動することができます。アプリケーションを 起動するためのコマンドは、通常 (常にというわけではありません) はアプリケーション 名をすべて小文字で表記したものになります。

3. メディアの処理

ドライブに CD や DVD のメディアを挿入したり、取り外し可能なデバイス (USB メモリ やリムーバブルハードディスクなど) を接続したりした場合、 GNOME は Nautilus を起動してメディアの内容を表示します。

4. デスクトップのカスタマイズ

デスクトップにはショートカットアイコンを簡単に追加/削除/作成することができます。 また、必要に応じてアイコンの設定やデスクトップの背景を自由に変更することもできます。

4.1. デスクトップへのプログラムアイコンの追加

  1. コンピュータ をマウスの左ボタンで選択します。

  2. 必要なプログラムを探します。

  3. プログラムのアイコンをマウスの左ボタンで選択し、ボタンを押したままデスクトップ 上の任意の場所まで移動して、ボタンを放します。

デスクトップからアイコンを削除するには、単純にプログラムアイコンをマウスの 左ボタンで押し、キーボードの Delete キーを押します。

4.2. デスクトップ背景の変更

  1. デスクトップ上の背景が表示されている場所でマウスの右ボタンを押します。

  2. 背景の変更 を選択します。

  3. インストール済みの画像から壁紙を選択する場合は、一覧から設定したい 画像を選択します。選択すると、壁紙は自動的に適用されます。

  4. 画像を追加するには 追加 を押し、設定したい画像を選択して 開く を押します。

  5. 背景に色を表示させたい場合は、色の描かれたボタンを押して色の三角形を表示させ、 色の選択 から色を選択してください。あとは元の画面で 色のパターンを選択します。

  6. 最後に 閉じる を押せば完了です。

4.3. GNOME コントロールセンターの使用

個別のデスクトップ要素をそれぞれ変更することができる機能に加え、 GNOME では デスクトップを広範囲にカスタマイズすることができます。全体の外観やデスクトップ の動作については、 GNOME コントロールセンターから設定を行なうことができます。 ここではフォントの変更やキーボードやマウスの設定、地域と言語の設定、インターネット やネットワークの使用に関わるパラメータなどを設定することができます。

コントロールセンターを起動するには、まず コンピュータ を 押してから、メインメニューの右側にある コントロールセンター を選択します。

5. デスクトップ効果の適用

お使いのコンピュータが Xgl で 3D グラフィックに対応している環境の場合、 お使いのデスクトップを立方体のような形で表示したり、半透明や透明なウインドウを 表示させたり、デスクトップ画面を拡大/縮小表示したりするグラフィック効果を 利用することができます。それ以外にもシャドウ (影) やフェードイン/フェードアウト (溶明/溶暗) のほか、形を変形させるようなこともできます。 3D グラフィックカード をお持ちでない場合、いくつかの効果が利用できない場合があるほか、システムの性能が 落ちる場合もあります。お使いのシステムの性能が極端に低い場合は、 Alt+Shift+F12 を押してコンポジット (合成) 効果を無効に設定してください。

お使いのデスクトップにデスクトップ効果を設定するには、下記の手順で行ないます:

  1. 4.3項 「GNOME コントロールセンターの使用」 に書かれている手順で個人設定用の ウインドウを表示します。

  2. ルック&フィール+デスクトップ効果 を選択し、 デスクトップ視覚効果を有効化 を選択します。お使いのグラフィックカードが 3D 対応でない場合は、その旨が 表示されます。

  3. あとは、いずれかのタブから効果を選択してください。

6. 仮想デスクトップの使用

デスクトップ環境はプログラムのウインドウを管理する機能のほか、複数のデスクトップ 上のタスクを管理する作業も行ないます。多数のプログラムを同時に起動するような利用 形態の場合、仮想デスクトップは画面上でのウインドウ配置の手間を減らすことができます。 たとえば、一方のデスクトップで電子メールや予定表の管理を、他方のデスクトップで 文書作成やグラフィックアプリケーションの利用などを行なうような利用形態が 考えられます。

手順15 アプリケーションを他の仮想デスクトップに移動する方法

アプリケーションは、それを起動したままの状態で別のデスクトップに移動したり、 すべてのデスクトップに表示したりすることができます。

  1. まずはアプリケーションを起動します。

  2. アプリケーションのタイトルバーをマウスの右ボタンで選択します。

  3. 別のワークスペースへ移動 を選択します。

  4. アプリケーションを配置したいデスクトップを選択します。

  5. 表示するデスクトップを切り替えるには、パネル内にあるページャを 利用してデスクトップを選択してください。

手順16 仮想デスクトップの追加

利用形態によっては既定よりも多い数の仮想デスクトップを必要とする場合があります。 デスクトップを追加するには、下記の手順で行ないます:

  1. パネル内のページャ上でマウスの右ボタンを押し、 設定 を選択します。下記のような設定ダイアログが表示されます:

  2. ワークスペースの数 を増やすか減らすかします。

  3. 仮想デスクトップの名前を変更したい場合は、項目をダブルクリックして 名前を入力してください。

7. ファイルとフォルダの管理

フォルダや文書を作成/閲覧したりスクリプトを実行したり、お使いのデータから CD を作成したりするには、 Nautilus ファイルマネージャをご利用ください。 Nautilus を起動するには、デスクトップ上にあるホームディレクトリのアイコンをダブルクリック してください。これにより、ホームディレクトリ内の内容が表示されます。

Nautilus ウインドウには、下記のような要素が表示されます:

メニュー.  ほとんどの作業を行なうことができます。

ツールバー.  ファイルやフォルダに対する作業を素早く行なうことができるほか、それらに素早く アクセスすることもできます。

場所バー.  ファイルやフォルダのパスを表示するほか、 URI を表示することもできます。 左側にあるボタンを押すと、親ディレクトリに移動することもできます。

サイドペイン.  ここには、選択したファイルやフォルダに対して情報を表示したりすることができます。 ペイン内に何を表示するのかについては、ドロップダウンリストから選択することで 決めることができます。また、この一覧にはファイル情報を表示する機能のほか、 ファイルに対する動作やファイルへのエンブレムの設定、最近アクセスした Web サイトやツリーシステム内でのファイル表示などを行なうことができます。

ビューペイン.  ファイルやフォルダを表示する場所です。 表示 メニュー内に あるオプションを利用すると、ビューペイン内でのアイコンサイズを大きく/小さく したりすることができるほか、アイコン表示と一覧表示を切り替えたりすることも できます。

ステータスバー.  フォルダ内にある項目の数や、利用可能な空き領域に関する情報が表示されます。 ファイルを選択すると、ステータスバーにはファイル名とサイズが表示されます。

7.1. フォルダのアーカイブ

いくつか最近使っていないファイルをお持ちの場合で、それらをコンピュータ上に 残したままにしておきたい場合には、ファイルを圧縮してテープアーカイブ (TAR) フォーマットにまとめることができます。

  1. Nautilus のビューペインから圧縮を行ないたいフォルダをマウスの右ボタンで 選択し、 圧縮 を選択します。

  2. 圧縮ファイル名を提示された設定のまま受け入れるか、もしくは新しい名前 を指定します。

  3. ファイルの拡張子をドロップダウンリストから選択します。 最も一般的な圧縮形式である tar.gz をご利用に なるのがお勧めです。

  4. あとは圧縮ファイルの場所を指定して、最後に 作成 を押します。

圧縮されたファイルから内容を取り出すには、ファイルをマウスの右ボタンで 選択して ここに展開する を選択します。

7.2. ブックマークの使用

よく使用するフォルダに印を付けるには、 Nautilus のブックマーク機能を 利用するのがお勧めです。

  1. まずはブックマークを作成するフォルダを開きます。

  2. ブックマーク+ブックマークの追加 を選択します。 するとブックマーク一覧に追加が行なわれ、フォルダ名をブックマーク名 として登録されます。

  3. ブックマークから項目を選択するには、 ブックマーク から必要な項目を選択します。

なお、登録済みのブックマークを編集するには、 ブックマーク+ブックマークの編集 を選択し、表示されたダイアログボックスで項目を変更します。

ブックマーク内での順序を変更するには、 ブックマークの編集 ダイアログを開いてから順序を変更する項目をマウスの左ボタンで選択し、ボタンを 押したまま必要な位置まで移動して放してください。

8. Firefox を利用したインターネット閲覧

Firefox* は Web ブラウザとしてより抜きのソフトウエアです。 他のブラウザとの親和性が高く、セキュリティやプライバシーに関わる追加の機能も 提供されています。

Firefox を起動するには、 コンピュータ+Firefox Web ブラウザ を選択します。

タブ表示やポップアップウインドウの制御、ダウンロードや画像の管理など、いずれの Web ブラウザとも最新の Web 技術が提供されています。また、様々なサーチエンジンを 利用して必要な情報を検索することもできます。インターネットの閲覧は URL を入力して 始めてください。

新しい空白タブを開くには、 Ctrl+T を押すか、もしくは表示されているタブの右端に ある + ボタンを押します。新しいタブでリンクを開くには、開きたい リンクをマウスの中央ボタンで押します。また、タブ自身をマウスの右ボタンで押すと、 さらなるタブオプションを表示させることができます。ここから新しいタブを作成する ことができるほか、タブで表示されているもの (1 つまたはすべて) を再読み込み したり、閉じたりすることができます。それ以外にも、タブをマウスの左ボタンで 押し、押した状態のまま必要な場所まで移動させてボタンを放すと、タブの順序を 入れ替えることもできます。

8.1. 情報の検索

  1. 場所バーの右側にある検索ボックスを利用すると、キーワードで Web を検索 することができます。キーワードを入力して Enter を押してください。検索結果が現在のウインドウまたはタブに表示されます。

  2. 既定とは異なる検索エンジンを利用するには、右上の検索バーの左側にある アイコンを押して利用可能な検索エンジンの一覧を表示します。

  3. 利用したい検索エンジンを選んでから Enter を押すと検索が始まります。

現在表示されている Web ページ内を検索するには、まず Ctrl+F を押して ウインドウの下部に 検索 バーを表示ます。あとは表示された 入力フィールドに検索したい文字列を入力してください。横にあるボタンなどを利用すると、 検索する方向を変えたり、該当する箇所をハイライト表示したりすることができます。

8.2. Web からのファイルダウンロード

Firefox を利用してファイルをダウンロードする場合、 Firefox ダウンロードマネージャ が起動して Firefox の設定 で設定した場所にファイルを保存 します。既定ではデスクトップがダウンロード先のフォルダとなるように設定されています。 また、 ダウンロード ウインドウには 過去にダウンロードしたものを表示することができます。

ここからダウンロードしたファイルを開くには、開くファイルを選んでマウスの右 ボタンを押し、 開く を選択します。ダウンロード済みの ファイルについて、その履歴を消去するには 履歴の消去 を 押してください。

8.3. 設定変更

既定のダウンロードフォルダを変更したり、ポップアップ制御機能を有効化したり 変更したりしたい場合は、 編集+設定 を選択します。

ここでは外観や言語、プライバシーやタブオプションなど数多くの設定を行なうこと ができます。それぞれアイコンを選択して表示されたオプションを調整してください。 閉じる を押すと設定を反映させることができます。

9. パスワードの管理

GNOME ではパスワードや暗号鍵を キーリング に保存することができます。これは複数の Web サイトのパスワードを記憶して おきたいような場合にとても便利な機能です。

新しいキーリングを作成するには、下記の手順で行ないます:

  1. Alt+F2 を押し、 seahorse と入力します。

  2. ファイル+新規 を選択します。

  3. パスワード用のキーリング を選択し、 続行 を押して進みます。

  4. キーリングの名前を入力します。入力が終わるとダイアログボックスが 表示されます。

  5. 新しいキーリングに設定するパスワードとその確認用のフィールドに それぞれ入力し、 OK を押します。

キーリングは必要な数だけ作成することができます。たとえば一方を個人用に、 他方を仕事用に作成したりすることができます。パスワードをキーリングに 保存するには、下記の手順で行ないます:

  1. Alt+F2 を押し、 seahorse と入力します。

  2. ファイル+新規 を選択します。

  3. 保存されているパスワード を選択して 続行 を押します。

  4. 保存先のキーリングを選択し、説明とパスワードを入力します。

  5. 最後に 追加 を押すと追加が完了します。

10. 電子メールとカレンダー

電子メールやイベントを読んだり管理したりする場合、 openSUSE では Evolution™ というソフトウエアを用意しています。このソフトウエアは 個人情報を保存したり統合したり、取り出したりすることが簡単にできる グループウエアプログラムです。

Evolution は電子メールや予定表、アドレス帳やタスク (仕事) リストを使いやすい統合 インターフェイスで提供するアプリケーションです。広範囲の通信/データ交換 プロトコルに対応していて、 Microsoft* Exchange などの既存の企業 ネットワークやアプリケーションでも問題のない作業環境を提供します。

Evolution を起動するには、 コンピュータ+Evolution メールとカレンダ を選択します。

初回の起動時には、 Evolution は電子メールアカウントの設定と、従来のメール クライアントからのインポート作業を支援するウイザードを表示します。 また、 Evolution では新しいメッセージの個数と近い将来の予定やタスクについて 表示を行なうほか、今の天気やニュースフィードからのニュースを表示することも できます。カレンダー、アドレス帳、メールツールはそれぞれ左側のショートカットバー からアクセスすることができます。

Evolution で選択しているパート (電子メール、予定表、タスクなど) で新しい 項目を作成するには、 Ctrl+N を押します。たとえば今選択しているものが 電子メールであれば新しくメールを作成する意味になりますし、アドレス帳であれば Ctrl+N で新しい連絡先を追加する意味になります。また、カレンダーであれば、それは 新しい予定を作成する意味になります。

Evolution について、詳しくは Evolution のウインドウから ヘルプ+Contents を 選ぶと表示されるヘルプをお読みください。

11. Pidgin を利用したインスタントメッセージング

Pidgin は複数のプロトコルに対応したインスタントメッセージング (IM) クライアント です。 AOL* Instant Messenger (AIM), Google Talk, GroupWise® Messenger, ICQ, IRC, MSN Messenger, Jabber/XMPP, Yahoo!* などのプロトコルと互換性があります。

Pidgin を利用すると、複数の IM ネットワーク上の複数のアカウントに対して同時に ログインすることができるようになります。また Pidgin には様々なネットワーク機能が 用意されていて、たとえばファイル転送や離席メッセージ、タイプ通知などを利用すること ができます。

Pidgin を起動するには、 コンピュータ+他のアプリケーション+インターネット+Pidgin を選択するか、もしくは Alt+F2 を押して pidgin と入力します。

Pidgin にアカウントを追加するには、初期設定ウイザードを利用するか、もしくは 仲間リスト のウインドウから アカウント+アカウントの管理 を選択します。ここから Add ボタンを押し、 利用したいプロトコルとログイン情報をそれぞれの項目に記入してください。 アカウント一覧では 有効 のチェックボックスに印を 付けることで、アカウントの有効化を行なうことができます。

また、連絡先の追加は 仲間+仲間の追加 を選択することで行ないます。 アシスタント画面が表示され、作成の支援を行ないます。ただし、仲間を追加するには 該当のメッセージングサービスに接続していてオンライン状態になっていなければ なりません。

チャット (会話) を行なうには、会話相手の連絡先をダブルクリックしてチャット ウインドウを開き、下の欄にメッセージを入力してください。 Enter を押すとメッセージを送信することができます。ウインドウの上部には送受信した メッセージが随時表示されます。

12. OpenOffice.org の起動

Office スイートである OpenOffice.org はワードプロセッサやスプレッドシート (表計算) 、 プレゼンテーションやベクトル描画、データベースコンポーネントを含む、オフィス 環境で必要なソフトウエアの完全セットを提供しています。 OpenOffice.org は様々な オペレーティングシステムで利用できるソフトウエアであるため、異なる コンピューティング環境で同じデータを扱うことができます。

OpenOffice.org を起動するには、 コンピュータ+OpenOffice.org ライタ を選択します。 新しいドキュメントを作成するには、 ファイル+新規作成 を選択し、作成するドキュメントの 種類を選択します。既存のドキュメントを開くには 開く を選択し、ファイルシステム内から開くファイルを選択します。

13. PDF ファイルやその他の文書の閲覧

プラットフォームをまたがって共有されたり印刷されたりする文書については、 PDF (Portable Document Format) 形式を利用することができます。たとえば OpenOffice.org スイートなどで PDF 形式のファイルを保存すると、 GNOME の PDF ビューア である Evince で閲覧することができるようになります。 Evince は PDF 以外にも、 PostScript や DjVu, DVI, 複数ページ TIFF などの多数の形式に対応しています。

Evince を起動するには、 Alt+F2 を押して evince と入力します。

  1. PDF ファイルを閲覧するには、 PDF ファイルをダブルクリックします。

  2. 文書内を移動するには、ウインドウ内上部にあるナビゲーションアイコンをご利用 ください。また、 PDF ファイルにブックマークが含まれている場合、ビューアの 左側にあるパネルからアクセスすることができます。

14. データの検索

GNOME には、お使いのコンピュータ上に存在するデータを検索するアプリケーション として、複数のものが提供されています。

14.1. デスクトップ検索の使用

コンピュータ上のファイルやプログラムを検索するには、まず コンピュータ ボタンを押します。 あとは検索したい文字列を 検索 の欄に記入し、 Enter を押すと検索を行なうことができます。 検索結果は Tracker Search Tool のウインドウ 内に表示されます。

さらに詳しい検索ツールを利用したい場合は、デスクトップ検索 (Beagle 検索) を お使いください。 Beagle を起動するには コンピュータ+他のアプリケーション+システム+検索 を選択します。

検索結果の一覧からはそれらのファイルを開くことができるほか、電子メールでの 転送やファイルマネージャ内での表示などを行なうことができます。検索結果の項目を マウスの右ボタンで選択し、表示されたメニューから行ないたい作業を選択してください。 利用可能な作業は、そのファイルの種類に依存して決まります。ファイルを左ボタン で選択するとファイルのプレビューを表示させることができるほか、タイトルやパス、 ファイルの最終更新日時や最終アクセス日時を表示させることができます。

次から検索 のメニューを利用すると、アドレス帳や Web ページ など特定の場所から検索を行なうことができるほか、検索結果に対して特定のファイル タイプのものだけを表示するようにもすることができます。また、 表示 メニューでは検索結果を名前順や関連性順、ファイルの 最終更新日時順に並べることができます。

14.2. GNOME Do の使用

GNOME Do は お使いのコンピュータ上での一般的な作業を簡単かつ効果的に 行なうためのインテリジェント型ランチャー と説明されています。また、 GNOME Do はプラグインでの拡張にも対応しています。

GNOME Do は Super+Space で起動することができます。 Super は通常、キーボードの 左右にある Windows キーや Penguin キーとして配置されているキーのことです。

GNOME Do は特定の作業を簡単に行なうことができます。たとえば b を入力すると、 Banshee ミュージックプレーヤの起動ボタンが表示されます:

GNOME Do を要件にあわせてカスタマイズするには、ウインドウの右上にある 三角形のボタンを押し、 設定 を選択します。これにより、 Evolution のメール内を検索したり、楽曲を聴いたりするためのプラグイン一覧 が表示されます。

15. CD や DVD の作成

CD や DVD に書き込みのできるデバイスをお持ちの場合は、 Nautilus ファイルマネージャを利用することで CD や DVD を作成することができます。

  1. コンピュータ+他のアプリケーション+システム+CD/DVD の作成 を選択するか、もしくは 単純に書き込み可能なディスクを挿入します。

  2. CD や DVD に書き込みたいファイルやフォルダを、 Nautilus の CD/DVD クリエータ ウインドウ上にコピーします。

  3. ファイルやフォルダを配置し終えたら、 書き込む ボタンを押します。

  4. Cd/DVD の作成 ダイアログボックスが表示されたら、それぞれ 必要に応じて情報を修正するか、もしくは既定値のままにしておきます。最後に 書き込む ボタンを押すと、ファイルをディスクに書き込むこと ができます。この処理を完了するには、書き込むべきデータのサイズと書き込み装置 の速度によって異なりますが、しばらくの時間がかかります。

データやオーディオ CD を作成する場合、 Brasero や Banshee を利用して 作成することができます。

16. デジタルカメラの画像コレクション管理

F-Spot は GNOME デスクトップ用のデジタルカメラの画像コネクション管理ツールです。 画像を分類するためにタグ付けを行なったりすることができるほか、様々な画像編集 オプションを利用することができます。たとえば赤目の調整や切り取り、明るさや色の 調整などを行なうことができます。また F-Spot は JPEG, PNG, TIFF のような主要な 画像フォーマット全てに対応しているほか、製造元固有の RAW フォーマットにもいくつか 対応しています。

画像はハードディスクから取り込むことができるほか、デジタルカメラや iPod からも 取り込むことができます。また F-Spot を利用してフォト CD を作成できるほか、 Web サイトでの展示ページを生成したり、 Flickr, 23, Picasa Web, SmugMug などに 画像をエクスポートしたりすることもできます。

F-Spot を起動するには、 コンピュータ+F-Spot フォトブラウザ を選択するか、もしくは Alt+F2 を押して f-spot と入力します。 F-Spot を初めて起動した場合は、 コレクション内に取り込む画像の場所を指定しなければなりません。既にハードディスク に保存された画像をコレクションに取り込んである場合は、そのディレクトリパスと (必要であれば) サブフォルダを含めるかどうかを指定します。 F-Spot は、これらの 画像を自身のデータベース内に取り込みます。

ウインドウの右側には画像のサムネイルが表示され、左側のサイドバーには選択した 画像の詳細情報が表示されます。既定では画像は年代順に並べられ、最も新しい写真 が最初に来るようになっています。写真の並び順は 表示+逆順 を選択すると逆順に表示することが できます。

ウインドウの最上部にあるメニューバーを利用するとメインメニューにアクセスすること ができます。その下にあるツールバーには、それぞれの機能を表わしたアイコンが表示 されていて、ここから主要な機能を利用することができます。

17. 楽曲とビデオの管理

Banshee を利用すると、 CD を取り込んだりデジタルメディアプレーヤ上に ある楽曲コレクションを同期させたり、デジタルメディアプレーヤから楽曲を直接再生 したりすることができます。このほかにもライブラリ内の歌やビデオからプレイリスト を作成したり、ライブラリ内の一部をオーディオ CD やデータ CD に書き込んだり、 Podcast を購読/ダウンロード/聴取することもできます。また Banshee にはインターネットラジオプラグインが提供されていて、オーディオストリームを 聴いたりすることができます。

Banshee を起動するには、 コンピュータ+Banshee メディアプレーヤ を選択するか、 もしくは Alt+F2 を押してから banshee-1 と入力します。

Banshee を初めて起動した場合は、ライブラリ内から利用できるようにするため メディアのインポート作業を行なう必要があります。これを行なうには、メニューから メディア+メディアのインポート を選択します。あとはインポート元を指定して フォルダの選択 を押すとインポートを行なうことができます。 メディアのインポートが成功すると、ライブラリからそれらにアクセスできるようになります。

楽曲や映像を再生するには、単純にライブラリ内から再生したいものを選んで再生 ボタンを押すだけです。左上隅にあるボタンを利用することで、一時停止したり次の 曲や前の曲に移動したりすることができます。また、スピーカーのマークが書かれた ボタンを押すと、音量を調整することもできます。

Banshee には内蔵の CD プレーヤも用意されています。音楽 CD をドライブに 挿入すると、左側のパネル内に CD のタイトルが表示されます。あとはタイトルを 選んで 再生 ボタンを押すと、 CD 内の全曲を再生すること ができます。

オーディオ CD や MP3 CD を作成するには、作成したい曲を選んでから、メニュー内の 編集+CD を作成 を選択します。

18. ログアウト

コンピュータでの作業が終わったら、ログアウトを行なって実行中のシステムから退出 するか、もしくはコンピュータをシャットダウンまたは再起動を行なってください。

18.1. ログアウトとユーザ切り替え

コンピュータ+ログアウト を選択すると、下記のオプションのいずれかを選択することができます:

ログアウト.  現在のセッションから退出し、ログイン画面に戻ります。

ユーザを切り替える.  現在のセッションを一時的に休止し、他のユーザがコンピュータにログインして 利用できるようにします。

18.2. コンピュータの再起動とシャットダウン

コンピュータ+停止する を選択すると、下記のオプションのいずれかを選択することができます:

シャットダウン.  現在のセッションから退出し、コンピュータの電源を落とします。

再起動.  現在のセッションから退出し、コンピュータを再起動します。

サスペンド.  お使いのコンピュータを電源消費の少ない状態に移行させます。この状態では ご利用中のセッションは保持されますが、実行中の全てのアプリケーションや全ての ドキュメント類は開いたままの状態になります。

ハイバネート (休止状態).  セッションを休止させ、コンピュータを再開するまでの間、電源を消費しない 状態に移行します。ご利用中のセッションは保存されますが、実行中の全ての アプリケーションや全てのドキュメント類は開いたままの状態になります。

19. さらなる情報

このガイドでは GNOME デスクトップと、その上で動作する主なアプリケーションについて ガイドを行なってきました。さらに詳しい情報を必要とする場合は GNOME ユーザガイド (↑GNOME ユーザガイド) や openSUSE 向けに用意された他のマニュアル 類をお読みください。マニュアル類は http://www.novell.com/documentation/opensuse113/ (英語) のほか、 お使いのシステム内の /usr/share/doc/manual ディレクトリ 以下にもあります。

また、 GNOME や GNOME アプリケーションについてさらに詳しく知るには、 http://www.gnome.gr.jp/ (日本語) や http://www.gnome.org/ (英語) をご覧になるとよいでしょう。

20. 使用条件・免責事項

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この文書を、フリーソフトウェア財団発行の GNU フリー文書利用許諾契約書 バージョン 1.2 または (希望すれば) 1.3 が定める条件の下で複製、頒布、あるいは 改変することを許可する。ただし、この著作権とライセンス表記については変更不可部分 とする。この利用許諾契約書の複製物は GNU フリー文書利用許諾契約書 という章に含まれている。

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21. GNU Free Documentation License

Version 1.2, November 2002

Copyright (C) 2000,2001,2002 Free Software Foundation, Inc. 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111-1307 USA

Everyone is permitted to copy and distribute verbatim copies of this license document, but changing it is not allowed.

21.1. PREAMBLE

The purpose of this License is to make a manual, textbook, or other functional and useful document “free” in the sense of freedom: to assure everyone the effective freedom to copy and redistribute it, with or without modifying it, either commercially or noncommercially. Secondarily, this License preserves for the author and publisher a way to get credit for their work, while not being considered responsible for modifications made by others.

This License is a kind of copyleft, which means that derivative works of the document must themselves be free in the same sense. It complements the GNU General Public License, which is a copyleft license designed for free software.

We have designed this License in order to use it for manuals for free software, because free software needs free documentation: a free program should come with manuals providing the same freedoms that the software does. But this License is not limited to software manuals; it can be used for any textual work, regardless of subject matter or whether it is published as a printed book. We recommend this License principally for works whose purpose is instruction or reference.

21.2. APPLICABILITY AND DEFINITIONS

This License applies to any manual or other work, in any medium, that contains a notice placed by the copyright holder saying it can be distributed under the terms of this License. Such a notice grants a world-wide, royalty-free license, unlimited in duration, to use that work under the conditions stated herein. The Document, below, refers to any such manual or work. Any member of the public is a licensee, and is addressed as you. You accept the license if you copy, modify or distribute the work in a way requiring permission under copyright law.

A Modified Version of the Document means any work containing the Document or a portion of it, either copied verbatim, or with modifications and/or translated into another language.

A Secondary Section is a named appendix or a front-matter section of the Document that deals exclusively with the relationship of the publishers or authors of the Document to the Document’s overall subject (or to related matters) and contains nothing that could fall directly within that overall subject. (Thus, if the Document is in part a textbook of mathematics, a Secondary Section may not explain any mathematics.) The relationship could be a matter of historical connection with the subject or with related matters, or of legal, commercial, philosophical, ethical or political position regarding them.

The Invariant Sections are certain Secondary Sections whose titles are designated, as being those of Invariant Sections, in the notice that says that the Document is released under this License. If a section does not fit the above definition of Secondary then it is not allowed to be designated as Invariant. The Document may contain zero Invariant Sections. If the Document does not identify any Invariant Sections then there are none.

The Cover Texts are certain short passages of text that are listed, as Front-Cover Texts or Back-Cover Texts, in the notice that says that the Document is released under this License. A Front-Cover Text may be at most 5 words, and a Back-Cover Text may be at most 25 words.

A Transparent copy of the Document means a machine-readable copy, represented in a format whose specification is available to the general public, that is suitable for revising the document straightforwardly with generic text editors or (for images composed of pixels) generic paint programs or (for drawings) some widely available drawing editor, and that is suitable for input to text formatters or for automatic translation to a variety of formats suitable for input to text formatters. A copy made in an otherwise Transparent file format whose markup, or absence of markup, has been arranged to thwart or discourage subsequent modification by readers is not Transparent. An image format is not Transparent if used for any substantial amount of text. A copy that is not Transparent is called Opaque.

Examples of suitable formats for Transparent copies include plain ASCII without markup, Texinfo input format, LaTeX input format, SGML or XML using a publicly available DTD, and standard-conforming simple HTML, PostScript or PDF designed for human modification. Examples of transparent image formats include PNG, XCF and JPG. Opaque formats include proprietary formats that can be read and edited only by proprietary word processors, SGML or XML for which the DTD and/or processing tools are not generally available, and the machine-generated HTML, PostScript or PDF produced by some word processors for output purposes only.

The Title Page means, for a printed book, the title page itself, plus such following pages as are needed to hold, legibly, the material this License requires to appear in the title page. For works in formats which do not have any title page as such, Title Page means the text near the most prominent appearance of the work’s title, preceding the beginning of the body of the text.

A section Entitled XYZ means a named subunit of the Document whose title either is precisely XYZ or contains XYZ in parentheses following text that translates XYZ in another language. (Here XYZ stands for a specific section name mentioned below, such as Acknowledgements, Dedications, Endorsements, or History.) To Preserve the Title of such a section when you modify the Document means that it remains a section Entitled XYZ according to this definition.

The Document may include Warranty Disclaimers next to the notice which states that this License applies to the Document. These Warranty Disclaimers are considered to be included by reference in this License, but only as regards disclaiming warranties: any other implication that these Warranty Disclaimers may have is void and has no effect on the meaning of this License.

21.3. VERBATIM COPYING

You may copy and distribute the Document in any medium, either commercially or noncommercially, provided that this License, the copyright notices, and the license notice saying this License applies to the Document are reproduced in all copies, and that you add no other conditions whatsoever to those of this License. You may not use technical measures to obstruct or control the reading or further copying of the copies you make or distribute. However, you may accept compensation in exchange for copies. If you distribute a large enough number of copies you must also follow the conditions in section 3.

You may also lend copies, under the same conditions stated above, and you may publicly display copies.

21.4. COPYING IN QUANTITY

If you publish printed copies (or copies in media that commonly have printed covers) of the Document, numbering more than 100, and the Document’s license notice requires Cover Texts, you must enclose the copies in covers that carry, clearly and legibly, all these Cover Texts: Front-Cover Texts on the front cover, and Back-Cover Texts on the back cover. Both covers must also clearly and legibly identify you as the publisher of these copies. The front cover must present the full title with all words of the title equally prominent and visible. You may add other material on the covers in addition. Copying with changes limited to the covers, as long as they preserve the title of the Document and satisfy these conditions, can be treated as verbatim copying in other respects.

If the required texts for either cover are too voluminous to fit legibly, you should put the first ones listed (as many as fit reasonably) on the actual cover, and continue the rest onto adjacent pages.

If you publish or distribute Opaque copies of the Document numbering more than 100, you must either include a machine-readable Transparent copy along with each Opaque copy, or state in or with each Opaque copy a computer-network location from which the general network-using public has access to download using public-standard network protocols a complete Transparent copy of the Document, free of added material. If you use the latter option, you must take reasonably prudent steps, when you begin distribution of Opaque copies in quantity, to ensure that this Transparent copy will remain thus accessible at the stated location until at least one year after the last time you distribute an Opaque copy (directly or through your agents or retailers) of that edition to the public.

It is requested, but not required, that you contact the authors of the Document well before redistributing any large number of copies, to give them a chance to provide you with an updated version of the Document.

21.5. MODIFICATIONS

You may copy and distribute a Modified Version of the Document under the conditions of sections 2 and 3 above, provided that you release the Modified Version under precisely this License, with the Modified Version filling the role of the Document, thus licensing distribution and modification of the Modified Version to whoever possesses a copy of it. In addition, you must do these things in the Modified Version:

A.  Use in the Title Page (and on the covers, if any) a title distinct from that of the Document, and from those of previous versions (which should, if there were any, be listed in the History section of the Document). You may use the same title as a previous version if the original publisher of that version gives permission.

B.  List on the Title Page, as authors, one or more persons or entities responsible for authorship of the modifications in the Modified Version, together with at least five of the principal authors of the Document (all of its principal authors, if it has fewer than five), unless they release you from this requirement.

C.  State on the Title page the name of the publisher of the Modified Version, as the publisher.

D.  Preserve all the copyright notices of the Document.

E.  Add an appropriate copyright notice for your modifications adjacent to the other copyright notices.

F.  Include, immediately after the copyright notices, a license notice giving the public permission to use the Modified Version under the terms of this License, in the form shown in the Addendum below.

G.  Preserve in that license notice the full lists of Invariant Sections and required Cover Texts given in the Document’s license notice.

H.  Include an unaltered copy of this License.

I.  Preserve the section Entitled History, Preserve its Title, and add to it an item stating at least the title, year, new authors, and publisher of the Modified Version as given on the Title Page. If there is no section Entitled History in the Document, create one stating the title, year, authors, and publisher of the Document as given on its Title Page, then add an item describing the Modified Version as stated in the previous sentence.

J.  Preserve the network location, if any, given in the Document for public access to a Transparent copy of the Document, and likewise the network locations given in the Document for previous versions it was based on. These may be placed in the History section. You may omit a network location for a work that was published at least four years before the Document itself, or if the original publisher of the version it refers to gives permission.

K.  For any section Entitled Acknowledgements or Dedications, Preserve the Title of the section, and preserve in the section all the substance and tone of each of the contributor acknowledgements and/or dedications given therein.

L.  Preserve all the Invariant Sections of the Document, unaltered in their text and in their titles. Section numbers or the equivalent are not considered part of the section titles.

M.  Delete any section Entitled Endorsements. Such a section may not be included in the Modified Version.

N.  Do not retitle any existing section to be Entitled Endorsements or to conflict in title with any Invariant Section.

O.  Preserve any Warranty Disclaimers.

If the Modified Version includes new front-matter sections or appendices that qualify as Secondary Sections and contain no material copied from the Document, you may at your option designate some or all of these sections as invariant. To do this, add their titles to the list of Invariant Sections in the Modified Version’s license notice. These titles must be distinct from any other section titles.

You may add a section Entitled Endorsements, provided it contains nothing but endorsements of your Modified Version by various parties--for example, statements of peer review or that the text has been approved by an organization as the authoritative definition of a standard.

You may add a passage of up to five words as a Front-Cover Text, and a passage of up to 25 words as a Back-Cover Text, to the end of the list of Cover Texts in the Modified Version. Only one passage of Front-Cover Text and one of Back-Cover Text may be added by (or through arrangements made by) any one entity. If the Document already includes a cover text for the same cover, previously added by you or by arrangement made by the same entity you are acting on behalf of, you may not add another; but you may replace the old one, on explicit permission from the previous publisher that added the old one.

The author(s) and publisher(s) of the Document do not by this License give permission to use their names for publicity for or to assert or imply endorsement of any Modified Version.

21.6. COMBINING DOCUMENTS

You may combine the Document with other documents released under this License, under the terms defined in section 4 above for modified versions, provided that you include in the combination all of the Invariant Sections of all of the original documents, unmodified, and list them all as Invariant Sections of your combined work in its license notice, and that you preserve all their Warranty Disclaimers.

The combined work need only contain one copy of this License, and multiple identical Invariant Sections may be replaced with a single copy. If there are multiple Invariant Sections with the same name but different contents, make the title of each such section unique by adding at the end of it, in parentheses, the name of the original author or publisher of that section if known, or else a unique number. Make the same adjustment to the section titles in the list of Invariant Sections in the license notice of the combined work.

In the combination, you must combine any sections Entitled History in the various original documents, forming one section Entitled History; likewise combine any sections Entitled Acknowledgements, and any sections Entitled Dedications. You must delete all sections Entitled Endorsements.

21.7. COLLECTIONS OF DOCUMENTS

You may make a collection consisting of the Document and other documents released under this License, and replace the individual copies of this License in the various documents with a single copy that is included in the collection, provided that you follow the rules of this License for verbatim copying of each of the documents in all other respects.

You may extract a single document from such a collection, and distribute it individually under this License, provided you insert a copy of this License into the extracted document, and follow this License in all other respects regarding verbatim copying of that document.

21.8. AGGREGATION WITH INDEPENDENT WORKS

A compilation of the Document or its derivatives with other separate and independent documents or works, in or on a volume of a storage or distribution medium, is called an “aggregate” if the copyright resulting from the compilation is not used to limit the legal rights of the compilation’s users beyond what the individual works permit. When the Document is included in an aggregate, this License does not apply to the other works in the aggregate which are not themselves derivative works of the Document.

If the Cover Text requirement of section 3 is applicable to these copies of the Document, then if the Document is less than one half of the entire aggregate, the Document’s Cover Texts may be placed on covers that bracket the Document within the aggregate, or the electronic equivalent of covers if the Document is in electronic form. Otherwise they must appear on printed covers that bracket the whole aggregate.

21.9. TRANSLATION

Translation is considered a kind of modification, so you may distribute translations of the Document under the terms of section 4. Replacing Invariant Sections with translations requires special permission from their copyright holders, but you may include translations of some or all Invariant Sections in addition to the original versions of these Invariant Sections. You may include a translation of this License, and all the license notices in the Document, and any Warranty Disclaimers, provided that you also include the original English version of this License and the original versions of those notices and disclaimers. In case of a disagreement between the translation and the original version of this License or a notice or disclaimer, the original version will prevail.

If a section in the Document is Entitled Acknowledgements, Dedications, or History, the requirement (section 4) to Preserve its Title (section 1) will typically require changing the actual title.

21.10. TERMINATION

You may not copy, modify, sublicense, or distribute the Document except as expressly provided for under this License. Any other attempt to copy, modify, sublicense or distribute the Document is void, and will automatically terminate your rights under this License. However, parties who have received copies, or rights, from you under this License will not have their licenses terminated so long as such parties remain in full compliance.

21.11. FUTURE REVISIONS OF THIS LICENSE

The Free Software Foundation may publish new, revised versions of the GNU Free Documentation License from time to time. Such new versions will be similar in spirit to the present version, but may differ in detail to address new problems or concerns. See http://www.gnu.org/copyleft/.

Each version of the License is given a distinguishing version number. If the Document specifies that a particular numbered version of this License or any later version applies to it, you have the option of following the terms and conditions either of that specified version or of any later version that has been published (not as a draft) by the Free Software Foundation. If the Document does not specify a version number of this License, you may choose any version ever published (not as a draft) by the Free Software Foundation.

21.12. ADDENDUM: How to use this License for your documents

To use this License in a document you have written, include a copy of the License in the document and put the following copyright and license notices just after the title page:

   Copyright (c) YEAR YOUR NAME.
   Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document
   under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2
   or any later version published by the Free Software Foundation;
   with no Invariant Sections, no Front-Cover Texts, and no Back-Cover Texts.
   A copy of the license is included in the section entitled “GNU
   Free Documentation License”.
  

If you have Invariant Sections, Front-Cover Texts and Back-Cover Texts, replace the “with...Texts.” line with this:

   with the Invariant Sections being LIST THEIR TITLES, with the
   Front-Cover Texts being LIST, and with the Back-Cover Texts being LIST.
  

If you have Invariant Sections without Cover Texts, or some other combination of the three, merge those two alternatives to suit the situation.

If your document contains nontrivial examples of program code, we recommend releasing these examples in parallel under your choice of free software license, such as the GNU General Public License, to permit their use in free software.

22. GNU フリー文書利用許諾契約書 (日本語訳)

バージョン 1.2、2002年11月

Copyright (C) 2000,2001,2002 Free Software Foundation, Inc. 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111-1307 USA

この利用許諾契約書を、一字一句そのままに複製し頒布することは許可する。 しかし変更は認めない。

22.1. はじめに

この利用許諾契約書の目的は、この契約書が適用されるマニュアルや教科書、 その他機能本位で実用的な文書を(無料ではなく)自由という意味で “フリー” とすること、すなわち、改変の有無あるいは目的の 営利非営利を問わず、文書を複製し再頒布する自由をすべての人々に効果的に 保証することです。加えてこの契約書により、著者や出版者が自分たちの 著作物に対して相応の敬意と賞賛を得る手段も保護されます。また、他人が 行った改変に対して責任を負わずに済むようになります。

この利用許諾契約書は コピーレフト 的なライセンスの一つであり、 この契約書が適用された文書から派生した著作物は、それ自身もまた原本と 同じ意味でフリーでなければなりません。この契約書は、フリーソフトウェアの ために設計されたコピーレフトなライセンスであるGNU一般公衆使用許諾契約書を 補足するものです。

(訳注: コピーレフト(copyleft)の概念については http://www.gnu.org/copyleft/copyleft.ja.html を参照せよ)

この利用許諾契約書は、フリーソフトウェア用のマニュアルに適用することを 目的として書かれました。フリーソフトウェアはフリーな文書を必要としており、 フリーなプログラムはそのソフトウェアが保証するのと同じ自由を提供する マニュアルと共に頒布されるべきだからです。しかし、この契約書の適用範囲は ソフトウェアのマニュアルに留まりません。対象となる著作物において扱われる 主題が何であれ、あるいはそれが印刷された書籍として出版されるか否かに関わらず、 この契約書は文字で書かれたいかなる著作物にも適用することが可能です。 私たちとしては、主にこの契約書を解説や参照を目的とする著作物に適用することをお勧めします。

22.2. この利用許諾契約書の適用範囲と用語の定義

著作物がこの利用許諾契約書の定める条件の下で頒布される旨の告知を、 著作権者がその中に書いたすべてのマニュアルあるいはその他の著作物は、 いかなる媒体上にあってもこの契約書の適用対象となる。そのような告知を 置くことで、全世界において、著作権使用料を必要とせず、許可の存続期間を 限定されること無く、この契約書の中で述べられている条件の下で当該著作物を 利用できるという許可を与えることとする。以下において、 文書 (Document) とはそのような告知が記載されたマニュアルないし著作物すべてを指す。 公衆の一員ならば誰でも契約の当事者となることができ、この契約書中では あなた と表現される。あなたは、著作権法の下で許可を必要と するような方法で著作物を複製や改変、あるいは頒布することにより、 この契約書を受諾することになる。

文書改変版 (Modified Version) とは、 一字一句忠実に複製したか、あるいは改変や他言語への翻訳を行ったかどうかに 関わらず、その 文書 の全体あるいは一部分を含む著作物すべてを 意味する。

補遺部分 (Secondary Section) とは、 文書 中でその旨指定された補遺ないし本文に先だって前付けとして置かれる一部分で あり、 文書 の出版者あるいは著者と、 文書 全体の主題 (あるいはそれに関連する事柄)との関係のみを論じ、全体としての 主題の範疇に直接属する内容を全く含まないものである (たとえば、 文書 の一部が数学の教科書だった場合、補遺部分では数学に ついて何も解説してはならない)。補遺部分で扱われる関係は、その主題あるいは 関連する事柄との歴史的なつながりのことかも知れないし、それらに関する 法的、商業的、哲学的、倫理的、あるいは政治的立場についてかも知れない。

変更不可部分 (Invariant Sections) とは補遺部分の一種で、 それらが変更不可部分であることが、 文書 をこの利用許諾契約書の 下で発表する旨述べた告知中においてその部分の題名と共に明示されているものである。 ある部分が上記のような 補遺 性の定義にそぐわない場合は、 その部分を 変更不可 として指定することは認められない。 文書 は、変更不可部分を全く含まなくても良い。 文書 において変更不可部分が全く指定されていなければ、 その 文書 に変更不可部分は存在しないということである。

カバーテキスト(Cover Texts) とは、 文書 がこの利用許諾契約書の指定する条件の下で発表される旨述べた告知において、 表カバーテキスト あるいは 裏カバーテキスト として列挙された短い文章のことを指す。表カバーテキストは最大で5語、 裏カバーテキストは最大で25語までとする。

文書透過的 複製物とは、機械による 読み取りが可能な 文書 の複製物のことを指す。透過的な 複製物の文書形式は、その仕様が一般の人々に入手可能で、 文書 の内容を一般的なテキストエディタ、または(画素で構成される画像ならば) 一般的なペイントプログラム、あるいは(図面ならば)いくつかの広く入手可能な 製図エディタで簡単に改訂するのに適しており、なおかつテキストフォーマッタ への入力に適する(あるいはテキストフォーマッタへの入力に適する諸形式への 自動的な変換に適する)ものでなければならない。透過的なファイル形式への複製で あっても、マークアップ、あるいはマークアップの不在が読者によるそれ以降の 改変をわざと邪魔し阻害するように仕組まれたものは透過的であるとは見做されない。 ある画像形式が、相当量のテキスト文章を表現するために使われた場合、 それは透過的ではない。透過的ではない複製は 非透過的 複製と呼ばれる。

透過的複製に適した形式の例としては、マークアップを含まないプレーンな ASCII形式、Texinfo入力形式、LaTeX入力形式、一般に入手可能なDTDを用いた SGMLあるいはXML、または人間による改変を想定して設計された、標準に準拠した シンプルなHTMLやPostScript、PDFなどが挙げられる。透過的な画像形式の例には、 PNGやXCF、JPGが含まれる。非透過な形式としては、独占的なワードプロセッサで のみ閲覧編集できる独占的なファイル形式、普通には入手できないDTDまたは処理系を 使ったSGMLやXML、ある種のワードプロセッサが生成する、出力のみを目的とした 機械生成のHTMLやPostScript、PDFなどが含まれる。

題扉 (Title Page) とは、印刷された書籍に於いては、実際の 表紙自身のみならず、この利用許諾契約書が表紙に掲載することを義務づける 文章や図などを、読みやすい形で載せるのに必要なだけの、表紙に引き続く 数ページをも意味する。表紙に類するものが無い形式で発表される著作物に おいては、 題扉 とは本文の始まりに先だって、その著作物の 題名が最も目立つ形で現れる場所の近くに置かれる文章のことを指す。

XYZと題された (Entitled XYZ) 部分とは、 文書 において XYZ と名付けられた一部分であり、その題名は正確に XYZ であるか、 XYZ を他の言語に翻訳した上で その後ろに XYZ をそのまま括弧で括ったものを含む記述のどちらか である(ここでの XYZ とは、この利用許諾契約書において以下で 言及される特定の部分名を意味している。例えば 謝辞 (Acknowledgements)献辞 (Dedications)推薦の辞 (Endorsements)履歴 (History))。 あなたが 文書 を改変する場合、そのような部分の 題名を保存する (Preserve the Title) とは、 XYZと題された 部分として、ここでの定義に従い題名を残すと いうことである。

文書 は、 保証否認警告 (Warranty Disclaimers) を、この利用許諾契約書が 文書 に適用されると述べた告知の次に 含んでも良い。この種の保証否認警告は、この契約書からの言及という形で 利用条件に含まれるものと解されるが、保証の否認に関することについてのみ 有効とする。こういった保証否認警告で示しうるその他のいかなる含意も無効 であり、この契約書の効能には何ら影響を持たない。

22.3. 逐語的に忠実な複製

この利用許諾契約書、著作権表示、この契約書が 文書 に 適用される旨述べた告知の三つがすべての複製物に複製され、かつあなたが この契約書で指定されている以外のいかなる条件も追加しない限り、あなたは この 文書 を、商用であるか否かを問わずいかなる形でも 複製頒布することができる。あなたは、あなたが作成あるいは頒布する複製物に 対して、閲覧や再複製を技術的な手法によって妨害、規制してはならない。 しかしながら、複製と引き換えに代価を得てもかまわない。あなたが相当量の 複製物を頒布する際には、本契約書第3項で指定される条件にも従わなければ ならない。

またあなたは、上記と同じ条件の下で、複製物を貸与したり複製物を公に開示する ことができる。

22.4. 大量の複製

もしあなたが、 文書 の印刷された (あるいは通常は印刷された 表紙を持つ媒体における)複製物を100部を超えて出版し、また 文書 の利用許諾告知がカバーテキストの掲載を要求している 場合には、指定されたすべてのカバーテキストを、表カバーテキストは表表紙に、 裏カバーテキストは裏表紙に、はっきりと読みやすい形で載せた表紙の中に 複製物本体を綴じ込まなければならない。また、両方の表紙において、それらの 複製物の出版者としてのあなたをはっきりとかつ読みやすい形で確認できなければ ならない。表表紙では 文書 の完全な題名を、題名を構成する すべての語が等しく目立つようにして、視認可能な形で示さなければならない。 それらの情報に加えて、表紙に他の文章や図などを加えることは許可される。 表紙のみを変更した複製物は、それが 文書 の題名を保存し 上記の条件を満たす限り、ほかの点では逐語的に忠実な複製物として扱われる。

もしどちらかの表紙に要求されるカバーテキストの量が多すぎて読みやすく 収めることが不可能ならば、あなたはテキスト先頭の一文(あるいは適切に収まる だけ)を実際の表紙に載せ、続きは隣接したページに載せるべきである。

あなたが 文書非透過的 複製物を100部を 超えて出版あるいは頒布する場合、それぞれの非透過な複製物と一緒に機械で 読み取り可能な透過的複製物を添付するか、それぞれの非透過な複製物(あるいは それに付属する文書)中で、公にアクセス可能なコンピュータネットワーク上の 所在地を記述しなければならない。その場所には、非透過な複製物と内容的に 寸分違わず、余計なものが追加されていない完全な 文書 の 透過的複製物が置かれ、またそこから、ネットワークを利用する一般公衆が、 一般に標準的と考えられるネットワークプロトコルを使ってダウンロードする ことができなければならない。もしあなたが後者の選択肢を選ぶならば、 その版の非透過な複製物を公衆に(直接、あるいはあなたの代理人ないし 小売業者が)最後に頒布してから最低1年間は、その透過的複製物が指定の場所で アクセス可能であり続けることを保証するよう、非透過な複製物の大量頒布を 始める際に十分に慎重な手順を踏まなければならない。

これは要望であり必要条件ではないが、 文書 の著者に、 文書 の更新された版をあなたに提供する機会を与えるため、 透過非透過を問わず大量の複製物を再頒布し始める前には彼らにきちんと 連絡しておいてほしい。

22.5. 改変

文書 の改変版を、この利用許諾契約書と細部まで同一の 契約の下で発表する限り、すなわち原本の役割を改変版で置き換えた形での 頒布と改変を、その複製物を所有するすべての人々に許可する限り、あなたは 改変版を上記第2項および第3項が指定する条件の下で複製および頒布する ことができる。さらに、あなたは改変版において以下のことを行わなければ ならない。

A.  題扉に(もしあればその他の表紙にも)、 文書 および 文書 のそれ以前の版と見分けがつく題名を載せること (もし以前の 版があれば、 文書履歴 (History) の部分に列記されているはずである)。もし元の版の出版者から許可を 得たならば、以前の版と同じ題名を使っても良い。

B.  題扉に、改変版における改変を行った1人以上の人物 か団体名を列記すること。 あわせて元の 文書 の著者として、最低5人(もし5人以下 ならばすべて)の主要著者を列記すること。ただし元の著者たちがこの条件を 免除した場合は除く。

C.  題扉に、改変版の出版者名を出版者として記載すること。

D.  文書 にあるすべての著作権表示を残すこと。

E.  他の著作権表示の近くに、あなたの改変に対する適当な著作権表示を追加すること。

F.  著作権表示のすぐ後に、改変版をこの契約書の条件の下で利用することを 公衆に対して許可する告知を含めること。その形式はこの契約書の末尾にある 付記で示されている。

G.  元の 文書 の利用許諾告知に書かれた、変更不可部分の完全な一覧と、 要求されるカバーテキストとを、改変版の利用許諾告知でもそのまま残すこと。

H.  この契約書の、変更されていない複製物を含めること。

I.  履歴 (History) と題された部分とその題名を保存し、 そこに改変版の、少なくとも題名、出版年、新しく変更した部分の著者名、出版者名を、 題扉に掲載するのと同じように記載した一項を加えること。もし 文書 中に「履歴」と題された部分が存在しない場合には、 文書 の題名、 出版年、著者、出版者を題扉に掲載するのと同じように記載した部分を用意し、上記で 述べたような、改変版を説明する一項を加えること。

J.  文書 中に、 文書 の透過的複製物への公共的アクセスの ために指定されたネットワーク的所在地が記載されていたならば、それを保存すること。 同様に、その 文書 の元になった以前の版で指定されていたネットワーク的 所在地も載っていたならば、それも保存すること。これらの情報は 履歴(History) の部分に置いても良い。ただし、それが 文書 自身より少なくとも4年前に出版された著作物の情報であったり、あるいは改変版が参考に している版の元々の出版者から許可を得たならば、その情報を削除してもかまわない。

K.  謝辞 (Acknowledgement) あるいは 献辞 (Dedication) 等と題されたいかなる部分も、その部分の題名を保存し、その部分の内容(各貢献者への 謝意あるいは献呈の意)と語調を保存すること。

L.  文書 の変更不可部分を、その本文および題名を変更せずに保存すること。 章番号やそれに相当するものは部分の題名の一部とは見做さない。

M.  推薦の辞 (Endorsement) というような章名が題された部分は すべて削除すること。そのような部分を改変版に含めてはならない。

N.  すでに存在する部分を 推薦の辞 (Endorsement) と題されるように 改名したり、題名の点で変更不可部分のどれかと衝突するように改名してはならない。

O.  保証否認警告を保存すること。

もし改変版に、補遺部分としての条件を満たし、かつ 文書 から複製物 された文章や図などをいっさい含んでいない、前書き的な章あるいは付録が新しく 含まれるならば、あなたは希望によりそれらの部分の一部あるいはすべてを変更不可と 宣言することができる。変更不可を宣言するためには、それらの部分の題名を改変版の 利用許諾告知中の変更不可部分一覧に追加すれば良い。これらの題名は他の章名とは 全く別のものでなければならない。

含まれる内容が、さまざまな集団によるあなたの改変版に対する推薦の辞のみである 限り、あなたは、 推薦の辞 (Endorsement) と題された章を追加する ことができる。推薦の辞の例としては、ピアレビューの陳述、あるいは文書がある標準の 権威ある定義としてその団体に承認されたという声明などがある。

あなたは、 5語までの一文を表カバーテキストとして、 25語までの文を裏表紙テキスト として、改変版のカバーテキスト一覧の末尾に加えることができる。一個人ないし 一団体が直接(あるいは団体内で結ばれた協定によって)加えることができるのは、 表カバーテキストおよび裏カバーテキストとしてそれぞれ一文ずつのみである。 もし以前すでにその文書において、表裏いずれかの表紙にあなたの(またはあなたが 代表する同じ団体内で為された協定に基づく)カバーテキストが含まれていたならば、 あなたが新たに追加することはできない。しかしあなたは、その古い文を加えた以前の 出版者から明示的な許可を得たならば、古い文を置き換えることができる。

文書 の著者あるいは出版者は、この利用許諾契約書によって、 彼らの名前を利用することを許可しているわけではない。彼らの名前を改変版の宣伝に 使ったり、改変版への明示的あるいは黙示的な保証のために使うことを許可するもの ではない。

22.6. 文書の結合

あなたは、上記第4項において改変版に関して定義された条件の下で、 この利用許諾契約書の下で発表された複数の文書を一つにまとめることができる。 その際、原本となる文書にある変更不可部分を全て、改変せずに結合後の著作物中に 含め、それらをあなたが統合した著作物の変更不可部分としてその利用許諾告知に おいて列記し、かつ原本にある全ての保証否認警告を保存しなければならない。

結合後の著作物についてはこの契約書の複製物を一つ含んでいればよく、同一内容の 変更不可部分が複数ある場合には一つで代用してよい。もし同じ題名だが内容の異なる 変更不可部分が複数あるならば、そのような部分のそれぞれの題名の最後に、 (もし分かっているならば)その部分の原著者あるいは出版者の名前で、あるいは他と 重ならないような番号を括弧で括って記載することで、それぞれ見分けが付くように しなければならない。結合後の著作物の利用許諾告知における変更不可部分の一覧に おいても、章の題名に同様の調整をすること。

結合後の著作物においては、あなたはそれぞれの原本の 履歴 (History) と題されたあらゆる部分をまとめて、 履歴 (History) と題された 一章にしなければならない。同様に、 謝辞 (Acknowledgements) あるいは 献辞 (Dedications) と題されたあらゆる部分もまとめなければ ならない。あなたは 推薦の辞 (Endowsements) と題されたあらゆる 部分も削除しなければならない。

22.7. 文書の収集

あなたは、この利用許諾契約書の下で発表された複数の文書で構成される収集 著作物を作ることができる。その場合、それぞれの文書が逐語的に忠実に複製される ことを保障するために他のすべての点でこの契約書の定める条件に従う限り、 さまざまな文書中のこの契約書の個々の複製物を、収集著作物中に複製物を一つ 含めることで代用することができる。

あなたは、このような収集著作物から文書を一つ取り出し、それをこの契約書の 下で頒布することができる。ただしその際には、この契約書の複製物を抽出された 文書に挿入し、またその他すべての点でこの文書の逐語的に忠実な複製に関して この契約書が定める条件に従わなければならない。

22.8. 独立した著作物の集積

文書 あるいはその派生物を、他の別の独立した文書あるいは 著作物と一緒にし、一巻の記憶装置あるいは頒布媒体に収めた編集著作物は、 編集に起因する著作権が編集著作物に含まれる個々の著作物がその利用者に 許可した法的権利を制限するよう行使されない限り、 集積 著作物と呼ばれる。 文書 が集積著作物に含まれる場合、 この契約書は、 文書 と共にまとめられた他の独立した 著作物には、それら自身が 文書 の派生物で無い限り 適用されることにはならない。

このような 文書 の複製物において、この利用許諾契約書の 第3項によりカバーテキストの掲載が要求されている場合、 文書 の量が集積著作物全体の2分の1以下であれば、 文書 の カバーテキストは集積著作物中で 文書 そのものの周りを囲む 中表紙、あるいは 文書 が電子的形式である場合には表紙の 電子的等価物にのみ配置するだけでよい。その場合以外は、カバーテキストは 集積著作物全体を取り巻く印刷された表紙に掲載されなければならない。

22.9. 翻訳

翻訳は改変の一種と見做すので、あなたは 文書 の翻訳を この利用許諾契約書の第4項の定める条件の下で頒布することができる。 変更不可部分を翻訳によって置き換えるには著作権者の特別許可を必要とするが、 元の変更不可部分に追加する形で変更不可部分の全てないし一部の翻訳を含める ことはかまわない。この契約書や 文書 中の利用許諾告知、 保証否認警告すべての英語原本も含める限り、あなたはこの契約書、告知、 警告の翻訳を含めることができる。契約書や告知、警告に関して翻訳と 英語原本との間に食い違いが生じた場合、英語原本が優先される。

典型的な例として、 文書 のある部分が原文で AcknowledgementsDedications 、あるいは History と題されていた場合、実際の題名を変更するには、 題名を保存する(この契約書の第1項)ための条件(同第4項)を満たすことが 必要となる。

22.10. 契約の終了

この利用許諾契約書の下で明確に提示されている場合を除き、あなたは 文書 を複製、改変、サブライセンス、あるいは頒布しては ならない。このライセンスで指定されている以外の、 文書 の複製、改変、サブライセンス、頒布に関するすべての企ては無効であり、 この契約書によって保証されるあなたの権利を自動的に終結させることとなる。 しかし、この契約書の下であなたから複製物ないし諸権利を得た個人や団体に 関しては、そういった人々がこの契約書に完全に従ったままである限り、 彼らに与えられた許諾は終結しない。

22.11. 将来における本利用許諾契約書の改訂

フリーソフトウェア財団は、時によってGNU フリー文書利用許諾契約書の新しい 改訂版を出版することができる。そのような新版は現在の版と理念においては 似たものになるであろうが、新たに生じた問題や懸念を解決するため細部に おいては違ったものになるだろう。詳しくは http://www.gnu.org/copyleft/ を参照せよ。

GNU フリー文書利用許諾契約書のそれぞれの版には、新旧の区別が付くような バージョン番号が振られている。もし 文書 において、 この契約書のある特定の版か それ以降のどの版でも 適用して良いと 指定されている場合、あなたはフリーソフトウェア財団から発行された (草稿として発表されたものを除く)指定の版かそれ以降の版のうちどれか一つを 選び、その条項や条件に従うことができる。もし 文書 が この契約書のバージョン番号を指定していない場合には、あなたは フリーソフトウェア財団から今までに出版された(草稿として発表されたものを除く) 版のうちからどれか一つを選ぶことができる。

22.12. 付録: この利用許諾契約書をあなたの文書に適用するには

この利用許諾契約書をあなたが書いた文書に適用するには、この契約書の複製物 一つを文書中に含め、以下に示す著作権表示と利用許諾告知を題扉のすぐ後に 置いて下さい:

   Copyright (c) YEAR YOUR NAME.
   Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document
   under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2
   only as published by the Free Software Foundation;
   with the Invariant Section being this copyright notice and license.
   A copy of the license is included in the section entitled “GNU
   Free Documentation License”.
  

(訳)

   Copyright (C) 西暦年 あなたの名前.  
   この文書を、フリーソフトウェア財団発行の GNU フリー文書利用許諾契約
   書(バージョン1.2かそれ以降から一つを選択)が定める条件の下で複製、頒
   布、あるいは改変することを許可する。変更不可部分、表カバーテキスト、
   裏カバーテキストは存在しない。この利用許諾契約書の複製物は「GNU フ
   リー文書利用許諾契約書」という章に含まれている。
  

もし変更不可部分や表カバーテキスト、裏カバーテキストがあれば、 変更不可部分…は存在しない。 というところを以下で 置き換えてください:

   with the Invariant Sections being LIST THEIR TITLES, with the
   Front-Cover Texts being LIST, and with the Back-Cover Texts being LIST.
  

(訳)

   (章の題名を列記)は変更不可部分であり、(表カバーテキストを列記)は表
   カバーテキスト、(裏カバーテキストを列記)は裏カバーテキストである。
  

変更不可部分はあるがカバーテキストは存在しないなど、その他の三者の 組み合せに関しては、状況に合わせて上記二つの選択肢を混ぜてください。

あなたの文書に、他に類を見ない独自のプログラムコードのサンプルが 含まれる場合、フリーソフトウェアにおいてそのコードを利用することを 許可するために、そういったサンプルに関してはこの利用許諾契約書と同時にGNU 一般公衆許諾契約書のようなフリーソフトウェア向けライセンスのうち どれか一つを選択して適用してもよい、というような条件の下で発表する ことを推奨します。