第3章 設定のカスタマイズ

目次

3.1. コントロールセンター
3.2. ハードウェア
3.3. 外観
3.4. 個人用
3.5. システム

自分の個人的な好みや必要に応じて、GNOMEデスクトップの見かけや動作を変更できます。次のような設定が変更できます。

これらの設定やその他の設定はコントロールセンターで変更できます。

3.1. コントロールセンター

YaSTはデスクトップから独立したシステム全体のツールであり、ハードウェア設定、ネットワークデバイスおよびサービス、ソフトウェア管理、仮想化などのSUSE Linux Enterprise Desktopインストールのほとんどの側面を設定しますが、コントロールセンターはGNOME設定ツールであり、GNOMEデスクトップのルックアンドフィール、個人設定、および初期設定をより重点的に扱っています。

コントロールセンターにアクセスするにはコンピュータ+コントロールセンターをクリックします。コントロールセンターは次の4つのカテゴリに分かれています。

ハードウェア

グラフィックカード、ネットワークデバイス、モニタ、プリンタ、またはキーボードレイアウトなどのハードウェアコンポーネントを設定し、サウンドデバイスおよびデスクトップサウンド効果を設定できます。詳細については、3.2項 「ハードウェア」を参照してください。

外観

デスクトップの背景、スクリーンセーバー、およびデスクトップに表示するフォントに関する設定があります。テーマ、ウィンドウの動作、およびメニュー、スクロールバーなどのデスクトップ要素のスタイルを変更することができます。ここでは、3Dデスクトップ効果(Compiz)も設定できます。詳細については、3.3項 「外観」を参照してください。

個人用

ここでは、ログインパスワードを変更したり、キーボードショートカットまたはキーボードアクセス補助設定を設定したりします。詳細については、3.4項 「個人用」を参照してください。

システム

言語、ネットワーク接続、ソフトウェアソースおよび更新、お気に入りのアプリケーション、電源管理などのシステム設定を指定できます。GNOMEでログインまたはシャットダウンのセッションを処理する方法を定義し、Beagle検索設定を変更します。詳細については、3.5項 「システム」を参照してください。

図3.1 GNOMEコントロールセンター

GNOMEコントロールセンター

システム全体の設定を変更するため、コントロールセンターではルートパスワードを入力してYaSTを起動するように要求されます。これは、ハードウェア、グラフィカルユーザインタフェース、インターネットアクセス、セキュリティ設定、ユーザ管理、ソフトウェアのインストール、システムアップデートおよび情報などの管理者設定が当てはまります。YaSTの指示に従ってこれらの設定を設定します。YaSTの使用の詳細については、統合されたYaSTヘルプテキストまたは導入ガイド (↑導入ガイド)を参照してください。

この章では、GNOMEコントロールセンターで直接(YaSTを使わずに)変更できる、個々の設定について説明します。

3.2. ハードウェア

次のセクションでは、キーボードやマウスの初期設定などのGNOMEデスクトップのハードウェア部分を設定し、リムーバブルドライブ(およびその他のメディア)、画面解像度を処理する例を紹介します。

3.2.1. ブルートゥース設定の指定

Bluetoothモジュールでは、Bluetoothを経由するマシンを表示するかどうか、Bluetooth通信で使用されているマシンの名前、およびパネルにBluetoothアプレットを表示するかどうかを設定できます。Bluetooth接続を設定するには、次の手順に従います。

  1. コンピュータ>コントロールセンター>システム>Bluetoothの順にクリックし、GNOMEパネルでBluetoothアイコンを右クリックし、設定を選択します。

  2. 一般タブでは、GNOMEパネルの通知領域でBluetoothアプレットアイコンを表示するかどうかを設定します。アプレットのアイコンを右クリックし、Bluetoothデバイスとの接続およびファイル転送について設定します。

  3. 一般タブで、Bluetoothアダプタのオンとオフを切り替えるために、Power switches(出力スイッチ)のオプションを使用します。使用可能なオプションは、使用するハードウェアに応じて異なります。

  4. Bluetoothハードウェアが使用可能であり、オンに切り替えると、使用可能なタブが追加されます。Visibility setting(表示設定)で、Bluetoothネットワーク上のマシンを表示するかどうかを設定します。Temporary visible(一時的に表示)オプションを選択した場合は、スライダを使用して表示する期間を設定します。Friendly name(公開する名前)オプションでは、Bluetoothネットワークのコンピュータの名前を指定します。

  5. Known devices(認識されているデバイス)セクションには、認識されているすべてのBluetoothデバイスのリストが表示されます。プラスアイコンのボタンを使用して、新しいデバイス接続を設定します。

  6. 閉じるをクリックします。

Bluetoothを経由するファイル共有を設定するには、次の手順に従います。

  1. コンピュータ+コントロールセンター+システム+個人的なファイルの共有をクリックします。

  2. Share Files over Bluetooth(Bluetoothを介したファイルの共有)セクションで、~/Publicディレクトリ内のファイルの共有を設定します。Share Public files over Bluetooth(Bluetoothを介した公開ファイルの共有)を使用して、このディレクトリの共有を有効または無効にします。リモートデバイスで公開ファイルを削除できるかどうか、およびリモートデバイスをコンピュータに接続する必要があるかどうかを指定します。

  3. Receive Files over Bluetooth(Bluetoothを介したファイルの受信)セクションで、どのデバイスからBluetoothを経由して送信されたファイルを受信するか、および受信したファイルについて通知を受けるかどうかを指定します。

  4. 閉じるをクリックします。

3.2.2. キーボードの初期設定の変更

自動繰り返しの初期設定または入力中断セッションなどのキーボード設定の一部を変更するには、コンピュータ+コントロールセンター+ハードウェア+キーボードをクリックします。

図3.2 [Keyboard Preferences]ダイアログ

[Keyboard Preferences]ダイアログ

  1. 一般タブで、個別の遅延を伴うキーボードの繰り返し入力の有効化と速度オプション、カーソルの点滅の有効化と無効化、速度の定義など、一般的なキーボード設定の一部を設定できます。それぞれのオプションの詳細については、Helpをクリックしてください。

  2. キーボードモデルを選択するには、レイアウトタブをクリックし、キーボードモデルリストからモデルを選択します。

  3. 新しい言語レイアウトを追加するには、レイアウトタブで追加をクリックし、リストに追加する言語レイアウトを選択します。さまざまなロケールに合わせて異なったレイアウトを選択できます。デフォルトとしてレイアウトを1つ選択します。

  4. 入力休憩タブで、入力中断の初期設定を設定できます。それぞれのオプションの詳細については、ヘルプをクリックしてください。

  5. すべてのオプションが希望どおりに設定されたら、閉じるをクリックします。

キーボードアクセス性オプションの設定については、4.3.1.5項 「アクセス可能なキーボード」を参照してください。

3.2.3. マウスの設定

マウスオプションを変更するには、コンピュータ+コントロールパネル+ハードウェア+マウスをクリックして、マウスの初期設定を開きます。

図3.3 [マウスの初期設定]ダイアログ

[マウスの初期設定]ダイアログ

  1. 一般タブは、いくつかのセクションから構成されます。マウスの向きセクションでラジオボタンを使用して、マウスボタンを左利き用または右利き用に設定します。

  2. 一般タブのポインタを探すセクションでオプションをチェックすると、Ctrlを押して離したときのマウスポインタアニメーションが有効になります。この機能は、マウスポインタの位置を探すのに便利です。

  3. 一般タブの最大ポインタ速度セクションのスライダを使用して、マウスポインタのアクセラレーションおよび感度を定義します。

  4. 一般タブのドラッグアンドドロップセクションでスライダを使用して、操作がドラッグアンドドロップ操作として解釈されるためにポインタにより項目を移動する必要がある距離を変更します。

  5. 一般タブのダブルクリックタイムアウトセクションのスライダを使用して、ダブルクリックの2回のクリック間の最大遅延を定義します。2回のクリックの間隔がここで指定した間隔より大きい場合、ダブルクリックではなく、2回の別個のクリックとして操作が解釈されます。電球アイコンを使用してダブルクリックの感度をチェックします。1回のクリックでは一時的に点灯しますが、ダブルクリックでは点灯し続けます。

  6. すべてのオプションが希望どおりに設定されたら、閉じるをクリックします。

マウスアクセス性オプションの設定については、4.3.1項 「マウスの動作」を参照してください。

3.2.4. プリンタのインストールと設定

印刷モジュールでは、使用可能なローカルサーバまたはリモートCUPSサーバに接続し、プリンタを設定できます。

プリンタモジュールを起動するには、コンピュータ+コントロールセンター+ハードウェア]、+プリンタの順にクリックします。詳細については、第7章 プリンタの管理を参照してください。

3.2.5. 画面の設定

画面の解像度、更新レート、および向きを指定したり、複数画面を設定するには、コンピュータ>コントロールセンター>ハードウェア>ディスプレイの順にクリックし、オプションを変更します。

  1. Detect Displays(ディスプレイの検出)を押し、コンピュータに接続するすべてのモニタを検出します。

  2. モニタのオプションを設定するには、青いプレビュー領域でモニタのアイコンをクリックし、下にあるドロップダウンリストを使用して解像度更新レート、および回転(向き)を設定します。

  3. 複数のモニタを使用している場合、青いプレビュー領域のアイコンを適切な場所にドラッグすることにより、対応する場所を設定できます。また、ミラー画面をチェックすることにより、同じイメージを表示するようにモニタを設定できます。

  4. 画面を回転できるアプレットアイコンをシステムトレイに表示するには、ディスプレイをパネルに表示するをチェックします。

図3.4 [Monitor Resolution Settings(解像度設定の監視)]ダイアログ

[Monitor Resolution Settings(解像度設定の監視)]ダイアログ

画面の回転のサポートについて詳細は、項 「ディスプレイの回転」 (第21章 タブレットPCの使用, ↑管理ガイド)を参照してください。

3.2.6. サウンド環境設定の実行

サウンド設定ツールでは、サウンドデバイスを管理できます。特定のイベントが発生したときに、再生するサウンドも指定できます。

コンピュータ>コントロールセンター>ハードウェア>サウンドの順にクリックして、サウンド設定ツールを起動します。

3.2.6.1. サウンドデバイスの設定

さまざまなサウンドタイプに使用するデバイスを設定するには、ハードウェアタブを使用します。

図3.5 サウンドデバイスの設定

サウンドデバイスの設定

使用可能なサウンドデバイスのリストからシステムに存在するデバイスを1つ選択します。リストの下で、選択したデバイスの設定ドロップダウンリストから、目的のサウンドデバイス設定を選択します。ここでは、デバイスをオフにしたり、その入力または出力だけを使用したり、サウンドデバイスの入力と出力の両方を使用できます。

入力タブを使用して、入力デバイス音量を設定したり、入力を一時的にミュートします。コネクタドロップダウンリストを使用して、入力チャネルを指定します。複数のサウンドデバイスがある場合、サウンドの入力デバイスを選択してくださいリストでオーディオ入力用のデフォルトデバイスを選択することもできます。

出力タブを使用して、デバイスのリストからサウンド出力用のデバイスを設定します。リストの下で、サウンドバランスや出力チャネルなど、選択した出力サウンドデバイスの詳細設定を設定できます。

3.2.6.2. サウンド効果の設定

サウンドの効果タブを使用して、サウンドイベント機能を設定します。

図3.6 サウンド効果設定の指定

サウンド効果設定の指定

警告音の音量で、サウンド効果の再生時の音量を指定します。ミュートをチェックして、サウンド効果を無効にします。

サウンドのテーマを選択するか、なしを選択してサウンドテーマをオフにします。

3.2.7. タッチパッドの設定

タッチパッドモジュールは、タッチパッドの動作を設定する場合に使用します。このモジュールは、ラップトップコンピュータなどの、タッチパッドのあるコンピュータでのみ利用できます。通常は、デフォルトの動作を変更しないでください。コンピュータ+コントロールセンター+ハードウェア+タッチパッドをクリックし、タッチパッドモジュールを開始します。これにより、タッチパッドの有効化または無効化、感度、タッピング、およびスクロールの操作の設定を行うことができます。このモジュールではまた、マウスポインタのアクセラレーションを制御します。

3.3. 外観

次のセクションでは、デスクトップ背景とスクリーンセーバー、3Dデスクトップ効果、テーマ、ウィンドウの動作、メニューなど、GNOMEデスクトップの外観の一部を設定する例を紹介します。

3.3.1. デスクトップの背景の変更

デスクトップの背景とは、デスクトップに適用された画像またはカラーです。デスクトップの背景は、次の方法でカスタマイズできます。

  • デスクトップの背景の画像を選択します。画像は、デスクトップの背景の色の上に重なります。デスクトップの背景の色は、透明な画像を選択した場合や、画像がデスクトップ全体を覆っていない場合に表示されます。

  • デスクトップの背景の色を選択します。単色を選択するか、2色を選択してグラデーション効果を出すこともできます。グラデーション効果は、1つの色がもう1つの色と徐々に混ざり合う視覚効果です。

デスクトップの環境設定を変更するには、次の手順に従います。

  1. コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+外観+デスクトップの背景をクリックします。

  2. 背景の画像を変更するには、リストから背景を1つ選択し、デスクトップに画像を配置するスタイルを選択します。デスクトップは、すぐに新しい設定での表示に更新されます。

  3. カスタム画像を使用するには、追加をクリックしてファイルシステムからイメージファイルを選択します。

  4. 背景に画像を表示しない場合は、リストから色の背景を選択し、ドロップダウンリストとカラーセレクタボタンのオプションを使用して、カラースキーマを指定します。デスクトップは、すぐに新しい設定での表示に変わります。

  5. 選択を確認して閉じるをクリックします。

3.3.2. フォントの設定

アプリケーション、ウィンドウ、ターミナル、デスクトップで使用するフォントを選択するには、コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+外観+フォントをクリックします。

図3.7 フォントの環境設定ダイアログ

フォントの環境設定ダイアログ

ダイアログの上部には、アプリケーション、ドキュメント、デスクトップ、ウィンドウタイトルのフォント、およびターミナル用固定幅フォントが表示されます。いずれかのボタンをクリックして選択ダイアログを開くと、フォントファミリ、スタイル、およびサイズを設定できます。それぞれのオプションの詳細については、ヘルプをクリックしてください。

レンダリングセクションで、画面上でフォントをレンダリングする方法を変更できます。モノクロ(スムージングを適用しないモノクロレンダリング)、最適なシェイプ(正確な文字形状に対して最適化されたレンダリング)、最適なコントラスト(高いコントラストに対して最適化されたレンダリング)、およびサブピクセルのスムージング(LCDサブピクセル構造を利用)の4つの基本オプションがあります。詳細をクリックした後、表示解像度、スムージング、ヒント、およびサブピクセルの順序に関する詳細なオプションを設定できます。

[Tip]フォントの追加

システムにフォントを追加する方法については、項 「フォントのインストールと設定」 (第16章 X Windowシステム, ↑管理ガイド)を参照してください。

3.3.3. メニューとツールバーの設定

メニューとツールバーの外観と動作を設定することができます。コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+外観+インタフェースをクリックします。

メニューにアイコンを表示する場合は、メニューにアイコンを表示を選択します。メニュー項目によっては、アイコンがないものもあります。

メニュー項目に対して新しいキーボードショートカットを定義する場合は、編集可能メニューショートカットキーを選択します。このオプションを有効にすると、変更するメニュー項目の上にマウスポインタを移動してから、新しいキーの組み合わせを押すことにより、アプリケーションのショートカットキーを変更することができます。ショートカットキーの組み合わせを削除するには、目的のメニュー項目上にマウスポインタを移動してから、<<—>キーまたは<Del>キーを押します。

[Important]新しいキーボードの組み合わせはデフォルトを変更できます

以前に他に割り当てたキーボードの組み合わせを新たに割り当てても、警告は表示されません。この場合、前に割り当てられている項目のショートカットキーは削除され、新しい方に置換されます。デフォルトのキーボードショートカットに自動的に復元する手段はありません。キーボードショートカットを、手作業で割り当てなおす必要があります。

この機能では、コピー用のCtrl+Cキーなど、標準的にすべてのアプリケーションに割り当てられているショートカットでも維持されません。そのため、GNOMEアプリケーションに不整合が生じる可能性があります。

GNOME準拠アプリケーションへの、ツールバーボタンラベルの表示方法を指定するには、次のいずれかのオプションを選択します。

アイコン下にテキスト

各ボタンのアイコンの下にアイコンラベルを表示します。

Text beside icons

アイコンをツールバーに表示し、重要なアイコンの横にテキストを表示します。

アイコンのみ

アイコンのみを表示します。テキストラベルは表示しません。

テキストのみ

各ボタンにテキストラベルを表示します。アイコンは表示しません。

ダイアログに選択したオプションのプレビューが表示されます。

3.3.4. スクリーンセーバの設定

スクリーンセーバは、コンピュータが一定時間使用されていないときに、画面をブランクにするか、グラフィックを表示するプログラムです。スクリーンセーバは本来、画像の焼き付きからモニタを保護するために使用されていましたが、 今では、主にエンターテイメントやセキュリティ上の理由で使用されています。

スクリーンセーバを設定するには、コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+スクリーンセーバをクリックします。

図3.8 スクリーンセーバ環境設定ダイアログ

スクリーンセーバ環境設定ダイアログ

左のリストから、好みのスクリーンセーバのテーマを選択します。または、ランダムを選択してスクリーンセーバを無作為に選択するか、ブランク画面のみを選択します。現在選択されているスクリーンセーバのプレビューが右側に表示されます。また、プレビューボタンを押すことにより、全画面モードで選択したスクリーンセーバをテストできます。

スライダを使用して、スクリーンセーバが有効になるまでにコンピュータが待機する時間を指定します。指定した時間の後にスクリーンセーバを有効にする場合は、コンピュータがアイドル状態時にスクリーンセーバを起動チェックボックスをチェックする必要があります。また、スクリーンセーバが有効になったときに画面を自動的にロックする場合は、スクリーンセーバのアクティブ時画面をロックチェックボックスをチェックする必要があります。

また、電源管理をクリックして、ここから全般的な電源管理オプションにアクセスできます。詳細については、2.10項 「デスクトップの電源管理」を参照してください。

3.3.5. テーマの選択

テーマとは、デスクトップの各部の外観を指定する、系統的な設定のグループです。テーマを選択してデスクトップの外観を変更できます。外観ツールのテーマタブを使用して、事前にインストールされたテーマのリストからテーマを選択します。利用可能なテーマには、アクセス補助の必要なユーザ向けのテーマも含まれています。

テーマを設定するには、コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+外観+テーマをクリックします。

デスクトップとアプリケーションの基本的な外観とカラー設定は、テーマを使用して制御されます。プリインストールされたさまざまなテーマから選ぶことができます。リストからスタイルを選択すると、自動的に適用されます。Customize(カスタマイズ)で開く別のダイアログで、ウィンドウの内容、ウィンドウの境界、およびアイコンなど、デスクトップ要素のスタイルをカスタマイズできます。変更を行い、閉じるをクリックしてダイアログを終了させると、テーマがカスタムテーマに切り替わります。名前を付けて保存をクリックして、カスタム名で変更したテーマを保存します。インターネットやその他のソースでは、.tar.gzファイルとして、GNOME用の追加テーマが数多く提供されています。これらはインストール...でインストールします。

Customize Theme(テーマのカスタマイズ)ダイアログには次のタブとオプションが存在します。

コントロール

テーマ用のコントロール設定は、ウィンドウ、パネル、およびアプレットの外観を決定します。また、ウィンドウ、パネル、およびアプレットに表示されるGNOME準拠インタフェース項目(メニュー、アイコン、ボタンなど)の外観も決定します。使用できるコントロール設定のオプションの一部は、特別なアクセス補助の要件を満たすように設計されています。Customize Theme(テーマのカスタマイズ)ダイアログのコントロールタブで変数の設定を選択できます。

Colors

Customize Theme(テーマのカスタマイズ)ダイアログのタブで、ウィンドウのテキストの色、入力ボックス、選択した項目、およびツールヒント(およびテキストの背景色)を設定できます。

ウィンドウ境界

テーマのウィンドウ境界設定は、ウィンドウ境界(ウィンドウ装飾)を決定します。Customize Theme(テーマのカスタマイズ)ダイアログのウィンドウ境界タブでウィンドウ境界の設定を選択できます。

アイコン

テーマのアイコン設定は、パネルおよびデスクトップ背景のアイコンの外観を決定します。Customize Theme(テーマのカスタマイズ)ダイアログのアイコンタブでアイコンの設定を選択できます。

ポインタ

マウスポインタのスタイルおよびサイズは、Customize Theme(テーマのカスタマイズ)ダイアログのPointer(ポインタ)タブで設定できます。

手順3.1 カスタムテーマの作成

テーマの環境設定ツールに一覧表示されるテーマでは、コントロール設定、ウィンドウフレームオプション、およびアイコンオプションのさまざまな組み合わせが提供されています。さまざまなオプションの組み合わせでカスタムテーマを作成できます。カスタムテーマを作成するには、次の手順に従います。

  1. コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+外観+テーマをクリックします。

  2. リストからテーマを選択し、カスタマイズをクリックします。

  3. コントロールタブページのリストから、カスタムテーマで使用するコントロールオプションを選択します。

  4. タブをクリックし、インタフェースのウィンドウ、入力ボックス、テキスト、その他の部分で使用する色を選択します。一部のコントロールテーマでは、カスタム色の設定がサポートされません。

  5. ウィンドウ境界タブをクリックして、カスタムテーマに使用するウィンドウフレームオプションを選択します。

  6. アイコンタブをクリックして、カスタムテーマに使用するアイコンオプションを選択します。

  7. ポインタタブをクリックして、カスタムテーマに使用するマウスポインタオプションを選択します。

  8. 閉じる+名前を付けて保存の順にクリックします。

    テーマの保存ダイアログが表示されます。

  9. ダイアログに名前とカスタムネームの短い説明を入力して、保存をクリックします。カスタムテーマが、利用可能なテーマのリストに表示されます。

手順3.2 新しいテーマのインストール

利用可能なテーマのリストにテーマを追加できます。新しいテーマは、圧縮されたアーカイブファイル(.tar.gzファイル)であることが必要です。

  1. コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+外観+テーマをクリックします。

  2. インストール...をクリックします。

  3. ファイルを選択して、開くをクリックします。

  4. 新しいテーマを適用する場合は、直ちにApply New Theme(新しいテーマの適用)をクリックします。また、Keep Current Theme(現在のテーマを維持)を使用することもできます。

3.3.6. ウィンドウの動作のカスタマイズ

ウィンドウの環境設定ツールを使用して、デスクトップのウィンドウの動作をカスタマイズします。マウスポインタを置いたときや、タイトルバーをダブルクリックしたときのウィンドウの反応を指定したり、アプリケーションウィンドウを移動させるときに保持するキーを定義できます。

ウィンドウの動作をカスタマイズするには、コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+ウィンドウをクリックします。

図3.9 ウィンドウの環境設定ダイアログ

ウィンドウの環境設定ダイアログ

複数のアプリケーションウィンドウがデスクトップにある場合、デフォルトで最後にクリックしたウィンドウがアクティブになっています。マウスが移動した先のウィンドウを選択するを有効にして、この動作を変更します。Raise Selected Window after an Interval(一定間隔の後選択したウィンドウを上に)を有効にして、スライダで待ち時間を調整します。この設定で、選択したウィンドウはすぐ上になります。

タイトルバーのアクションで、ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックしたときに実行される処理を指定できます。ドロップダウンリストから目的のアクションを選択します。可能な操作には、ウィンドウの最小化、一方向または両方向へのウィンドウの最大化、タイトルバーのみを残したロールアップなどがあります。タイトルバーのデフォルトの動作では、両方向に最大化します。

ラジオボタンを使用して、ウィンドウの移動に使用するモディファイアキーを選択します(<Ctrl>、<Alt>、またはWindowsキー)。

3.3.7. ファイル管理の初期設定の指定

ファイル管理初期設定には、GNOMEファイルマネージャNautilusの設定と、リムーバブルメディアの処理に関する設定が含まれます。コンピュータ+コンピュータセンター+ルックアンドフィール+ファイル管理をクリックするか、またはNautilusから直接編集+設定をクリックすることにより、コントロールセンターの初期設定にアクセスできます。

図3.10 ファイルマネージャの設定

ファイルマネージャの設定

  1. 表示タブで、さまざまなNautilusビューに対するオプションを定義します。たとえば、Nautilusで隠しファイルおよびバックアップファイルを表示するかどうかを選択します。

  2. 動作タブで、さまざまなオプションを定義します。たとえば、シングルマウスクリックまたはダブルマウスクリックでNautilusのファイルまたはフォルダを開いたり、ファイルシステムのファイルまたはフォルダをゴミ箱に移動するのではなく直接削除する削除メニュー項目をNautilusに含めたりできます。

  3. ディスプレイタブで、Nautilusの日付フォーマットとアイコンキャプションの表示方法を設定します。

  4. List Columns(カラムのリスト)タブに切り替え、Nautilusに表示するカラムとその表示順序を設定します。

  5. プレビュータブをクリックし、Nautilusでプレビューを表示するファイルと、フォルダに含まれる項目の数を表示するかどうかを指定します。

  6. メディアタブをクリックし、音楽CD、ビデオDVD、空のディスク、メディアプレーヤ、デジタルカメラ、その他のデバイスなど、メディアが接続したときに常に自動的に実行する処理を指定します。一般に、接続時にデバイスの動作を変更しない場合は、この設定を変更する必要はありません。デバイスを初めて接続するときや、デバイスが予期しない動作をしたり、期待通りに動作しない場合は、特定のデバイスの設定を変更してください。

  7. 使用可能なオプションの詳細については、ヘルプをクリックしてください。

  8. 変更を適用するには、閉じるをクリックします。

3.3.8. デスクトップ機能のロック

SUSE Linux Enterprise Desktopには、特定のデスクトップ機能を無効(ロックダウン)するグラフィカルなロックダウンエディタ(pessulusパッケージ)が付属しています。これは、ユーザがコンピュータ上で実行できる操作を制限する場合に役立ちます。たとえば、トレードショーにコンピュータを出展し、誰もが操作できるようにした場合は、コマンドラインでの操作を無効にした方が安全です。

pessulusパッケージがすでにインストールされている場合は、メインメニューからコンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+ロックダウンエディタを選択するか、またはAlt+F2を押して「pessulus」を入力することにより、ロックダウンエディタを起動します。

図3.11 一般的なロックダウンエディタ設定

一般的なロックダウンエディタ設定

ロックダウンエディタが起動すると、GConfの必須設定ソース(/etc/gconf/gconf.xml.mandatory)への接続を試みます。rootとしてpessulusを実行した場合、この設定ソースにアクセスでき、各設定のチェックボックスの隣りに錠のアイコンが表示されます。設定が必須かどうか指定するために錠をクリックします。設定が必須である場合、通常のユーザは設定を変更または一時変更することはできません。必須の設定ソースにアクセスできない場合は、錠のアイコンは表示されません。この場合、無効な設定はすべてユーザのデフォルトの設定ソースに保存され、後でgconf-editorgconftool-2などの他のツールを使用して変更できます。GConfおよび必須設定ソースの詳細については、『GNOME Desktop System Administration Guide(GNOMEデスクトップシステム管理ガイド)』の「Using GConf(GConfの使用)」を参照してください。

左側のカテゴリをクリックすると、このカテゴリに対し無効にできる設定が表示されます。

  1. コマンドライン、ディスクへの保存、および印刷へのアクセスを無効にする(または、ユーザが印刷設定を変更できないようにする)には、一般カテゴリの関連オプションを設定します。

  2. パネルカテゴリのオプションを使用して、パネルをロックし、指定するパネルアプレットの無効化と、強制終了、ロック画面、ログアウトオプションの無効化を行うことができます。

  3. GNOME Screensaver(GNOMEスクリーンセーバ)カテゴリでオプションを使用して、(スクリーンセーバのアクティブ時の)画面のロック、([unlock(ロック解除)]ダイアログボックスの[delay(遅延)]オプション後の)ログアウトの有効化または無効化、および[unlock(ロック解除)]ダイアログボックスの[ユーザの切り替え]オプションの有効化または無効化を行うことができます。

  4. 各カテゴリの使用可能なオプションの詳細については、ヘルプをクリックしてください。

  5. 必要なすべてのオプションを設定したら、閉じるをクリックして変更を適用します。

3.3.9. メインメニューのカスタマイズ

メインメニューツールを使用して、伝統的なGNOMEメインメニューをカスタマイズします。従来のGNOMEメニューはデフォルトで有効になっていませんが、パネルを右クリックしてパネルに追加>従来のメインメニュー>追加>閉じるの順に選択することにより、GNOMEパネルに追加できます。従来のGNOMEメインメニューをカスタマイズするには、コンピュータ+コントロールセンター+ルックアンドフィール+メインメニューを使用します。

図3.12 メインメニューエディタ

メインメニューエディタ

現在のメインメニューのサブメニューがメインウィンドウの左側に表示され、選択したサブメニューに属する項目が右側に表示されます。サブメニューのグループがそのサブメニューの下にネストされます。項目を検索するには、メニューリストのサブメニューの隣にある矢印をクリックし、その項目を含むグループを選択し、アイテムリストで項目を検索します。

[Note]メインメニューの変更の影響

メインメニューに加えた変更は、以降のシステムの更新時に上書きされません。最新のメニュービューが生成された後、変更が適用されます。

手順3.3 メインメニューの編集

メインメニューに項目を表示する順序の変更、メニュー項目の名前の変更、メニュー項目の表示または非表示、メニューからの項目の削除、新しいメニュー項目の追加を行うことができます。たとえば、頻繁に使用するアプリケーションを見つけやすくするために、メニューまたはグループの最上部にアプリケーションに配置した方が良い場合があります。アプリケーションのインストール時に、メインメニューに新しい項目を追加できます。これは、メニュー上で現在表示されていないその他のアプリケーションが存在する場合に役立ちます。また、ディレクトリ、リンク、その他の種類の項目をメニューに追加できます。

  1. メニュー項目を移動するには、右の項目リストでメニュー項目をクリックし、メニューの新しい場所にドラッグします。同じメニュー内の新しい場所に項目を移動するか、または(新しいメニューまたはグループに移動するために)メニューリストの項目にドロップできます。または、上へ移動するおよび下へ移動するボタンを使用して、メニューから項目の場所を変更します。

  2. 既存のメニュー項目の名前を変更するには、項目リストの項目を右クリックし、プロパティを選択し、新しい名前を入力します。

  3. 項目を非表示にするには(したがって、メニューにその項目が表示されなくなります)、項目リストの項目の隣にあるチェックボックスをオフにします。チェックボックスが有効な場合、その項目がメニュー内で現在表示されていることを示します。項目を非表示にしても、項目は依然として項目リストに維持されており、いつでもメニューに再表示できます。

  4. 項目リストから項目を削除するには、項目を右クリックし、削除をクリックします。メニューで削除した項目を再表示するには、新しいアプリケーションの場合と同様にその項目を追加する必要があります。

  5. 新しい項目を追加するには、次の手順に従います。

    1. メニューリストで、アプリケーションを追加するグループを含むメニューの隣の矢印をクリックし、グループを選択します。項目リストに、グループの内容が表示されます。

    2. 新しい項目をクリックし、追加するメニュー項目の種類を選択します。たとえば、アプリケーションを追加するには、アプリケーションを選択します。

    3. 参照をクリックし、追加する項目を選択します。

    4. 新しいメニュー項目の名前を入力します。

    5. マウスポインタを合わせたときにメインメニューに簡単な説明を表示する場合は、コメントフィールドにその記述を入力します。

    6. 新しい項目にアイコンを割り当てる場合は、左側のイメージフレームをクリックし、項目のアイコンを選択します。アイコンを選択しない場合は、メニューにアイコンなしで項目が表示されます。

  6. デフォルトのメニューレイアウトを復元する場合は、Revert(復元)をクリックします。

  7. 必要なすべてのオプションを設定したら、閉じるをクリックして変更を適用します。

    [Note]

    最初にメインメニューアプリケーションを使用してメニューを編集した場合は、次回のログイン時まで変更は有効になりません。以降の変更は、直ちに反映されます。

3.3.10. デスクトップ効果の設定

Compizは、ウィンドウ管理で高速なコンポジットデスクトップ効果を適用するために3Dグラフィックスハードウェアを使用するXウィンドウシステム用のコンポジットウインドウマネージャです。効果は、ロード可能なプラグインとして実装されます。Compizにより、デスクトップを回転する 3Dキューブに変換し、ウィンドウを重ならないように並べ、サムネイルを見ながらタスクを切り替えることができます。ウィンドウを半透明または透明にしたり、デスクトップ画面を拡大、縮小したり、シャドウ、フェーディング、およびトランスフォーメーションなどのウィンドウ効果を使用することができます。また、ウィンドウの移動時に他のウィンドウや画面の端に合わせるように設定することもできます。

デスクトップ効果を有効にするには、3Dをサポートしているグラフィックカードが必要です。また、そのカードを利用するためのLinux用グラフィックドライバも必要です。このドライバは、LinuxカーネルからのOpenGL(または 3D)リクエストを処理できなければなりません。設定がデスクトップ効果に対して互換性を持つ場合、デフォルトで有効になります。設定がデスクトップ効果をサポートしない場合、起動時に警告が表示されます。

デスクトップ効果を有効または無効にするには、次の手順に従います。

  1. コンピュータ>コントロールセンター>ルック&フィール>デスクトップ効果の順にクリックします。

  2. デスクトップ効果に対してシステムが設定されている場合は、デスクトップ効果を有効をチェックします。デスクトップ効果を有効なまま維持するには、[開く]ダイアログではいを押します。デスクトップ効果を有効なまま維持しない場合は、デスクトップ効果は10秒で自動的に無効になります。

    デスクトップ効果を無効にするには、デスクトップ効果を有効オプションのチェックをオフにします。

  3. これで、デスクトップ効果のデフォルトセットが有効になります。デスクトップ効果ダイアログの複数のタブで有効な効果とその設定を変更できます。また、ドロップダウンリストからプロファイルを選択するだけで、この設定を変更できます。選択したプロファイルを有効にするには、緑のボタンを押します。

3.3.10.1. デスクトップ効果の変更

デスクトップ効果の現在の設定を変更するには、コンピュータ>コントロールセンター>ルック&フィール>デスクトップ効果の順に選択します。

図3.13 デスクトップ効果の設定

デスクトップ効果の設定

  1. 情報タブを使用して、現在のデスクトップ効果設定に関する一般的な情報を取得します。

  2. アニメーションタブのオプションを使用して、ウィンドウの開閉時、フォーカス時、最小化時の処理を指定します。

  3. 効果タブのオプションを使用して、使用するスイッチャの種類を指定します。これは、Alt+<Tab>の組み合わせを使用してウィンドウ間で切り替えを行うときに適用されるデスクトップ効果です。

    キューブ効果の下の設定オプションを使用して、Ctrl+Alt+またはCtrl+Alt+で仮想デスクトップを切り替えたときの動作を設定します。これらのオプションは、デスクトップキューブの使用時にのみ使用できます。

  4. デスクトップタブのオプションを使用して、使用する仮想デスクトップの表現(3次元のデスクトップキューブまたは平面のデスクトップウォール)と、使用する仮想デスクトップの数を設定します。

  5. アクセス性タブのオプションを使用して、画面および領域のズームを設定します。

  6. タブを使用して、アクティブな画面の端に関連する機能を設定します。

  7. それぞれのオプションの詳細については、ヘルプをクリックしてください。

  8. 必要なすべてのオプションを設定したら、閉じるをクリックして変更を適用します。

[Note]詳細設定ツール

詳細設定ツールであるCompizConfig設定マネージャは、コマンドccsmでターミナルエミュレータから起動できます。これにより、GNOMEコントロールセンターの簡略化されたツールよりも広範な設定オプションを選択できます。

gconf-editorを使用して、デスクトップ効果の設定を変更することもできます。

  1. コンピュータ+他のアプリケーション+システム+GNOME設定エディタの順にクリックするか、Alt+F2を押して、「gconf-editor」と入力します。

  2. apps/compiz/generalおよびapps/compiz/pluginsレジストリフォルダに移動して、適切な変更を行います。

  3. ファイル+終了の順にクリックして、設定エディタを終了します。

3.3.10.2. デスクトップ効果のショートカット

デスクトップ効果を実行するために使用するデフォルトのキーストロークとマウスの移動を、次の表に示します。一般>一般オプション>キーの割り当ての順にクリックして、CompizConfig設定マネージャでこれらのショートカットを変更できます。ズーム機能のショートカットは、GNOMEコントロールセンターから使用可能なデスクトップ効果ツールで設定できます。

表3.1 デスクトップ効果のショートカット

影響

Shortcut

すべてのデスクトップのパノラマビュー(デスクトップキューブ効果が有効な場合)

Ctrl+Alt+(左または右矢印を使用してスクロール)

デスクトップキューブを回転するか(デスクトップキューブ効果が有効な場合)、またはデスクトップを切り替えます(デスクトップウォール効果が有効な場合)

Ctrl+Alt+または<>(デスクトップウォール効果が複数行にわたる場合に<>または<>キーを使用できます)

デスクトップキューブを手動で回転(デスクトップキューブ効果が有効な場合)

デスクトップでCtrl+Alt+左クリックし、マウスポインタをドラッグ

現在のアクティブウィンドウを開いたままで、デスクトップキューブを回転(デスクトップキューブ効果が有効な場合)、またはデスクトップの切り替え(デスクトップウォール効果が有効な場合)

Ctrl+Alt+Shift+または<>

ウィンドウの切り替え(サムネイルビュー)

Alt+<Tab>

揺れるウィンドウ(揺れる効果が有効な場合)

ウィンドウを左クリックしてドラッグ

手動でズーム(画面ズームが有効な場合)

Superキー(Windowsキー)+スクロールホイールを上に移動

手動ズームアウト(画面ズームが有効な場合)

Superキー(Windowsキー)+スクロールホイールを下に移動

マウスポインタの下にある領域を拡大(領域ズームが有効な場合)

Shift、Superキー(Windowsキー)+スクロールホイールを上に移動

マウスポインタの下にある領域を縮小(領域ズームが有効な場合)

Shift、Superキー(Windowsキー)+スクロールホイールを下に移動


3.4. 個人用

以降のセクションでは、パスワードやキーボードショートカットなど、GNOMEデスクトップのいくつかのパーソナル機能を設定する方法について、例を紹介します。支援技術の設定については、第4章 支援技術を参照してください。

3.4.1. パスワードを変更する

セキュリティ上の理由から、ログインパスワードは時々変更することをお勧めします。パスワードを変更する:

  1. コンピュータコントロールセンターパスワードの変更の順にクリックします。

  2. 右上で、パスワードの変更...をクリックします。

  3. 古い(現在の)パスワードを入力します。

  4. 新しいパスワードを入力します。

  5. もう一度入力して、新しいパスワードを確認したら、パスワードの変更をクリックします。

3.4.2. キーボードショートカットのカスタマイズ

キーボードのショートカット、つまりキーの組み合わせは、アクションを実行する通常の方法に代わるものです。さまざまなアクションに対して、キーボードのショートカットをカスタマイズできます。

キーボードのショートカットツールを開くには、コンピュータ+コントロールセンター+パーソナル+キーボードショートカットの順に選択します。

図3.14 キーボードのショートカットダイアログ

キーボードのショートカットダイアログ

アクションのショートカットを変更するには、アクションを選択し、関連付けたいキーを押します。アクションに対するショートカットを無効にするには、アクションのショートカットをクリックして、<<—>キーを押します。

3.5. システム

次のセクションでは、言語設定、電源管理、優先アプリケーション、セッションおよびセッション共有の初期設定、Beagle検索オプション、オーディオ初期設定など、GNOMEデスクトップのシステム面の設定方法の例を紹介します。

3.5.1. 言語設定の実行

SUSE Linux Enterprise Desktopは、さまざまな言語から選択した使用言語を設定できます。言語設定はダイアログやメニューの言語を決定し、キーボードや時計のレイアウトも決定します。

言語設定を指定するには、コンピュータ>コントロールセンター>システム>言語の順にクリックし、ルートパスワードを入力します。YaST言語モジュールが開きます。詳細については、第10章 Changing Language and Country Settings with YaST (↑導入ガイド)を参照してください。

3.5.2. ネットワークプロキシの設定

ネットワークプロキシ設定ツールでは、システムのインターネット接続方法を設定できます。デスクトップがプロキシサーバに接続するように設定し、サーバの詳細を指定できます。プロキシサーバは、別のサーバへのリクエストを傍受し、可能な場合はそのリクエストを実行します。プロキシサーバのドメインネームサービス(DNS)名、またはインターネットプロトコル(IP)アドレスを指定できます。DNS名はネットワーク上のコンピュータに対する固有のアルファベットの識別子です。IPアドレスはネットワーク上のコンピュータに対する固有の数字の識別子です。

コンピュータ+コントロールセンター+システム+ネットワークプロキシをクリックします。

図3.15 ネットワークプロキシ設定ダイアログ

ネットワークプロキシ設定ダイアログ

それぞれのオプションの詳細については、ヘルプをクリックしてください。

3.5.3. 電源管理の設定

電源管理モジュールを使って、システムの節電オプションを管理することができます。特にラップトップの電池を節約するのに役立ちます。コンピュータを電源に接続して使用する場合には、節電に役立つ複数のオプションがあります。

スリープモードは、一定時間使用されていないコンピュータをシャットダウンします。電池を使用していてもAC電源を使用している場合も、コンピュータがどのくらいの時間使用されないままであればスリープ状態になるかを指定できます。コンピュータをシャットダウンせずにディスプレイをスリープ状態にして、表示に必要な電力を節約することもできます。

スリープモードは、コンピュータが電池で作動している場合は特に重要です。画面とコンピュータの両方が電池で作動している場合は、どちらか一方か両方をシャットダウンするとかなりの電池が節約できます。短時間でディスプレイをスリープモードにする方法は、よく使われています。さらにコンピュータが使われない状態にある場合もスリープモードになります。

モバイルコンピュータの電源管理モジュールでは、設定できるスリープモードまたはアクションがいくつかあります。

何もしない

コンピュータはシャットダウンせず、自動的に節電モードにも入りません。ラップトップの場合、ラップトップはカバーを閉じても通常は実行を続けます。

画面の消去(ブランク画面)

画面に花にも表示されず、電力消費を抑えることができます。

Suspend

サスペンドモードは、ディスプレイやハードディスクなどの電気消費量の多いコンポーネントを、RAMの内容を保存せずにオフにします。保存されていないデータは失われます。

休止

コンピュータはRAMの内容をハードディスクに保存して、シャットダウンします。コンピュータを再度オンにすると、保存データがRAMに復帰され、コンピュータが以前の状態に戻されます。休止状態にするには、コンピュータにインストールされているRAMと同じ量の空きスペースがハードディスクに必要です。

電源管理モジュールを開くには、コンピュータ+コントロールセンター+システム+Power Managementをクリックします。

手順3.4 コンピュータのスリープ設定の指定

  1. 使用している電源と同じタイプののタブをクリックします。コンピュータでAC電源を使用している場合は、AC電源動作時をクリックします。お使いのコンピュータがバッテリを使用している場合は、バッテリ電源動作時をクリックします。コンピュータがAC電源とバッテリの両方で動作している場合は、両方のタブの設定を行うことができます。

  2. アクションパネルで、スライダを使用して、コンピュータがスリープモードになるまでの継続する無操作の時間を設定します。ふたを閉じたとき、およびバッテリー電力が限界近くまで低下したときに実行されるアクションを指定します。

  3. ディスプレイパネルで、ディスプレイがスリープモードになるまでの時間を指定します。ここでは、ディスプレイの輝度を落としたり、バックライトの明るさを低下させるなど、アイドルモードの他のオプションも設定できます。

  4. 一般タブで、電源ボタンを押したときのアクション、コンピュータを使用していないときのスリープのタイプなど、さらにオプションを設定できます。ここで使用できるオプションは、使用しているコンピュータのタイプ(ラップトップまたはその他のコンピュータ)によって異なります。

  5. 通知領域に電源アイコンをいつどのように表示するかも定義できます。

  6. スケジューリングタブでは、指定の曜日の指定の時間にコンピュータの自動ウェイクアップを設定できます。

  7. すべてのオプションが希望どおりに設定されたら、閉じるをクリックします。選択したオプションは、すぐに有効になります。

3.5.4. 優先アプリケーションモジュールの設定

優先アプリケーションモジュールでは、インターネットのブラウズ、メールの送信、マルチメディアファイルの再生など、さまざまな一般的なタスクに対するデフォルトのアプリケーションを変更できます。

図3.16 優先アプリケーション

優先アプリケーション

  1. コンピュータコントロールセンター優先アプリケーションの設定の順にクリックします。

  2. 設定するアプリケーションのタイプのタブをクリックします。

  3. ドロップダウンリストから、使用可能なアプリケーションを選択するか、アプリケーションの起動に使用するコマンドを入力します。

  4. 閉じるをクリックします。

変更はすぐに有効になります。

3.5.5. セッション共有環境設定

Remote Desktop Preference(リモートデスクトップ設定)ダイアログボックスでは、複数のユーザとGNOMEデスクトップセッションを共有し、セッション共有環境設定を実行できます。

[Important]デスクトップセッション共有によるシステムセキュリティへの影響

デスクトップセッションを共有すると、セキュリティリスクが生じることがあります。可能な制約オプションを使用してください。オプションを調整してセキュリティレベルを低下させる必要がある場合は、できるだけ速やかに高いセキュリティレベルに切り替えてください。

  1. コンピュータ+コントロールセンタ+システム+リモートデスクトップの順にクリックします。

    [Remote Desktop Preferences(リモートデスクトップ設定)]ダイアログ ボックス
  2. デスクトップセッションを他のユーザと共有するには、Allow other users to view your desktop(他のユーザにデスクトップの表示を許可する)を有効にします。リモートユーザからのすべてのキーボード、ポインタ、クリップボードイベントは無視されます。

  3. 他のユーザにリモートでセッションにアクセスさせて制御させるには、Allow other users to control you desktopを有効にします。下の強調表示されたテキスト内のアドレスまたは名前をクリックして、電子メールでシステムアドレスをリモートユーザに送信します。

  4. 可能な場合はセキュリティオプションを使用します。Ask you for confirmation(確認する)が有効な場合、リモートユーザはセッションに接続する前に確認が必要になります。セキュリティレベルを高めるには、Require the user to enter this password(認証を使用する場合)を有効にします。

3.5.6. Beagle設定での検索の設定

BeagleはGNOMEデスクトップで使用される検索エンジンです。Beagleがインデックスを付けるディレクトリを設定したり、検索後に表示する結果の数を指定したり、またはBeagle個人設定を変更するには、コンピュータ>コントロールセンター>システム>検索設定の順にクリックします。

図3.17 検索の初期設定

検索の初期設定

詳細については、6.4項 「検索の環境設定」および6.6項 「ファイルとディレクトリにインデックスをつけない」を参照してください。

3.5.7. ソフトウエア更新の設定

ソフトウエア更新ツールでは、更新チェック、自動更新、および更新通知の頻度を設定できます。ソフトウエア更新の初期設定ツールを起動するには、+コンピュータ+コントロールセンター+システム[ソフトウェア更新]の順にクリックします。詳細については、項 「Configuring the Software Update Applet」 (第6章 Installing or Removing Software, ↑導入ガイド)を参照してください。

3.5.8. YaSTを使った管理設定;

YaSTは、コントロールパネルからだけでなく、アプリケーションメニューから利用することもできます。YaSTの使用の詳細については、導入ガイド (↑導入ガイド)を参照してください。


SUSE Linux Enterprise Desktop GNOME ユーザガイド 11 SP3