目次
SUSE® Linux Enterprise Serverは複数の方法でインストールすることができます。SUSE Linux Enterprise Serverをインストールするには、第6章 YaSTによるインストールで説明されている通常のメディアによるインストールの他に、ネットワークベースのさまざまなアプローチや、完全自動のアプローチも選択できます。
それぞれの方法は、前提条件を記載したリストと、基本手順を記載したリストの2つのチェックリストを使用します。その後、これらのインストールシナリオの中で用いられているすべての方式についての詳細を説明します。
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以降のセクションでは、SUSE Linux Enterprise Serverを新たにインストールするシステムのことを「ターゲットシステム」または「インストールターゲット」と呼びます。リポジトリ(以前は「インストールソース」と呼ぶ)という言葉は、インストールデータのすべてのソースを表すために使用されます。これには、CDやDVDなどの物理メディアや、ネットワーク内でインストールデータを配布するネットワークサーバが含まれます。 | |
このセクションでは、リモートインストールを行う場合の、最も一般的なインストールシナリオについて説明します。それぞれのシナリオについて、前提条件のリストを注意深くチェックし、シナリオで説明されている手順に従ってください。特定のステップについての詳細な説明が必要な場合には、用意されているリンクを参照してください。
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X Window Systemの設定は、リモートインストールプロセスの一部ではありません。インストールが完了したら、ターゲットシステムに | |
このタイプのインストールでは、インストール時のブートのため、ターゲットシステムにある程度物理的にアクセスすることが必要となります。インストール自体は、VNCを使用してインストールプログラムに接続することにより、リモートのワークステーションによって完全に制御されます。第6章 YaSTによるインストールで説明されている手動インストールの場合と同様に、ユーザ操作も必要です。
このタイプのインストールでは、以下の必要条件を満たしていることを確認してください。
リモートリポジトリ:稼働中のネットワーク接続を持つHTTP、FTP、またはSMB
ターゲットシステムでネットワーク接続が動作していること
稼働中のネットワーク接続を持つ制御システムと、VNCビューアソフトウェアまたはJava対応ブラウザ(Firefox、Konqueror、Internet Explorer、Operaなど)
ターゲットシステムのブート用物理ブートメディア(CD、DVD、またはUSBフラッシュドライブ)
リポジトリおよび制御システムに割り当て済みの有効な静的IPアドレス
ターゲットシステムに割り当てる有効な静的IPアドレス
VNCでインストールする場合、X11は設定されず、出力はローカルマシンにリダイレクトされます。SaX2を使用するには、export DISPLAY=:0 && sax2 -a -rを使用します。
このタイプのインストールを実行するには、以下の手順に従います。
14.2項 「インストールソースを保持するサーバのセットアップ」で説明されている方法でリポジトリを設定します。NFS、HTTP、またはFTPのネットワークサーバを選択します。SMBリポジトリの場合は、14.2.5項 「SMBリポジトリの管理」を参照してください。
SUSE Linux Enterprise ServerメディアキットのDVD1を使用して、ターゲットシステムをブートします。
ターゲットシステムのブート画面が表示されたら、ブートオプションのプロンプトで、適切なVNCオプションとリポジトリのアドレスを設定します。この詳細は、14.4項 「ターゲットシステムをインストールのためにブートする」で説明しています。
ターゲットシステムはテキストベースの環境でブートします。VNCビューアアプリケーションまたはブラウザで使用するための、グラフィックインストール環境用のネットワークアドレスとディスプレイ番号が表示されます。VNCインストールのアナウンス自体はOpenSLPによって行われ、Konquerorのservice:/またはslp:/モードで表示できます(ファイアウォールの設定で許容される場合)。
制御用のワークステーションで、VNC表示アプリケーションまたはWebブラウザを開き、14.5.1項 「VNCによるインストール」に説明されている方法でターゲットシステムに接続します。
第6章 YaSTによるインストールに説明されている方法でインストールを実行します。再起動後、ターゲットシステムに再接続して、インストールの最終作業を行います。
インストールを完了します。
このタイプのインストールでは、インストール時のブートのため、ターゲットシステムにある程度物理的にアクセスすることが必要となります。ネットワーク設定はDHCPによって行われます。インストール自体は、VNCを使用してインストーラに接続することにより、リモートのワークステーションによって完全に制御されます。しかし、実際の設定のためにユーザ操作も必要です。
このタイプのインストールでは、以下の必要条件を満たしていることを確認してください。
リモートリポジトリ:稼働中のネットワーク接続を持つHTTP、FTP、またはSMB
ターゲットシステムでネットワーク接続が動作していること
動作しているネットワーク接続による制御システムおよびVNCビューアソフトウェアまたはJava対応のブラウザ(Firefox、Konqueror、Internet Explorer、またはOpera)
SUSE Linux Enterprise ServerメディアキットのDVD1を使用して、ターゲットシステムをブートします。
IPアドレスを提供するDHCPサーバが動作していること
VNCでインストールする場合、X11は設定されず、出力はローカルマシンにリダイレクトされます。SaX2を使用するには、export DISPLAY=:0 && sax2 -a -rを使用します。
このタイプのインストールを実行するには、以下の手順に従います。
14.2項 「インストールソースを保持するサーバのセットアップ」で説明されている方法でリポジトリを設定します。NFS、HTTP、またはFTPのネットワークサーバを選択します。SMBリポジトリの場合は、14.2.5項 「SMBリポジトリの管理」を参照してください。
SUSE Linux Enterprise ServerメディアキットのDVD1を使用して、ターゲットシステムをブートします。
ターゲットシステムのブート画面が表示されたら、ブートオプションのプロンプトで、適切なVNCオプションとリポジトリのアドレスを設定します。この詳細は、14.4項 「ターゲットシステムをインストールのためにブートする」で説明しています。
ターゲットシステムはテキストベースの環境でブートします。VNCビューアアプリケーションまたはブラウザで使用するための、グラフィックインストール環境用のネットワークアドレスとディスプレイ番号が表示されます。VNCインストールのアナウンス自体はOpenSLPによって行われ、Konquerorのservice:/またはslp:/モードで表示できます(ファイアウォールの設定で許容される場合)。
制御用のワークステーションで、VNC表示アプリケーションまたはWebブラウザを開き、14.5.1項 「VNCによるインストール」に説明されている方法でターゲットシステムに接続します。
第6章 YaSTによるインストールに説明されている方法でインストールを実行します。再起動後、ターゲットシステムに再接続して、インストールの最終作業を行います。
インストールを完了します。
このタイプのインストールは、完全に無人で行えます。ターゲットマシンは、リモートで起動され、ブートされます。ユーザ操作は、実際のインストールで必要となるだけです。このアプローチは、遠隔サイト間での導入に適しています。
このタイプのインストールでは、以下の必要条件を満たしていることを確認してください。
リモートリポジトリ:稼働中のネットワーク接続を持つHTTP、FTP、またはSMB
TFTPサーバ
ネットワークでDHCPサーバが動作していること
ターゲットシステムにPXEブート、ネットワーク、およびWake on LANの機能があり、プラグインとしてインストールされ、ネットワークに接続されていること
動作しているネットワーク接続による制御システムおよびVNCビューアソフトウェアまたはJava対応のブラウザ(Firefox、Konqueror、Internet Explorer、またはOpera)
VNCでインストールする場合、X11は設定されず、出力はローカルマシンにリダイレクトされます。SaX2を使用するには、export DISPLAY=:0 && sax2 -a -rを使用します。
このタイプのインストールを実行するには、以下の手順に従います。
14.2項 「インストールソースを保持するサーバのセットアップ」で説明されている方法でリポジトリを設定します。NFS、HTTP、またはFTPのネットワークサーバを選択するか、14.2.5項 「SMBリポジトリの管理」で説明されている方法でSMBリポジトリを設定します。
ターゲットシステムから取得するためのブートイメージを保持するTFTPサーバをセットアップします。これは14.3.2項 「TFTPサーバのセットアップ」で説明されています。
すべてのマシンにIPアドレスを提供し、ターゲットシステムにTFTPサーバの場所を知らせるためのDHCPサーバをセットアップします。これは14.3.1項 「DHCPサーバのセットアップ」で説明されています。
ターゲットシステムでPXEブートの準備をします。この詳細は、14.3.5項 「ターゲットシステムでPXEブートの準備をする」で説明しています。
Wake on LAN機能を使って、ターゲットシステムでブートプロセスを開始します。これは14.3.7項 「Wake on LAN」で説明されています。
制御用のワークステーションで、VNC表示アプリケーションまたはWebブラウザを開き、14.5.1項 「VNCによるインストール」に説明されている方法でターゲットシステムに接続します。
第6章 YaSTによるインストールに説明されている方法でインストールを実行します。再起動後、ターゲットシステムに再接続して、インストールの最終作業を行います。
インストールを完了します。
このタイプのインストールでは、インストール時のブートと、インストールターゲットのIPアドレスの決定のため、ターゲットシステムにある程度物理的にアクセスすることが必要となります。インストール自体は、SSHを使用してインストーラに接続することにより、リモートのワークステーションによって完全に制御されます。第6章 YaSTによるインストールで説明されている通常のインストールの場合と同様に、ユーザ操作も必要です。
このタイプのインストールでは、以下の必要条件を満たしていることを確認してください。
リモートリポジトリ:稼働中のネットワーク接続を持つHTTP、FTP、またはSMB
ターゲットシステムでネットワーク接続が動作していること
ネットワーク接続が動作しており、現在使用中のSSHクライアントソフトウェアがある制御システム
SUSE Linux Enterprise ServerメディアキットのDVD1を使用して、ターゲットシステムをブートします。
リポジトリおよび制御システムに割り当て済みの有効な静的IPアドレス
ターゲットシステムに割り当てる有効な静的IPアドレス
SSHでインストールする場合、X11は設定されず、出力はローカルマシンにリダイレクトされます。SaX2を使用するには、export DISPLAY=:0 && sax2 -a -rを使用します。
このタイプのインストールを実行するには、以下の手順に従います。
14.2項 「インストールソースを保持するサーバのセットアップ」で説明されている方法でリポジトリを設定します。NFS、HTTP、またはFTPのネットワークサーバを選択します。SMBリポジトリの場合は、14.2.5項 「SMBリポジトリの管理」を参照してください。
SUSE Linux Enterprise ServerメディアキットのDVD1を使用して、ターゲットシステムをブートします。
ターゲットシステムのブート画面が表示されたら、ブートオプションプロンプトで、ネットワーク接続、リポジトリのアドレス、およびSSH有効化に関する適切なパラメータを設定します。この詳細は、14.4.2項 「カスタムブートオプションの使用」で説明しています。
ターゲットシステムはテキストベースの環境でブートします。SSHクライアントで使用するための、グラフィックインストール環境用のネットワークアドレスが表示されます。
制御用のワークステーションで、ターミナルウィンドウを開いて、14.5.2.2項 「インストールプログラムへの接続」で説明されている方法でターゲットシステムに接続します。
第6章 YaSTによるインストールに説明されている方法でインストールを実行します。再起動後、ターゲットシステムに再接続して、インストールの最終作業を行います。
インストールを完了します。
このタイプのインストールでは、インストール時のブートと、インストールターゲットのIPアドレスの決定のため、ターゲットシステムにある程度物理的にアクセスすることが必要となります。インストール自体は、VNCを使用してインストーラに接続することにより、リモートのワークステーションによって完全に制御されます。しかし、実際の設定のためにユーザ操作も必要です。
![]() | 2番目のステップの後に接続が失われないようにする(インストール) |
|---|---|
ネットワーク設定ダイアログで、をオンにして、NetworkManagerを使用しないようにします。このように設定しなかった場合、インストール中にSSH接続が失われます。インストール完了後、設定をにリセットします。 | |
このタイプのインストールでは、以下の必要条件を満たしていることを確認してください。
リモートリポジトリ:稼働中のネットワーク接続を持つHTTP、FTP、またはSMB
ターゲットシステムでネットワーク接続が動作していること
ネットワーク接続が動作しており、現在使用中のSSHクライアントソフトウェアがある制御システム
ターゲットシステムのブート用物理ブートメディア(CD、DVD、またはUSBフラッシュドライブ)
IPアドレスを提供するDHCPサーバが動作していること
SSHでインストールする場合、X11は設定されず、出力はローカルマシンにリダイレクトされます。SaX2を使用するには、export DISPLAY=:0 && sax2 -a -rを使用します。
このタイプのインストールを実行するには、以下の手順に従います。
14.2項 「インストールソースを保持するサーバのセットアップ」で説明されている方法でリポジトリソースを設定します。NFS、HTTP、またはFTPのネットワークサーバを選択します。SMBリポジトリの場合は、14.2.5項 「SMBリポジトリの管理」を参照してください。
SUSE Linux Enterprise ServerメディアキットのDVD1を使用して、ターゲットシステムをブートします。
ターゲットシステムのブート画面が表示されたら、ブートオプションプロンプトで、ネットワーク接続、インストールソースの場所、SSHの有効化のための適切なパラメータを設定します。これらのパラメータの使用方法についての詳細は、14.4.2項 「カスタムブートオプションの使用」を参照してください。
ターゲットシステムはテキストベースの環境でブートします。SSHクライアントで使用するための、グラフィックインストール環境用のネットワークアドレスが表示されます。
制御用のワークステーションで、ターミナルウィンドウを開いて、14.5.2.2項 「インストールプログラムへの接続」で説明されている方法でターゲットシステムに接続します。
第6章 YaSTによるインストールに説明されている方法でインストールを実行します。再起動後、ターゲットシステムに再接続して、インストールの最終作業を行います。
インストールを完了します。
このタイプのインストールは、完全に無人で行えます。ターゲットマシンは、リモートで起動され、ブートされます。
このタイプのインストールでは、以下の必要条件を満たしていることを確認してください。
リモートリポジトリ:稼働中のネットワーク接続を持つHTTP、FTP、またはSMB
TFTPサーバ
インストールを行うホストに静的IPアドレスを提供する、DHCPサーバがネットワークで動作していること
ターゲットシステムにPXEブート、ネットワーク、およびWake on LANの機能があり、ネットワークに配線されて接続していること
ネットワーク接続が動作しており、SSHクライアントソフトウェアがある、制御システム.
SSHでインストールする場合、X11は設定されず、出力はローカルマシンにリダイレクトされます。SaX2を使用するには、export DISPLAY=:0 && sax2 -a -rを使用します。
このタイプのインストールを実行するには、以下の手順に従います。
14.2項 「インストールソースを保持するサーバのセットアップ」で説明されている方法でリポジトリを設定します。NFS、HTTP、またはFTPのネットワークサーバを選択します。SMBリポジトリの設定については、14.2.5項 「SMBリポジトリの管理」を参照してください。
ターゲットシステムから取得するためのブートイメージを保持するTFTPサーバをセットアップします。これは14.3.2項 「TFTPサーバのセットアップ」で説明されています。
すべてのマシンにIPアドレスを提供し、ターゲットシステムにTFTPサーバの場所を知らせるためのDHCPサーバをセットアップします。これは14.3.1項 「DHCPサーバのセットアップ」で説明されています。
ターゲットシステムでPXEブートの準備をします。この詳細は、14.3.5項 「ターゲットシステムでPXEブートの準備をする」で説明しています。
Wake on LAN機能を使って、ターゲットシステムでブートプロセスを開始します。これは14.3.7項 「Wake on LAN」で説明されています。
制御用のワークステーションで、SSHクライアントを起動して、14.5.2項 「SSHによるインストール」で説明されている方法でターゲットシステムに接続します。
第6章 YaSTによるインストールに説明されている方法でインストールを実行します。再起動後、ターゲットシステムに再接続して、インストールの最終作業を行います。
インストールを完了します。
SUSE Linux Enterprise Server用のネットワークインストールソースとして使用するマシンで動作しているオペレーティングシステムに応じて、サーバ設定にはいくつかのオプションがあります。インストールサーバをセットアップする最も簡単な方法は、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4またはopenSUSE 11.1以降でYaSTを使用することです。
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Linux展開用インストールサーバとしては、Microsoft Windowsコンピュータも使用できます。詳細については、14.2.5項 「SMBリポジトリの管理」を参照してください。 | |
YaSTでは、ネットワークリポジトリ作成用のグラフィックツールを提供しています。HTTP、FTP、およびNFSによるネットワークインストールサーバをサポートしています。
インストールサーバにするマシンにrootとしてログインします。
++の順に選択します。
リポジトリのタイプを選択します(HTTP、FTP、またはNFS)選択したサービスは、システム起動時に、毎回、自動的に開始されます。選択したタイプのサービスがシステム上ですでに動作していて、サーバ用に手動で設定する場合には、をオンにして、サーバサービスの自動設定を無効にします。どちらの場合でも、サーバ上のインストールデータを保管するディレクトリを設定してください。
必要なリポジトリタイプを設定します。このステップは、サーバサービスの自動設定と関係しています。自動設定を無効にした場合にはスキップされます。
インストールデータを置くFTPまたはHTTPサーバのルートディレクトリのエイリアスを定義してください。リポジトリは、ftp://(FTPの場合)またはServer-IP/Alias/Namehttp://(HTTPの場合)に格納されます。Server-IP/Alias/NameNameには、リポジトリの名前を指定します。リポジトリ名は、次のステップで定義します。前のステップでNFSを選択した場合には、ワイルドカードとエクスポートオプションを指定します。NFSサーバは、nfs://でアクセスできます。NFSとエクスポートについての詳細は、第29章 NFS共有ファイルシステム (↑管理ガイド)を参照してください。
Server-IP/Name
![]() | ファイアウォールの設定 |
|---|---|
サーバシステムのファイアウォール設定が、HTTP、NFS、およびFTPポートのトラフィックを許可していることを確認します。現在、そうでない場合は、まず、を有効にするか、をチェックします。 | |
リポジトリを設定します。インストール用メディアを宛先にコピーする前に、リポジトリの名前を定義します(製品とバージョンを示し、容易に覚えられる略語が望ましい)。YaSTでは、インストールDVDのコピーの代わりに、メディアのISOイメージを利用できます。そうする場合には、対応するチェックボックスをオンにして、ISOファイルをローカルに保管するディレクトリのパスを指定します。このインストールサーバで配布する製品によっては、さらにアドオンCDやサービスパックCDが必要になり、リポジトリとして追加しなければならない場合があります。ネットワーク内のインストールサーバについて知らせるためにOpenSLPを使う場合には、適切なオプションをオンにします。
![]() | |
このオプションがネットワーク設定でサポートされている場合は、OpenSLPを介してリポジトリをアナウンスすることを検討してください。そうすれば、すべてのターゲットマシンでネットワークインストールパスを入力しなくてもよくなります。SLPブートオプションでブートされたターゲットシステムは、これ以上の設定を行わなくても、ネットワークリポジトリを検出します。このオプションについての詳細は、14.4項 「ターゲットシステムをインストールのためにブートする」を参照してください。 | |
インストールデータをアップロードします。インストールサーバの設定で最も時間がかかるステップは、実際のインストールメディアのコピーです。メディアをYaSTが要求する順序で挿入し、コピーの手順が終わるまで待ってください。ソースのコピーがすべて完了したら、既存リポジトリの概要に戻り、を選択して設定を終了します。
インストールサーバは完全に設定されて、使用する準備ができました。これはシステムが起動するたびに、自動的に開始します。それ以上の操作は必要ありません。必要なのは、YaSTの最初のステップで選択したネットワークサービスの自動設定を無効にしていた場合に、サービスを手動で正しく設定し、開始することだけです。
リポジトリを無効にするには、削除するリポジトリを選択してから、を選択します。システムからインストールデータが削除されます。ネットワークサービスを無効にする場合は、適切なYaSTモジュールを使用します。
インストールサーバから製品バージョンの複数の製品に対してインストールデータを提供する必要がある場合には、YaSTインストールサーバモジュールを起動し、既存リポジトリの概要でを選択して、新しいリポジトリを設定します。
インストール用のNFSソースのセットアップは、基本的に2つのステップで行えます。最初のステップでは、インストールデータを保持するディレクトリ構造を作成して、インストールメディアをその構造にコピーします。2番目のステップでは、インストールデータを保持しているディレクトリをネットワークにエクスポートします。
インストールデータを保持するディレクトリを作成するには、次の手順に従います。
rootとしてログインします。
すべてのインストールデータを保持することになるディレクトリを作成し、このディレクトリに移動します。たとえば、次のようにします。
mkdir install/product/productversioncd install/product/productversion
productは製品名の略語、productversionは製品名とバージョンを含む文字列で置き換えます。
メディアキットに含まれているCDごとに、次のコマンドを実行します。
インストールDVDの内容全体を、インストールサーバのディレクトリにコピーします。
cp -a /media/path_to_your_DVD_drive .
path_to_your_DVD_driveをDVDドライブの実際のパスで置き換えます。これは、使用しているシステムのドライブのタイプに応じて、cdrom、cdrecorder、dvd、またはdvdrecorderになります。
ディレクトリの名前をDVD番号に変更します。
mvpath_to_your_DVD_driveDVDx
xは、DVDの実際の番号で置き換えてください。
SUSE Linux Enterprise Serverでは、YaSTを使用してNFSでリポジトリをエクスポートできます。次の手順に従います。
rootとしてログインします。
++の順に選択します。
およびをオンにして、をクリックします。
を選択して、インストールソースのあるディレクトリ(この場合、)に移動します。
[productversion]
をクリックして、インストールデータのエクスポート先になるコンピュータのホスト名を入力します。ここでホスト名を指定する代わりに、ワイルドカード、ネットワークアドレス、または単にネットワークのドメイン名を使用することもできます。適切なエクスポートオプションを入力するか、デフォルトのままにします。デフォルトでもほとんどのセットアップでは正しく動作します。NFS共有のエクスポートで私用される構文の詳細についてはexportsの「man」ページを参照してください。
をクリックします。SUSE Linux Enterprise Serverのリポジトリを保持しているNFSサーバが自動的に起動し、ブートプロセスに統合されます。
YaST NFSサーバモジュールを使用する代わりに、NFSでリポジトリを手動でエクスポートする場合には、次の手順に従います。
rootとしてログインします。
/etc/exportsファイルを開いて、次の行を入力します。
/productversion *(ro,root_squash,sync)
これにより、ディレクトリ/は、ネットワークに属している任意のホスト、またはこのサーバに接続している任意のホストにエクスポートされます。このサーバへのアクセスを制限するには、一般的なワイルドカードproductversion*の代わりにネットマスクまたはドメイン名を使用してください。詳細は、exportのmanページを参照してください。設定ファイルを保存して終了します。
NFSサービスを、システムブート時に起動するサーバのリストに追加するには、次のコマンドを実行します。
insserv /etc/init.d/nfsserver
rcnfsserver startを実行してNFSサーバを開始します。後ほど、NFSサーバの設定を変更することが必要になった場合には、設定ファイルを修正して、rcnfsserver restartコマンドでNFSデーモンを再起動してください。
OpenSLPを使用してNFSサーバについてアナウンスし、ネットワーク内のすべてのクライアントにそのアドレスを知らせます。
rootとしてログインします。
次の行を使用して、/etc/slp.reg.d/install.suse.nfs.reg環境設定ファイルを作成します。
# Register the NFS Installation Server
service:install.suse:nfs://$HOSTNAME/path_to_repository/DVD1,en,65535
description=NFS Repository
path_to_instsourceは、サーバ上のインストールソースへの実際のパスで置き換えます。
rcslpd startで、OpenSLPデーモンを起動します。
OpenSLPについての詳細は、/usr/share/doc/packages/openslp/のパッケージのドキュメント、または第23章 ネットワーク上のSLPサービス (↑管理ガイド)を参照してください。NFSの詳細については、第29章 NFS共有ファイルシステム (↑管理ガイド)を参照してください。
FTPリポジトリの作成は、NFSリポジトリの作成と非常に似ています。FTPリポジトリも、OpenSLPを使用してネットワーク上にアナウンスすることができます。
14.2.2項 「NFSリポジトリの手動設定」で説明されているように、インストールソースを保持するディレクトリを作成します。
インストールディレクトリの内容を配布するためのFTPサーバを設定します。
rootとしてログインし、YaSTソフトウェア管理を使用してvsftpdパッケージをインストールします。
FTPサーバのルートディレクトリに入ります。
cd /srv/ftpFTPのルートディレクトリに、インストールソースを保持するサブディレクトリを作成します。
mkdir repository
repositoryは、製品名で置き換えてください。
既存のインストールリポジトリの内容を、FTPサーバのルート環境にマウントします。
mount --bindpath_to_repository/srv/ftp/repository
path_to_repositoryとrepositoryは、設定に合致する値で置き換えてください。この変更を永続的にする必要がある場合には、/etc/fstabに追加します。
「vsftpd」と入力して、vsftpdを開始します。
ネットワーク設定でサポートされている場合は、OpenSLPを使用してリポジトリをアナウンスします。
次の行を使用して、/etc/slp.reg.d/install.suse.ftp.reg環境設定ファイルを作成します。
# Register the FTP Installation Server
service:install.suse:ftp://$HOSTNAME/repository/DVD1,en,65535
description=FTP Repository
repositoryは、サーバ上のリポジトリディレクトリの実際の名前で置き換えてください。service:の行は、連続した行として入力する必要があります。
rcslpd startで、OpenSLPデーモンを起動します。
![]() | YaSTによるFTPサーバの設定 |
|---|---|
FTPインストールサーバを手動でなく、YaSTで設定する場合は、第32章 YaSTを使用したFTPサーバの設定 (↑管理ガイド)で、YaST FTPサーバモジュールの使用方法を参照してください。 | |
HTTPリポジトリの作成は、NFSリポジトリの作成と非常に似ています。HTTPリポジトリも、OpenSLPを使用してネットワーク上でアナウンスできます。
14.2.2項 「NFSリポジトリの手動設定」で説明されているように、インストールソースを保持するディレクトリを作成します。
インストールディレクトリの内容を配布するためのHTTPサーバを設定します。
項 「インストール」 (第31章 Apache HTTPサーバ, ↑管理ガイド)の説明に従って、WebサーバのApacheをインストールします。
HTTPサーバのルートディレクトリ(/srv/www/htdocs)に移動し、インストールソースを保持するサブディレクトリを作成します。
mkdir repository
repositoryは、製品名で置き換えてください。
インストールソースの場所からWebサーバのルートディレクリ(/srv/www/htdocs)への、シンボリックリンクを作成します。
ln -s/path_to_repository/srv/www/htdocs/repository
HTTPサーバの設定ファイル(/etc/apache2/default-server.conf)を変更して、シンボリックリンクをたどるようにします。以下のように変更します。
Options None
方法
Options Indexes FollowSymLinks
rcapache2 reloadを使用してHTTPサーバ設定を再ロードします。
ネットワーク設定でサポートされている場合は、OpenSLPを使用してリポジトリをアナウンスします。
次の行を使用して、/etc/slp.reg.d/install.suse.http.reg環境設定ファイルを作成します。
# Register the HTTP Installation Server
service:install.suse:http://$HOSTNAME/repository/DVD1/,en,65535
description=HTTP Repository
repositoryは、サーバ上のリポジトリへの実際のパスで置き換えてください。service:の行は、連続した行として入力する必要があります。
rcslpd restartを使用して、OpenSLPデーモンを起動します。
SMBを使用すれば、Linuxコンピュータがなくても、Microsoft Windowsサーバからインストールソースをインポートして、Linuxの導入を開始することができます。
SUSE Linux Enterprise Serverリポジトリを保持する、エクスポートされたWindows共有を設定するには、次の手順に従います。
Windowsマシンにログインします。
インストールツリー全体を保持する新しいフォルダを作成し、名前(たとえば、INSTALL)を付けます。
この共有を、Windowsのドキュメントで説明されている方法に従ってエクスポートします。
この共有を入力し、「」という名前のサブフォルダを作成します。productproductは、実際の製品名と置き換えます。
INSTALL/フォルダに移動し、各DVDを個別のフォルダ(たとえば、productDVD1やDVD2)にコピーします。
SMBをマウントした共有をリポジトリとして使用するには、次の手順に従います。
サーバディレクトリに手動で物理メディアをコピーする代わりに、インストールサーバにインストールメディアのISOイメージをマウントして、リポジトリとして使用することもできます。メディアコピーの代わりに、ISOイメージを使用するHTTP、NFS、またはFTPサーバを設定するには、以下の手順に従ってください。
ISOイメージをダウンロードして、それをインストールサーバとして使用するコンピュータに保存します。
rootとしてログインします。
14.2.2項 「NFSリポジトリの手動設定」、14.2.3項 「FTPリポジトリの手動設定」、または14.2.4項 「HTTPリポジトリの手動設定」の説明に従って、インストールデータの場所を選択、作成します。
DVDごとにサブディレクトリを作成します。
各ISOイメージを最終的な場所にマウントし、パックを解除するには、次のコマンドを実行します。
mount -o looppath_to_isopath_to_repository/product/mediumx
path_to_isoをISOイメージのローカルコピーへのパスで置き換え、path_to_repositoryをサーバのソースディレクトリで置き換え、productを製品名で置き換え、mediumxを使用するメディアの種類(CDまたはDVD)と数で置き換えます。
前のステップを繰り返して、製品に必要なすべてのISOイメージをマウントします。
14.2.2項 「NFSリポジトリの手動設定」、14.2.3項 「FTPリポジトリの手動設定」、または14.2.4項 「HTTPリポジトリの手動設定」の説明に従って、インストールサーバを開始します。
ブート時にISOイメージを自動的にマウントするには、それぞれのマウントエントリを/etc/fstabに追加します。前の例のエントリは、次のようになります。
path_to_isopath_to_repository/productmediumauto loop
このセクションでは、複雑なブートシナリオで必要となる設定タスクについて説明します。DHCP、PXEブート、TFTP、およびWake on LAN用の、すぐに使用できる設定例も含まれています。
DHCPサーバを設定するには、2種類の方法があります。SUSE Linux Enterprise ServerのYaSTには、操作に使用するGUIが用意されています。設定ファイルは、手動で編集することもできます。DHCPサーバの詳細については、第26章 DHCP (↑管理ガイド)も参照してください。
TFTPサーバの場所をネットワーククライアントにアナウンスし、インストールターゲットが使用するブートイメージファイルを指定するには、DHCPサーバの設定に2つの宣言を追加します。
DHCPサーバのホストとなるマシンにrootとしてログインします。
++の順に選択します。
基本的なDHCPサーバのセットアップウィザードを完了します。
を選択し、起動ダイアログ終了の警告メッセージが表示されたら、を選択します。
ダイアログで、新しいシステムを配置するサブネットを選択して、をクリックします。
ダイアログで、を選択して、サブネットの設定に新しいオプションを追加します。
filenameを選択して、値にpxelinux.0を入力します。
他のオプション(next-server)を追加して、TFTPサーバのアドレスを値に設定します。
をクリックした後、を選択して、DHCPサーバの設定を完了します。
特定のホストに静的IPアドレスを提供するようにDHCPを設定するには、DHCPサーバ設定モジュールのステップ 4から、ホストタイプの新たな宣言を追加します。このホスト宣言には、hardwareおよびfixed-addressオプションを追加して、適切な値を指定してください。
すべてのDHCPサーバは、ネットワーククライアントへの自動アドレス割り当てのほか、TFTPサーバのIPアドレスとターゲットマシン上のインストールルーチンで取得する必要のあるファイルをアナウンスする必要があります。
DHCPサーバのホストとなるマシンにrootとしてログインします。
/etc/dhcpd.confにあるDHCPサーバの設定ファイルのサブネット設定に、次の行を追加します。
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 {
range dynamic-bootp 192.168.1.200 192.168.1.228;
# PXE related stuff
#
# "next-server" defines the TFTP server that will be used
next-server ip_tftp_server;
#
# "filename" specifies the pxelinux image on the TFTP server
# the server runs in chroot under /srv/tftpboot
filename "pxelinux.0";
}
ip_of_the_tftp_serverは、TFTPサーバの実際のIPアドレスで置き換えてください。dhcpd.confで利用可能なオプションの詳細については、dhcpd.confのmanページを参照してください。
rcdhcpd restartを実行して、DHCPサーバをリスタートします。
PXEおよびWake on LANインストールのリモート制御にSSHを使う場合には、DHCPがインストールターゲットに提供するIPアドレスを明示的に指定してください。そのためには、上記のDHCP設定を、以下の例に従って修正します。
group {
# PXE related stuff
#
# "next-server" defines the TFTP server that will be used
next-server ip_tftp_server:
#
# "filename" specifies the pxelinux image on the TFTP server
# the server runs in chroot under /srv/tftpboot
filename "pxelinux.0";
host test {
hardware ethernet mac_address;
fixed-address some_ip_address;
}
}
host文は、インストールターゲットのホスト名になります。ホスト名とIPアドレスを特定のホストにバインドするには、そのシステムのハードウェア(MAC)アドレスを調べ、これを指定する必要があります。この例で使用されているすべての変数を、使用する環境にマッチする実際の値で置き換えてください。
DHCPサーバをリスタートすると、サーバは指定されたホストに静的なIPを提供するので、そのシステムにSSHで接続することが可能になります。
SUSE Linux Enterprise ServerおよびSUSE Linux Enterprise ServerでYaSTを使用するか、またはxinetdとTFTPをサポートしているLinuxオペレーティングシステム上で、手動でTFTPサーバを設定します。TFTPサーバは、ターゲットシステムがブートして要求を送ったときに、ブートイメージを提供します。
rootとしてログインします。
++の順に選択して、要求されたパッケージをインストールします。
をクリックして、サーバが起動し、ブートルーチンに含まれるようにします。この. xinetdがブート時にtftpdを起動するようにするために必要なユーザ操作はありません。
をクリックして、マシンで動作しているファイアウォールで適切なポートを開きます。サーバでファイアウォールが動作していない場合には、このオプションは利用できません。
をクリックして、ブートイメージのディレクトリを参照します。デフォルトのディレクトリ/tftpbootが作成され、自動的に選択されます。
をクリックして、設定内容を適用し、サーバを起動します。
rootとしてログインして、tftpおよびxinetdパッケージをインストールします。
もしまだ存在していなければ、/srv/tftpbootおよび/srv/tftpboot/pxelinux.cfgディレクトリを作成します。
14.3.3項 「PXEブートの使用」で説明されているように、ブートイメージに必要な、適切なファイルを追加します。
/etc/xinetd.d/にあるxinetdの設定ファイルを変更して、ブート時にTFTPサーバが起動するようにします。
もしまだ存在していなければ、touch tftpコマンドで、このディレクトリにtftpというファイルを作成します。それからchmod 755 tftpを実行します。
tftpファイルを開いて、次の行を入力します。
service tftp
{
socket_type = dgram
protocol = udp
wait = yes
user = root
server = /usr/sbin/in.tftpd
server_args = -s /srv/tftpboot
disable = no
}
このファイルを保存し、rcxinetd restartでxinetdをリスタートします。
PXE (Preboot Execution Environment)の仕様書(http://www.pix.net/software/pxeboot/archive/pxespec.pdf)では、いくらかの技術的な背景情報と、PXEの完全な仕様について知ることができます。
インストールリポジトリのディレクトリboot/<architecture>/loaderに移動し、次のコマンドの入力により、linux、initrd、message、biostest、およびmemtestの各ファイルを/srv/tftpbootディレクトリにコピーします。
cp -a linux initrd message biostest memtest /srv/tftpboot
YaSTで、インストールDVDからsyslinuxパッケージを直接インストールします。
次のコマンドを入力して、/usr/share/syslinux/pxelinux.0ファイルを/srv/tftpbootディレクトリにコピーします。
cp -a /usr/share/syslinux/pxelinux.0 /srv/tftpboot
インストールリポジトリにディレクトリに移動し、次のコマンドを入力して、isolinux.cfgファイルを/srv/tftpboot/pxelinux.cfg/defaultにコピーします。
cp -a boot/<architecture>/loader/isolinux.cfg /srv/tftpboot/pxelinux.cfg/default
/srv/tftpboot/pxelinux.cfg/defaultファイルを編集し、readinfoとframebufferで始まる行を削除します。
デフォルトのfailsafeおよびapicラベルのappend行に、以下のエントリを挿入します。
insmod=kernel module
このエントリを使用して、PXEクライアントでネットワークインストールを行うために必要なネットワークカーネルモジュールを指定します。kernel moduleには、ネットワークデバイスの適切なモジュール名を指定してください。
netdevice=interface
このエントリは、ネットワークインストールで使用する、クライアントのネットワークインタフェースを定義します。これは、クライアントに複数のネットワークカードが装着されている場合にのみ必要です。適切に調整してください。ネットワークカードが1枚の場合には、このエントリは省略できます。
install=nfs://ip_instserver/path_to_repository/DVD1
このエントリは、クライアントインストール用のNFSサーバとリポジトリを定義します。ip_instserverは、インストールサーバの実際のIPアドレスで置き換えてください。path_to_repositoryは、リポジトリへの実際のパスで置き換える必要があります。HTTP、FTP、またはSMBのリポジトリについても、同様に指定します。ただし、プロトコルのプレフィックスは、http、ftp、またはsmbにする必要があります。
![]() | |
SSHまたはVNCブートパラメータなどの、他のブートオプションをインストールルーチンに渡す必要がある場合には、それらを | |
![]() | カーネルとInitrdのファイル名の変更 |
|---|---|
カーネルとinitrdのイメージに異なるファイル名を使用することは可能です。これは、同じブートサーバから異なるオペレーティングシステムを提供する場合に便利です。ただし、PXE Boot用にTFTPによって設定されるファイル名にドットは1つしか許可されないので注意してください。 | |
/srv/tftpboot/pxelinux.cfg/defaultファイルの例は、次のようなものです。リポジトリのプロトコルプレフィックスをネットワークの設定と一致するように調整し、installエントリに、オプションvncとvncpassword、またはオプションusesshとsshpasswordを追加することによって、インストーラの接続に適した方法を指定します。\で区切られている行は、改行や\なしに、連続する1行として入力する必要があります。
default hard disk
# default
label linux
kernel linux
append initrd=initrd ramdisk_size=65536 \
install=nfs://ip_instserver/path_to_repository/product/DVD1
# repair
label repair
kernel linux
append initrd=initrd splash=silent repair=1 showopts
# rescue
label rescue
kernel linux
append initrd=initrd ramdisk_size=65536 rescue=1
# bios test
label firmware
kernel linux
append initrd=biostest,initrd splash=silent install=exec:/bin/run_biostest showopts
# memory test
label memtest
kernel memtest
# hard disk
label hard disk
localboot 0
implicit 0
display message
prompt 1
timeout 100
ip_instserverとpath_to_repositoryを設定で使用されている値で置き換えてください。
以下のセクションは、このセットアップで使用するPXELINUXオプションの簡単なリファレンスとなっています。使用可能なオプションの詳細については、/usr/share/doc/packages/syslinux/にある、syslinuxパッケージのドキュメントを参照してください。
ここに記されているのは、PXELINUX設定ファイルで利用可能なオプションの一部です。
APPEND options...
カーネルコマンドラインに1つまたは複数のオプションを追加します。これらは、自動ブートと手動ブートのどちらの場合でも追加されます。オプションはカーネルコマンドラインの先頭に追加されるので、通常は、明示的に入力したカーネルオプションで上書きできます。
APPEND -
何も追加しません。LABELセクション内で、APPENDに引数として1つのハイフンを付ければ、グローバルなAPPENDを上書きすることができます。
DEFAULT kernel options...
デフォルトのカーネルコマンドラインを設定します。PXELINUXが自動的にブートする場合には、DEFAULTの後のエントリがブートプロンプトに対して入力されたときのように動作します。加えて、自動ブートであることを示すautoオプションも自動的に追加されます。
設定ファイルが存在しない、または設定ファイル内にDEFAULTエントリが存在しない場合には、オプションの付かないカーネル名「linux」がデフォルトとなります。
IFAPPEND FLAG
FLAG値に応じて、特定のオプションをカーネルコマンドラインに追加します。IFAPPENDオプションは、PXELINUXでのみ使用可能です。FLAGでは、表14.1「IFAPPENDから生成され、追加されたカーネルコマンドラインオプション」で説明されている値が必要です:
表14.1 IFAPPENDから生成され、追加されたカーネルコマンドラインオプション¶
|
引数 |
生成されたカーネルコマンドライン/記述 |
|---|---|
|
|
ip= プレースホルダは、DHCP/BOOTPまたはPXEブートサーバからの入力に基づいて置換されます。 このオプションは、ブートされたシステムでDHCPクライアントを実行するための代替品ではないことに注意してください。定期的な更新がない場合、PXE BIOSによって取得されたリースは期限切れになり、IPアドレスはDHCPサーバによる再使用で使用可能になります。 |
|
|
BOOTIF=
このオプションは、インストールサーバが、DHCPサーバからの返信を受け取るまで、LANインタフェースを交互に検索する場合に、タイムアウトを回避する場合に有用です。このオプションを使用すると、initrdプログラムはシステムがブートされたインタフェースから断定することができます。linuxrcではこのオプションを読み込み、このネットワークインタフェースを使用します。 |
|
|
SYSUUID=
小文字16進数でUUIDを追加します。 |
LABEL label KERNEL image APPEND options...
ブートするカーネルとしてlabelが入力された場合、PXELINUXは代わりにimageをブートし、ファイルのグローバルセクション(最初のLABELコマンドの前)で指定されたものの代わりに、指定されたAPPENDオプションを使用します。imageのデフォルトはlabelと同じです。また、APPENDが指定されなかった場合には、グローバルエントリがデフォルトとして使用されます(あれば)。最大で128のLABELエントリが使用できます。
GRUBは次の構文を使用することに注意してください。
title mytitle kernelmy_kernelmy_kernel_optionsinitrdmyinitrd
PXELINUXは次の構文を使用します。
labelmylabelkernelmykernelappendmyoptions
ラベルは、ファイル名の場合のように切り詰められるので、切り詰められた後も固有性が保たれるように決める必要があります。たとえば、「v2.6.30」と「v2.6.31」という2つのラベルは、PXELINUXでは区別できません。これらは切り詰められるとどちらも同じDOSファイル名になるからです。
カーネルは、Linuxカーネルである必要はなく、ブートセクタやCOMBOOTファイルであっても構いません。
LOCALBOOT type
PXELINUXでは、KERNELオプションの代わりにLOCALBOOT 0を指定すると、 この特定のラベルが呼び出されて、カーネルブートの代わりにローカルディスクのブートが行われます。
|
引数 |
説明 |
|---|---|
|
|
通常のブートを行う |
|
|
まだメモリ上に常駐しているUNDI (Universal Network Driver Interface)ドライバを使用して、ローカルブートを行う |
|
|
まだメモリ上に常駐しているUNDIドライバを含め、PXEスタック全体でローカルブートを行う |
他の値は定義されていません。UNDIやPXEスタックについて知らない場合は、0を指定してください。
TIMEOUT time-out
自動的にブートする前に、ブートプロンプトをどれくらいの時間表示するかを指定します。単位は1/10秒です。タイムアウトは、ユーザがキーボードで何か入力するとキャンセルされます。この場合、ユーザがコマンドを入力するものとみなされます。タイムアウトの値を0に設定すると、タイムアウトは無効になります(これがデフォルトです)。タイムアウトの最大値は35996です(1時間よりほんの少しだけ短い時間です)。
PROMPT flag_val
flag_valを 0に設定すると、ShiftShiftAltAltCaps LockかScroll Lockキーがセットされている場合にのみ、ブートプロンプトを表示します(デフォルト)。flag_valを1に設定すると、常にブートプロンプトを表示します。
F2filenameF1filename..etc... F9filenameF10filename
ブートプロンプトでファンクションキーを押したときに、指定されたファイルを表示します。これは、ブート前のオンラインヘルプ(おそらく、カーネルコマンドラインオプションのヘルプ)の実装に使用できます。以前のリリースとの後方互換性のために、F10をF0として入力することもできます。現在のところ、F11とF12にファイル名を関連付けることはできないことに注意してください。
システムのBIOSで、PXEブートの準備をします。これには、BIOSのブート順でのPXEオプションの設定も含まれます。
![]() | BIOSブートオーダー |
|---|---|
BIOSで、PXEオプションをハードディスクブートオプションの前に指定しないでください。さもないと、システムはブートのたびに再インストールを行おうとします。 | |
Wake on LAN (WOL)では、インストールの前に適切なBIOSオプションを有効にすることが必要です。また、ターゲットシステムのMACアドレスを記録しておいてください。このデータは、Wake on LANを開始するために必要です。
Wake on LANを使えば、コンピュータのMACアドレスを含む特別なネットワークパケットを使って、コンピュータの電源を入れることができます。世界中のすべてのコンピュータは固有のMAC識別子を持っているので、間違って別のコンピュータの電源を入れてしまう心配はありません。
![]() | 異なるネットワークセグメントにまたがるWake on LAN |
|---|---|
制御用のマシンが、起動すべきインストールターゲットと同じネットワークセグメント内にない場合には、WOL要求がマルチキャストとして送信されるように設定するか、またはそのネットワークセグメント内にあるマシンをリモートに制御して、要求の送信元として作動させてください。 | |
SUSE Linux Enterprise Serverのユーザは、WOLと呼ばれるYaSTモジュールを使って、簡単にWake on LANを設定することができます。他のバージョンのSUSE LinuxベースのOSユーザは、コマンドラインツールを使用してください。
基本的に、14.3.7項 「Wake on LAN」と14.3.3項 「PXEブートの使用」で説明されているものを別にして、インストール用のブートプロセスをカスタマイズする方法は2通りあります。デフォルトのブートオプションとファンクションキーを使用したり、インストールブート画面のブートオプションプロンプトを使用して、この特定のハードウェアでインストールカーネルが必要とするブートオプションを渡すことができます。
ブートオプションの詳細については、第6章 YaSTによるインストールを参照してください。一般に、を選択すれば、インストールブートプロセスが開始します。
問題が発生した場合は、またはを使用します。インストールプロセスでのトラブルシューティングについての詳細は、項 「インストールの問題」 (第36章 最も頻繁に起こる問題およびその解決方法, ↑管理ガイド)を参照してください。
画面の下部にあるメニューバーには、セットアップで必要になる、いくつかの高度な機能が用意されています。Fキーを使えば、これらのパラメータの構文の詳細を知らなくても、インストールルーチンに渡す付加オプションを指定できます(14.4.2項 「カスタムブートオプションの使用」を参照)。使用可能な機能キーの詳細については、6.6項 「従来のBIOSを備えたマシンのブート画面」を参照してください。
適切なブートオプションのセットを使えば、インストールの手順を容易にすることができます。多くのパラメータは、後ほどlinuxrcルーチンを使って設定することもできますが、ブートオプションを使用するほうが簡単です。いくつかのの自動セットアップでは、ブートオプションをinitrdまたはinfoファイルで設定することもできます。
次のテーブルでは、この章で説明したすべてのインストールシナリオと、ブートに必要なパラメータ、および対応するブートオプションを示します。インストールルーチンに渡すブートオプション文字列を決めるには、このテーブルに表示されている順序で、それらをすべてつなげてください。たとえば次のようになります(すべてを1行で記述します)。
install=xxxnetdevice=xxxhostip=xxxnetmask=xxxvnc=xxxvncpassword=xxx
この文字列内の値xxxは、すべて、設定に適した値で置き換えます。
表14.2 この章で用いられているインストール(ブート)シナリオ¶
|
インストールシナリオ |
ブートに必要なパラメータ |
ブートオプション |
|---|---|---|
|
なし:システムは自動的にブートします |
必要なし | |
|
| |
|
| |
|
適用されない。プロセスはPXEとDHCPによって管理される | |
|
| |
|
| |
|
適用されない。プロセスはPXEとDHCPによって管理される |
![]() | linuxrcブートオプションの詳細情報 |
|---|---|
Linuxシステムのブートに使用するlinuxrcブートオプションの詳細については、http://en.opensuse.org/SDB:Linuxrcを参照してください。 | |
SUSE Linux Enterprise Serverは、拡張機能を提供するアドオン製品(たとえば、SUSE Linux Enterprise High Availability Extension)、サードパーティ製品、およびドライバまたは追加のソフトウェアのインストールをサポートしています。SUSE Linux Enterprise Serverをリモートで展開する場合に、アドオン製品を自動的にインストールするには、addon=パラメータを指定します。
REPOSITORY
REPOSITORYは、YaST (YaST2またはYUM (rpm-md))により読み込み可能なホストされたリポジトリである必要があります。現在、ISOイメージはサポートされていません。
![]() | ドライバの更新 |
|---|---|
ドライバの更新については、http://drivers.suse.com/を参照できます。必ずしもすべてのドライバの更新がリポジトリとして提供されているとは限らず、一部はISOイメージとしてのみ使用可能なので、 | |
インストールプロセスをリモートにモニタするには、いくつかの方法があります。インストールのためのブートで、適切なブートオプションを選択すれば、VNCまたはSSHを使って、リモートのワークスレーションからインストールとシステム設定を制御することができます。
VNCビューアソフトウェアを使えば、事実上どのオペレーティングシステムからでも、SUSE Linux Enterprise Serverのインストールをリモートで制御することができます。このセクションでは、VNCビューアアプリケーションまたはWebブラウザを使うセットアップについて説明します。
VNCによるインストールを準備するために、インストールターゲット上で行う必要のあることは、インストールのための初期ブートで適切なブートオプションを選択することだけです(14.4.2項 「カスタムブートオプションの使用」を参照)。ターゲットシステムはテキストベースの環境にブートして、VNCクライアントがインストールプログラムに接続するのを待ちます。
インストールプログラムは、インストーラに接続するために必要なIPアドレスとディスプレイ番号をアナウンスします。ターゲットシステムに物理的にアクセスしている場合には、この情報はシステムがインストールのためにブートした直後に表示されます。VNCソフトウェアが要求してきたときにこのデータを入力し、VNCパスワードを入力してください。
インストールターゲットはOpenSLPによってアナウンスを行うので、ネットワークセットアップ、およびすべてのマシンがOpenSLPをサポートしていれば、物理的にアクセスしなくても、SLPブラウザによってインストールターゲットのアドレス情報を取得できます。
基本的には、VNCサーバ(この場合はインストールターゲット)に接続するには2通りの方法があります。任意のオペレーティングシステムで独立したVNCビューアアプリケーションを起動することもできますし、Java対応のWebブラウザを使って接続することもできます。
VNCを使えば、Linuxシステムのインストールを、他のLinux、Windows、Mac OSなど、他の任意のオペレーティングシステムから制御できます。
Linuxマシンでは、tightvncパッケージがインストールされていることを確認してください。Windowsマシンでは、このソフトウェアのWindows移植版をインストールしてください。これは、TightVNCのホームページから入手できます(http://www.tightvnc.com/download.html)。
ターゲットマシンで動作しているインストールプログラムに接続するには、以下の手順に従います。
VNCビューアを起動します。
SLPブラウザ、またはインストールプログラム自体から提供された、インストールターゲットのIPアドレスとディスプレイ番号を入力します。
ip_address:display_number
デスクトップにウインドウが開き、その中に、通常のローカルインストールの場合と同様に、YaSTの画面が表示されます。
インストールプログラムに接続するためにWebブラウザを使えば、VNCソフトウェアや、基になるオペレーティングシステムに依存しなくてすみます。ブラウザアプリケーションでJavaのサポートが有効になっているものであれば、Linuxシステムのインストールのために、どのブラウザでも使用できます(Firefox、Internet Explorer、Konqueror、 Operaなど)。
VNCによるインストールを実行する場合、以下の手順に従います。
SSHを使えば、任意のSSHクライアントソフトウェアによって、Linuxマシンのインストールを制御することができます。
ソフトウェアパッケージ(LinuxではOpenSSH、WindowsではPuTTY)のインストールの他に、SSHによるインストールのために適切なブートオプションを渡す必要があります。詳細については、14.4.2項 「カスタムブートオプションの使用」を参照してください。OpenSSHは、SUSE Linuxベースのオペレーティングシステムであれば、デフォルトでインストールされています。
インストールターゲットのIPアドレスを取得します。ターゲットマシンに物理的にアクセスできる場合には、初期ブート後のコンソールにインストールプログラムが表示するIPアドレスを記録してください。または、DHCPサーバ設定によって特定のホストに割り当てられたIPアドレスを調べてください。
コマンドラインで次のコマンドを入力します。
ssh -X root@
ip_address_of_target
ip_address_of_targetは、インストールターゲットの実際のIPアドレスで置き換えてください。
ユーザ名を要求されたら、「root」と入力します。
パスワードを求められたら、SSHのブートオプションで設定したパスワードを入力します。正しく認証されると、インストールターゲットのコマンドプロンプトが表示されます。
「yast」と入力して、インストールプログラムを起動します。第6章 YaSTによるインストールで説明されているように、ウィンドウが開いて、通常のYaSTの画面が表示されます。