プリロードイメージの自動展開

目次

22.1. rescueイメージからの手動によるシステムの展開
22.2. PXEブートを使用した自動展開

概要

KIWIを使用して、オペレーティングシステムイメージを作成できます。この章では、空のマシンにシステムイメージを展開するプロセスについて説明します。これを行なうには、ブート可能なRAWイメージを含むプリロードイメージを作成する必要があります。このファイルにはパーティションテーブルと、実際のオペレーティングシステムという2つの重要な部分が含まれます。このRAWイメージは空のハードディスクに書き込まれ、オペレーティングシステムは残りのディスクスペースを初回起動時に拡張します。

このようなイメージを作成するには、17.4.2項 「イメージの作成」を参照してください。ISOイメージを作成する場合、RAWファイルはあて先フォルダにあります。RAWイメージをディスクにダンプするにはさまざまな方法があります。

迅速な起動には、22.1項 「rescueイメージからの手動によるシステムの展開」で説明されている方法のうちいずれかを使用することをお勧めします。

rescueイメージからの手動によるシステムの展開

KIWIから生成されたISOファイルを使用した展開
  1. KIWI構築プロセスから取得したISOイメージをCDまたはDVDに焼き付けます (17.4.2項 「イメージの作成」を参照)。

  2. システムをインストールするコンピュータ上でこのメディアからブートします。

  3. インストールするハードディスクを選択します。

  4. コンピュータを再起動してハードディスクからブートします。

レスキューシステム上の展開:
  1. レスキューシステムでインストールするクライアントをブートします。この種のシステムはすべてのSUSEインストールCDまたはDVDで利用できます。

  2. rootとしてログインします。パスワードは空のまま、何も入力する必要はありません。

  3. ネットワークを設定します。ネットワークでDHCPが使用可能な場合、これはifup-dhcp eth0コマンドを使用するだけで済みます。手動で行なう必要がある場合は、ipコマンドを使用してネットワークを設定します。DHCPを起動する際の出力に、コンピュータのIPアドレスも表示されます。

  4. 1234のような、ネットワークの使用されていないポートをリッスンし、次のコマンドを使用して受信データをダンプします。

    netcat -l -p 1234 > /dev/sda
  5. 画像処理サーバ上で、次のコマンドを使用してインストールするクライアントにRAWイメージを送信します。

    netcat <IP of client> 1234 < $HOME/preload_image/<image_name>
  6. イメージが転送されたら、レスキューシステムをCDまたはDVDドライブから取り外し、クライアントコンピュータを閉じます。次のブート時に、ブートロ-ダGRUBはクライアントで起動する必要があり、firstbootシステムが引き継ぎます。