このモジュールグループはお使いのシステム管理に役立つように設計されています。 このグループに含まれるすべてのモジュールは、システムに関連し、システムがきちんと動作し、データが効率良く管理されていることを確実にするための貴重なツールとして使用されます。
![]() | IBM System z:継続 |
|---|---|
IBM System zの場合、「8.5.3項 「ブートローダの設定」」に進んでください。 | |
+を使用して、システムとデータのバックアップを作成します。 ただし、モジュールによって作成されるバックアップには、システム全体は含まれません。 システムのバックアップは、ハードディスク上の重要な記憶領域を保存することで実行されます。その記憶領域はパーティションテーブルまたはマスタブートレコード(MBR)など、システムを復元するときに不可欠なものです。 このシステムのバックアップには、AutoYaSTに使用されるシステムのインストールから、XML設定を含めることができます。 データのバックアップは、インストールメディア上のアクセス可能なパッケージの変更されたファイル、アクセス不可能なパッケージ全体(例えば、オンラインアップデート)、および、/etcまたは/homeのディレクトリの下にある、たくさんの設定ファイルのような、パッケージに属しないファイルを保存することで実行されます。
+を使用して、で作成したバックアップアーカイブから、ご使用のシステムを復元します。 最初に、アーカイブが格納されている場所(リムーバブルメディア、ローカルハードディスク、ネットワークファイルシステム)を指定します。 をクリックして、個別のアーカイブの説明および内容を表示し、アーカイブから復元するものを選択します。
最後にバックアップしたときから追加されたパッケージをアンインストールしたり、最後にバックアップしたときから削除されたパッケージを再インストールしたりすることもできます。 これらの2つの処理により最後にバックアップしたときと完全に同じシステムを復元できます。
![]() | システムの復元 |
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このモジュールは、通常多くのパッケージとファイルをインストール、置換、アンインストールするため、必ず事前にバックアップ処理を実行してから使用してください。 バックアップ処理を実行しなかった場合、データを失う可能性があります。 | |
コンピュータにインストール済みのシステムのブートを設定するには、+モジュールを使用します。 YaSTを使用するブートローダの設定方法の詳細については、21.3項 「YaSTによるブートローダの設定」を参照してください。
enterprise volume management system (EVMS)は、LVM同様に、カスタムパーティショニングのためのツール、またハードディスクをバーチャルボリュームにグループ化するためのツールです。 柔軟性や拡張性があり、プラグインモデルを使用して、さまざまなボリューム管理システムの個々の必要に適合するように調整できます。
EVMSは、既存のメモリおよびボリューム管理システムとの互換性があります。ボリューム管理システムには、DOS、Linux LVM、GPT (GUIDパーティションテーブル)、IBM System z、Macintosh、およびBSDパーティションなどがあります。 詳細については、http://evms.sourceforge.net/を参照してください。
図 8.6. 「YaSTパーティション分割ツール」に示す[上級者向けのパーティション設定]ダイアログを使って、1つまたは複数のハードディスクのパーティションを手動で設定します。パーティションは追加、削除、および編集することができます。このYaSTモジュールからソフトウェアRAID設定、EVMS設定、およびVM設定にもアクセスできます。
![]() | 稼働中システムのパーティション再設定 |
|---|---|
実行中にシステムのパーティションを再設定できますが、誤操作によるデータ損失のリスクが非常に高くなります。インストールしたシステムのパーティション再設定は避けて、常に再設定の前にデータを完全にバックアップしてください。 | |
![]() | IBM System z:デバイス名 |
|---|---|
IBM System zは、DASDとSCSIハードディスクしか認識できません。IDEハードディスクはサポートされていません。これが理由で、これらのデバイスは、パーティションテーブル内で | |
接続されているすべてのハードディスクの既存パーティションまたは提案パーティションのリストが、YaSTダイアログに表示されます。このリストでは、ハードディスク全体は、/dev/hdaや/dev/sda(または/dev/dasda)など、番号のないデバイスとして表されます。パーティションは、/dev/hda1や/dev/sda1 (または/dev/dasda1)など、それらのデバイスの一部として表されます。ハードディスクのサイズ、形式(タイプ)、ファイルシステム、マウントポイントと、ハードディスクのパーティションも表示されます。マウントポイントには、Linuxファイルシステムツリー内のどこにパーティションが表示されるかが指定されています。
インストール中、エキスパートダイアログで作業中の場合は、未使用のハードディスクスペースも表示され、自動的に選択されます。追加のディスクスペースをSUSE Linux Enterprise®用に用意するには、リストの下から上に、必要なスペースが確保できるまで、領域を解放します(ハードディスクの最後のパーティションから始めて、最初のパーティションの方に向かいます)。たとえば、パーティションが3つある場合、2番目のパーティションをSUSE Linux Enterprise専用で使用し、1番目と3番目のパーティションを別のオペレーティングシステム用に保持しておくことはできません。
![]() | IBM System z:ハードディスク |
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IBM System zプラットフォームの場合、SUSE Linux Enterprise ServerはSCSIハードディスクとDASD (Direct Access Storage Devices)の両方をサポートしています。SCSIディスクは以下の方法でパーティション設定することが可能ですが、DASDではパーティションテーブルに指定できるパーティションエントリが3つに限られます。 | |
どのハードディスクにも、パーティションテーブルがあり、4つのエントリ領域が設けられています。パーティションテーブルのエントリは、基本パーティションまたは拡張パーティションのいずれかに使用されます。ただし、拡張パーティションとして指定できるエントリは、1つだけです。
基本パーティションは、単純にシリンダの連続した領域(物理ディスク領域)で構成され、これらのシリンダは、特定のオペレーティングシステムに割り当てられています。パーティションテーブルの制限に伴い、基本パーティションの場合、1台のハードディスクで作成できるパーティションの数が4つに限られます。このような理由から、拡張パーティションが使用されます。拡張パーティションもディスクの連続シリンダから構成されますが、拡張パーティションの場合は、パーティション自体を分割して、論理パーティションを作成できます。論理パーティションは、必ずしもパーティションテーブルに存在している必要はありません。つまり、拡張パーティションは論理パーティションのコンテナということになります。
パーティションが4つ以上必要な場合は、4つ目(またはそれ以前)に拡張パーティションを1つ作成します。この拡張パーティションには、残りの空きシリンダ領域全体を使用するのが妥当です。さらに、この拡張パーティションを複数の論理パーティションに区切ります。SCSI、SATA、Firewireなどのディスクで作成可能な論理パーティションは、最大で15個、(E)IDEディスクの場合は、最大63個です。どのタイプのパーティションを使用しても、Linuxへの影響はありません。基本パーティション、論理パーティションのいずれも、正常に動作します。
![]() | GPTディスクラベル付きのハードディスク |
|---|---|
GPTディスクラベルを使用しているアーキテクチャの場合、基本パーティションの数に制限がありません。そのため、論理パーティションはありません。 | |
パーティションを最初から作成するには、以下の手順に従ってください。
[]を選択します。複数のハードディスクが接続されている場合、新規パーティションの作成先ハードディスクの選択ダイアログが表示されます。
パーティションの形式(基本か拡張)を指定します。最大4つの基本パーティションを作成するか、最大3つの基本パーティションと1つの拡張パーティションを作成します。拡張パーティション内に、いくつかの論理パーティションを作成します(詳細については、8.5.7.1項 「パーティションのタイプ」を参照してください)。
使用するファイルシステムと、マウントポイントを選択します。YaSTによって、作成する各パーティション用のマウントポイントが提案されます。各種ファイルシステムの詳細については、第25章 Linuxのファイルシステムを参照してください。
セットアップで必要な場合は、追加のファイルシステムオプションを指定します。たとえば、永続的デバイス名が必要な場合に必要になります。使用できるオプションの詳細については、8.5.7.3項 「パーティションの編集」を参照してください。
+の順にクリックして、パーティション設定を適用し、パーティション設定モジュールを終了します。
インストール時にパーティションを作成した場合は、インストール概要画面に戻ります。
新規パーティションの作成、または既存パーティションの変更の際には、多数のパラメータを設定します。新規パーティションの場合、適切なパラメータがYaSTによって設定されるので、通常は変更の必要はありません。パーティション設定を手動で編集するには、以下の手順に従ってください。
パーティションを選択します。
[]をクリックして、パーティションの編集およびパラメータ設定を実行します。
この段階でパーティションをフォーマットしたくない場合であっても、パーティションにファイルシステムIDを割り当て、パーティションが正しく登録されるようにします。可能な値は、[]、[]、[[]または[]です。LVMとRAIDの詳細については、7.1項 「LVMの設定」」および「7.2項 「ソフトウェアRAID設定」を参照してください。
ここでは、ファイルシステムを変更したり、パーティションをフォーマットします。ファイルシステムの変更またはパーティションの再フォーマットによって、パーティションからすべてのデータが完全に削除されます。さまざまなファイルシステムの詳細は、第25章 Linuxのファイルシステムを参照してください。
[ファイルシステムのオプション]画面では、選択したファイルシステムのパラメータを指定します。たいていの場合は、デフォルト値をそのまま利用できます。
暗号化を有効にした場合、すべてのデータは暗号化された状態で、ハードディスクに書き込まれます。これにより、機密データのセキュリティが向上しますが、暗号化に時間がかかるので、システムの処理速度はわずかに低下します。ファイルシステムの暗号化の詳細については、第47章 パーティションとファイルの暗号化を参照してください。
グローバルファイルシステム管理ファイル(/etc/fstab)にあるさまざまなパラメータを指定します。ほとんどの設定では、デフォルト設定で動作します。たとえば、ファイルシステムIDをデバイス名からボリュームラベルに変更できます。ボリュームラベルには、/およびスペース以外のすべての文字を使用することができます。
パーティションのファイルシステムツリー内でのマウント先ディレクトリを指定します。YaSTで表示されるさまざまなディレクトリから選択するか、または他のディレクトリ名を入力します。
+の順にクリックして、パーティションをアクティブにします。
エキスパート設定]は、次のコマンドを含むメニューを開きます。
ディスクからパーティション設定を再読み込みします。たとえば、テキストコンソールで手動パーティション設定を行った後で、これが必要になります。
この処理では、古いパーティションテーブルが完全に上書きされまキ。たとえば、独自のディスクラベルに問題がある場合に役立ちます。この方法を用いると、ハードディスク上のすべてのデータが失われます。
以降のセクションでは、システムの設定時に正しく判断するための、パーティション設定のヒントを説明します。
![]() | シリンダ番号 |
|---|---|
パーティション設定ツールによっては、パーティションのシリンダの番号を | |
YaSTによってパーティション設定が実行され、システム内に他のパーティションが検出された場合、検出されたパーティションも/etc/fstabファイルファイルに追加され、この設定データへのアクセスが簡単になります。このファイルには、システム内のすべてのパーティションとそのプロパティ(ファイルシステム、マウントポイント、ユーザのパーミッションなど)が記載されています。
例 8.1. /etc/fstab:パーティションデータ
/dev/sda1 /data1 auto noauto,user 0 0 /dev/sda5 /data2 auto noauto,user 0 0 /dev/sda6 /data3 auto noauto,user 0 0
LinuxパーティションかFATパーティションかに関係なく、パーティションは、noautoオプションとuserオプションを使って指定されます。これにより、すべてのユーザがこれらのパーティションを、必要に応じてマウントまたはアンマウントすることができます。セキュリティ上の理由で、YaSTでは、プログラムを関連位置で実行するのに必要なexecオプションは、ここに自動的に入力されません。ただし、そこからプログラムを実行するために、このオプションを手動で入力できます。「不正インタプリタ」や「パーミッションの拒否」などのシステムメッセージが出されたら、この方法が必要になります。
Expert Partitionerから[]を選択してLVM設定にアクセスします( 7.1項 「LVMの設定」を参照)。ただし、作業するLVM設定がシステムにすでに存在している場合は、セッションで初めてLVM設定を入力した時点でただちに、自動的にその設定がアクティブになちます。この場合、アクティブになったボリュームグループに属するパーティションを含むすべてのディスクは、パーティションを再設定できません。Linuxカーネルは、ハードディスクの変更されたパーティションテーブルを、このディスク上のいずれかのパーティションが使用中になった時点では、再読みすることができないからです。ただし、機能しているLVM設定がシステム上にがすでにある場合は、物理的なパーティション再設定は必要になりません。代わりに、論理ボリュームの設定を変更します。
物理ボリューム(PV)の先頭では、そのボリュームに関する情報がパーティションに書き込まれます。こうしたパーティションをLVM以外の目的で再使用するには、このボリュームの先頭を削除ておくようにお勧めします。たとえば、VG systemおよびPV /dev/sda2では、これは、コマンドddif=/dev/zero of=/dev/sda2 bs=512 count=1で行うことができます。
![]() | ブート用ファイルシステム |
|---|---|
ブートに使用するファイルシステム(rootファイルシステムまたは | |
![]() | IBM System z:継続 |
|---|---|
IBM System zの場合、「8.5.12項 「システムサービス(ランレベル)」」に進んでください。 | |
各カーネルドライバには、サポートしているすべてのデバイスのデバイスIDリストが含まれています。 新しいデバイスがどのドライブのデータベースにも含まれていない場合、既存のドライバで使用できる場合でも、そのデバイスはサポートされていないものとして処理されます。 YaSTのセクションから、PCI IDを追加できます。 このYaSTモジュールは、専門知識を持つユーザ以外は使用しないでください。
IDを追加するには、をクリックして、割り当て方法を選択します。割り当て方法には、リストからPCIデバイスを選択する方法と、手動でPCIの値を入力する方法があります。 最初のオプションの場合、提供されたリストからPCIデバイスを選択し、ドライバ名またはディレクトリ名を入力します。 ディレクトリが空のままの場合は、ドライバ名はディレクトリ名として使用されます。 PCI ID値を手動で指定する場合、適切なデータを入力してPCI IDをセットアップします。をクリックして、変更を保存します。
PCI IDを編集するには、リストから編集するデバイスドライバを選択し、をクリックします。 情報を編集してをクリックすると、変更が保存されます。 IDを削除するには、そのドライバを選択し、をクリックします。 IDはすぐにリストに表示されなくなります。 終了したら、をクリックします。
+モジュールを使用すると、省エネ技術を利用して作業することができます。 ラップトップの操作時間を拡張することは、ラップトップでは特に重要です。 このモジュールの使用法に関する詳細は、28.6項 「YaST電源管理モジュール」に記載しています。
Powertweakは、カーネルおよびハードウェア設定をチューニングすることで、システムのパフォーマンスを最高にするためのSUSE Linuxのシステム微調整用ユーティリティです。 これは、上級のユーザにのみ使用されるべきユーティリティです +を選択してこのユーティリティを起動すると、ユーティリティがシステム設定を検出し、モジュールの左側のフレームにツリー形式でリストします。 [検索] 微調整したいオプションを選択すると、画面にそのオプションがディレクトリおよび設定とともに表示されます。 設定を保存するには、をクリックし、をクリックして確認します。
+を開き、YaSTシステム設計プロファイル管理(SCPM)モジュールを使用して、システム設定を作成、管理、切り替えます。 これは、さまざまな場所(さまざまなネットワーク)でさまざまなユーザが使用するモバイルコンピュータには特に便利です。それだけでなく、この機能は、さまざまなハードウェアコンポーネントやテスト設定の使用が可能なので、固定マシンにも便利です。
+を使用して、ランレベルおよびその中で開始するサービスを設定します。SUSE Linux Enterpriseでのランレベルの詳細について、およびYaSTランレベルエディタについての説明は、20.2.3項 「YaSTでのシステムサービス(ランレベル)の設定」を参照してください。
/etc/sysconfigディレクトリには、SUSE Linux Enterpriseにとって最も重要な設定ファイルが含まれています。 +を選択して、値を変更し、個別の設定ファイルに保存します。 一般的に、ファイルを手動で編集する必要はありません。パッケージがインストールされたとき、またはサービスが設定されたときにファイルは自動的に変更されるためです。 /etc/sysconfigとYaST sysconfigエディタの詳細については、20.3.1項 「YaSTのsysconfigエディターを使ってシステム設定を変更する」を参照してください。
タイムゾーンは初めのインストール時に設定されますが、+を使用して変更できます。 現在の日付と時刻を変更する場合にも、これを使用します。
タイムゾーンを変更するには、左の列で地域を選択し、右の列で場所またはタイムゾーンを選択します。 [ハードウェア時計の時間設定][ローカルタイム][UTC] はLinuxシステムではよく使用されるタイムゾーンです。他方、Microsoft Windowsなどの追加のオペレーティングシステムを使用しているコンピュータは、ほとんどローカルタイムを使用します。
[変更] 開いたダイアログの中で、新しい値を入力するか<矢印>ボタンで調節して、時刻および日付を変更します。 [適用]
システムの第一および第二言語は、インストール時に設定されます。 ただし、+を使用すれば、いつでもそれらを変更できます。 YaSTに設定された第一言語は、YaSTおよびデスクトップ環境を含んだ、システム全体に適用されます。 この言語がほとんどの場合使用されます。 第二言語は、デスクトップ言語や文書作成などのさまざまな目的のために、ユーザが必要とすることがある言語です。
[第一言語] キーボードやタイムゾーンをこの設定用に調整するには、またはを有効化します。
を使用して、rootユーザ用のロケール変数の設定方法を設定します。 また、を使用して、メインリストでは利用不可能な方言に対して、第一言語を設定します。 これらの設定は、/etc/sysconfig/languageファイルに書き込まれます。