目次
概要
Linuxでのデジタル写真の管理は簡単です。KDEのdigiKamを利用すれば、カメラから直接画像をダウンロードすることができます。画像を整理および操作して最適な結果に仕上げる場合に役立ちます。このアプリケーションには、画像をさまざまな形式に変換できる複数のプラグインが含まれています。画像改善プラグインには、赤目補正、汚れ除去、ホットピクセル除去などの機能も含まれています。また、さまざまなフィルタ/効果用プラグインにより、デジタル画像から簡単に芸術作品を作成することができます。
メインメニューからdigiKamを起動するか、Alt+F2キーを押してdigikamと入力します。digiKamから、画像とアルバムを保存する場所を選択するように求められます。digiKamを起動すると、ウィンドウが表示されます。このウィンドウの左側には、アルバムの一覧が、右側には現在選択されているアルバムの画像が表示されます。参照先 図18.1「digiKamのメインウィンドウ」. ウィンドウの右端には、画像に関する重要情報の表示または画像に関連する特定のデータの操作を行うための多数のタブが存在します。
このタブでは、ファイルのプロパティ(許可、所有権、変更日時など)、イメージプロパティ(サイズやファイル形式など)、および写真プロパティ(基本モデル、露出、および口径に関する情報)など、イメージに割り当てられたプロパティにアクセスできます。
このタブを使用して、EXIF、IPTC 、XMPデータなど、画像に関連付けられたさまざまな種類のメタデータにアクセスできます。
このタブを使用して、カラー管理に関連するデータにアクセスし、イメージに関連するヒストグラムを分析します。
このタブを使用して、写真に保存された地理的位置を検索します。
このタブを使用して、イメージにコメント、タグ、または評価を割り当てます。
では、タグ付け情報を使用して、メインビューに表示される画像にフィルタを適用します。digiKamでのタグの使用方法については、18.5項 「タグの管理」を参照してください。
デジタルカメラから画像をダウンロードするには、カメラに付属のUSBケーブルを使って、コンピュータのUSBポートにカメラを接続してください。カメラの種類によっては、カメラをデータ転送モードに切り替える必要があるものもあります。詳細は、カメラのマニュアルを参照してください。
カメラにある写真にアクセスするには4つの方法があります。
USB大容量デバイス. ご使用のカメラがUSB大容量ストレージデバイスに切り替えることができる場合、このオプションを選択してください。コンピュータのUSBポートにカメラを接続して、カメラをオンにしたら、そのUSBデバイスが自動的に検出されてマウントされます。KDEでは、このようなデバイスがマウントされた時に行う操作を選択することができます。この種類のデバイスのマウント時には、常にdigiKamまたは他の画像表示/処理アプリケーションを起動するように設定できます。
PTP(画像転送プロトコル、PictBridgeと呼ばれることもあります). カメラをPTPに切り替えることができる場合は、このオプションを選択します。カメラは通常、PTPモードで自動的にマウントされず、digiKamを使用してアクセスできます。
特別なドライバとGphoto2. カメラがUSB大容量記憶装置とPTPのいずれもサポートしない場合は、gphoto2により提供されている特別なドライバを使用してみてください。18.12項 「トラブルシューティング」を参照してください。.
カードリーダ. 最近のカメラでは、さまざまな不揮発性メモリカードを使用できます。いくつかの例を挙げれば、SDメモリカード、コンパクトフラッシュ(CF)、メモリスティックなどがあります。新しいコンピュータには、このようなすべての形式をサポートするためにさまざまなスロットを持つカードリーダが備わっているものもあります。ケーブル、プロトコル、またはドライバを使用したくない場合は、このオプションを選択することで作業を大幅に簡素化できます。カードリーダは通常、取り外し可能なデバイスとして検出され、KDEで自動的にマウントされます。
digiKamでカメラを設定するには、++の順に選択します。最初に、を使用して、カメラの自動検出を試します。この方法が失敗した場合、を使用してサポートするカメラのリストを参照し、使用中のモデルを探します。使用中のカメラモデルがこのリスト内にない場合は、それより古いモデルを試してみます。または[USB/IEEE mass storage camera (USB/IEEE大容量ストレージカメラ)]を選択して、をクリックします。
適切に設定されたカメラから画像をダウンロードするには、コンピュータにカメラを接続して、メニューからカメラを選択します。digiKamはウィンドウを開き、サムネイルのダウンロードを開始し、図18.2「カメラからの写真のダウンロード」のようにサムネイルを表示します。いずれかのイメージを右クリックしてポップアップメニューを開きます。メニューには、、、またはのオプションが表示されます。ダウンロードウィンドウの右側にあるタブを選択し、を使用してイメージファイルの名前を変更します。タブを使用して、選択したイメージに関連するEXIFデータをレビューします。
![]() | 画像の名前の変更 |
|---|---|
カメラの画像ファイル名がわかりにくい場合は、わかりやすい名前に画像名を変更すると役立ちます。固有のプリフィックスと、必要に応じて日付を指定すれば、デジカムがそれに一連のシーケンス番号を付けたファイル名を作成します。 | |
左マウスボタンを押すかまたは<Ctrlを押しながら個別の画像をクリックするか、あるいはダウンロードウィンドウの下部にあるメニューに提示されるいずれかの選択モードを使用することにより、カメラからダウンロードするすべての画像を選択します。をクリックしてリストから場所を選択するか、またはで新しいアルバムを作成します(現在の日付を入れたファイル名が自動的に表示されます)。をクリックすると、ダウンロードプロセスが開始されます。
![]() | 記憶メディアからのイメージのダウンロード |
|---|---|
また、カメラのバッテリの消費電力を節約するために、(記憶メディアに対応する適切なスロットを備えた)USBハブをコンピュータに接続してファイルをダウンロードすることもできます。USBハブをコンピュータに接続すると、KDEメディアハンドラのダイアログが開き、接続したメディアからイメージをダウンロードする旨のメッセージが表示されます。 | |
デフォルトで、digiKamカメラは、すべてのルートアルバム(コレクション)を含んだというフォルダを作成します。コレクションにはアルバムを保存でき、アルバムにはサブアルバムと画像が保存されます。初回起動ウィザードダイアログを初めて起動したときに、最初のコレクションが作成されています。
アルバムは、ディレクトリレイアウトごと、アルバムプロパティに設定されたコレクション名ごと、アルバムが最初に作成された日付(この日付は各アルバムのプロパティ内でも変更できます)ごとに保存できます。
新しいアルバムを作成するには、次のいずれかの方法を使用してください。
カメラから新しい画像をアップロードして、ダウンロード時にターゲットアルバムを作成します。
コレクションフォルダを最初に選択し、メインメニューまたは右クリックメニューから+の順に選択して、新しいアルバムを作成します。
ハードディスクからイメージが保存されている既存のフォルダをインポートします(+の順に選択 )。
コレクションフォルダを右クリックしてを選択します。
新しいコレクションを作成するには、+、メニューにアクセスし、を選択します。
新しくアルバムを作成することを選択したら、アルバムのタイトルなど、アルバムを管理するための基本的な情報を指定してください。オプションで、カテゴリの選択、コメントの挿入、アルバムの日付の選択ができます。カテゴリは一般的なラベルごとにアルバムを構成する1つの方法です。このラベルは、++の順に選択した場合に使用されます。コメントはメインウィンドウの最上部のバナーに表示されます。アルバムの日付は、++の順に選択した場合に使用されます。
digiKamは、アルバム内の最初の写真をリストのプレビューアイコンとして使用します。異なる写真を選択するには、任意の写真を右クリックし、コンテキストメニューからを選択します。
さまざまなアルバムにわたる多種多様な画像の管理は、非常に困難になる場合があります。カスタムカテゴリを使って、複数のアルバム間にまたがってイメージを管理するために、digiKamには機能が用意されています。タグは、画像を分類するために利用されます。1枚の画像に複数のタグを割り当てることができます。
たとえば、動物のいろいろな写真を撮影して、それを複数のアルバムに保管している場合を考えてみましょう。ここで、動物を撮影したすべての写真の概要を簡単に作成する方法はないでしょうか?このような場合に、digiKamのタグを使用して、次の作業を行います。
上部のメニューバーから+の順に選択して、新しいタグ名を入力します(この例ではanimals)。
このダイアログボックスでは、階層的なタグを作成することもできます。たとえば、animalsタグの下にbearタグを置くには、テキストフィールドにanimals/bearと挿入します。必要に応じてアイコンを指定し、を選択してダイアログを閉じます。
各アルバムを開いて、動物が写っているすべての画像に対してこのタグを割り当てます。タグを割り当てるには、画像を右クリックし、++の順に選択します。一度に複数の写真にタグを付けるにはCtrlキーを使用します。
大量のイメージを処理する必要がある場合に、最も簡単にタグ付けする方法は、メインウィンドウの右端にあるタブバーからタブを使用することです。表示されるインタフェースでは、このイメージにタグを割り当てたり、説明を入力したり、イメージの評価を指定したりできます。最初のイメージの操作が終わったら、引き続きこのダイアログで右矢印ボタンをクリックし、をクリックして設定を適用します。このアルバムのすべてのイメージに対してこの操作を行います。他のアルバム内の画像に対しても、同様の作業を行ってください。
コレクション全体から、特定のタグ(この例ではanimals)を持つすべての画像を抽出するには、次の手順に従います。
左側のタブバーから、タブを開きます。
を開きます。
タグを選択します。
選択したタグを持つ、コレクション内のすべての画像が表示されます。
メインウィンドウの右端にあるを利用すれば、現在のアルバムに表示する画像を、ここで選択したタグを持つ画像だけに限定することができます。
目的の画像を素早く簡単に探し出す手段がなければ、画像コレクションはいずれ管理不可能な状態になってしまいます。コレクションの管理を支援するために、digiKamには2種類の検索オプションが用意されています。
基本的な検索機能です。+の順に選択し、イメージに関連する文字列(イメージ名、タグ名、コメントなど)を入力して、をクリックします。この検索内容は将来の使用のために保存できます。また、digiKamウィンドウの左端のに表示される他の既存の検索内容を編集できます。
複雑な検索フィルタです。+の順に選択します。ここには次のようなさまざまな検索条件が用意されています。
アルバムの名前、タグ、画像のファイル名を検索します。
日付、評価、ファイルサイズ、色数などの画像のプロパティを検索します。
コメント、作成者、IPTC情報を検索します。
焦点距離や感度などの写真情報を検索します。
ボタンを使用すれば、複数の検索条件を組み合わせられます。.
評価またはタグ情報を使って画像を検索するの作成方法を、次の例に示します。
メインメニューから+の順に選択します。
条件を選択します。次に、で星が2つから5つのものを選択します。
ボタンを選択します。別の検索ボードが表示されます。検索パラメータを、またはおよび4つのオプションと組み合わせることができます。をクリックします。
条件を選択し、タグリストからタグを選択します。
条件を選択します。ファイル形式にJPEGを選択して、ボタンを押します。検索結果がdigiKamウィンドウに表示されます。
後から使用できるように検索を保存するには、左側のタブをクリックします。この検索の名前を指定し、保存ボタンをクリックしてします。タブをもう一度クリックして、ダイアログを閉じます。
digiKamには、個人の画像コレクションのアーカイブと公開に役立つ、いくつかのエクスポートオプションがあります。iPodへのアーカイブ、HTMLエクスポート、およびリモートギャラリーへのエクスポートの機能が用意されています。
digiKamには、有名なオンラインアーカイブ用にカスタマイズされエクスポート機能と一般的なエクスポート機能が備わっています(+)。画像コレクションのHTMLエクスポートを作成するには、次の手順に従います。
+の順に選択します。
でアルバムまたはタグを選択することによりアーカイブするコレクションの部分を決定し、をクリックします。
ダイアログを使用してHTMLギャラリーの外観を設定し、をクリックします。
のギャラリーナビゲーションで使用されるサムネイルについて、そのサイズ、圧縮、およびファイルタイプを指定し、をクリックします。
によりディスク上のギャラリーの場所を決定し、をクリックします。
コレクションをインターネット上の外部イメージギャラリーにエクスポートするには、次の手順に従います。
ギャラリーを置く外部Webサイトのアカウントを取得します。
+の順に選択し、要求された場合は、外部サイトのURL、ユーザ名、パスワードを入力します。Digikamは、指定されたサイトへの接続を確立して、というウィンドウを表示します。
ギャラリー内の新しいアルバムの場所を決めます。
をクリックして、digiKamから求められたら情報を入力します。
で、新しいアルバムにイメージをアップロードします。
一部のカメラでは、撮影時にGPS(衛星利用測位システム)座標を写真内に保存します。digiKamはこの情報を使用して、写真をその位置で描画および検索し、世界地図上にそれらを表示できます。ジオロケーションを使用するには、次の手順に従います。
左側のタブをクリックします。Shift<Ctrl>とマウスの左ボタンを押して、地図上の領域を選択します。マウスホイールを使用して拡大および縮小します。領域の座標に一致したすべての画像が、メインウィンドウ内に表示されます。
右側のタブをクリックして、世界地図を開きます。マウスの左ボタンを使用して、1つまたは複数の画像を選択します。GPS情報を含んだすべての画像が地図上に表示されます。拡大および縮小はマウスホイールを使用します。
メインウィンドウで画像を選択し、++の順に選択します。地図上の位置を選択するか、手動で座標を入力して、を押します。これで座標が画像のEXIFタグに保存されます。一度に複数の画像を編集する場合は、<Ctrl>キーを押しながら目的の画像を選択します。
digiKamには、さまざまなプラグインから成り立つ広範な画像表示/編集機能が用意されています。digiKamの表示モードまたは編集モードに移行するには、イメージのサムネイルを右クリックし、コンテキストメニューからまたはを選択します。プラグインを使用するには、digikamimagepluginsパッケージをインストールします。
イメージを表示する場合に、次のオプションを選択できます。
単一のイメージを表示する場合は、アルバムまたはコレクションを開き、目的のイメージをクリックして表示します。もう一度クリックすると、以前のビューに戻ります。
すべての画像を含むスライドショーを開始するには、++を使用します。
選択した画像だけを含むスライドショーを開始するには、Ctrlキーを押しながら画像を選択し、++の順に選択します。
選択したイメージを編集するには、メインメニューからを使用します。この結果、最もよく使用される基本編集オプションの一部を提示するウィンドウが開きます。
[back(戻る]/[forward(進む)]ボタンを使用すると、フルアルバムビューに戻らずにアルバムをブラウズできます。
特定の操作を選択的に取り消すかやり直すには、[取り消し]/[redo(やり直し)]メニューを使用します。
ズームオプションを使用して、使用中のウィンドウのサイズに合わせてイメージビューを拡大/縮小します。イメージの特定の領域を選択的に拡大する場合は、鏡のアイコンを使用します。
イメージを右回りまたは左回りにフリップします。
選択したイメージのスライドショーまたは全画面ビューを有効にします。
編集モードでは、より効果的な機能を使用できます。メニューを使用することで、フィルタとその微調整を考慮しなくても、グラフィックとテキストのさまざまな効果を画像に重ね合わせることができます。
画像に適用するテクスチャの種類を選択して、テクスチャの強度を指定します()。テクスチャが適用され、変更内容が画像のオリジナルコピーに保存されます。
枠線の種類を選択します。選択した枠線の種類に応じて、枠線の色を1つまたは2つ選択し、枠線の幅を指定します。枠線が作成され、変更内容が画像のオリジナルコピーに保存されます。
画像に重ね合わせるテキストを入力し、フォント、スタイル、およびサイズを選択します。テキストの文字揃え情報を選択し、テキストを回転させるかどうか(回転させる場合はその回転角度)を指定します。必要に応じて枠線や透明度を指定します。オリジナル画像のテキスト専用レイヤにテキストが追加されます。
イメージにテキストを重ね合わせるように、出来合いのテンプレートを適用して、楽しいグリーティングカードやポスターなどを作成できます。
メニューでは、色に関連するすべての設定を管理できます。その機能の範囲は、簡単な自動補正メカニズムから色プロファイルによる本格的な色管理まで至ります。
イメージの簡単な色補正および露出補正を行う場合は、このオプションを使用します。さまざまな事前設定モードから最適なものを適用します。ヒストグラムを使用して、得られた結果がニーズに適合するかどうかを決定します。
このツールでは、露出過剰/不足のイメージを簡単に修正できます。
このツールは、非常に明るい状態で記録され、やや色あせたように見えるイメージを最適化するために役立ちます。色相と彩度のスライダを操作することにより、こうしたイメージの彩度を復元できます。また、色のレベルに応じて、イメージが暗くなりすぎないように、明度を調整した方が良い場合もあります。もちろん、低明度の状態で記録され、彩度があまりにも高いイメージを明るくする必要がある場合は、このツールを使用して逆の効果を狙うこともできます。
イメージが記録された明度の状態またはイメージスキャンの品質によっては、色のバランスが崩れて見える場合があります。この色バランスツールを使用することにより、色スペクトルの他端に向けてバランスを移動することができます。
色の値を反転します。
カラー画像を白黒画像に変換します。、、、およびを使用して、最終生成物を微調整します。タブでは、さまざまな白黒フィルムが持つ効果をエミュレートできます。カメラレンズで使用される色フィルタをエミュレートするには、タブを使用します。一度に1つのフィルタしか適用できないことに注意してください。タブを使用することで、特別な方法(たとえばセピア調)で白黒イメージの色を変更できます。
色数(ビット)を決定します。8ビットイメージから16ビットイメージへの変換とその逆方向の変換を行います。
ICC色プロファイルを使用した色管理を使用すると、複数の出力デバイス(カメラ、ディスプレイ、プリンタ)にわたり色精度を保持できます。
このオプションを使用することにより、単一のツールで複数のレベルを管理し、結果イメージをチェックします。選択したレベルの設定を保存できるので、必要に応じて複数の画像に同じ補正を適用できます。この機能は、カメラで常に誤った同じ色設定が適用される傾向があることがわかっていて、1回のクリックのみでそれを補正したいときに役立ちます。
このツールでは、端検索や露出過度などの色効果を選択できます。
各光源は、デジタルカメラのチップで異なって登録されています。光源に応じて色温度は、標準的な日光より暖方向(スペクトルの赤い端)、または冷方向(スペクトルの青い端)のいずれかで登録される傾向があります。ほとんどのカメラでは、こうした効果を補正するホワイトバランススキーマが事前設定されています。得られた結果イメージが誤って登録されている場合は、digiKamのホワイトバランス調整機能を使用します。ケルビンスライダを使用して色温度を直接操作するか、または事前設定されたいずれかのホワイトバランススキームを選択します。
このツールでは基本的に、ツールとツールで可能なあらゆる操作を実行できます(ただし、単一のツールで実行でき、自由なマッピングを使用できます)。したがって、このツールは他の2つのツールよりも強力で柔軟ですが、慣れるにはある程度の時間がかかる場合があります。
チャネルミキサーツールは、カラーイメージを白黒イメージに変換するための上記とは別の方法を提供するものです。オプションおよびチャネルスライダを使用することで、各色チャネルが全体的なイメージに寄与する度合いを選択的に決定できます。チャネルミキサーオプションは、各色チャネルを個別に管理できるので、標準的な白黒変換方式よりもはるかに柔軟です。
メニューを利用して、デジタルイメージに関する多くの一般的な欠陥を修正することができます。
画像をシャープにしたり、ぼかします。
フラッシュ使用による赤目を補正します。
画像内の不完全な領域を修正します。「」
レンズやセンサのホコリなどが原因の欠陥を修正します。ISO感度を高く設定したことによるピクセルノイズを補正し、低品質スキャンによるノイズや汚れを低減します。
カメラセンサの不良ピクセルによる、画像内のピクセルに関する問題を検出、修正します。
広角レンズや望遠レンズの使用による画像の樽型歪みや糸巻き型歪みを補正します。
超広角/超望遠レンズの使用による、画像中央または端のケラレ(口径食)を補正します。
超広角/超望遠レンズの使用による、画像中央または端のケラレ(口径食)を補正します。
ノイズや傷など、デジタル処理のさまざまな問題がある画像に対して包括的な処置を行います。
の機能を理解するために、たとえばの機能を見てみましょう。レンズの傷や汚れにより画像に問題が生じた場合を考えてみます。この種の問題を修正するには、次の手順に従います。
画像を開きます。
マウスカーソルを使って、修正する領域を選択します。
+の順に選択するか、またはCtrl+Eキーを押します。
傷を修正する方法を指定します。
事前設定されたフィルタの使用を選択しない場合は(タブ)、タブとタブを使って、設定内容を調整してください。
をクリックすると、設定内容に応じて画像が修正されます。
![]() | 独自のフィルタ設定の作成と再利用 |
|---|---|
同じ設定を何回も使用しなければならないような場合(たとえば、レンズの傷により画像すべてに同じ問題が発生しているような場合)は、独自のフィルタ設定を作成します。独自のフィルタを保存するには、をクリックして設定内容をテキストファイルに保存します。以降の画像を修正する場合は、ダイアログを開いてをクリックし、使用するフィルタ設定に対応するテキストファイルを選択してをクリックします。 | |
画像を拡大/縮小したり、回転するには、メニューを使用します。
画像を一定の角度回転します。は、画像を90度単位で回転します。を使用すれば、任意の回転角度を指定できます。
画像をクロップします。は、画像の長方形の領域を切り取ります。を使用すれば、さまざまな方法で画像のクロッピングを行うことができます。
画像の視野を調整します。たとえば、垂直線または水平線を含む画像の角度がおかしい場合に、このツールを使ってそれを修正することができます。画像の四角にあるハンドルをつかんで、必要に応じて動かします。その結果として生じた画像端の黒い領域を削除したり、画像をトリミングするには、ツールを使用します。
画像の一部をある方向に、そして別の部分を反対方向に移動します(垂直または水平方向)。垂直または水平方向の角度を指定して、を使って結果の画像をトリミングします。
イメージのサイズを調整します。では、ピクセルまたはパーセントを使ってイメージサイズを簡単に変更することができます。アスペクト比を維持するかどうかを選択してください。を選択することで、サイズを変更する画像に使用されるアルゴリズムを微調整し、最終生成物の品質を向上させることができます。このオプションの処理は簡単なサイズ変更操作よりも大幅に遅くなる場合があります。
修正内容に不満がある画像や、一定の形式に合わせて画像をクロップする必要があるような画像がある場合を考えてみましょう。を使用して、次の手順を行います。
画像を開きます。
+の順に選択します。
向きとアスペクト比を指定します。
、、および、スライダを使って、画像のフリークロップを指定します。
プリセット値の代わりに使用するカスタムの幅と高さの比を選択します。
これらの比率は、写真の印刷に一般的に使われる用紙サイズの大半に合います。目的に一番合ったオプションを選択してください。
従来から芸術家や建築家に使用されている、最良の調和を産む比率(黄金比:1:1.618)です。
ボタンを使用して、指定した比率で可能な最大サイズのクロップ領域を設定します。
クロップ領域を設定したら、必要に応じて合成ルールを適用します。見栄えのいい結果を得るための設定には、が役立ちます。より良い画像を得るためのガイドとして、点線が表示されます。
クロップ領域が、合成ルールと合わない場合は、移動してください。
設定内容に合わせて画像をトリミングするには、をクリックします。
さまざまな基本効果やフィルタを適用して、芸術的な画像や見栄えのよい画像を作成することができます。
画像に雨滴効果を適用します。雨滴のサイズと数を指定した後に、雨滴によるゆがみの度合いをに指定します。
非現実的な効果を出すために、赤外線フィルムの使用をシミュレートします。結果は元の画像と大幅に異なります。粒状度やISO感度を調整して、よりアーティスティックな結果を得ることもできます。
油絵シミュレートします。画像に適用するブラシのサイズとスムージングの度合いを指定してください。
画像をエンボス(浮き彫り)加工します。適切な深さを選択してください。
魚眼レンズなどの、さまざまな歪み効果を適用します。種類、レベル、および反覆度を指定してください。
画像を粗くするために、フィルムの粒状度を上げます。
画像をぼかして、焦点の合わない状態での撮影や、動いている物の撮影をシミュレートします。
画像を白黒の木炭画に変換します。適切な鉛筆サイズを選択し、画像に適用するスムージングの度合いを指定します。
digiKamには、画像コレクションを整理/編成や、画像の処理に役立つさまざまな機能が用意されています。これらのツールは、メニュー内に用意されています。いくつかの強調点:
コレクション内に重複している画像があると思われる場合には、このオプションを使って重複画像を検索、削除することができます。まず、検索対象にするアルバムやタグを指定します。をクリックすると、検索が開始されます。コレクションに重複する画像があった場合は、画面に両方の画像が表示されます。ここから、削除する画像を選択することができます。
使用する画像と用紙サイズ、フォントを選択すれば、標準のレイアウトを使った単純なカレンダを作成することができます。
多数のファイルに対して特定のアクションを一度に実行する必要がある場合は、バッチ処理を使用します。枠線の追加、色の編集、効果やフィルタの適用、画像の名前/サイズの変更、再圧縮、またはRAW画像変換などの操作を行えます。
お使いのカメラのRAW画像形式をdigiKamコンバータプラグインがサポートしているかどうかを確認するには、+を参照してください。+を使用して、JPGからPNGなど、画像形式を変換します。
たとえば、多数の画像を露光過多状態に一括して変換することができます。画像をバッチ処理キューに格納したり、実際にバッチ処理を実行するには、以下の手順に従ってください。
+の順に選択するか、またはアルバム名を右クリックして+の順に選択します。
効果を設定して、をクリックし、効果を適用する度合いを設定したり、プレビューを表示します。
元の画像に上書きするか、それとも名前を付けて保存するかを選択します。また、変換後に画像を削除することもできます。
変換後の画像を保管するフォルダを設定します。変換後の画像をオリジナル画像のフォルダに保存したくない場合は、を選択して新しいフォルダまたはサブフォルダを追加してください。新しいフォルダを選択します。
変換キューに保存する画像リストをそのまま使用するか、または必要に応じて修正してください。
をクリックすると、画像の変換が開始されます。
進行状況を示すメッセージが表示されます。すべての処理が完了すると、その旨を知らせるメッセージが表示されます。
SUSE Linux Enterprise DesktopとdigiKamはさまざまなカメラをサポートしていますが、SUSE Linux Enterprise Desktopでデジタルカメラを使用する場合に、次のような問題が発生することがあります。
どのプロトコル(PTPまたはUSB)を使っても、画像のダウンロードに失敗する場合は、digiKamの代わりにコマンドラインを使用してください。gphoto2 --Pコマンドを実行すると、カメラが初期化されて画像がダウンロードされます(gphoto2がカメラをサポートしている場合)。
gphoto2 --list-camerasコマンドを実行したり、http://www.gphoto.org/を参照して、Linuxがサポートするカメラに関する情報を確認してください。
お使いのカメラがこれらの情報源に記載されていない場合は、カメラから記録メディアを取り出して、カードリーダー(外部デバイスや内部デバイス)を使用してください。メディアが検出されたら、自動的にマウントされます。イメージをdigiKamコレクションにインポートするには、+の順に選択するか、または+の順に選択します。
Linuxと共にデジタルカメラを使用する方法については、次のWebサイトを参照してください。
http://www.digikam.org>—digiKamの公式ホームページ
http://www.digikam.org/drupal/docs—digiKam公式ハンドブック
http://www.gphoto.org—Photo2に関する情報
http://www.gphoto.org/proj/libgphoto2/support.php—サポートしているカメラ全般のリスト