ソフトウェアのインストール

PPD (PostScript printer description、PostScriptプリンタ記述)は、PostScriptプリンタの特性(解像度など)やオプション(両面印刷ユニットなど)を記述するコンピュータ言語です。これらの記述は、CUPS側でさまざまなプリンタオプションを使用するために必須です。PPDファイルがない場合、印刷データは「raw」(ロー、未加工)状態でプリンタへ送信されますが、そのことは通常は望ましくありません。SUSE Linux Enterprise Serverのインストール時に、多数のPPDファイルがプレインストールされます。

PostScriptプリンタを設定する場合、最善のアプローチは、適切なPPDファイルを入手することです。この種の多数のPPDファイルは、標準インストールの範囲内で自動的にインストールされるパッケージmanufacturer-PPDsに用意されています。および11.8.2項 「特定のPostScriptプリンタに適したPPDファイルが入手できない」を参照してください。11.7.2項 「各種パッケージ内のPPDファイル」

新しいPPDファイルは、/usr/share/cups/model/ディレクトリ内に保存するか、YaSTで印刷システムに追加できます(項 「YaSTによるドライバの追加」 (第8章 YaSTによるハードウェアコンポーネントの設定, ↑導入ガイド)を参照)。その結果、インストールの際にPPDファイルを選択できるようになります。

ユーザが設定ファイルを変更するのみでなくソフトウェアパッケージ全体をインストールすることを、プリンタメーカが望んでいるかどうかに注意してください。第一に、このようなタイプのインストールを行うと、SUSE Linux Enterprise Serverによって提供されているサポートが失われる結果になります。第二に、印刷コマンドが異なる方法で機能する可能性があり、システムは他のメーカーのデバイスに対応できなくなる可能性もあります。この理由で、メーカのソフトウェアをインストールすることをお勧めしません。