20.3. オーディオCDの取り扱い

音楽トラックを再生するには、多くの方法があります。CDを再生するか、そのデジタル化バージョンを再生します。ここでは、CDプレーヤーアプリケーションをいくつか取り上げ、オーディオCDをデジタル化するために使用するアプリケーションについても説明します。

独自のCDの作成方法は、「第21章 CDとDVDの書き込み」を参照してください。

[Important]CDDAとアナログCDの再生

オーディオCDを再生するには、2つの方法があります。アナログCDを再生できるCD/DVDドライブは、オーディオデータを読み出してサウンド出力デバイスに送ります。PCMCIA、FireWire、またはUSBを使用して接続されている外付けドライブは、CDDA (Compact Disk Digital Audio)を使用してオーディオデータを抽出してからデジタルPCMとして再生する必要があります。ここで取り上げるvレーヤーはCDDAをサポートしていません。CDDAのサポートを必要とする場合は、XMMSを使用してください。

20.3.1. KsCD—オーディオCDプレーヤー

KsCDは使いやすいオーディオCDプレーヤーです。アプリケーションを起動するには、Alt-F2キーを押して、kscdを入力します。KsCDをKDEパネルに統合して、CDが\'91\'7d入されると自動的に再生するように設定できます。設定メニューにアクセスするには、[エクストラ]+[Configure KsCD (KsCDの設定)]の順に選択します。KsCDは、インターネットでCDDBサーバからアルバムとトラック情報を取得するように設定できます。CDDB情報をアップロードして他のユーザと共有することもできます。情報の取得とアップロードには、[CDDB]ダイアログを使用します。

図 20.2. KsCDのユーザインタフェース

KsCDのユーザインタフェース

20.3.2. オーディオデータの圧縮:リッピング

オーディオ圧縮は、さまざまなツールによって実行できます。ここでは、コマンドラインを使用してオーディオデータをエンコードして再生する方法について説明します。一部のグラフィカルアプリケーションにはオーディオ圧縮機能もあります。

20.3.2.1. オーディオデータのエンコードと再生のためのコマンドラインツール

Ogg Vorbis (vorbis-toolsパッケージ)は無償のオーディオ圧縮形式で、現在では大部分のオーディオプレーヤーおよびポータブルMP3プレイヤーでもサポートされています。このプロジェクトのWebページはhttp://www.xiph.org/ogg/vorbisです。

お使いのシステムには、Ogg Vorbisをサポートするツールがいくつか付属しています。oggencは、WAVファイルをOggにエンコードするために使用するコマンドラインツールです。指定された.wavファイルをOgg Vorbisに変換するには、oggenc myfile.wavを実行します。-hオプションで、その他のパラメータの概要が表示されます。Oggencは可変ビットレートでのエンコードをサポートします。この方法で、より高度な圧縮も実現できます。ビットレートの代わりに、必要な品質を-qパラメータで指定することもできます。-bパラメータは、平均ビットレートを決定します。-m-Mを使用すると、最小と最大のビットレートを指定できます。

ogg123は、コ\'83\'7dンドラインOggプレーヤーです。ogg123 mysong.oggなどのコマンドを使用して起動します。

20.3.2.2. KAudioCreatorによるオーディオデータの圧縮

KAudioCreatorは、軽量のCDリッパーアプリケーションです(図 20.3. 「KAudioCreatorによるオーディオCDのリッピング」を参照してください)。KAudioCreatorを起動すると、CDのすべてのトラックが[CDトラック]タブに表示されます。リップしてエンコードするトラックを選択します。トラック情報を編集するには、[ファイル]+[アルバムを編集][アルバムエディタ]を使用します。または、[ファイル]+[リッピングを選択]の順に選択してリッピングとエンコードを開始します。このジョブの処理状況は、[ジョブ]タブを使用して確認します。KAudioCreatorは選択内容に応じて再生リストファイルを生成することもできます。amaroK、XMMS、またはHelix Bansheeなどのプレーヤーは、これを使用して再生できます。

図 20.3. KAudioCreatorによるオーディオCDのリッピング

KAudioCreatorによるオーディオCDのリッピング

20.3.2.3. KonquerorによるオーディオCDの圧縮

Konquerorを使用して実際のリッピングプロセスを開始する前に、KDEコントロールセンターでオーディオCDとOgg Vorbisエンコーダの処理方法を設定します。[サウンド&マルチメディア]+[オーディオCD]の順に選択します。設定モジュールは、[一般][名前]、および[Ogg Vorbis Encoder]の3つのタブに分かれています。通常、適切なCDデバイスが自動的に検出されます。自動検出が失敗し、CDデバイスを手動で設定する必要がない限り、このデフォルト設定を変更しないでください。エラー修正およびエンコーダー優先度もここで設定できます。[Ogg Vorbis Encoder (Ogg Vorbisエンコーダ)]タブでは、エンコードの品質を指定します。リッピングしたオーディオデータのアルバム、トラック、およびアーティストの情報をオンラインで検索するように設定するには、[トラック情報の追加]を選択します。

リッピングプロセスは、CDをCD-ROMデバイスに挿入し、[場所]バーに「audiocd:/」と入力して開始します。Konquerorは、CDとフォルダのトラックを表示します(図 20.4. 「Konquerorによるオーディオデータのリッピング」を参照)。

図 20.4. Konquerorによるオーディオデータのリッピング

Konquerorによるオーディオデータのリッピング

解凍されたオーディオデータをディスクに保持するには、.wavファイルを選択して別のKonquerorウィンドウにドラッグし、最終保存場所にコピーします。Ogg Vorbisのエンコードプロセスを開始するには、Ogg Vorbisフォルダまたはこのフォルダのファイルを別のKonquerorウィンドウにドラッグします。Ogg Vorbisフォルダを目的の場所にドロップすると、すぐにエンコードが始まります。