管理者用のGNOME設定

目次

4.1. GConfシステム
4.2. メインメニュー、パネル、アプリケーションブラウザのカスタイズ
4.3. アプリケーションの自動的な起動
4.4. メディアデバイスの自動マウントと管理
4.5. 優先アプリケーションの変更
4.6. Sabayonによるプロファイルの管理
4.7. ドキュメントテンプレートの追加
4.8. デスクトップロックダウン機能
4.9. 詳細情報

本章では、メニューのカスタマイズ、テーマのインストール、フォントの設定、優先アプリケーションの変更、機能のロックダウンなど、管理者がシステム全体の設定を調整するのに使用できるGNOME設定オプションについて説明します。

これらの設定オプションは、GConfシステムに格納されています。gconftool-2コマンドラインインタフェースやgconf-editor GUIツールなどのツールを使用して、GConfシステムにアクセスします。

GConfシステム

GNOMEデスクトップはGConfで設定を管理します。これは階層構造のデータベースまたはレジストリで、ここではユーザが自身の設定を変更したり、システム管理者がデフォルトまたは必須の値をすべてのユーザに設定することができます。/desktop/gnome/background/picture_filenameのようにアクセスパスを指定することによって、GConf設定に到達します。たとえば、これはデスクトップバックグラウンド画像のファイル名を保有するキーです。

オプションをすべて参照するには、グラフィカルgconf-editorを使用すると便利です。gconf-editorの手短な使用ガイドについては、4.1.1項 「グラフィカルgconf-editor」を参照してください。スクリプトによるソリューションが必要な場合は、4.1.2項 「gconftool-2コマンドラインインタフェース」を参照してください。

[Warning]GNOMEコントロールセンターダイアログ

Gconfシステムに直接アクセスする場合、注意してアクセスしないとシステムが使用不能になることがあります。

ユーザの経験が少なく、共通デスクトップ機能の一部のみを調整したい場合は、GNOMEコントロールセンターの設定ダイアログの使用をお勧めします。GNOMEコントロールセンターを起動するには、コンピュータ+コントロールセンターの順にクリックします。詳細については、項 「コントロールセンター」 (第3章 設定のカスタマイズ, ↑GNOME ユーザガイド)を参照してください。

グラフィカルgconf-editor

gconf-editorを使用すると、GConf設定を参照し、対話的に設定を変更できます。デフォルトの設定ウィンドウビューでgconf-editorを起動するには、コンピュータ+その他のアプリケーションの順にクリックし、次にシステムグループでGNOME設定エディタをクリックします。

デフォルトで、ユーザは自分のデスクトップの設定を変更でき、管理者はデフォルト値または必須値を指定する設定を準備できます。たとえば、すべてのユーザに対して入力休憩機能を必須機能として有効にする場合、次の手順に従います。

  1. コマンドラインでgconf-editorrootとして起動します。

  2. 左側のツリーペインで/desktop/gnome/typing_breakを拡張します。

  3. 有効を右クリックし、Set as Mandatory(必須として設定)を選択します。完了すると、この機能を管理できるようになります。

  4. ファイル+New Mandatory Window(新規必須ウィンドウ)をクリックし、Mandatory settings(必須設定)ウィンドウを開きます。

  5. 必須設定ウィンドウで/desktop/gnome/typing_breakを拡張し、有効をクリックします。

  6. ファイル+ウィンドウを閉じるの順にクリックし、設定を保存してウィンドウを閉じます。

gconf-editorの詳細については、http://library.gnome.org/users/gconf-editor/stable/の『Configuration Editor Manual』を参照してください。

gconftool-2コマンドラインインタフェース

コマンドラインから、またはスクリプト内で設定を変更するには、gconftool-2を使用します。次に例を示します。

rootとして、次のコマンドを使用し、すべてのキーの値を一覧にします。

gconftool-2 --recursive-list /

サブセットのみが必要な場合は、/desktop/gnome/typing_breakのようにアクセスパスを指定します。

gconftool-2 --recursive-list /desktop/gnome/typing_break

必須設定を一覧にするには、次の手順に従います。

gconftool-2 --recursive-list \
  --config-source xml:readwrite:/etc/gconf/gconf.xml.mandatory /

typing_breakのように必須設定を設定するには、次の手順に従います。

gconftool-2 \
  --config-source xml:readwrite:/etc/gconf/gconf.xml.mandatory \
  --type bool \
  --set /desktop/gnome/typing_break/enabled true

必須設定を設定解除するには、次の手順に従います。

gconftool-2 \
  --config-source xml:readwrite:/etc/gconf/gconf.xml.mandatory \
  --unset /desktop/gnome/typing_break/enabled

デフォルト設定には/etc/gconf/gconf.xml.defaultを使用します。

gconftool-2の詳細については、http://library.gnome.org/admin/system-admin-guide/stable/gconf-6.html.enの『GNOME Desktop System Administration Guide』の「GConf Command Line Tool」の項と、gconftool-2のマニュアルページ(man gconftool-2)を参照してください。