YaSTオンラインアップデート

目次

1.1. Qtインタフェースを使用したパッチの手動インストール
1.2. Gtkインタフェースを使用したパッチの手動インストール
1.3. 自動オンラインアップデート

Novellは製品に対して、継続的にソフトウェアセキュリティアップデートを提供しています。デフォルトでは、openSUSE Updaterがシステムの更新に使用されます。openSUSE Updaterの詳細については、項 「システムのアップデート」 (第9章 ソフトウェアをインストールまたは削除する, ↑導入ガイド)を参照してください。この章では、ソフトウェアパッケージを更新する代替ツールとして、YaST オンラインアップデートを紹介します。

SUSE® Linux Enterprise Serverの現在のパッチは、アップデートソフトウェアリポジトリから入手できます。インストール時に製品を登録した場合、アップデートリポジトリはすでに設定されています。SUSE Linux Enterprise Serverを登録しなかった場合は、YaSTで、[ソフトウェア]+[オンラインアップデートの設定]の順にクリックし、[詳細]+[Register for Support and Get Update Repository]の順に選択します。または、信頼できるソースから、手動でアップデートリポジトリを追加することもできます。リポジトリを追加または削除するには、YaSTで、[ソフトウェア]+[Software Repositories]の順に選択して、リポジトリマネージャを起動します。リポジトリマネージャの詳細については、項 「ソフトウェアリポジトリおよびサービスの操作」 (第9章 ソフトウェアをインストールまたは削除する, ↑導入ガイド)を参照してください。

[Note]アップデートカタログのアクセス時のエラー

アップデートカタログにアクセスできない場合、登録の期限が切れている場合があります。通常、SUSE Linux Enterprise Serverには1年または3年の登録期間があり、この期間内にアップデートカタログにアクセスできます。このアクセスは登録期間が切れると拒否されます。

アップデートカタログへのアクセスが拒否された場合は、Novell Customer Centerにアクセスして登録状態を確認するように推奨する警告メッセージが表示されます。Novell Customer Centerには、http://www.novell.com/center/からアクセスできます。

Novellは、各種の関連性レベルを持つアップデートを提供します。Securityアップデートは、重大なセキュリティハザードを修復するので、必ずインストールする必要があります。Recommendedアップデートは、コンピュータを損なう可能性のある問題を解決し、Optionalアップデートは、セキュリティ関係以外の問題を解決するか、または拡張機能を提供します。

YaSTを使ってアップデートやパッチをインストールするには、YaSTから[ソフトウェア]+[オンラインアップデート]の順にクリックします。お使いのシステムに適用できるすべてのパッチが、インストールする項目として最初から選択されています(任意項目を除く)。[了解]または[適用]をクリックすると、これらのパッチが自動的にインストールされます。インストールが完了したら、[完了]をクリックします。これで、システムが最新の状態になりました。

[Tip]deltarpmの無効化

デフォルトでは、アップデートは、deltarpmとしてダウンロードされます。deltarpmからのrpmパッケージの再構築は、メモリとCPU時間を消費するので、セットアップまたはハードウェア構成によっては、パフォーマンス上の理由によりdeltarpmの使用を無効にする必要があります。deltarpmの使用を無効にするには、ファイル/etc/zypp/zypp.confを編集してdownload.use_deltarpmfalseに設定します。

Qtインタフェースを使用したパッチの手動インストール

[オンラインアップデート]ウィンドウは、4つのセクションから成り立っています。利用できるパッチは、左側のリストに表示されています。パッチを選択すると、パッチリストの下部にその情報が表示されます。右側の列には、選択したパッチに含まれているパッケージが表示されます(パッチが複数のパッケージから構成されることもあります)。その下には、選択したパッケージの詳細が表示されます。オプションとして、ディスク使用率を左列の下に表示できます(この表示はデフォルトではフェードアウトしています。ドット付きのスライダを使用して見えるようにしてください)。

図 1.1. YaSTオンラインアップデート

YaSTオンラインアップデート

パッチディスプレイには、SUSE Linux Enterprise Server.で使用できるパッチが表示されます。パッチはセキュリティ重要度順にソートされています。securityrecommended、およびoptionalパッチには異なる3つのビューがあります。[パッチのカテゴリを表示]を使用して、ビューを切り替えます。

[Needed Patches](デフォルトビュー)

システムにインストールされたパッケージに適用される、まだインストールされていないパッチ。

[Unneeded Patches]

システムにインストールされていないパッケージに適用されるパッチか、または(すでに別のソースで更新されたので)要件がすでに満たされているパッチ。

すべてのパッチ

SUSE Linux Enterprise Serverに使用できるすべてのパッチ。

リストの各項目は、記号とパッチ名から成り立っています。リストに表示される記号については、Shift+F1キーを押してください。セキュリティおよび推奨パッチで要求されるアクションは、自動的に設定されます。アクションは、[自動インストール][自動更新][自動削除]です。オプションパッチのアクションは事前設定されません。パッチを右クリックして、リストからアクションを選択します。

アップデートリポジトリ以外のリポジトリから最新のパッケージをインストールする場合、そのパッケージのパッチ要件はそのインストールで満たされる場合があります。この場合、パッチ概要の前にチェックマークが表示されます。パッチは、インストール用にマークするまでリストに表示されます。これによってパッチは実際にはインストールされませんが(パッチはすでに最新であるため)、インストール済みとしてパッチをマークします。

大部分のパッチには、複数のパッケージのアップデートが含まれています。あるパッケージに対するアクションを変更する場合は、パッケージウィンドウからパッケージを右クリックしてアクションを選択してください。適用するパッチとパッケージをすべて選択したら、[了解]を選択します。