ブートCDの作成

ブートマネージャを使用してシステムをブートできない場合、またはハードディスクやフロッピーディスクのMBRにブートマネージャをインストールできない場合は、Linuxに必要なすべての起動ファイルを使用してブート可能CDを作成することもできます。そのためには、システムにCDライタがインストールされている必要があります。

GRUBでは、stage2_eltoritoという特殊形式の stage2とカスタマイズされた menu.lst (オプション)を使用するだけで、ブート可能CD ROMを作成することができます。従来のファイルstage1およびstage2は不要です。

手順 21.6. ブートCDの作成

  1. 以下のように、ISOイメージの作成先ディレクトリに移動します。cd /tmp

  2. GRUB用のサブディレクトリを作成します。

    mkdir -p iso/boot/grub
  3. カーネル、stage2_eltoritoinitrdmenu.lstおよびmessageファイルをiso/boot/にコピーします。

    cp /boot/vmlinuz iso/boot/
    cp /boot/initrd iso/boot/
    cp /boot/message iso/boot/
    cp /usr/lib/grub/stage2_eltorito iso/boot/grub
    cp /boot/grub/menu.lst iso/boot/grub
  4. CD-ROMデバイスを指すようにiso/boot/grub/menu.lstのパスエントリを調整します。 そのためには、パス名に (sd*) 形式で表示されるハードディスクのデバイス名を、CD-ROMドライブのデバイス名 (cd) で置き換えます。

    timeout 8
    default 0
    gfxmenu (cd)/boot/message
    
    title Linux
       root (cd)
       kernel /boot/vmlinuz root=/dev/sda5 vga=794 resume=/dev/sda1 \
       splash=verbose showopts
       initrd /boot/initrd

    ブート処理時にブートメッセージの表示を防止するには、「splash=verbose」の代わりに「splash=silent」を使用します。

  5. 次のコマンドでISOイメージを作成します。

    mkisofs -R -b boot/grub/stage2_eltorito -no-emul-boot \
    -boot-load-size 4 -boot-info-table -o grub.iso /tmp/iso
  6. 好みのユーティリティを使用して、生成されたファイルgrub.isoをCDに書き込みます。ISOイメージをデータファイルとして書き込まず、お使いのCD書き込みユーティリティのCDイメージ作成オプションを使用します。