概要
問題が発生した場合、supportconfigを使用してシステム情報を収集できます。このような情報には、現在使用されているカーネル、ハードウェア、RPMデータベース、パーティションなどが該当します。その結果は、Novellサポートセンタが問題を検知する上で役立ちます。supportconfigコマンドは、デフォルトでインストールされるsupportutilsパッケージ内で見つけることができます。
Novell Support Link (NSL)はSUSE Linux Enterprise Desktopの新しい機能です。システム情報を収集し、その情報を別のサーバにアップロードして詳細な分析を行えるツールです。NovellサポートセンタはNovell Support Linkを使用して問題のあるサーバのシステム情報を収集し、その情報をNovell公開FTPサーバに送信します。収集されるシステム情報には、使用されている現在のカーネルバージョン、ハードウェア、RPMデータベース、パーティションなどが含まれます。その結果は、Novellサポートセンタが未解決のサービス要求を解決する上で役立ちます。
Novell Support Linkを使用するには、次の2つの方法があります。
YaSTサポートモジュールを使用する。
コマンドラインユーティリティsupportconfigを使用する。
YaSTサポートモジュールはsupportconfigを呼び出してシステム情報を収集します。
次のセクションではYaSTでコマンドラインを使用するsupportconfigの使い方と、その他のオプションについて説明します。
YaSTでシステム情報を収集するには、次の手順に従います。
URL http://www.novell.com/center/eserviceを開き、サービス要求番号を作成します。
YaSTを起動します。
モジュールを開きます。
をクリックします。
ラジオドボタンリストからオプションを選択します。この設定をテストしたい場合は、を使用します。で続行します。
連絡先情報を入力します。ステップ 1で作成したサービス要求番号を[]とラベル付けされたテキストフィールドに入力します。で続行します。
情報の収集が開始します。プロセスが完了したら、 で続行します。
データコレクションを確認します。で続行します。
tarballを保存します。Novellカスタマセンタへアップロードする場合は、が有効になっていることを確認してください。[]で操作を終了します。
コマンドラインからsupportconfigを使用する場合は、次の手順に従います。
シェルを開きrootになります。
オプションなしでsupportconfigを実行します。デフォルトのシステム情報が収集されます。
ツールが操作を完了するまで待機します。
デフォルトのアーカイブ場所は、/var/log のファイル名形式 nts_です。
HOST_DATE_TIME.tbz
supportconfigユーティリティは、通常、オプションなしで呼び出されます。supportconfig -hで、すべてのオプションを一覧表示するか、マニュアルページを参照してください。よくある使用事例については、以下のリストで簡単に説明します。
収集される情報のサイズを削減するには、最小オプション(-m)を使用します。
supportconfig -m
出力に追加連絡先情報を含めます(1行で)。
supportconfig -E tux@example.org -N "Tux Penguin" -O "Penguin Inc." ...
トラブルシューティング時には、現在作業中の問題のある領域についてのみ、情報を収集したい場合があります。たとえば、LVMに問題があり、最近デフォルトのsupportconfig出力に問題が見つかった場合です。変更を終えたら、現在のLVMの情報を収集する必要があります。supportconfigとLVMの最低限の情報のみを収集するには以下を使用します。
supportconfig -i LVM
完全な機能リストを見るには、次を実行します。
supportconfig -F
システム情報をNovellへ送信するには、YaSTサポートモジュールまたはsupportconfigコマンドラインユーティリティを使用できます。サーバに問題がありNovellのサポートを希望する場合、サービス要求を開いてサーバ情報をNovellに送信する必要があります。YaSTとコマンドラインの両方の方法について説明されています。
手順2.1 YaSTを使用したNovellへの情報の送信
URL http://www.novell.com/center/eserviceを開き、サービス要求番号を作成します。
11桁のサービス要求番号を記入します。次の例ではサービス要求番号が12345678901であると想定しています。
YaSTサポートモジュールウィンドウで、をクリックします。
ラジオボタンを選択します。で続行します。
連絡先情報を入力し、を入力して、NovelllのアップロードターゲットのURLを含めます。
安全なアップロードターゲットには、https://secure-www.novell.com/upload?appname=supportconfig&file={tarball}を使用します。
通常のFTPアップロードターゲットには、ftp://ftp.novell.com/incomingを使用します。
で続行します。情報の収集が開始します。プロセスが完了したら、 で続行します。
データのコレクションを確認し、Novellにアップロードされたtarballから除外したいファイルがあれば[]を使用して削除します。で続行します。
デフォルトではtarballのコピーが/rootに保存されます。前述したNovellアップロードターゲットの1つを使用していることを確認し、が有効になっていることを確認してください。をクリックして完了します。
をクリックします。
手順2.2 supportconfigを使用したNovellへの情報の送信
URL http://www.novell.com/center/eserviceを開き、サービス要求番号を作成します。
11桁のサービス要求番号を記入します。次の例ではサービス要求番号が12345678901であると想定しています。
インターネット接続のあるサーバの場合
デフォルトのアップロードターゲットを使用するには、次を実行します。
supportconfig -ur 12345678901
安全なアップロードターゲットには、次を1行で使用します。
supportconfig -r 12345678901 -U 'https://secure-www.novell.com/upload?appname=supportconfig&file={tarball}'インターネット接続のないサーバの場合
次を実行します。
supportconfig -r 12345678901
手動で/var/log/nts_SR12345678901*tbztarball をNovellのFTPサーバ (ftp://ftp.novell.com/incoming) にアップロードします。
サービス要求URL http://www.novell.com/center/eserviceを使用してtarballをサービス要求に添付することもできます。
tarballがftp://ftp.novell.com/incomingディレクトリにある場合は、自動的にサービス要求に添付されます。
システム情報の収集の詳細については、次のドキュメントを参照してください。
man supportconfig—supportconfigのマニュアルページ
man supportconfig.conf— supportconfig設定ファイルのマニュアルページ
http://www.novell.com/communities/print/node/4097—「A Basic Server Health Check with Supportconfig」
http://www.novell.com/communities/print/node/4827—「Create Your Own Supportconfig Plugin」
http://www.novell.com/communities/print/node/4800—「Creating a Central Supportconfig Repository」