マシン上へのソフトウェアのインストール、アンインストール、および更新を行うには、+を使用します。 これにより、「図 8.2. 「YaSTパッケージマネージャ」」に表示されているように、パッケージマネージャダイアログが開きます。
SUSEŽ Linux Enterpriseでは、ソフトウェアはパッケージの形で用意されています。 通常、パッケージコンテナには、プログラム、環境設定ファイル、および関連ドキュメントなど、そのプログラムに必要なすべてのものが含まれています。 個々のパッケージのリストが、個々のパッケージウィンドウの右側に表示されます。 このリストの内容は現在選択されているフィルタにより決定されます。 たとえば、[]フィルタが選択されている場合、個々のパッケージウィンドウは現在選択されているすべてのパッケージを表示します。
パッケージマネージャでは、各パッケージは、パッケージで実行する事柄を決定するステータスを持ちます。ステータスには、「インストール」や「削除」などがあります。」このステータスは行の先頭にあるステータスボックス内に記号で表示されます。 項目を右クリックしたときに表示されるメニューから、該当のステータスをクリックまたは選択することにより、ステータスを変更できます。 状況によっては、いくつかの潜在的なステータスフラグを選択できません。 たとえば、まだインストールしていないパッケージに、「削除」フラグを設定することはできません。」使用可能なステータスフラグを表示するには、+の順に選択します。
個々のパッケージウィンドウのさまざまなパッケージに使用されるフォントカラーは、追加の情報を提供します。 インストールメディア上にあるより新しいバージョンが使用できるインストール済みのパッケージは、青で表示されます。 インストールメディア上にあるパッケージのバージョン番号がインストール済みのパッケージよりも新しい場合、赤で表示されます。 ただし、パッケージのバージョン番号は、新しいバージョン番号が大きくなるとは限らないため、バージョン情報は正しくない可能性がありますが、問題を引き起こすパッケージを示すには十分なはずです。 必要ならば、バージョン番号をチェックします。
パッケージをインストールするには、インストールするパッケージを選択し、をクリックします。選択されたパッケージには、ステータスアイコンが表示されるはずです。パッケージマネージャは自動的に依存関係をチェックし、他に必要なパッケージがあれば選択します(依存関係の解決)。をクリックする前にインストールに必要な他のパッケージを表示するには、メインメニューから+の順に選択します。 パッケージをインストールした後は、]をクリックしてパッケージマネージャの使用を続行するか、をクリックしてそれを終了します。
パッケージマネージャはインストール用にあらかじめ選択されたグループを提供します。 個々のパッケージの代わりにグループ全体を選択することもできます。 これらのグループを表示するには、左のフレームのを使用します。
![]() | すべての利用可能なパッケージのリスト |
|---|---|
インストールメディア上のすべてのパッケージを表示するには、フィルタ(パッケージグループ)を使って、ツリーの下部にある(すべて)を選択します。 SUSE Linux Enterpriseには、さまざまなパッケージが含まれているため、すべてのパッケージを表示するために少し時間がかかることがあります。 | |
フィルタは、ファイルやプリントサーバなどのアプリケーションの目的に従って、プログラムパッケージをグループ化します。[Patterns]
この選択をインストールまたはアンインストールするには、行の先頭にあるステータスボックスをクリックします。 パターンを右クリックして直接ステータスを選択すると、コンテキストメニューを使用できます。 現在のパターンに含まれるパッケージが表示さている右側の個々のパッケージ概要から、個々のパッケージを選択または選択解除します。
プログラムのユーザインターフェース用に翻訳されたテキスト、ドキュメント、フォントなど、言語固有のパッケージを見つけるには、フィルタを使用します。 このフィルタでは、SUSE Linux Enterpriseによりサポートされるすべての言語のリストが表示されます。 これらのうちの1つを選択すると、右側のフレームに、選択した言語で使用可能なすべてのパッケージが表示されます。 これらの中で、現在のソフトウェア選択にあてはまるすべてのパッケージに、自動的にインストール用のタグが付けられます。
システムから言語をアンインストールするには、言語リストから目的の言語を選択して、行の先頭にあるステータスボックスの選択を解除してください。
![]() | |
言語が指定されたパッケージは他のパッケージに依存するため、パッケージマネージャはインストールに追加のパッケージを選択する場合があります。 | |
特定のリソースからパッケージだけを検出したい場合、フィルタを使用します。 デフォルト設定では、このフィルタは選択されたソースからすべてのパッケージのリストを表示します。 リストを絞り込むには、2番目のフィルタを使用します。
選択されたインストールソースからすべてのインストール済みパッケージのリストを表示するには、フィルタを選択し、からを選択し、チェックボックスから以外のすべてのチェックをはずします。
通常、個々のパッケージウィンドウのパッケージステータスは変更できます。 ただし、変更したパッケージは検索条件に当てはまらなくなる可能性があります。 そのようなパッケージをリストから削除するには、を使用してリストを更新します。
プログラム用のソースファイルを含むパッケージが通常利用可能です。 ソースファイルはプログラムを実行するためには必要ありませんが、プログラムのカスタムバージョンをコンパイルするには、ソースをインストールします。
選択されたプログラム用にソースをインストールするには、列にあるチェックボックスを有効にします。 チェックボックスが表示されない場合は、インストールソースにパッケージのソースが含まれていません。
複数のコンピュータ上に同じパッケージをインストールしたい場合は、設定をファイルに保存し、他のシステムに使用できます。 パッケージ選択を保存するには、メニューから+の順に選択します。 準備した選択をインポートするには、+を使用します。
![]() | ハードウェアの互換性 |
|---|---|
この機能は、パッケージリスト自体を保存するため、ソースシステムとターゲットシステムのハードウェアが同一でなければなりません。 より複雑な環境下では、「第5章 自動インストール」に説明されているAutoYaSTの方が適切かもしれません。 | |
パッケージを削除するには、削除するパッケージに正しいステータスを割り当て、をクリックします。選択されたパッケージには、ステータスが表示されるはずです。他のインストール済みのパッケージで必要とされるパッケージが削除としてマーク付けされた場合、パッケージマネージャは警告メッセージと、詳細な情報および代替の解決策を表示します。
パッケージ内に破損したファイルを見つけた場合、またはインストールメディアからオリジナルバージョンのパッケージを再インストールしたい場合は、パッケージを再インストールします。 パッケージを再インストールするには、再インストールするパッケージを選択し、をクリックします。選択されたパッケージには、ステータスが表示されるはずです。他のインストール済みのパッケージとの依存関係の問題が発生した場合、パッケージマネージャは警告メッセージと、詳細な情報および代替の解決策を表示します。
特定のパッケージを検索するには、フィルタを使用します。 検索文字列を入力し、をクリックします。 さまざまな検索条件を指定することで、少数、さらには1つのパッケージのみ表示させるように検索を絞ることができます。 でワイルドカードおよび正規表現を使用することで、特別な検索パターンを定義することができます。
![]() | クイック検索 |
|---|---|
フィルタに加えて、パッケージマネージャのリストすべてにクイックサーチ機能があります。 1文字入力すると、入力した文字で始まる、リスト内の最初のパッケージにカーソルが移動します。 カーソルはリスト内になければなりません(リストをクリックする)。 | |
パッケージを名前で検索するには、を選択し、検索フィールドに検索するパッケージの名前を入力し、をクリックします。 パッケージを説明内テキストで検索するには、 およびを選択し、検索文字列を入力して、をクリックします。
特定のファイルを含むパッケージを検索するには、ファイル名を入力し、を選択し、をクリックします。 特定のパッケージに依存するすべてのパッケージを検索するには、を選択し、パッケージ名を入力し、をクリックします。
SUSE Linux Enterpriseのパッケージ構成について詳しい場合は、フィルタを使用して題名でパッケージを検索できます。 このフィルタはプログラムパッケージを対象ごとにソートします。対象には、左側のツリー構造にある、アプリケーション、開発、およびハードウェアなどがあります。 ブランチを展開するほど選択項目は特定化されます。 これにより、個々のパッケージウィンドウに表示されるパッケージが少なくなります。
インストール、更新、または削除するパッケージを選択した後に、を使用してインストール概要を表示します。 これにより、をクリックした場合にパッケージが受ける影響が表示されます。 左側のチェックボックスを使用してパッケージをフィルタし、個々のパッケージウィンドウを表示します。 たとえば、どのパッケージが既にインストールされているかを確認するには、を除くすべてのチェックボックスを無効にします。
通常、個々のパッケージウィンドウのパッケージステータスは変更できます。 ただし、変更したパッケージは検索条件に当てはまらなくなる可能性があります。 そのようなパッケージをリストから削除するには、を使用してリストを更新します。
右下のフレーム内にあるタブを使用して、選択されたパッケージについての情報を取得します。 パッケージの他のバージョンが利用可能な場合は、両方のバージョンの情報が取得可能です。
選択されたパッケージの説明を表示するタブが自動的にアクティブになります。 パッケージサイズ、インストールメディア、および他の技術的な詳細に関する情報を表示するには、を選択します。 提供および要求されたファイルに関する情報は、の中にあります。 利用可能なバージョンとそのインストールソースを表示するには、をクリックします。
ソフトウェアの選択中、モジュールの左下のリソースウィンドウには、すべてのマウントされたファイルシステムの仮想ディスク使用量を表示されます。 配色されたバーグラフが選択ごとに上昇します。 緑の状態は、十分な容量があることを示します。 ディスク容量の限界に近づくと、バーの色が次第に赤くなります。 インストールするパッケージを選択しすぎると、警告が表示されます。
一部のパッケージは他のパッケージに依存しています。 つまり、パッケージの一部のソフトウェアは、他のパッケージもインストールされている場合にのみ適切に動作します。 一部のパッケージは、同一または類似する機能を持っています。 これらのパッケージが同じシステムリソースを使用する場合は、同時にインストールしないでください(パッケージの競合
パッケージマネージャが起動すると、システムを検査し、インストール済みのパッケージを表示します。 インストールまたは削除を行うパッケージを選択する際、パッケージマネージャに自動的に依存関係を確認させて、必要な他のパッケージを選択することができます(依存関係の解決)。 競合するパッケージを選択または選択解除した場合、パッケージマネージャは競合を示し、問題を解決するための提案を行います(競合の解決
依存関係の自動確認機能を有効にするには、情報ウィンドウの下部にある(自動確認)を選択してください。 を選択すると、パッケージステータスの変更が行われると、自動確認が実施されます。 これは便利な機能です。パッケージ選択の整合性が永続的に監視されるためです。 ただし、このプロセスはリソースを消費し、パッケージマネージャの動作が遅くなります。 この理由により、デフォルトでは自動依存チェックは有効ではありません。 のステータスに関係なく、を選択した場合は整合性チェックが実施されます。
情報ウィンドウの下にあるをクリックすると、パッケージマネージャは、現在のパッケージ選択により解決していないパッケージの依存関係または競合が発生していないかどうかをチェックします。 解決していない依存関係がある場合、必要となる追加のパッケージが自動的に選択されます。 パッケージの競合の場合、パッケージマネージャは競合を示すダイアログを開き、問題を解決するためのさまざまなオプションを提供します。
たとえば、sendmailおよびpostfixは同時にはインストールされません。図 8.3. 「パッケージマネージャの競合管理」に、どちらをインストールするのかの決定を要求する、競合メッセージが表示されます。postfixはすでにインストールされています。 選択肢としては、sendmailのインストールを無効にする、postfixを削除する、危険を承知で競合メッセージを無視する、があります。
![]() | パッケージの競合の処理 |
|---|---|
パッケージの競合を処理する場合、経験豊富な場合以外はYaSTの提案に従うようにお勧めします。提案を受け入れなかった場合、システムの安定性と機能性が存在する競合により失われる可能性があります。 | |
アドオン製品はシステムを拡張するために使用します。 SDKアドオンやバイナリドライバで使用するCDなど、サードパーティのアドオン製品またはお使いのSUSE Linux Enterpriseの特殊拡張機能をインストールできます。 新規のアドオンをインストールするには、+を使用します。 CD、FTP、またはローカルディレクトリなど、さまざまな種類の製品メディアを選択できます。 また、ISOファイルで直接作業することもできます。 アドオンをISOファイルメディアとして追加するには、を選択して、次にを選択します。
アドオンメディアを問題なく追加した後、[パッケージマネージャ]ウィンドウが表示されます。 アドオンが新しいパターンを提供すると、フィルタに新しい項目が表示されます。 選択されたインストールソースからすべてのパッケージリストを表示するには、フィルタ を選択して、表示するインストールソースを選択します。 選択されたアドオンからパッケージグループごとにパッケージを表示するには、セカンダリフィルタのを選択します。
![]() | カスタムアドオン製品の作成 |
|---|---|
YaST Add-On Creatorを使って、独自のアドオン製品を作成することができます。 YaST Add-On Creatorの詳細は、http://developer.novell.com/wiki/index.php/Creating_Add-On_Media_with_YaSTを参照してください。 技術情報は、http://developer.novell.com/wiki/index.php/Creating_Add-Onsを参照してください。 | |
いくつかのタイプの複数のインストールソースを使用できます。 +を使用してソースを選択し、インストールまたは更新用に使用可能にします。 たとえば、SUSE Software Development Kitをインストールソースとして指定できます。起動すると、以前に登録したソースすべてのリストが表示されます。 CDからの通常のインストールが終了すると、インストールCDのみがリストされます。 [追加] ソースは、CD、DVD、またはNFSおよびFTPサーバなどのネットワークソースのいずれかの可能性があります。 ローカルハードディスク上のディレクトリもインストールメディアとして選択できます。 詳細については、YaSTのヘルプテキストを参照してください。
登録されたソースはすべて、リストの最初の列に有効状態が表示されます。 をクリックして、個々のインストールソースを有効化または無効化します。 ソフトウェアパッケージのインストールまたはアップデート中に、YaSTは有効化されたインストールソースのリストから適切なエントリを選択します。 [閉じる][ソフトウェアの管理]に適応されます。
テクニカルサポートを受けたり、製品アップデートを入手するには、システムを登録する必要があります。 インストール時に登録作業をスキップした場合は、のモジュールを使って登録してください。 このダイアログは、「3.14.4項 「ノベルカスタマセンターの環境設定」」と同じものです。
YaSTオンラインアップデートを使用して、重要なアップデートと改善をインストールします。 お使いのSUSE Linux Enterpriseに対する現在のアップデートは、パッチを含む製品固有のアップデートカタログから利用できます。カタログを追加または削除するには、+8.3.3項 「インストールソースの選択」[インストールソース]モジュールを使用します。
![]() | アップデートカタログのアクセス時のエラー |
|---|---|
アップデートカタログにアクセスできない場合、登録の期限が切れている場合があります。通常、SUSE Linux Enterpriseには1年または3年の登録期間があり、この期間内にアップデートカタログにアクセスできます。このアクセスは登録期間が切れると拒否されます。 アップデートカタログへのアクセスが拒否される場合は、ノベルカスタマセンターにアクセスして登録を確認することを推奨する警告メッセージが表示されます。ノベルカスタマセンターには、http://www.novell.com/center/でアクセスできます。 | |
YaSTを使ってアップデートやパッチをインストールするには、+の順にクリックします。お使いのシステムに適用できるすべてのパッチが、インストールする項目として最初から選択されています(任意項目を除く)。をクリックすると、これらのパッチが自動的にインストールされます。インストールが完了したら、をクリックします。これで、システムが最新の状態になりました。
パッケージはrpmフォーマットの圧縮ファイルで、特定のプログラム向けのファイルを含んでいます。
パッチは、フルパッケージでもpatchrpmまたはdeltarpmパッケージでも、1つ以上のパッケージで構成されています。また、まだインストールされていないパッケージとの依存関係もあります。
patchrpmはSUSE Linux Enterprise 10が最初にリリースされてから更新されたファイルのみで構成されています。ダウンロードサイズは通常、パッケージサイズよりも非常に小さくなっています。
delatrpmは2つの定義されたパッケージバージョンのバイナリ差分のみで構成されているため、ダウンロードサイズは最小です。インストールする前に、rpmパッケージをローカルマシン上で再構築する必要があります。
ウィンドウは、5つのセクションから成り立っています。 利用できるパッチは、左側のリストに表示されています。 パッチを選択すると、パッチリストの下部にその情報が表示されます。 左側の列の下部には、ディスク使用状況が表示されます。 右側の列には、選択したパッチに含まれているパッケージが表示されます(パッチが複数のパッケージから構成されることもあります)。その下には、選択したパッケージの詳細が表示されます。
パッチディスプレイは、SUSE Linux Enterpriseに利用できるパッチを表示します。パッチはセキュリティ重要度順にソートされています。 パッチ名の色とマウスカーソルを置いたときのポップアップウィンドウは、パッチのセキュリティ状態を示します。状態は、セキュリティ(赤)、推奨(青)、オプション(黒)です。パッチには異なる3つのビューがあります。を使用して、ビューを切り替えます。
システムにインストールされたパッケージに適用される、まだインストールされていないパッチ。
システムにインストールされたパッケージに適用される、すべてのパッチ。
SUSE Linux Enterpriseに使用できるすべてのパッチ。
リストの各項目は、記号とパッチ名から成り立っています。リストに表示される記号については、Shift+F1キーを押してください。セキュリティおよび推奨パッチで要求されるアクションは、自動的に設定されます。アクションは、、、です。オプションパッチのアクションは事前設定されません。パッチを右クリックして、リストからアクションを選択します。
アップデートカタログ以外のカタログから最新のパッケージをインストールする場合、このパッケージのパッチ要件はこのインストールで満たせます。この場合、パッチ概要の前にチェックマークが表示されます。パッチは、インストール用にマークするまでリストに表示されます。これによってパッチは実際にはインストールされませんが(パッチはすでに最新であるため)、インストール済みとしてパッチをマークします。
大部分のパッチには、複数のパッケージのアップデートが含まれています。あるパッケージに対するアクションを変更する場合は、パッケージウィンドウからパッケージを右クリックしてアクションを選択してください。適用するパッチとパッケージをすべて選択したら、を選択します。
![]() | deltarpmの無効化 |
|---|---|
rpmパッケージのdeltarpmからの再構築はリソースとCPU時間を消費するタスクなので、セットアップまたはハードウェア構成によっては、パフォーマンス上の理由でdeltarpmの使用を無効にする必要があります。deltarpmの使用を無効にするには、ファイル | |
ソフトウェア更新のための他の手段は、KDEおよびGNOME用のZENworks updaterアプレットを用いる方法です。 ZENworks updaterは新しいパッチをモニタするのに役立ちます。 また、手軽なアップデート機能も用意されています。 詳細については、9.2項 「ZENツールを使ったパッケージの管理」を参照してください。
YaSTでは、自動アップデートを設定することもできます。 +の順に選択します。 アップデート間隔を、(毎日)または(1週間ごと)から選択します。 カーネルアップデートなど、ユーザによる作業が必要なパッチもあります。このような場合は、自動アップデート処理が中止されます。 この場合に、アップデート処理を自動的に継続するには、(対話型パッチをスキップ)を選択してください。 このオプションを選択した場合、ユーザが作業を行う必要があるパッチをインストールするには、手動でを実行してください。
(パッチのダウンロードのみ)を選択している場合、指定した時間にパッチがダウンロードされますが、インストールは行われません。 手動でインストールを行う必要があります。 デフォルトでは、パッチはragキャッシュディレクトリの/var/cache/zmd/webにダウンロードされます。 現在のrugキャッシュディレクトリを表示するには、rug get-prefs cache-directoryコマンドを使用します。 rugの詳細は、9.1項 「コマンドラインからrugを使った更新」を参照してください。
![]() | |
s390システムで、パッチCDによるアップデートオプションが可能になりました。 | |
[ソフトウェア][Patch CD Update] CDを使用するほうがより速くアップデートできることが利点です。 パッチCDを挿入すると、CDに保存されているすべてのパッチがダイアログに表示されます。 パッチのリストから希望するパッケージを、インストール対象として選択します。 モジュールは、パッチCDが存在しない場合にエラーメッセージを表示します。 パッチCDを挿入してモジュールを再起動します。
システムにインストールされているSUSE Linux Enterpriseのバージョンを更新するには、+を使用します。 操作中には、ベースシステムではなく、アプリケーションソフトウェアのみをアップデートできます。 ベースシステムをアップデートするには、CDなどのインストールメディアからコンピュータをブートします。 YaSTのインストールモードを選択する場合は、を選択します。
システムをアップデートする処理手順は、新規のインストールと類似しています。 最初に、YaSTはシステムを検査し、適切なアップデートの方針を決定し、推奨ダイアログに結果を表示します。 詳細を変更するには、または個々の項目をクリックします。
システムに対するアップデート方法を設定します。 2つのオプションが使用可能です。
システム全体を最新のソフトウェアバージョンにアップデートするには、定義済みの選択グループの1つを選択します。 これにより以前に存在しなかったパッケージもインストールされることが確認されます。
このオプションはシステムに既に存在するパッケージだけをアップデートします。 新しい機能はインストールされません。
さらに、を使用して、新しいバージョンが存在しないパッケージを削除します。 このオプションは、廃止されたパッケージが不必要にハードディスクの容量を使用しないように、デフォルトで事前に選択されています。
をクリックして、パッケージマネージャを起動し、アップデートする個々のパッケージを選択または選択解除します。 整合性チェックを実行すると、すべてのパッケージの競合が解決されます。 パッケージマネージャの詳細な使用方法については、8.3.1項 「ソフトウェアのインストールと削除」を参照してください。
アップデート中に、いくつかのパッケージの設定ファイルは、新しいバージョンの設定ファイルにより置き換えられます。 現在のシステムでいくつかのファイルを変更した場合、通常、パッケージマネージャは、置き換えるファイルのバックアップコピーを作成します。 このダイアログを使用して、これらのバックアップの範囲を決定します。
![]() | バックアップの範囲 |
|---|---|
このバックアップにはソフトウェアは含まれません。 設定ファイルだけが含まれます。 | |
システムに現在インストールされている第一言語および他の言語がここにリストされます。 表示された設定の中でをクリックするか、+を使用して言語を変更します。 必要に応じて、第一言語が話されている地域に、キーボードレイアウトおよびタイムゾーンを合わせるよう選択できます。 言語の選択の詳細については、8.5.15項 「言語の選択」を参照してください。
システムのアップデートはとても複雑な処理です。 各プログラムパッケージごとに、YaSTは最初にコンピュータにインストールされているバージョンを確認し、旧バージョンを新バージョンと正常に置き換えるのに必要な事柄を判断します。 YaSTはまた、インストール済みパッケージ独自の設定をすべて使用するように試みます。
ほとんどの場合、YaSTは問題なく旧バージョンを新バージョンに置き換えます。 既存のシステムのバックアップをアップデート前にとっておく必要があります。既存の設定がアップデート中に失われる可能性があるためです。 アップデートが完了した後に、競合を手動で解決します。