第11章 Kopete:インスタントメッセージ

目次

11.1. Kopeteの設定
11.2. 友人とのチャット
11.3. Kopeteのカスタマイズ
11.4. 詳細情報

Kopeteはオンラインメッセージングアプリケーションで、インターネットに接続されている複数のパートナと互いにチャットすることができます。現時点でKopeteは、AOL* Instant Messenger(AIM)、GroupWise® Messenger、ICQ、Jabber*、SMS、Skype*、WinPopup、およびYahoo!*など、一般的なメッセンジャープロトコルのすべてをサポートしています。

11.1. Kopeteの設定

友人とチャットする前に、アカウントを作成する必要があります。

  1. Alt+F2を押し、「kopete」と入力します。Kopeteが起動しない場合は、パッケージ-kopeteがインストールされているかどうかをチェックします。

  2. 設定+設定を選択し、アカウントの追加をクリックします。設定ウィザードが表示されます。

  3. メッセージングサービスを選択します。一般に、これは友人が使用しているサービスによって決まります。

  4. メッセージングサービスで登録が要求され、このサービスのアカウントがまだない場合は、Register New Accountをクリックします。開いたブラウザウィンドウで、登録するユーザデータを入力します。

  5. Kopeteに戻り、メッセージングサービスの登録で受信したデータを入力します。ユーザデータは通常、ニックネームまたは電子メールアドレスとパスワードで構成されています。Finishをクリックして、アカウントの設定を完了します。

アカウントを設定した後、チャット相手の連絡先を追加する必要があります。別のPCに連絡先を登録してある場合は、そのデータをインポートし、ログイン後に連絡先リストに自動的に追加することができます。連絡先のエントリを手動で作成するには、ファイル+コンタクトを追加をクリックします。新しいアシスタントが表示されるので、これに従って連絡先を作成します。しかし、連絡先をリストに追加するには、オンラインで、Kopeteで選択したメッセージングサービスに接続する必要があります。

11.2. 友人とのチャット

他の参加者とチャットをするには、インターネットに接続する必要があります。接続したら、ファイル+Set Status+Onlineの順にクリックしてステータスを設定します。これにより、Kopeteと、選択したメッセージングサービスとの間の接続が確立されます。ログインに成功すると、他のユーザから見えるようになります。

メインのアプリケーションウィンドウには、連絡先のリストがあります。他のユーザとチャットするには、連絡先が必要です。新しい連絡先を追加するには、ファイル+Add Contact(連絡先の追加)の順にクリックし、IDを選択します。対応するデータ(アカウントによって異なる場合があります)を入力すると、新しい連絡先が表示されます。オンラインのマークが付いている連絡先を右クリックすると、メニューが開き、オプションが表示されます。そのユーザにメッセージを送信するか、チャットセッションを開始します。チャットの場合は、他の参加者をリアルタイムの意見交換に招待します。チャットセッションの作成者がセッションを終了すると、すべての参加者との接続が終了します。

図11.1 チャットウィンドウ

チャットウィンドウ

以前のチャットセッションを表示するには、連絡先を選択して、ツール+Latest History(最新履歴)の順に選択します。このメニュー項目には、該当ユーザとのチャットセッションが表示されます。また、編集+履歴を表示の順に選択することもできます。これにより、すべての連絡先とその保存されたメッセージの概要が表示されたウィンドウが開きます。

他のオプションを表示するには、ユーザ名を右クリックします。ポップアップメニューが開きます。重要なオプションは、チャッティングセッションを開始するためのStart Chatです。連絡先の名前の変更コンタクトを削除を選択すれば、それぞれの操作を行えます。ポップアップメニューには、ユーザ名が表示されるサブメニューもあり、ユーザをブロックしたり、ユーザ情報を取得できます。

[Tip]以前のチャットセッションのスクロール

最後のチャットセッションで自分が何を書いたか知りたい場合は、連絡先をクリックしてもう一度チャットウィンドウを開き、Alt+またはAlt+を押してセッションをスクロールします。または、ツールバーの矢印アイコンを使用して、前後にスクロールします。

11.3. Kopeteのカスタマイズ

Kopeteでは、ニーズに合わせてカスタマイズできるさまざまなオプションがあります。次のセクションではいくつかの紹介します。

11.3.1. グループの追加

リストの連絡先をグループ化すると、概要がわかりやすくなります。ファイル+Create New Groupの順にクリックします。グループに名前を指定し、OKをクリックして確定します。連絡先リストに新しいフォルダが表示され、これを使用して連絡先を格納できます。連絡先は、ドラッグアンドドロップで別のフォルダに移動できます。

図11.2 Kopeteメインウィンドウ

Kopeteメインウィンドウ

空のグループは、設定+空のグループの非表示の順に選択すれば、無効にできます。特別なグループのみをカスタマイズするには、対応するエントリを右クリックし、開いたポップアップウィンドウでプロパティを選択します。ここで、アイコンまたは通知を変更します。

11.3.2. IDの使用

Kopeteは複数のアカウントを管理でき、友人がさまざまなメッセンジャープロトコルを使用している場合に有益です。各アカウントは、異なるIDに関連付けることができます。これは、私用にも仕事用にも役立ちます。新しいIDを作成するには、次の手順に従います。

  1. Kopeteで、設定+設定の順に選択し、アカウントタブに移動します。[設定]ウィンドウが表示されます。

  2. Add Identity(IDの追加)を選択し、名前、ニックネーム、その他の情報を入力します。

  3. 新しいIDをさまざまなアカウントで使用する場合は、アカウントを新しいIDに移行します。

11.3.3. 通知の設定

Kopeteでは、連絡先がオンラインになったこと、オフラインになったこと、またはメッセージが着信したことなど、イベントに対する通知を設定できます。この操作は、特定のグループまたは単一の連絡先に対してグローバルに行うことができます。

通知オプションを有効にするには、次の手順に従います。

  1. すべての連絡先がKopeteウィンドウに表示されていることを確認します。すべての連絡先が表示されていない場合は、設定+Show Offline Users(オフラインユーザの表示)の順に選択します。

  2. 希望する連絡先を右クリックして、プロパティを選択します。通知ダイアログが表示されます。図 11.3を参照してください。

    図11.3 Kopeteの通知ダイアログ

    Kopeteの通知ダイアログ

  3. カスタム通知タブに移動して、コンタクトがオンラインを選択します。

  4. このイベントの実行するアクション(サウンドを再生ポップアップにメッセージを表示ファイルにログを取るタスクバーのエントリをマークコマンドを実行)を決定します。

  5. OKをクリックして設定を確認します。

デフォルトの通知オプションを変更するには、設定+通知の順に選択します。重要なイベントを選択して、通知設定を変更します。たとえば、連絡先のいずれかがオンラインになったときにサウンドで通知されるようにするには、コンタクトがオンラインになりました を選択してサウンドを再生を有効にします。サウンドを選択してOKをクリックして設定ダイアログを閉じます。

11.3.4. Kopeteプラグインの設定

Kopeteではチャットセッションの便利な拡張機能があり、Settings+Configure Pluginsからアクセスできます。たとえば、テキストの自動置換、発信メッセージの暗号化、テキストのハイライト(メッセージに関心のある語句がある場合)、LaTexフォーマットへの変換、メッセージの翻訳などです。

11.4. 詳細情報

Kopeteとチャットの詳細については、次のWebサイトで入手可能です。


SUSE Linux Enterprise Desktop アプリケーションガイド 11 SP4