YaSTでのシステム設定

目次

8.1. YaST言語
8.2. YaSTコントロールセンター
8.3. ソフトウェア
8.4. ハードウェア
8.5. システム
8.6. ネットワークデバイス
8.7. ネットワークサービス
8.8. AppArmor
8.9. セキュリティとユーザ
8.10. 仮想化
8.11. その他
8.12. テキストモードのYaST
8.13. コマンドラインからのYaSTの管理
8.14. SaX2
8.15. トラブルシューティング
8.16. 詳細情報

概要

SUSE Linux Enterpriseでは、YaSTはインストールとシステムの設定の両方を処理します。この章ではシステムコンポーネント(ハードウェア)の設定、ネットワークアクセス、セキュリティ設定、およびユーザ管理について説明します。 テキストベースのYaSTインターフェースの概要は、8.12項 「テキストモードのYaST」を参照してください。 手動によるシステム設定の説明については、20.3項 「/etc/sysconfigによるシステム設定」を参照してください。

さまざまなYaSTモジュールを使って、YaSTでシステムを設定します。 ハードウェアプラットフォームおよびインストール済みのソフトウェアに応じて、YaSTがインストールされたシステムへのアクセス方法は異なります。

KDEまたはGNOME内で、メインメニューからYaSTコントロールセンターを起動します。 YaSTがシステムファイルを変更するには、システム管理者の権限が必要なので、YaSTの開始前に、rootのパスワードを入力するように要求されます。

コマンドラインからYaSTを起動するには、コマンド「su」(rootユーザに変更するため)と入力してから、「yast2」と入力します。 テキストバージョンを起動するには、「yast2」ではなく、「yast」と入力します。 また、「yast」コマンドを使用すると、仮想コンソールの1つからプログラムを起動することもできます。

独自のディスプレイデバイスをサポートしないハードウェアプラットフォームの場合、または他のホストをリモート管理する場合は、YaSTをリモートで実行します。 最初に、YaSTを表示するホスト上のコンソールを開き、「ssh -X root@<system-to-configure>」コマンドを入力してrootを設定するためにシステムにログインし、Xサーバ出力を自分の端末にリダイレクトします。 SSHログインが成功したら「yast2」と入力して、グラフィカルモードでYaSTを起動します。

他のシステム上で、YaSTをテキストモードで起動するには、ssh root@<system-to-configure>コマンドを使用して接続を開きます。 その後、yastを使用してYaSTを起動します。

時間節約のため、個別のYaSTモジュールを直接起動できます。 モジュールを起動するには、「yast2 module_name」と入力します。 「yast2 -l」または「yast2 --list」と入力して、システムで使用可能になっているすべてのモジュールのリストを表示します。 たとえば、「yast2 lan」と入力して、ネットワークモジュールを起動します。

YaST言語

YaSTが使用する言語を変更するには、YaSTコントロールセンターの中で、[システム]+[言語の選択]の順に選択します。 言語を選択した後、YaSTコントロールセンターを終了し、システムからログアウトしてから再度ログインします。 次回YaSTを起動したときから、新しい言語設定が使用されます。 これにより、システム全体の言語も変更されます。

別の言語で作業したいけれども、このシステムの言語設定を変更したくない場合は、YaSTを実行してLANG変数に使用する言語を設定してください。 langcode_statecodeの形式で、長い言語コードを指定します。 たとえば、米語の場合はLANG="en_US" yast2と入力します。

このコマンドを実行すると、指定された言語でYaSTが起動します。 指定した言語は、そのYaSTセッション中のみ有効です。 ターミナル、他のユーザ、および他のセッションで使用する言語には、何の影響もありません。

SSHでYaSTをリモートで実行する場合は、YaSTはローカルシステムの言語設定を使用します。