YaSTを使用したFTPサーバの設定

目次

28.1. FTPサーバの起動
28.2. FTP一般設定
28.3. FTPパフォーマンス設定
28.4. 認証
28.5. エキスパート設定
28.6. 参照先

概要

YaST FTP Serverモジュールを使用すると、コンピュータをFTPサーバとして機能するように設定できます。匿名および/または認証されたユーザは、コンピュータに接続し、FTPプロトコルでファイルをダウンロードし、設定によってはファイルをアップロードすることができます。YaSTは、システムにインストールされた各種のFTPサーバデーモンに統一された設定インタフェースを提供しています。

YaST FTP Server設定モジュールを使用すると、2つの異なるFTPサーバデーモン(vsftpd (Very Secure FTP Daemon)、pure-ftpd)を設定できます。設定できるのは、インストール済みサーバだけです。

vsftpdサーバとpure-ftpdサーバの設定オプションは多少異なります(特に、エキスパート設定ダイアログ)。この章では、vsftpdサーバの設定について説明します。

YaST FTPサーバモジュールがシステム内にない場合は、yast2-ftp-serverパッケージをインストールしてください。

YaSTで、FTPサーバを設定するには、次の手順に従います。

  1. YaSTコントロールセンターを開き、ネットワークサービス+FTP Serverの順に選択するか、rootとしてyast2 ftp-serverコマンドを実行します。

  2. システムにFTPサーバがインストールされていない場合は、YaST FTPサーバモジュールの起動時に、インストールするサーバをどれにするか質問されます。サーバを選択してダイアログを確認します。

  3. 起動ダイアログで、FTPサーバの起動を設定します。詳細については、28.1項 「FTPサーバの起動」を参照してください。

    一般ダイアログで、FTPディレクトリ、歓迎メッセージ、ファイル作成マスクなどの各種パラメータを設定します。詳細については、28.2項 「FTP一般設定」を参照してください。

    Performanceダイアログで、FTPサーバの負荷に影響するパラメータを設定します。詳細については、28.3項 「FTPパフォーマンス設定」を参照してください。

    認証ダイアログで、匿名および/または認証されたユーザに対してFTPサーバを使用可能にするかどうか設定します。詳細については、28.4項 「認証」を参照してください。

    エキスパート設定ダイアログで、FTPサーバの操作モード、SSL接続、およびファイアウォール設定を設定します。詳細については、28.5項 「エキスパート設定」を参照してください。

  4. 完了を押して設定を保存します。

FTPサーバの起動

FTP Start-Upダイアログのサービス開始フレームで、FTPサーバを起動する方法を設定します。システムブート時の自動的なサーバ起動とサーバの手動起動のどちらかを選択できます。FTP接続要求後にのみFTPサーバを起動する場合は、Via xinetdを選択します。

FTPサーバの現在のステータスが、FTP Start-Upダイアログの開始/停止フレームに表示されます。Start FTP Nowを押して、FTPサーバを起動します。サーバを停止するには、Stop FTP Nowを押します。サーバの設定を変更したら、Save Settings and Restart FTP Nowを押します。完了を押して設定モジュールを終了しても、設定は保存されます。

FTP Start-UpダイアログのSelected Serviceフレームに、使用されるFTPサーバか表示されます。vsftpd(Very Secure FTP Daemon)またはpure-ftpdのどちらかを使用できます。両方のサーバがインストールされている場合、それらの間で切り替えることができます。現在の設定は自動的に変換されます。

図28.1 FTPサーバの設定 - 起動

FTPサーバの設定 - 起動