Nomadを使用したリモートデスクトップへのアクセス

目次

6.1. Nomadの前提条件
6.2. インストールとセットアップ
6.3. Nomadの使用
6.4. トラブルシューティング
6.5. 詳細情報

SUSEŽ Linux Enterprise Desktopに添付されているNomad(Novell Open Mobile Agile Desktop)を使用すると、グラフィックハードウェアから切り離されたデスクトップセッションを実行できます。Nomadは、次のコアコンポーネントで構成されます。

プロキシXサーバ

Composite、XVideo、RANDRなど、最新のX拡張をサポートします。

Session Manager

リモートからアクセスできるデスクトップセッションの生成と追跡を行います。

接続ハンドラ

RDP(Remote Desktop Protocol)を転送およびセキュリティのレイヤとして使用します。RDPは、Microsoft Terminal Servicesを実行するコンピュータへの接続を可能にするマルチチャネルプロトコルです。ただし、接続ハンドラは、クライアントソフトウェアによってサポートされると、仮想X11チャネル (rdpx11) を使用して、未フィルタのX11トラフィックをデスクトップを表示するローカルXサーバに転送します。接続ハンドラは、常に、必要に応じて通常のRDPコマンドにフォールバックできます。つまり、リモートデスクトップを任意の既存RDP クライアントからアクセスできます。

クライアントプログラム

SUSE Linux Enterprise Desktopには、Nomadを実装する特別なRPDクライアントが提供されています。このクライアントは、X11プロトコル転送のための特別拡張であり、適切なコンポジットマネージャプラグインがロードされると、リモートデスクトップをローカルに合成できます。

コンポジットマネージャの拡張

コンポジティングは、アプリケーションウィンドウの高度な視覚効果(透明度、フェード、拡大縮小、ゆがみ、シャッフル、リダイレクトなど)を可能にします。

Nomadでは、さまざまな物理ロケーションからデスクトップにリモートアクセスできます。たとえば、自宅または会社から同じセッションにアクセスできます。作業セッションが中断されても、別の端末に移り、作業を開始できます。現在実行中の環境を、ラップトップなどのモバイルデバイスにコピーすることも可能です。Nomadを使用すれば、デスクトップを、コラボレーションまたはトレーニング用に共有し、リモートからの制御や管理を行うことができます。

デスクトップ効果を有効にしてある場合、グラフィック高速化が受信側サイト(今、使用しているマシン)で実行されます。これは、グラフィックおよび入力ハードウェアに直接アクセスしているためです。送信側は実際のデスクトップとアプリケーションが存在するサイト(アクセス中のリモートシステム)です。データセンター内のサーバ、クラウド内のインスタンス、仮想マシンなどがこれにあたります。

Nomadの前提条件

Nomadを使用するには、rdesktopパッケージをローカルコンピュータにインストールする必要があります。さらに、次のパッケージもインストールできます。

  • compiz

  • compiz-plugins-dmx

  • compiz-fusion-plugins-main

  • libcompizconfig

  • python-compizconfig

  • compiz-manager

  • simple-ccsm

  • tsclient

デスクトップを提供しているリモートコンピュータ上で、オープンソースリモートデスクトッププロトコル (RDP) サーバ を含む xrdp パッケージがインストールされている必要があります。

さらに、次のパッケージもインストールできます。

  • compiz

  • compiz-plugins-dmx

  • compiz-fusion-plugins-main

  • libcompizconfig

  • python-compizconfig

  • compiz-manager

  • simple-ccsm