テキストモードのYaST

このセクションは、システムでXサーバを実行せずに、テキストベースのインストールツールを使用しているシステム管理者や専門家の方を対象にしています。ここでは、YaSTをテキストモードで開始、操作するための、基本的な情報を説明しています。

YaSTをテキストモードで起動すると、YaSTコントロールセンターが最初に表示されます。参照先 図 8.9. 「テキストモードのYaSTのメインウィンドウ」. このメインウィンドウは、以下の3つの主要領域で構成されています。太い白枠で囲まれた左側のフレームには、各種モジュールが属するカテゴリが示されます。アクティブカテゴリは、背景色付きで示されています。細い白枠で囲まれた右側のフレームには、アクティブカテゴリで使用可能なモジュールの概要が示されています。下方のフレームには、[ヘルプ]および[終了]用のボタンがあります。

図 8.9. テキストモードのYaSTのメインウィンドウ

テキストモードのYaSTのメインウィンドウ

YaSTコントロールセンターが起動されると、カテゴリ[ソフトウェア]が自動的に選択されます。カテゴリを変更するには、を使用します。選択したカテゴリからモジュールを起動するには、を押します。選択したモジュールがここで太い枠付きで表示されます。必要なモジュールを選択するには、を使用します。矢印キーを押したままにして、使用可能なモジュールのリストをスクロールします。モジュールを選択すると、モジュールのタイトルが背景色付きで表示され、簡単な説明が下方のフレームが表示されます。

<Enter>キーを押して、必要なモジュールを起動します。モジュール内のさまざまなボタンまたは選択フィールドには、別の色(デフォルトでは黄色)の文字が含まれます。そのまま<Tab-Altyellow_letter>キーでナビゲートする代わりとなるボタンを選択するには、を使用します。Alt-Qを押すか、または[終了]を選択してEnterを押して、YaSTコントロールセンターを終了します。

モジュールでのナビゲーション

以降では、YaSTモジュール内のコントロール要素について、ファンクションキーとAltキーの組み合わせがすべて機能し、別のグローバル機能を割り当てられていないことを前提として説明します。可能性のある例外事項については、8.12.2項 「キーの組み合わせの制約」を参照してください。

ボタンおよび選択リスト間のナビゲーター

ボタン間および選択リストを含むフレーム間でナビゲートするには、TabキーとAlt-TabキーまたはShift-Tabキーを使用します。

選択リストでのナビゲーター

選択リストを含むアクティブフレーム内の個々の要素間でナビゲーターするには、矢印キー()を使用します。フレーム内の個別エントリがその幅を超える場合は、Shift-またはShift-を使用して、右または左にスクロールします。代わりにCtrl-EまたはCtrl-Aを使用することもできます。この組み合わせは、コントロールセンターの場合のように、またはを使用したのでは、アクティブフレームまたは現在の選択リストが変更されてしまう場合に使用できます。

ボタン、ラジオボタン、およびチェックボックス

[]が付いているボタン(チェックボックス)または()が付いているボタン(ラジオボタン)を選択するには、<Space>キーまたは<Enter>キーを押します。代わりに、Alt-yellow_letterでラジオボタンおよびチェックボックスを直接選択することもできます。この場合、<Enter>キーによる確認は不要です。<Tab>キーでアイテムにナビゲートする場合は、<Enter>キーを押して、選択したアクションを実行するか、対応するメニューアイテムをアクティブにします。

ファンクションキー

Fキーの(F1からF12を使用すると、さまざまなボタンの機能を素早く利用できます。どのファンクションキーが実際にどのボタンにマップされているかは、アクティブになっているYaSTモジュールによります。提供されるボタン([詳細]、[情報]、[追加]、[削除]など)は、モジュールごとに異なるからです。F10は、[OK]、[次へ]、および[完了]の代用として使用します。F1キーを押すと、YaSTのヘルプが表示され、個々のFキーにマップされた機能がそのヘルプに表示されます。

図 8.10. ソフトウェアインストールモジュール

ソフトウェアインストールモジュール

キーの組み合わせの制約

ウィンドウマネージャがグローバルなAltキーの組み合わせを使用していると、YaSTでのAltキーの組み合わせが機能しない場合があります。AltShiftなどのキーは、端末の設定に専有されている場合もあります。

<Alt>キーを<Esc>キーの代用とする

Altショートカットは、<Alt>キーの代わりに<Esc>キーでも実行できます。たとえば、Esc Hは、Alt-Hの代わりとなります。(まずEscを押して、次にHを押します)。

Ctrl-FCtrl-Bによる前後のナビゲーション

AltShiftの組み合わせがウィンドウマネージャまたは端末に専有されている場合は、Ctrl-F (進む)とCtrl-B (戻る)を代わりに使用できます。

ファンクションキーの制約

Fキーは、各種機能にも使用されます。一部のファンクションキーは、端末に専有され、YaSTで使用できない場合があります。ただし、<Alt>キーのキーの組み合わせとファンクションキーは、ピュアテLストコンソールでは常に完全に使用できます。