Evolutionはユーザの個人情報を保存、整理、および取得する作業を簡素化し、 より効率的に他のユーザと共同作業や、やり取りができます。 これは高度に進化したグループウェアプログラムであり、インターネット接続のデスクトップ部分です。
Evolutionは電子メールやアドレスやその他の連絡先情報、および1つ以上のカレンダを処理してくれるため、グループでの作業に役立ちます。 1台のコンピュータ、または直接接続またはネットワークで接続された複数のコンピュータ上で、1人の個人または大きなグループに対してそれを行うことができます。
Evolutionを使用することで、最も一般的な日々の作業を迅速に行うことができます。 たとえば、1回または2回のクリックだけで、電子メールで送られてきたアポイントや連絡先の情報を入力したり、連絡先へ電子メールやアポイントを送ったりできます。 大量の電子メールを受け取るユーザの場合、通常の電子メールフォルダのように検索結果を保存できる検索フォルダのような拡張機能が便利です。
この章ではEvolutionについて紹介し、初めて使用するユーザに役立つ情報を提供します。 詳細な情報については、Evolutionのドキュメントを参照してください。
Evolutionクライアントを起動するには、+の順にクリックするか、またはターミナルウィンドウからevolutionと入力します。
初めてEvolutionを起動すると、.evolutionというディレクトリがホームディレクトリ内に作成され、ここにローカルデータのすべてが保存されます。その後、電子メールアカウントのセットアップや他のアプリケーションからのデータのインポートに役立つセットアップアシスタントが開きます。
セットアップアシスタントを使用すると数分ですみ、Evolutionの起動に必要な情報が得られます。
後でこのアカウントを変更する場合、または新しいアカウントを作成する場合は、+の順にクリックした後、をクリックします。変更するアカウントを選択し、をクリックします。あるいは、をクリックして新しいアカウントを追加します。
アシスタントの最初のステップは個人情報ウィンドウです。
ここでは、基本の個人情報をいくつか入力します。 後で+の順にクリックした後にをクリックすれば、複数の個人情報を定義できます。
初回起動アシスタントが起動すると、ようこそページが表示されます。をクリックして個人情報ウィンドウに進みます。
[Receiving E-mail]オプションでは、電子メールを受信する場所を決定できます。
メールを受信するサーバの種類を指定する必要があります。 どのサーバタイプを選択したらよいか不明な場合は、システム管理者またはISPにお問い合わせください。
リストの中でサーバのタイプを選択します。
次は利用できるサーバタイプの一覧です。
Novell GroupWise®に接続する場合は、このオプションを選択します。 Novell GroupWiseは電子メール、カレンダ、および連絡先情報をサーバ上に保持します。
Connector for Microsoft* Exchange (パッケージevolution-exchange)をインストールしてある場合にのみ利用できます。これはMicrosoft Exchange 2000または2003サーバへの接続を可能にし、サーバ上に電子メール、カレンダ、および連絡先情報を保存します。
電子メールをユーザのサーバ上に保持するため、複数のシステムから電子メールにアクセスできます。
電子メールを固定記憶域のユーザのハードディスクにダウンロードし、電子メールサーバ上のスペースを解放します。
ニュースサーバに接続し、使用可能なニュースダイジェストの一覧をダウンロードします。
電子メールをスプール(メールの配信待機場所)から移動し、ユーザのホームディレクトリに保存する場合にこのオプションを選択します。 使用するメールスプールへのパスを入力する必要があります。 システムのスプールファイルに電子メールを残しておく場合は、代わりに標準Unix Mboxスプールオプションを選択します。
mhまたは別のMHスタイルのプログラムを使用して電子メールをダウンロードする場合は、このオプションを使用します。 使用するメールディレクトリへのパスを入力する必要があります。
Qmailまたは別のmaildirスタイルのプログラムを使用して電子メールをダウンロードする場合は、このオプションを使用します。 使用するメールディレクトリへのパスを入力する必要があります。
ローカルシステムのメールスプール内の電子メールを読み取ったりそこに保存したりする場合は、このオプションを選択します。 使用するメールスプールへのパスを入力する必要があります。
このアカウントを使用して電子メールをチェックすることがない場合は、これを選択します。 これを選択した場合、設定オプションはありません。
Novell GroupWise、IMAP、POP、またはUSENETニュースをサーバとして選択した場合、以下の追加の情報を指定する必要があります。
フィールドに電子メールサーバのホスト名を入力します。ホスト名が不明な場合は、管理者にお問い合わせください。
フィールドにアカウントのユーザ名を入力します。
ダイアログので、安全な接続(TLSまたはSSL)を使用するかどうかを選択します。
サーバが安全な接続をサポートしている場合は、このセキュリティオプションを有効にします。 サーバが安全な接続をサポートしているか不明な場合は、システム管理者にお問い合わせください。
リストで認証タイプを選択するか、またはをクリックしてサポートするタイプをEvolutionで確認します。サポートしている認証メカニズムを通知しないサーバも一部あるため、このボタンをクリックしても、使用可能なメカニズムが実際に機能するかどうかは保証されません。
必要な認証タイプが不明な場合は、システム管理者にお問い合わせください。
Evolutionにパスワードを記憶させるには、を選択します。
をクリックします。
Microsoft Exchangeを選択した場合、以下の情報を指定する必要があります。
フィールドにユーザ名を、フィールドにOutlook Web Access (OWA) URLを入力します。OWAと同じようにOWA URLおよびユーザ名を入力しなければなりません。 メールボックスパスがユーザ名と異なる場合、OWAパスにはメールボックスパスも含まれている必要があります。http://という形になります。
サーバ名/exchange/メールボックスパス
をクリックします。
終了したら、4.1.1.3項 「メール受信オプション」に進みます。
、、、またはを選択した場合、パスフィールドでローカルファイルへのパスを指定する必要があります。に進んでください。4.1.1.3項 「メール受信オプション」
メール配信メカニズムを選択した後、その動作に対して設定をいくつか行うことができます。
受信サーバタイプとしてNovell GroupWiseを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionに新規メールを自動確認させるかどうかを選択します。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
すべてのフォルダの新規メッセージを確認するかどうかを選択します。
サーバのInbox内の新規メッセージにフィルタを適用するかどうかを選択します。
新規メッセージの中身がSPAMであるか確認するかどうかを選択します。
Inboxフォルダ内のSPAMメッセージのみを確認するかどうかを選択します。
ローカルでリモートメールを自動同期させるかどうかを選択します。
フィールドにポストオフィスエージェントSOAPポートを入力します。お使いのポストオフィスエージェントSOAPポートが不明な場合は、システム管理者にお問い合わせください。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとしてMicrosoft Exchangeを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionに新規メールを自動確認させるかどうかを選択します。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
フィールドでグローバルカタログサーバ名を指定します。グローバルカタログサーバにはユーザのユーザ情報が格納されています。 グローバルカタログサーバ名が不明な場合は、システム管理者にお問い合わせください。
グローバルアドレスリスト(GAL)の数を制限するかどうかを選択します。
GALにはすべての電子メールアドレスのリストが格納されています。 このオプションを選択した場合は、最大応答数を指定する必要があります。
パスワード期限切れ警告期間が必要かどうかを選択します。
このオプションを選択した場合、Evolutionにパスワード期限切れメッセージを送信させる頻度を指定する必要があります。
ローカルでリモートメールを自動同期させるかどうかを選択します。
サーバのInbox内の新規メッセージにフィルタを適用するかどうかを選択します。
新規メッセージの中身がSPAMであるか確認するかどうかを選択します。
Inboxフォルダ内のSPAMメッセージのみを確認するかどうかを選択します。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとしてIMAPを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionは自動的に新規メールをチェックできます。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
カスタムコマンドを使用してEvolutionに接続するかどうかを選択します。
このオプションを選択した場合、Evolutionで使用するカスタムコマンドを指定します。
加入フォルダのみを表示するかどうかを選択します。
加入フォルダとは、フォルダに加入するという方法で、メールの受信元として選択したフォルダのことです。
Evolutionでサーバ指定のフォルダネームスペースを上書きするには、該当するオプションを選択します。
このオプションを選択することによって、サーバが指定したフォルダの名前を変更できます。 このオプションを選択した場合は、使用するネームスペースを指定する必要があります。
Inbox内の新規メッセージにフィルタを適用するかどうかを選択します。
新規メッセージの中身がSPAMであるか確認するかどうかを指定します。
Inboxフォルダ内のSPAMメッセージを確認するかどうかを選択します。
ローカルでリモートメールを自動同期させるかどうかを選択します。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとしてPOPを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionに新規メールを自動確認させるかどうかを選択します。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
メッセージをサーバ上に残すかどうかを選択します。
すべてのPOP3拡張機能のサポート(POP3のサポート)を無効にするかどうかを指定します。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとしてUSENETニュースを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionに新規メールを自動確認させるかどうかを選択します。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
短い表記でフォルダを表示する場合に選択します。
たとえば、comp.os.linuxはc.o.linuxと表示されます。
加入ダイアログボックスの中に相対フォルダ名を表示する場合に選択します。
加入ページ内に相対フォルダ名を表示すると選択した場合、フォルダの名前のみが表示されます。 たとえば、フォルダevolution.mailはevolutionと表示されます。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとしてローカル配信を選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとしてMH形式メールディレクトリを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionに新規メールを自動確認させるかどうかを選択します。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
.foldersサマリファイルを使用する場合に選択します。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとしてMaildir形式メールディレクトリを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionに新規メールを自動確認させるかどうかを選択します。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
Inbox内の新規メッセージにフィルタを適用するかどうかを選択します。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
受信サーバタイプとして標準Unix Mboxスプールまたはディレクトリを選択した場合は、次のオプションを指定する必要があります。
Evolutionに新規メールを自動確認させる場合に選択します。このオプションを選択した場合、Evolutionに新規メッセージを確認させる頻度を指定する必要があります。
Inbox内の新規メッセージにフィルタを適用するかどうかを選択します。
Elm、Pine、およびMutt形式でステータスヘッダを保存するかどうかを選択します。
をクリックします。
終了したら、4.1.1.4項 「メールの送信」および4.1.1.4項 「メールの送信」に進みます。
メールの受信方法についての情報を入力し終わったところで、次はメールの送信方法を指定する必要があります。
リストからサーバのタイプを選択します。
使用可能なサーバタイプは次のとおりです。
Sendmailプログラムを使用して、ユーザのシステムからメールを送信します。 Sendmailは柔軟性は高いのですが、設定は簡単ではありません。このオプションは、Sendmailサービスの設定方法を知っている場合にのみ選択してください。
アウトバウンドメールサーバを使用してメールを送信します。 これは最も一般的なメール送信の選択肢です。 SMTPを選択した場合、追加の設定オプションがあります。
フィールドにSMTPサーバのアドレスを入力します。お使いのSMTPサーバのアドレスが不明な場合は、システム管理者にお問い合わせください。
ダイアログので、安全な接続(TSLまたはSSL)を使用するかどうかを選択します。
SMTPサーバで認証が必要な場合は、を選択します。認証が必要なサーバであると選択した場合、次の情報を入力する必要もあります。
リストの中で認証タイプを選択します。
または
をクリックして、サポートされているタイプをEvolutionに確認させます。サポートしている認証メカニズムを通知しないサーバも一部あるため、このボタンをクリックしても、使用可能なメカニズムが実際に機能するかどうかは保証されません。
フィールドに、ユーザ名を入力します。
Evolutionにパスワードを記憶させる場合に選択します。
をクリックします。
に進んでください。4.1.1.5項 「アカウント管理」
電子メールの設定プロセスが終了したとろこで、次はアカウントに名前を与える必要があります。 任意の名前を指定できます。 フィールドにアカウント名を入力した後、をクリックします。
に進んでください。4.1.1.6項 「タイムゾーン」
このステップでは、ユーザのタイムゾーンを地図上でクリックして選択するか、タイムゾーンドロップダウンリストから選択します。
終了したら、をクリックし、をクリックします。作成された新しいアカウントでEvolutionが起動します。
別の電子メールクライアントから電子メールをインポートする場合は、4.1.1.7項 「メールのインポート(オプション)」に進みます。 NICI 2.6.4が不要な場合は、4.2項 「Evolutionの使用:概要」に進みます。
Evolutionが別のアプリケーションから電子メールまたはアドレスファイルを検出した場合、インポートするよう求められます。
Microsoft Outlook*およびバージョン 4以降のOutlook Expressは、Evolutionが読み取ったりインポートしたりできない独自規格の形式を使用しています。情報をインポートするには、Windows*のエクスポートツールを使用します。
Netscape*から電子メールをインポートする前に、+の順に選択します。選択しなかった場合、Evolutionはごみ箱フォルダ内のメッセージをインポートして復帰させます。
![]() | 注意 |
|---|---|
Evolutionは電子メールおよびカレンダ情報に標準のファイルタイプを使用するため、 連絡先ファイルはデータベースに保存されますが、標準のvCard*として保存できます。連絡先データをエクスポートするには、連絡先ツールを開き、エクスポートする連絡先を選択します(Ctrl+Aキーを押すと、すべての連絡先が選択されます)。+の順にクリックします。 | |