タブレットPCの一般的な機能の 使用タブレットPCの一般的な機能の 使用

Wacomデバイスを設定したら、ペンを入力デバイスとして使用できるようになります。

仮想キーボードの使用仮想キーボードの使用

KDEまたはGNOMEデスクトップにログインするには、または画面のロックを解除するには、ユーザ名とパスワードを通常通りに入力するか、ログインフィールドの下に表示されるまたは仮想キーボードxvkbdで入力します。キーボードを設定するには、または統合ヘルプにアクセスするには、左下隅のxvkbdフィールドをクリックしてxvkbdメインメニューを開きます。

図 E.1. xvkbd仮想キーボード

xvkbd仮想キーボード

ログイン後にxvkbdを使用するには、メインメニューから起動するか、またはシェルからxvkbdで起動します。

ディスプレイの回転ディスプレイの回転

タブレットPCモニタを回転する場合、ディスプレイとグラフィックタブレットの向きは自動的には調整されません。KDEデスクトップの場合、KRandRTrayを使用して、ディスプレイをその場で手動で回転またはサイズを変更します。KRandRTrayはX ServerのRANDR拡張機能向けのKDEアプレットです。

  1. メインメニューまたはシェルからkrandrtrayで、KRandRTrayを起動します。これで、KRandRTrayアイコンがシステムトレイに追加されます。

  2. ディスプレイを回転するには、アイコンをクリックしてコンテキストメニューから目的の向きを選択します。ディスプレイが新しい方向にすぐに回転します。また、グラフィックタブレットの向きも変更され、ペンの移動も正しく解釈されます。

GNOMEデスクトップの場合、現在同等の機能は対応策を実施しないと使用できません。詳細については、E.4項 「トラブルシューティング」を参照してください。

ジェスチャ認識の使用ジェスチャ認識の使用

xstrokeでは、ペンまたはその他のポインティングデバイスでのジェスチャを、X Window Systemのアプリケーションへの入力として使用できます。xstrokeアルファベットは、Graffiti*アプレットに類似のユニストロークアルファベットです。有効にすると、xstrokeは入力を現在フォーカスされているウィンドウに送信します。

  1. メインメニューから、またはシェルからxstrokeを使用して、xstrokeを起動します。これで、ペンシルアイコンがシステムトレイに追加されます。

  2. ペンでテキスト入力を作成するアプリケーションを起動します(ターミナルウィンドウ、テキストエディタ、OpenOffice.org Writerなど)。

  3. ジェスチャー認識モードを有効にするには、ペンシルアイコンを1回クリックします。

  4. ペンまたは別のポインティングデバイスで、グラフィックタブレット上で何らかのジェスチャを行います。xstrokeはジェスチャをキャプチャし、テキストに転送してフォーカスのあるアプリケーションウィンドウに表示します。

  5. フォーカスを別のウィンドウに移すには、目的のウィンドウをペンでクリックしてしばらくそのままにします(または、デスクトップのコントロールセンターで定義したキーボードショートカットを使用します)。

  6. ジェスチャ認識モードを無効にするには、ペンシルアイコンをもう一度クリックします。

ペンを使用したメモの作成とスケッチペンを使用したメモの作成とスケッチ

ペンで図を作成するには、GIMPのようなプロ向けグラフィックエディタを使用したり、XournalまたはJarnalなどのメモ作成アプリケーションを使用します。XournalとJarnalの両方を使って、ペンでメモや図を作成し、PDFファイルにコメントを付けられます。いくつかのプラットフォームで使用できるJavaベースのアプリケーションとして、Jarnalには基本的なコラボレーション機能もあります。詳細については、http://www.dklevine.com/general/software/tc1000/jarnal-net.htmを参照してください。コンテンツを保存するとき、Jarnalはデータをアーカイブ形式(*.jaj)にデータを保存し、これにはSVG形式のファイルも含まれます。

JarnalまたはXournalをメインメニューから、またはシェルにjarnalまたはxournalと入力して起動します。XournalでPDFファイルにコメントを付けるには、[ファイル]+[Annotate PDF]を選択して、ファイルシステムからPDFファイルを開きます。ペンまたは別のポインティングデバイスを使用してPDFに注釈を付け、[ファイル]+[Print to PDF]で変更内容を保存します。

図 E.2. XournalによるPDFへの注釈

XournalによるPDFへの注釈

Dasherも便利なアプリケーションです。キーボード入力が実用的ではない、または利用できない場合に適しています。少し訓練することで、ペンだけで大量のテキストを高速に入力できるようになります(または、視線追跡手段などによるペン以外の入力デバイス)。

メインメニューから、またはシェルからdasherと入力してDasherを起動します。ペンをある方向に動かすと、アプリケーションが右側の文字にズームインします。中央の十字を過ぎた文字から、テキストが作成または予測され、ウィンドウ上部に出力されます。書き込みを停止または開始するには、ディスプレイをペンで1回クリックします。ウィンドウ下部でズーム速度を変更します。

図 E.3. Dasherによるテキストの編集

Dasherによるテキストの編集

Dasherの概念は、多くの言語で動作します。詳細はDasherのWebサイトを参照してください。包括的なドキュメント、デモ、トレーニング用テキストがあります。http://www.inference.phy.cam.ac.uk/dasher/をご覧ください。


SUSE Linux Enterprise Desktop GNOME ユーザガイド 10 SP2