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この章では、SUSE Linux EnterpriseŽのKDEデスクトップについて説明します。システムをインストールしていない場合は、http://www.novell.com/documentation/sled10/の『クイックスタートのインストール』を参照してください。
KDEはK Desktop Environmentを表し、グラフィカルユーザインタフェースには、日常の作業を支援するように設計されている多くのアプリケーションがあります。また、KDEでは、必要や要望に従って、デスクトップを変更する多くの選択肢が提供されます。デスクトップの設定については、第2章 設定のカスタマイズを参照してください。
次の説明は、製品に付随しているKDEデスクトップのデフォルト設定に基づいています。システム管理者がデフォルトを変更している場合は、外観やキーボードショートカットなどのいくつかの点は異なっている場合があります。
コンピュータに複数のユーザアカウントが設定されている場合、特定のユーザに対して自動ログインが設定されていない限り、一般的にすべてのユーザーが認証を受ける必要があります。自動ログイン機能を利用すると、ブート時にユーザがデスクトップ環境に自動的にログインされます。この機能は、インストール時に設定します。また、インストール後でもYaSTのユーザ管理モジュールを使って、有効/無効にすることができます。
コンピュータがネットワーク環境内で稼働している場合に、そのコンピュータを利用する複数のユーザがいる場合は、システムの開始時にユーザ名とパスワードの入力を要求するプロンプトが表示されます。システムとユーザアカウントを自分で設定していない場合は、システム管理者にユーザ名とパスワードをお問い合わせください。
ログインプロセスを管理するプログラムは、システムにインストールされたデスクトップ環境によって異なります。KDEについては、KDMです。さらに、GNOMEデスクトップがインストールされている場合はGDMになります。
図 1.1. 「KDMログイン画面」で示しているように、デフォルトのKDMログイン画面にはユーザ名とパスワードの入力フィールド、および次のメニュー項目が表示されます。
通常のログインを開始するのに必要な操作は、ユーザ名とパスワードの入力のみです。
システム管理者が専用の暗号化ホームディレクトリ(窃盗やハードディスクの盗難に対するデータ保護に役立つ)を作成している場合、ログイン時にホームディレクトリがマウントされます。ログイン後は、通常と同じようにデータにアクセスできます。他のパスワードを入力する必要はありません。
![]() | Active Directoryサーバへの接続 |
|---|---|
共有ネットワークリソースにアクセスするには、KDEクライアントコンピュータがActive Directoryサーバの認証を受ける必要があります。詳細については、第9章 ネットワークリソースへのアクセスを参照してください。この種類の認証がコンピュータに設定されていない場合は、ログイン画面に追加のフィールドが表示されます。この場合は、ログイン時に次の操作を実行してください。
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ログインプロセスによるユーザ名とパスワードの認証後に、セッションマネージャは起動します。セッションマネージャによって、セッションごとに特定の設定を保存できます。また、最も最近のセッションのステータスを保存して、次にログインしたときにそのステータスを返すこともできます。
セッションマネージャによって、次の設定を保存して復元できます。
フォント、カラー、およびマウス設定などの、外観と動作の設定。
ファイルマネージャやOpenOffice.orgなどの、実行していたアプリケーション。
![]() | アプリケーションの保存と復元 |
|---|---|
セッションマネージャが管理しないアプリケーションは、保存と復元はできません。たとえば、ターミナルウィンドウのコマンドラインからviエディタを起動する場合は、セッションマネージャは編集中のセッションを復元できません。 | |
KDEとGNOMEのデスクトップをインストールしている場合は、次の手順を使用して、デスクトップを切り替えます。
KDEにログインしている場合は、メインメニューから+を選択します。ログイン画面で、をクリックします。
GNOMEデスクトップを選択します。
ユーザ名を入力します。
パスワードを入力します。GNOMEデスクトップが起動します。
GNOMEデスクトップの使用の詳細については、http://www.novell.com/documentation/sled10/にある『GNOMEユーザガイド』を参照してください。
KDEに戻る場合は、GNOMEデスクトップのパネルから、+の順にクリックし、をクリックします。セッションが終了し、ログイン画面が再び表示されます。
再ログインする前に、ログイン画面のをクリックして、を選択します。新しいセッションタイプを選択しない場合、次回のセッションは、前回と同じセッションタイプ(GNOME)になります。
画面をロックするには、次のいずれかを実行します。
メインメニューから、を選択します。
KDEコントロールセンターで定義したキーボードショートカットを使用します。通常は、Ctrl-Alt-キーです。
![]() | KDEキーボードショートカットの参照 |
|---|---|
他のKDEキーボードショートカットについては、「2.1項 「KDEコントロールセンターの使用」」のKDEコントロールセンターを参照してください。 | |
素早くアクセスするために、パネルにおよびのアイコンを追加することもできます。追加するには、パネルを右クリックし、をクリックします。次のウィンドウで、を選択してから、をクリックします。
画面をロックすると、スクリーンセーバーが起動します。画面をロック解除するには、マウスを移動させて、ロックされた画面ダイアログを表示します。ユーザー名とパスワードを入力してから、<Enter>キーを押します。
スクリーンセーバーの設定について詳細は、「スクリーンセーバの設定」を参照してください。