scpは、ファイルをリモートマシンにコピーします。これは、rcpに対する安全で暗号化機能を持つ代替策です。たとえば、scp MyLetter.tex sun:を実行すると、MyLetter.texがホスト earthからホストsunにコピーされます。earth上でのユーザ名がsun上でのユーザ名と異なる場合は、後者をusername@host形式で指定します。このコマンドには-lオプションがありません。
正しいパスワードを入力すると、scpによりデータ転送が開始され、進行状況バーをシミュレートする一連のアスタリスクが表示されます。また、進行状況バーの右端への到達予想時間も表示されます。すべての出力を抑制するには、オプション-qを指定します。
scpには、ディレクトリ全体の再帰コピー機能も用意されています。コマンドscp-r src/ sun:backup/を入力すると、ディレクトリsrcの内容全体がすべてのサブディレクトリを含めてホストsun上のbackupディレクトリにコピーされます。このサブディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成されます。
オプション-pはscpに対して、変更のないファイルのタイムスタンプを残すように指示します。-Cを指定するとデータ転送が圧縮されます。この場合、データ転送量は最小限ですみますが、プロセッサにかかる負荷が大きくなります。