GTK+インタフェースの使用

YaSTを使用して、システムのソフトウェアコレクションを変更します。YaSTソフトウェア管理ツールで、追加または削除するソフトウェアコンポーネントを検索します。YaSTにより、すべての依存関係が解決されます。インストールメディアに付属しないパッケージをインストールし、YaSTでそうしたパッケージ管理するために、追加ソフトウエアリポジトリをセットアップに追加します。openSUSE Updaterでソフトウェア更新を管理することにより、システムを最新の状態に維持します。

コマンドラインでyast2 - gtkを使用して、YaST GTK+インタフェースを起動します。

ソフトウェアのインストール

ソフトウェアは、RPMパッケージにより利用可能です。各パッケージには、プログラム自体と、設定ファイル、そして追加ドキュメントが含まれています。システムにソフトウェアを追加する場合は、次の手順に従います。

  1. ソフトウェア+ソフトウェア管理をクリックし、YaSTパッケージマネージャを起動します。

  2. 右のウィンドウ境界にあるパッケージ検索フィールドで、インストールするソフトウェアの名前(たとえば、軽量のPDFビューアxpdf)を入力します。名前の入力時にYaSTがパッケージの検索を開始します。検索が終了したら、メインペインで目的のパッケージを選択し、[インストールする]をクリックします。

  3. さらにパッケージを検索して、それらを同じ方法でリストできます。

  4. 完了したら[適用]をクリックして、リストされているパッケージをインストールします。

関心あるソフトウェアの名前がわからない場合は、さまざまな方法でソフトウェアカタログを参照できます。たとえば、パターン、パッケージグループ、言語、またはリポジトリ別にグループ化することができます。特定タスク用のソフトウェアを検索する場合は、パターン別にグループ化します。

  1. 左上隅のグループ化メニューから、[パターン]を選択します。これで、下の領域にさまざまなパターンセットが表示されます。

  2. パターンから興味のある1つ以上のパターンを選択します。パターンの名前(たとえば、[Base Development])をクリックすると、パターンに含まれているパッケージが右フレームに表示されます。[Install All]のクリックで、このパターンを有効にすると、右側にある変更の概要にパッケージがリストされます。

  3. [適用] をクリックして、すべての選択されたパッケージをインストールします。

別の方法として、パッケージグループでグループ化することもできます。パッケージグループ機能により、カテゴリ別にグループ化されたソフトウェアのより詳細なビューが得られます。パッケージは、多くの場合、他のパッケージに依存しています。したがって、パッケージを選択すると、可能なパッケージ依存性を解決するため、追加パッケージのインストールを要求される場合があります。

言語によるグループ化は、パッケージグループによるグループ化とよく似ています。言語ビューを使用することにより、翻訳されたプログラムメッセージ、ドキュメント、または特定の言語をサポートするために必要な特殊フォントなどのパッケージを選択できます。

対応するソースパッケージをインストールするには、zypperを使用します。詳細については、項 「Zypperを使ったソフトウェアのインストールと削除」 (第4章 コマンドラインツールによるソフトウェアの管理, ↑管理ガイド)を参照してください。

ソフトウェアの依存関係のチェック

必要なパッケージもインストールされている場合は、1パッケージのソフトウェアのみが正しく動作する場合があります。同一または同様の機能を持つパッケージが同じシステムリソースを使用する場合、こうしたパッケージは競合を引き起こすために、同時にインストールしないでください。

パッケージマネージャが起動すると、システムを検査し、インストール済みのパッケージを表示します。インストールまたは削除の対象にするパッケージを選択する際、パッケージマネージャは自動的に依存関係を確認し、必要な他のパッケージを選択します(依存関係の解決)。競合するパッケージを選択または選択解除した場合、パッケージマネージャは競合を示し、この問題を解決可能なソリューションを提示します(競合の解決)。

たとえば、sendmailpostfixは、同時にインストールしないでください。図 9.2. 「パッケージマネージャの競合管理」には、決定を促す競合メッセージが示されています。postfixはすでにインストールされています。したがって、sendmailのインストールか、またはpostfixの削除のどちらかに決定できます。

[Warning]パッケージの競合の処理

パッケージの競合を処理する場合、経験豊富な場合以外はYaSTの提案に従うようにお勧めします。提案を受け入れなかった場合、システムの安定性と機能性が存在する競合により失われる可能性があります。

図 9.2. パッケージマネージャの競合管理

パッケージマネージャの競合管理

パッケージおよびソフトウェアのリポジトリ

特定のソフトウェアリポジトリをソースとするパッケージを検索する場合は、[Repositories]によるグループ化を使用します。このビューには、選択したインストール元からのすべてのパッケージのリストが表示されます。

選択したリポジトリからインストールしたすべてのパッケージのリストを表示するには、[インストール済み]をクリックします。このリストから削除するパッケージを選択します。削除と逆の操作をするには、[Available]をクリックし、インストールするパッケージを選択します。

ソフトウェアの削除

システムからソフトウェアを削除する場合は、次の手順に従います。

  1. 9.3.1項 「ソフトウェアのインストール」で説明されている検索戦略を参照してください。

  2. [Packages Listing]で、削除するパッケージをマークします。1クリックですべてにマークを付けるには、[Packages Listing]ペインで右クリックし、[全て選択]を選択します。

  3. [削除]をクリックします。

    インストール済みのソフトウェアによって必要とされるパッケージを削除しようとすると、競合マネージャが依存性の問題を警告します。したがって、まず、この競合を解決する必要があります(9.3.2項 「ソフトウェアの依存関係のチェック」参照)。

    すべての競合が解決すると、削除予定のパッケージが右側の[Changes]ペインにリストされます。

  4. [適用]をクリックして、[変更内容]ペインにリストされたすべての操作を実行します。