NetworkManagerは、モバイルワークステーションに理想的なソリューションです。NetworkManagerを利用すれば、場所を変更してもいちいちネットワークインタフェースを再設定して、ネットワークを切り替える手間を省くことができます。NetworkManagerは、自動的に既知のWLANネットワークに接続できます。2つ以上の接続がある場合は、速い方に接続します。
NetworkManagerは、以下の場合には適していません。
1つのインタフェースに対し、複数のダイアルアッププロバイダを使用する場合。
コンピュータがネットワークのルータである場合。
コンピュータが、DHCPまたはDNSサーバなど、ネットワーク内で他のコンピュータにネットワークサービスを提供している場合。
コンピュータがXenサーバの場合、またはシステムがXen内の仮想システムの場合。
ネットワーク設定管理にSCPMを使用する場合。SCPMとNetworkManagerを同時に使用する場合、SCPMはネットワークリソースを制御できません。.
1つ以上のアクティブなネットワーク接続を同時に使用する場合。
インストール時にNetworkManagerを有効または無効にするには、ので、またはをクリックします。インストール済みのシステムでNetworkManagerを有効化または無効化するには、次の手順に従います。
YaSTを開きます。
+の順に選択します。
最初の画面で、[]オプションを[]に設定して、NetworkManagerを使用するようにします。NetworkManagerを無効化するには、[]を[]に設定します。
方法を選択したら、DHCP経由の自動設定または静的IPアドレスを使ってネットワークカードを設定するか、もたはモデムを設定します。YaSTを使用したネットワーク接続の詳細については、30.4項 「YaSTによるネットワーク接続の設定」および29.1項 「無線LAN」を参照してください。NetworkManager内で直接、サポートされているワイヤレスカードを設定します。
NetworkManagerを設定するには、NetworkManagerアプレットを使用します。KDEとGNOMEには、それぞれNetworkManager用の独自のアプレットが用意されています。適切なアプレットが、デスクトップ環境で自動的に起動します。その後、このアプレットはシステムトレイ内にアイコンで表示されます。両アプレットの機能は類似していますが、インタフェースは多少異なります。また、標準のシステムトレイサポートのある他のグラフィカル環境でも使用できます。
ネットワークセットアップにNetworkManagerを使用する場合、アプレットを使用するデスクトップ環境内からいつでも簡単にネットワーク接続を切り替え、停止または開始できます。NetworkManagerでは、必要なroot権限なしに、ワイヤレスカード接続の変更および設定もできます。この理由から、NetworkManagerは、モバイルワークステーションに理想的なソリューションと言えます。
ifupを使用する従来の設定では、ユーザ管理デバイスのようなユーザの介入があってもなくても、接続を切り替え、停止または開始する方法がいくつか用意されていますが、ネットワークデバイスを変更または設定するのにroot権限が常に必要とされます。このことは、多くの場合、考えられるすべての接続を事前に設定することができないモバイルコンピューティングでは問題になります。
従来の設定およびNetworkManagerの両方とも、DHCPと静的設定の両方を使用する有線ネットワーク、ダイヤルアップ、ワイヤレスネットワーク(WEP、WPA-PSK、WPA-Enterpriseアクセス)によるネットワーク接続を処理できます。また、VPNを介した接続もサポートしています。
NetworkManagerは、コンピュータが常に最適な接続を使用して接続されるようにします。最も高速の有線接続がある場合は、それを使用します。ネットワークケーブルの接続が誤って切断された場合は、再接続しようとします。また、ワイヤレス接続のリストから信号強度が最高のネットワークを検出し、自動的にそれを使用して接続します。ifupと同じ機能を得るため、多くの設定作業が必要です。
NetworkManagerの詳細は、次のWebサイトやディレクトリを参照してください:
http://www.gnome.org/projects/NetworkManager/—NetworkManagerプロジェクトページ
http://en.opensuse.org/Projects/KNetworkManager—NetworkManager KNetworkManagerプロジェクトページ