ブートの問題とは、システムが適切に起動しないような場合を指します(意図したランレベルおよびログイン画面まで起動しない場合)。
ハードウェアが問題なく機能している場合、ブートローダが壊れてしまってLinuxがコンピュータ上で起動できない可能性があります。このような場合、ブートローダを再インストールする必要があります。ブートローダを再インストールするには、以下の手順に従います。
インストールメディアをドライブに挿入します。
コンピュータを再起動します。
ブートメニューから[]を選択します。
言語を選択します。
使用許諾契約に同意します。
画面で、を選択し、インストールモードを。
YaSTシステム修復モジュールの中で、を選択し、を選択します。
元の設定を復元し、ブートローダを再インストールします。
YaSTシステム修復を修復し、システムを再起動します。
何らかの理由でグラフィックインタフェースが表示されない場合や、システムを手動で修復する場合は、51.6.3.2項 「レスキューシステムの使用」の手順を参照してください。
コンピュータが起動しない理由は他にBIOS関連のものが考えられます。
ハードドライブを参照するためのBIOSを確認してください。ハードドライブ自体が現在のBIOS設定に見つからない場合、GRUBが単に開始されない可能性があります
お使いのシステムのブートオーダーがハードディスクを含んでいるか確認します。ハードディスクオプションが有効になっていない場合、システムは適切にインストールされていますが、ハードディスクへアクセスする必要がある際に起動に失敗する可能性があります。
コンピュータは起動するものの、グラフィカルログインマネージャが起動しない場合は、デフォルトのランレベルの選択、あるいはX Window Systemの設定のいずれかに問題があると考えられます。ランレベルの設定を確認するには、rootユーザでログインし、コンピュータがランレベル 5 (グラフィカルデスクトップ)に起動する設定になっているか確認します。この確認を手軽にする方法は、/etc/inittabの内容を以下のように調べることです。
nld-machine:~ # grep "id:" /etc/inittab id:5:initdefault: nld-machine:~ #
返された行は、コンピュータのデフォルトランレベル(initdefault)が5に設定されており、グラフィカルデスクトップに起動するはずであることを示しています。ランレベルが}5以外の数に設定されていた場合は、YaSTのランレベルエディタモジュールを使用して、5に設定します。
![]() | |
ランレベル設定を手動では編集しないでください。そうしないと、SuSEconfig (YaSTによって実行される)が次回起動した際に、変更を上書きしてしまいます。手動で変更が必要な場合、将来のSuSEconfigによる変更を、 | |
ランレベルが5に設定されると、デスクトップやX Windowsソフトウェアが壊れてしまう問題が起こる可能性があります。/var/log/Xorg.*.logのログファイルから、Xサーバが開始する際にログされる詳細メッセージを調べます。開始中にデスクトップが失敗する場合、エラーメッセージが/var/log/messagesに書き込まれる可能性があります。これらのエラーメッセージがXサーバの設定の問題を示唆している場合は、これを直すようにしてください。それでもグラフィカルシステムが起動しない場合は、グラフィカルデスクトップを再インストールすることを考えてください。
簡単なテスト:startxコマンドは、ユーザが現在コンソールにログインしている場合、X Window Systemを設定されたデフォルトで開始するように強制します。これがうまくいかない場合は、コンソールにエラーがログされるはずです。X Window Systemに関する詳細は、第26章 X Windowシステムを参照してください。