システムとセキュリティ関連の設定システムとセキュリティ関連の設定

SUSE Linux Enterpriseは、異なるファイル形式(ビットマップ、TrueTypeなど)で共通に使用できるさまざまなフォントをデフォルトで提供しています。これらは、システムフォントと呼ばれます。ユーザは、さまざまなコレクションから独自のフォントをインストールして追加できます。しかし、このようにユーザがインストールしたフォントを利用できるのは、そのユーザだけです。

手順 2.9. 新しいフォントのインストール

現在利用可能なフォントを確認するには、Konquerorセッションのアドレスフィールドに、URL fonts:/を入力します。[パーソナル][システム]の2つのウィンドウが表示されます。ユーザがインストールするフォントは、Personalにインストールされます。Systemフォルダ(システム用)にインストールできるのは、rootだけです。

新しいフォントをインストールするには、以下の手順に従ってください。

  1. メインメニューからコントロールセンターを起動するか、Alt-F2キーを押してkcontrolを入力します。

  2. [System Administration]+[Font Installer]の順にクリックします。

  3. システムフォントをアップデートするには、[Administrator Mode]をクリックしてrootのパスワードを入力します。次に、以下の作業を行います。

  4. ユーザとしてフォントをインストールする場合は、[Add Fonts]をクリックします。

  5. 表示されたダイアログで、インストールするフォントを選択します(複数選択可)。マークを付けたフォントが、個人用フォントフォルダにインストールされます。フォントを選択すると、プレビューが表示されます。

デフォルトで、KWalletを最初に使用するときに、ウィザードを利用してKWalletパスワードマネージャの設定を定義します。初期設定はいつでも調整でき、セキュリティを強化できます。

手順 2.10. KWallet設定の調整

  1. KWalletがすでに起動している場合は、パネルのKWalletのシンボルをクリックして、[Configure Wallet]を選択します。または、KDEコントロールセンターを開いて、[Security & Privacy]+[KDE Wallet]をクリックします。

  2. KWalletマネージャが有効になっていない場合、上部の対応するチェックボックスを選択します。

  3. デフォルトで、最後のアプリケーションが使用を停止したときにウォレットは閉じられます。セキュリティを強化するには、ポリシーをより厳密に設定します。ウォレットが一定期間使用されなかった後、またはスクリーンセーバーを起動した後に自動的に閉じるには、対応するチェックボックスをそれぞれ選択します。

  4. KWalletアイコンをパネルから削除するには、[Show manager in system tray]を無効にします。これで、KWalletはメインメニューからのみアクセス可能になります。

  5. デフォルトで、KWalletはすべてのパスワードをkdewalletという1つのウォレットに保存します。ローカルのネットワーク関連のパスワードを別のウォレットに保存するには、[Differenet wallet for local passwords]を有効にします。必要に応じて、[New]をクリックして、ウォレットを追加で作成します。

KWalletを使用してパスワードを管理する代わりに、Novell CASAがシステムに設定されている場合は、シングルサインオンを使用することもできます。シングルサインオンはアクセス制御の手法で、ユーザが1度認証されたら、複数のソフトウェアシステムのリソースにアクセスできるようにするものです。CASA (Common Authentication Service Adapter)では、SUSE Linux Enterprise、Microsoft* Windows*およびMacintosh* OS 10など複数のプラットフォーム上で認証資格情報を管理できます。これらのプラットフォームにインストールされたプログラムおよびサービスのパスワードにアクセスして保存できます。CASAではGNOME Keyring、KDEのKWallet、Firefox Password Managerとのインタフェースも備えられ、必要な場合はこれらをすべて1つのインタフェースから管理できます。

CASAを使用してパスワードを管理する前に、CASAをYaSTで有効にする必要があります。CASAを有効にするには、YaSTを起動して、[Security]+[CASA]をクリックします。[CASA Configuration]ダイアログで[Enable CASA]をクリックし、確認メッセージの後に[Finish]をクリックしてYaSTを閉じます。

手順 2.11. Novell CASAによるパスワードの管理

  1. [System]+[Configuration]+[Novell CASA Manager]の順に選択して、メインメニューからNovell CASA Managerを起動します。

  2. CASAサービスがまだ利用できない場合、適切なYaSTモジュールを起動してCASAを有効にするよう求めるメッセージボックスが表示されます。

  3. CASAを初めて起動すると、資格情報を暗号化してセキュアにするためのマスタパスワードを要求されます。マスタパスワードを2度入力して、[OK]をクリックします。[Novell CASA Manager]が開きます。

    [Important]CASAの永続ストレージはログインパスワードにリンクされています。

    ログインパスワードが記録され、SS_Credset:Desktopエントリが[miCASA]タブに表示されていることを確認します。エントリが表示されていない場合、デスクトップからログアウトして、もう一度ログインしてパスワードをCASAに記録します。ログインパスワードがCASAに通知されていない場合、シングルサインオンを使用できません。

  4. CASAを設定するには、[Options]+[Preferences]を選択します。

  5. [Preferences]ダイアログで、CASAでサポートされているストアを選択し、[OK]をクリックします。選択したストアごとにタブが追加されるので、Novell CASA Managerから保存されたパスワードにアクセスして管理できるようになります。

  6. ストアの1つからパスワードを削除するには、エントリを選択して右クリックして、[Delete]を選択します。

  7. CASAマスタパスワードを変更する必要がある場合は、[Options]+[Change Master Password]を選択します。

既存のパスワードを編集したり、パスワードをインポートまたはエクスポートしたり、パスワードをNovell CASAとリンクさせることもできます。詳細は[Help]+[Contents]をクリックして、CASAオンラインヘルプにアクセスしてください。CASAのマニュアル一式は、http://developer.novell.com/wiki/index.php/Special:Downloads/casaで入手できます。