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概要
SUSE Linux Enterpriseでは、YaSTはインストールとシステムの設定の両方を処理します。この章ではシステムコンポーネント(ハードウェア)の設定、ネットワークアクセス、セキュリティ設定、およびユーザ管理について説明します。 テキストベースのYaSTインターフェースの概要は、8.12項 「テキストモードのYaST」を参照してください。 手動によるシステム設定の説明については、20.3項 「/etc/sysconfigによるシステム設定」を参照してください。
さまざまなYaSTモジュールを使って、YaSTでシステムを設定します。 ハードウェアプラットフォームおよびインストール済みのソフトウェアに応じて、YaSTがインストールされたシステムへのアクセス方法は異なります。
KDEまたはGNOME内で、メインメニューからYaSTコントロールセンターを起動します。 YaSTがシステムファイルを変更するには、システム管理者の権限が必要なので、YaSTの開始前に、rootのパスワードを入力するように要求されます。
コマンドラインからYaSTを起動するには、コマンド「su」(rootユーザに変更するため)と入力してから、「yast2」と入力します。 テキストバージョンを起動するには、「yast2」ではなく、「yast」と入力します。 また、「yast」コマンドを使用すると、仮想コンソールの1つからプログラムを起動することもできます。
独自のディスプレイデバイスをサポートしないハードウェアプラットフォームの場合、または他のホストをリモート管理する場合は、YaSTをリモートで実行します。 最初に、YaSTを表示するホスト上のコンソールを開き、「ssh -X root@<system-to-configure>」コマンドを入力してrootを設定するためにシステムにログインし、Xサーバ出力を自分の端末にリダイレクトします。 SSHログインが成功したら「yast2」と入力して、グラフィカルモードでYaSTを起動します。
他のシステム上で、YaSTをテキストモードで起動するには、ssh root@<system-to-configure>コマンドを使用して接続を開きます。 その後、yastを使用してYaSTを起動します。
時間節約のため、個別のYaSTモジュールを直接起動できます。 モジュールを起動するには、「yast2 module_name」と入力します。 「yast2 -l」または「yast2 --list」と入力して、システムで使用可能になっているすべてのモジュールのリストを表示します。 たとえば、「yast2 lan」と入力して、ネットワークモジュールを起動します。
YaSTが使用する言語を変更するには、YaSTコントロールセンターの中で、+の順に選択します。 言語を選択した後、YaSTコントロールセンターを終了し、システムからログアウトしてから再度ログインします。 次回YaSTを起動したときから、新しい言語設定が使用されます。 これにより、システム全体の言語も変更されます。
別の言語で作業したいけれども、このシステムの言語設定を変更したくない場合は、YaSTを実行してLANG変数に使用する言語を設定してください。 langcode_statecodeの形式で、長い言語コードを指定します。 たとえば、米語の場合はLANG="en_US" yast2と入力します。
このコマンドを実行すると、指定された言語でYaSTが起動します。 指定した言語は、そのYaSTセッション中のみ有効です。 ターミナル、他のユーザ、および他のセッションで使用する言語には、何の影響もありません。
SSHでYaSTをリモートで実行する場合は、YaSTはローカルシステムの言語設定を使用します。