アーカイブの作成、表示、および解凍

アーカイブマネージャアプリケーション(ファイルローラとも呼ばれる)を使用して、アーカイブを作成、表示、変更、または展開することができます。 アーカイブとは、他の複数のファイルを保管するためのコンテナとして使用するファイルです。アーカイブには多数のファイル、フォルダ、サブフォルダを、通常は圧縮形式で保存することができます。アーカイブマネージャアプリケーションは、ziptar.gztar.bz2lhzrarなどの一般的な形式をサポートしています。アーカイブマネージャを使用して、圧縮された非アーカイブファイルを作成、オープン、および抽出することができます。

アーカイブマネージャを起動するには、コンピュータ+他のアプリケーション+ツール+ファイルローラの順にクリックします。圧縮ファイルがある場合は、Nautilusファイルマネージャ内でファイル名をダブルクリックし、アーカイブマネージャでアーカイブの内容を表示します。

図2.10 アーカイブマネージャ

アーカイブマネージャ

アーカイブを開く

  1. アーカイブマネージャで、ファイル+開くの順にクリックします。

  2. 開きたいアーカイブを選択します。

  3. 開くをクリックします。

    アーカイブマネージャがアーカイブタイプを自動的に判断し、次を表示します。

    • ウィンドウタイトルバーにアーカイブ名。

    • 表示エリア内にアーカイブの内容。

    • ステータスバー内に、アーカイブ内のファイル数と解凍後のアーカイブサイズ。

    別のアーカイブを開くには、開くをもう一度クリックします。アーカイブマネージャが新しいウィンドウに各アーカイブを開きます。同じウィンドウで別なアーカイブを開くには、アーカイブ+閉じるの順にクリックして現在のアーカイブを閉じ、次にアーカイブ+開くの順にクリックします。

    アーカイブマネージャが認識できない形式で作成されたアーカイブを開こうとすると、アプリケーションによってエラーメッセージが表示されます。

アーカイブ内のファイルの展開

  1. アーカイブマネージャ内で、展開するファイルを選択します。

  2. ファイル+展開の順にクリックします。

  3. アーカイブマネージャによってファイルを展開するフォルダを指定します。

  4. 次の展開オプションから選択します。

    オプション

    説明

    すべてのファイル

    アーカイブ内のすべてのファイルを展開します。

    Selected files (選択したファイル)

    選択したファイルをアーカイブから展開します。

    ファイル

    指定したパターンに一致するすべてのファイルをアーカイブから展開します。

    Re-create folders (フォルダの再生成)

    指定したファイルの展開時にフォルダ構造を作成し直します。

    たとえば、ファイル名テキストボックスで、/tmpを指定し、すべてのファイルの展開を選択したとします。 アーカイブにはdocと呼ばれるサブフォルダが含まれます。 Re-create folders (フォルダの再生成)オプションを選択すると、アーカイブマネージャはサブフォルダのコンテンツを/tmp/docに展開します。Re-create folders (フォルダの再生成)オプションを選択しなかった場合は、アーカイブマネージャはサブフォルダを作成しません。 この場合、アーカイブマネージャはサブフォルダ内のファイルを含むアーカイブ内のすべてのファイルを、/tmpに展開します。

    既存のファイルへの上書き

    展開先のフォルダで指定したファイルと同じ名前のファイルがあれば上書きします。

    このオプションを選択していない場合は、展開先のフォルダに同じ名前のファイルが存在していれば、アーカイブマネージャは指定されたファイルを展開しません。

    古いファイルは展開しない

    指定したファイルが展開先のフォルダに存在しない場合、または展開先のフォルダに含まれている指定ファイルの日付のほうが古い場合にのみ指定のファイルを展開します。アーカイブマネージャは変更日付を基に、最新のファイルを判断します。アーカイブ内のファイルが古い場合は、アーカイブマネージャは指定したファイルを展開先のフォルダに展開しません。

    Overwrite existing files (既存のファイルへの上書き)オプションを選択している場合にのみ、このオプションを使用できます。

    [パスワード]

    暗号化をサポートしているアーカイブタイプの場合にのみこのオプションが使用できます。現在、暗号化をサポートしているのは.zipおよび.arjアーカイブのみです。

    アーカイブに暗号化されたファイルが含まれている場合、必要なパスワードをパスワードフィールドに入力して、展開中に指定のファイルを復号化します。 アーカイブの作成時に指定した暗号化パスワードの入力が必要です。

  5. [抽出]をクリックします。

    アーカイブ内のすべてのファイルがパスワードで保護されている場合(そしてパスワードを指定しなかった場合)、アーカイブマネージャがエラーメッセージを表示します。

    アーカイブ内の一部のファイルがパスワードで保護されている場合(そしてパスワードを指定しなかった場合)、アーカイブマネージャはエラーメッセージを表示しません。 ただし、アーカイブマネージャは保護されていないファイルだけを新しいアーカイブに展開します。

    アーカイブマネージャを開かずに、ファイルマネージャウィンドウでアーカイブファイルを展開するには、ファイルを右クリックしてここで展開を選択します。

    指定したファイルのコピーがアーカイブから展開されます。展開したファイルには、アーカイブに追加された元のファイルと同じ許可と変更日付が付与されます。

    展開によってアーカイブの内容は変更されません。

アーカイブの作成

  1. アーカイブマネージャで、ファイル+新規の順にクリックします。

  2. 新しいアーカイブの名前と場所を指定します。

  3. アーカイブタイプドロップダウンリストからアーカイブタイプを選択します。

  4. 作成をクリックします。

    アーカイブマネージャは空のアーカイブを作成しますが、ディスクへのアーカイブ書き込みはまだ行いません。 アーカイブマネージャは、アーカイブに少なくとも1つのファイルが含まれている場合にのみ新しいアーカイブをディスクに書き込みます。新しいアーカイブを作成し、アーカイブにファイルを追加する前にアーカイブマネージャを終了すると、アーカイブマネージャはそのアーカイブを削除します。

  5. 新しいアーカイブへのファイルとフォルダの追加:

    1. 編集+ファイルの追加、または編集+フォルダの追加の順にクリックして追加するファイルまたはフォルダを選択します。

    2. Addをクリックします。

      アーカイブマネージャがアーカイブ内の現在のフォルダにファイルを追加します。

アーカイブマネージャを開かなくても、ファイルマネージャ内でアーカイブにファイルを追加できます。詳細については、2.2.2項 「フォルダの圧縮」を参照してください。