この章では、IBM System zハードウェアへのSUSE® Linux Enterprise Serverのインストールを計画する場合に決定する必要があるすべての事項についてまとめました。IBM System zへのSUSE Linux Enterprise Serverのインストールに関する現在のハードウェア/ソフトウェア要件は、『Architecture-Specific Information』に記載されています。このマニュアルは、1枚目のインストールメディアの/docuディレクトリに、印刷可能なPDFファイルとして保存されています。
SUSE Linux Enterprise Serverには、2種類のIBM System z用インストール方法があります。
別の論理パーティション(LPAR)上にあるIBM System zにSUSE Linux Enterprise Serverをインストールすることにより、SUSE Linux Enterprise Serverで物理メモリの特定部分を使用できるようになります。さらに、使用するプロセッサの数を指定することもできます。このモードでは、1つのシステム上で複数のオペレーティングシステムを同時に実行させることも可能です。
z/VM (仮想マシン)モードは、z/VMでIBM System z用SUSE Linux Enterprise Serverをホストされているシステムとして実行します。このインストールタイプでは、z/VMでSUSE Linux Enterprise Serverを完全制御できるという利点があります。また、このインストールタイプでは、カーネル開発またはカーネルベースのデバッグを行うのに便利です。Linuxシステムのハードウェア設定を変更するのが簡単です。数百のLinuxインスタンスを同時に実行できるため、ホストされているSUSE Linux Enterprise Serverシステムを作成するのも簡単です。
LPARまたはVMモードでは、FCPがアタッチされたCD-ROMをIPLに使用できます。インストールデータは、CD-ROMから直接に読み取られます。