Linux環境での大規模ファイルサポート

当初、Linuxは最大2GBのファイルサイズをサポートしていました。 マルチメディアが爆発的に普及する前、およびLinux環境で大規模データベースを運用することを誰も試みていないうちは、これで十分でした。サーバコンピューティングの重要性がますます高くなるにつれて、カーネルとCライブラリが変更され、2GBを超えるファイルサイズをサポートするようになりました。 現在、ほぼすべての主要ファイルシステムで、LFSがサポートされており、高度なコンピューティングを行うことができます。現在のLinuxファイルやファイルシステムの制約の概要については、表 25.2. 「ファイルシステムの最大サイズ(ディスクフォーマット時)」を参照してください。

表 25.2. ファイルシステムの最大サイズ(ディスクフォーマット時)

ファイルシステム

ファイルサイズ(バイト)

ファイルシステムのサイズ(バイト)

Ext2またはExt3 (ブロックサイズ(1KB)

234 (16 GB)

241 (2 TB)

Ext2またはExt3 (ブロックサイズ(2KB)

238 (256 GB)

243 (8 TB)

Ext2またはExt3 (ブロックサイズ(4KB)

241 (2 TB)

244-4096 (-16 TB-4096バイト)

Ext2またはExt3 (ブロックサイズ8KB) (Alphaなどの、8KBページ採用のシステム)

246 (64 TB)

245 (32 TB)

ReiserFS v3

246 (64 TB)

245 (32 TB)

XFS

263 (8 EB)

263 (8 EB)

NFSv2 (クライアント側)

231 (2 GB)

263 (8 EB)

NFSv3 (クライアント側)

263 (8 EB)

263 (8 EB)


[Important]Linuxカーネルの制限

表 25.2. 「ファイルシステムの最大サイズ(ディスクフォーマット時)」は、ディスクフォーマット時の制限について説明しています。 カーネル2.6は、自らが取り扱うファイルとファイルシステムのサイズについて、独自の制限を課しています。 これらを次に示します。

File Size

32ビットシステムでは、ファイルは2TB (241バイト)のサイズを上回ることができません。

ファイルシステムのサイズ

ファイルシステムは最大 273バイトのサイズまでサポートします。 しかし、この制限は、現在使用可能なハードウェアが到達可能な範囲を上回っています。