直接書式設定せずにスタイルを使用した場合、次の利点があります。
ページ、パラグラフ、テキスト、およびリストのスタイルに統一性がもたらされます。
後から書式設定を簡単に変更できるようになります。
別の文書からスタイルをロードして再使用します。
1つのスタイルを変更すれば、そのプロパティがその子孫に渡されます。
たとえば、文字列を選択し、ボタンをクリックして文字列を強調した場合、後で太字から斜体に変更しようと思ったら、太字の箇所を1つ1つ探して手動で変更しなければなりません。ところが、文字スタイルを使えば、そのスタイルの書式定義を太字から斜体に変更するだけで、同じ書式を適用したすべての文字列が、太字から斜体に変わります。
OpenOffice.orgでは、ドキュメント中のさまざまな要素や書式の一貫性を保つためにスタイルを利用することができます。利用できるスタイルの種類を次に示します。
表2.1 スタイルの種類について
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スタイルの種類 |
機能 |
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ドキュメント中のさまざまな種類の段落に、標準の書式を適用します。たとえば、段落スタイルを適用して、見出しにフォント、フォントサイズ、見出しの上下の間隔、見出しの位置、および他の書式仕様が設定されるようにします。 |
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文字列に対して標準の書式を適用します。たとえば、強調する文字列を斜体で表示する場合は、文字列を斜体にするスタイルを作成し、それを目的の文字列に適用します。 |
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枠に対して標準の書式を適用します。たとえば、ドキュメントで傍注を使用している場合、境界、位置、および他の書式を定義した枠を作成し、適用することにより、すべての傍注が一貫性のある外観を持つように設定できます。 |
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特定のページに対して標準の書式を適用します。たとえば、ドキュメントの先頭ページ以外の各ページにヘッダやフッタを表示する場合は、ヘッダとフッタを表示しない「最初のページ」スタイルを使用します。また、左ページと右ページで異なるスタイルを使用することで、見開きページの内側の余白を大きくし、外側にページ番号を記載することもできます。 |
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特定のリストに標準の書式を適用します。たとえば、四角いチェックボックスを先頭に記載したチェックリストや、先頭に中点を記載したリストスタイルを定義しておけば、それを適用して簡単にリストを作成することができます。 |
メニューオプションやボタンによる書式設定は、適用されているスタイルの設定に優先します。たとえば、ある文字列に対してボタンを使って書式を設定し、他の文字列には強調スタイルを適用して太字を設定した場合、スタイルを変更してもボタンを使って書式が設定された文字列は変わりません。また、ボタンを使って太字にした文字列にスタイルを適用した場合でも、ボタンを使った太字の設定が優先されます。文字列で太字を無効にした後でスタイルを適用する必要があります。
同様に、 +の順に選択して段落に書式を設定すると、段落間の書式設定に不整合が発生する可能性があります。特に、書式設定が違う他のドキュメント間で段落をコピー、貼り付ける場合などに、この問題が発生する可能性が高くなります。ただし、段落スタイルを適用した場合、書式は一貫性が維持されます。スタイルを変更すると、そのスタイルで書式設定されたすべての段落に変更が自動的に適用されます。
ウィンドウ(OpenOffice.orgの以前のバージョンでは)では、文字列、段落、ページ、枠、およびリストに対して、さまざまな書式設定を適用することができます。このウィンドウを表示するには、+の順にクリックするか、<F11>を押します。
![]() | [スタイルと書式設定]ウィンドウのドッキングとドッキング解除 |
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デフォルトでは、ウィンドウは個別のウィンドウに表示され、画面上の任意の場所に移動することができます。ウィンドウは、Writerインタフェースの同じ部分に常に表示するように ドッキングとドッキング解除の要領は、ナビゲータを含めて、OpenOffice.orgの他のウィンドウでも同じです。 | |
OpenOffice.orgには、あらかじめ定義されたさまざまなスタイルが用意されています。これらのスタイルをそのまま利用したり、スタイルを変更したり、新しいスタイルを作成したりできます。ウィンドウ下部のドロップダウンリストから、ウィンドウで表示するスタイルの種類を選択します。次にスタイルについて詳しく説明します。
スタイルを適用するには、スタイルを適用する要素を選択してから、ウィンドウ中の適切なスタイルをダブルクリックします。たとえば、ある段落にスタイルを適用する場合は、その段落中の任意の場所にカーソルを移動してから、目的の段落スタイルをダブルクリックします。
スタイルの内容を変更するだけで、ドキュメント全体に書式設定を反映させることができます。ドキュメント内の各部の書式を個別に変更していく必要はありません。
既成のスタイルを変更するには、次の手順に従います。
ウィンドウで、変更するスタイルを右クリックします。
をクリックします。
選択したスタイルの設定を変更します。
設定可能な項目の詳細については、OpenOffice.orgオンラインヘルプを参照してください。
をクリックします。
OpenOffice.orgには、さまざまな用途に適したスタイルがあらかじめ用意されています。ただし、多くのユーザは、今は存在していないスタイルでも、いつかは必要となることもあるため、独自のスタイルを作成しようとします。
手順2.1 新しいスタイルの作成の全般的なアプローチ
+の順に選択するか、<F11>を押して、ウィンドウを開きます。
この操作は、作成するスタイルの種類に合ったスタイルのリストが表示されている状態で行ってください。
たとえば、文字スタイルを作成する場合、ウィンドウ内の対応するアイコンをクリックして、確実に文字スタイルリストを表示します。
ウィンドウの、空の領域を右クリックします。
をクリックしてスタイルダイアログボックスを開きます。タブがあらかじめ選択されています。
最初に最も重要な3つのエントリを設定します。
スタイルの名前。任意の名前を入力します。
作成するスタイルに従うスタイル。Enterを押すと、選択したスタイルが使用されます。
スタイルが依存するスタイル。選択したスタイルを変更すると、作成するスタイルも変更します。たとえば、一貫したヘッダを作成する場合は、「親」ヘッダスタイルを作成して、それ以降のヘッダをその親ヘッダに依存させます。これは、たとえばフォントサイズなど、変える必要のあるプロパティを変更するだけなので便利です。または、を選択します。
各タブで設定できるオプションの詳細を表示するには、該当するタブをクリックしてから、をクリックします。
をクリックして確認し、ウィンドウを閉じます。
背景と境界を持つメモが必要だとします。このスタイルを作成するには、次の手順に従います。
手順2.2 メモスタイルの作成
<F11>を押します。ウィンドウが開きます。
リストが表示されていることを確認します。最初のアイコン(¶のように表示されます)が有効になっている必要があります。
ウィンドウの空の領域を右クリックして、を選択します。
タブで次のパラメータを入力します。
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メモ |
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メモ |
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- なし - |
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カスタムスタイル |
タブで、のラベルが付いたインデントを変更します。上下の間隔を広げる場合は、との値を変更します。
タブに切り替え、背景の色を変更します。
タブに切り替え、線の配置、線のスタイル、色、および他のパラメータを指定します。
をクリックして確認し、ウィンドウを閉じます。
文書内の文字列を選択し、スタイルをダブルクリックします。スタイルパラメータが文字列に適用されます。
文書を印刷する場合、偶数ページと奇数ページを作成することをお勧めします。このようなページスタイルを作成するには、次の手順に従います。
手順2.3 偶数(左)ページスタイルの作成
<F11>を押します。ウィンドウが開きます。
リストが表示されていることを確認します。
ウィンドウの空の領域を右クリックして、を選択します。
タブで次のパラメータを入力します。
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左ページ |
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空のままにします。後で変更します。 |
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対象外 |
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対象外 |
他のタブでも任意にその他のパラメータを変更します。ページ書式と余白(タブ)、またはヘッダおよびフッタを適用したい場合があります。
をクリックして確認し、ウィンドウを閉じます。
手順2.4 奇数(右)ページスタイルの作成
手順2.3「偶数(左)ページスタイルの作成」の説明に従いますが、タブでRight Pageの文字列を使用します。
ポップアップメニューからLeft Pageのエントリを選択します。
左ページスタイルで指定したパラメータと同じものを選択します。偶数ページの左と右の余白に異なるサイズを使用した場合は、奇数ページでもこれらの値を適用する必要があります。
をクリックして確認し、ウィンドウを閉じます。
次に、左ページスタイルを右ページスタイルに連結します。
スタイルを連結するには、ページが左(偶数)ページであることを確認し、をダブルクリックします。文字列がページの文字制限を超えた場合は、文字列は自動的に右ページにまわされて、右ページの場合も同様にまわされます。