シェルスクリプトの作成

シェルスクリプトは、データの収集、テキスト内のワードやフレーズの検索など、あらゆる種類の多数の有用なタスクの実行に便利な方法です。次の例では、小型のシェルスクリプトでテキストをプリントします。

例5.1 テキストをプリントするシェルスクリプト

#!/bin/sh 1
# Output the following line: 2
echo "Hello World" 3

1

1行目は、このファイルがスクリプトであることを示すShebang文字(#!)で始まります。スクリプトは、Shebang文字の後に指定されたインタープリタ(ここでは、/bin/sh)を使用して実行されます。

2

2行目は、ハッシュ記号で始まるコメントです。スクリプトの動作を覚えにくい行には、コメントすることをお勧めします。

3

3番目の行で、組み込みコマンドechoを使用して、対応するテキストを出力します。


このスクリプトの実行には、次の前提条件が必要です。

  1. 各スクリプトは、Shebang行を含む必要があります(この例はすでに示しました)。スクリプトにこの行がない場合は、手動でインタープリタを呼び出します。

  2. スクリプトの保存場所はどこでも構いません。ただし、シェルの検索先ディレクトリを保存場所にすることをお勧めします。シェルのサーチパスは、環境変数PATHで設定されます。一般に、標準ユーザには/usr/binへの書き込みアクセスはありません。このため、スクリプトはユーザのディレクトリ~/bin/に保存することを推奨します。上記の例では、名前はhello.shです。

  3. スクリプトには、実行可能パーミッションが必要です。次のコマンドで、パーミッションを設定してください。

    chmod +x ~/bin/hello.sh

これらの前提条件をすべて満たしたら、次の方法でスクリプトを実行できます。

  1. 絶対パス.  スクリプトは絶対パスで実行できます。この例では、~/bin/hello.shです。

  2. 任意の場所.  PATH環境変数にスクリプトが存在するディレクトリが含まれている場合、スクリプトをhello.shだけで実行できます。