Kontactは、電子メールコンポーネントとしてKMailを使用します。また、コマンドkmailにより個別に開始することもできます。KMailを設定するには、+の順に選択します。KMailは機能豊富な電子メールクライアントであり、多くのプロトコルをサポートしています。
KMailは複数の電子メールアカウント(私用または仕事用)を管理できます。異なる電子メールアカウントについて別個のIDを作成することにより、それぞれのアカウントに異なる送信元アドレス、暗号化設定、および署名を関連付けることができます。IDを作成するには、+を選択し、+を選択します。新しいIDを最初から作成するか、コントロールセンター設定を使用するか、既存のIDを複製するかを指定します。
新しいIDを最初から作成するには、タブで新しいIDの名前と、自身の名前、組織、および電子メールアドレスを入力します。また、次のオプションの1つまたは複数を設定できます。
署名および暗号化メッセージのために使用する鍵を設定します。暗号化を使用するには、第9章 KGpg:データの署名と暗号化で説明しているKGpgを使用して鍵を事前に作成しておく必要があります。
デフォルトの返信先およびデフォルトのBccアドレス(通常は空白)の入力、辞書の選択を行い、草案、送信メッセージ、およびテンプレートのフォルダを選択し、メッセージを送信するための送信アカウントを定義します。
新しいメッセージ、送信者およびリストへのデフォルトの応答、および転送メッセージで使用するカスタムテンプレートを定義します。テンプレートを使用するには、まずを有効にします。
使用するには、まずをクリックします。メッセージの署名方法を決定します。署名を設定するか、またはファイルまたはコマンドの出力から署名を取得する場合は、次の入力フィールドを使用します。
メッセージにX-Face形式の画像を含める場合は、このタブを使用します。X-Faceでは、48 x 48ピクセルの寸法の白黒イメージのみを格納できます。下の入力フィールド、または外部リソースから画像を取得できます。
電子メールを送受信する前に、1つまたは複数のアカウントを作成します。KMailでは、リモートアカウントとローカルメールボックスの両方を使用できます。では、Kontactによる電子メールの送受信方法を設定します。この2つのタブの設定値の多くは、使用するメールサーバのシステムと配置先ネットワークによって大きく異なります。どのような設定値と項目を使用すればいいのかわからない場合は、ご利用のISP、またはシステム管理者に問い合わせてください。
リモートアカウントを設定するには、次の手順に従います。
Kontactを起動し、++を選択します。
タブをクリックすることにより、着信アカウントを作成します。
をクリックし、アカウントの種類を選択します。通常、POP3、IMAP、またはオフラインIMAPです。
アカウント名(自由に選択可)、着信メールサーバ、ログイン、およびパスワードを入力します。
次のオプションがセットアップに役立つかどうかを判断します。
KWalletを使用する場合、をオンにします。これにより、パスワードを入力する必要がなくなるので、多少便利になります(KWalletから1度取得されます。第 1 章 Managing Passwords with KWallet Manager (↑KDE User Guide)を参照)。
メールを最新の状態にする必要がある場合は、このオプションをオンにして、間隔を入力します。
KMailは、元のメッセージをサーバに残してコピーを受信することができます。これは特にPOP3アカウントで、別のコンピュータでメールを必要とする場合に役立ちます。
このオプションでは個人情報を選択できます。
をクリックして、続行します。
タブをクリックすることにより発信アカウントを作成し、をクリックしてまたはのいずれかを選択します。
[SMTP](デフォルト)を選択する場合は、アカウント名、SMTPサーバのホスト名を入力します。サーバでログインとパスワードが必要な場合は、をチェックし、必要な資格情報を入力します。タブを使用して、追加セキュリティ設定を指定します。
[Sendmail]を選択した場合は、追加設定は必要ありません。
変更を適用するには、をクリックしてアカウント設定ダイアログを閉じます。
ローカルメールボックスを設定するには、次の手順に従います。
Kontactを起動し、++を選択します。
タブをクリックすることにより、着信アカウントを作成します。
をクリックして、またはを選択します。
アカウント名を入力します。任意の名前を選択します。
目的のロック方法を指定します。通常はのままでかまいません。
をクリックして、続行します。
ステップ 3の説明に従って、発信アカウントを作成します。
新しいメッセージを作成するには、+の順に選択するか、ツールバーの該当するアイコンをクリックします。他の電子メールアカウントからメッセージを送信するには、5.2.1項 「IDの設定」の説明に従って設定したIDのいずれかを選択します。+を選択し、ポップアップメニューを表示します。に、電子メールアドレス全体を入力するか、アドレス帳に入力されている氏名またはアドレスの一部を入力します。入力した文字に一致する項目がアドレス帳の中で見つかった場合、選択リストが表示されます。希望の連絡先をクリックします。入力に一致する項目が見つからなかった場合は、最後まで入力します。アドレス帳から直接選択するには、のフィールドの隣にあるボタンをクリックします。
メッセージにファイルを添付するには、クリップのアイコンをクリックして、添付するファイルを選択します。逆に、デスクトップまたは他のフォルダからウィンドウまでファイルをドラッグするか、メニューでいずれかのオプションを選択します。通常は、ファイルの形式は正しく認識されます。形式が正しく認識されない場合は、ファイルのアイコンを右クリックします。表示されるメニューから、を選択します。次のダイアログで形式とファイル名を設定し、説明を追加します。また、添付ファイルを署名または暗号化するかどうかも指定できます。
メッセージの作成が完了したら、+を選択して直ちに送信するか、+をの順に選択して[送信待ち]フォルダに移動します。メールを送信すると、メッセージは正常に送信された後に[送信済み]フォルダにコピーされます。[送信待ち]フォルダに移動されたメッセージは、編集または削除することもできます。
メッセージフォルダを使用すると、メッセージを整理することができます。デフォルトでは、メッセージフォルダは~/.kde4/share/apps/kmail/mailディレクトリにあります。KMailを最初に起動するときに、プログラムにより複数のフォルダが作成されます。IMAPを使用している場合は、ローカルフォルダの下にIMAPフォルダも表示されます。各着信メールサーバに対して、そのフォルダが[フォルダ]リストに表示されます。
追加フォルダでメッセージを整理する場合、リストから親フォルダを選択し、+の順に選択して、新しいフォルダを作成します。ウィンドウが表示されるので、新しいフォルダの名前と形式を指定できます。
フォルダを右クリックすると、コンテキストメニューが表示されて、フォルダに対する操作が行えます。を選択すれば、既読および未読のメッセージの保存期間と、削除やフォルダへの移動など、その期間の終了後に行う処理を指定できます。メーリングリストのメッセージを格納するためにフォルダを使用する場合には、+の順に選択して、必要なオプションを設定します。
あるフォルダから別のフォルダに1つ以上のメッセージを移動するには、上のウィンドウ内にあるメッセージをドラッグし、左のウィンドウ内にある適切なフォルダにドロップします。メッセージを反転表示し、Mキーを押すか、+を選択することによってもメッセージを移動できます。フォルダのリストが表示されるので、メッセージの移動先として使用するフォルダを選択します。
さらに、ペインにフォルダを追加できます。これにより、特にフォルダの構成が深い場合に、よく使用するメールフォルダをすばやく開くことができます。対応するフォルダを選択し、を選択します。
電子メールは、理論的に誰かに読まれたり、他者の名前で送信されたりする可能性があるため、安全なメディアではありません。電子メールに署名することにより、署名で使用する鍵が自身にのみ使用可能であるために、電子メールの受信者がメッセージの送信者を確認できます。電子メールの内容を暗号化することにより、受信者のみが電子メールを読めるように保証できます。KMailは、電子メールの署名および暗号化の両方をサポートします。
KMailでの電子メールの署名および暗号化の準備:
9.2項 「新しい鍵ペアの生成」の説明に従って鍵のペアを生成し、9.3項 「公開鍵のエクスポート」に従って公開鍵をエクスポートします。
KMailで暗号化手順の詳細を設定します。
KMailを起動し、++に移動します。
暗号化および署名されたメッセージを送信するIDを選択します。をクリックし、に進みます。
をクリックしてを変更し、ダイアログボックスから鍵を選択します。
をクリックしてを変更し、ダイアログボックスから鍵を選択します。
+に変更し、をオンにします。このオプションを使用すると、メッセージまたはファイルをいつでも復号化できます。
変更を適用するには、をクリックして設定ダイアログを閉じます。
実際に送信者が送信したかどうかを受信者が確認できるように、電子メールに署名します。KMailは、秘密鍵を使用してメッセージを署名します。受信者は、鍵サーバで使用可能な公開鍵を使用して署名を確認できます。電子メールを署名するには、次の手順に従います。
通常通りに電子メールを作成します。
+を選択します。
受信者がキーサーバから公開鍵をダウンロードできることがわかっている場合は、この手順を省略できます。利便性のため、+の順に選択して、公開鍵を含む電子メールに添付ファイルを作成します。
+により、通常通りにメッセージを送信し、入力が求められたら鍵のパスフレーズを入力します。KMailは秘密鍵を使用してメッセージを署名します。受信者は、メッセージに関連付けられた公開鍵によって署名を確認できます。
受信者のみが内容を読むことができるようにしたい場合は、電子メールに常に暗号化を使用します。暗号化された電子メールを他のユーザと交換するには、適切な公開鍵を取得し、これを使用してメッセージを暗号化します。相手側では、メッセージの内容を復号化するために秘密鍵を使用します。もちろん、メッセージで署名と暗号化の両方を使用することもできます。
暗号化された電子メールを送信するには、次の手順に従います。
Alt+F2によりKGpgを起動し、「kgpg」を入力します。
受信者の公開鍵を取得します。
受信者から直接入手する場合は、+によりKGpgで鍵をインポートします。
公開鍵サーバにアクセスし、鍵をインポートします。KGpgで+を選択し、鍵を検索します。対応する鍵を選択し、それをキーリングにインポートします。
KMailで新しいメッセージを作成します。
+を選択します。メールウィンドウに、青色の行でが表示されます。
メールを送信します。正しいキーの入力を求めるダイアログウィンドウが開きます。
すべての鍵が正しいかどうかをチェックします。
パスフレーズを入力します。
他のアプリケーションから電子メールをインポートするには、Kontactのメールビューで+の順に選択します。現在、Outlook Express、mbox形式、電子メールテキスト形式、Pegasus Mail、Opera、およびEvolutionなどのインポートフィルタがサポートされています。インポートユーティリティは、kmailcvtコマンドを使用して単独で起動することもできます。
対応するアプリケーションを選択し、をクリックします。選択したタイプによっては、ファイルまたはフォルダを指定する必要があります。その後、KMailによって、自動的にプロセスが完了されます。
フィルタは、着信メールを自動的に処理するための便利な方法です。送信者やサイズなどのメールの特徴によって、メールを特定のフォルダに移動したり、不要なメールを削除したり、送信者にメールを返送したりなど、フィルタはその他にも多くのアクションを実行します。
既存のメッセージに基づいてフィルタを作成するには、適用対象のメッセージを右クリックしてを選択し、フィルタの条件を選択します。フィルタを新規に作成するには、+の順に選択します。
フィルタ条件の照合方法(すべて、またはいずれか)を選択します。次に、対象のメッセージだけに適用する条件を選択します。で、条件に一致するメッセージに対するフィルタのアクションを設定します。タブでは、フィルタが特定のアカウントにのみ適用されるかどうかを管理します。
フィルタは、右クリックして+を選択したときに開くダイアログ内にリストされている順序に従って、適用されます。特定のフィルタを選択し、矢印ボタンをクリックすることにより、順序を変更できます。フィルタは、[詳細オプション]で指定した新着メッセージと送信メッセージだけに適用されます。受信済みのメッセージにフィルタを適用するには、適用対象のメッセージを右クリックして、+を選択し、適用対象のフィルタを選択します。
フィルタが期待どおりに機能しない場合は、+を使用して監視できます。このダイアログでログ機能を有効にすると、フィルタがどのようにメッセージを処理したか記録されるので、問題の特定に役立ちます。