ここでは、システム管理とファイル管理のためのLinuxツールの概要について説明し、テキストエディタ、ソースコードエディタ、バックアップソリューション、およびアーカイブツールについて解説します。
表 A.5. WindowsとLinuxのシステム管理とファイル管理のソフトウェア
Adobe Reader for Linuxは、このアプリケーションのWindowsおよびMac版に完全に対応しています。Linux版のルックアンドフィールは、他のプラットフォームのものと同一です。Adobe Acrobatスイートの他のコンポーネントは、Linuxに移植されていません。詳細については、www.adobe.comを参照してください。
Arkは、KDEデスクトップ用のGUIベースパックプログラムです。このアプリケーションは、zip、tar.gz、tar.bz2、lha、rarなどの一般的な形式をサポートしています。アーカイブ内の単一ファイルの表示、選択、圧縮、解凍を実行できます。ArkがKonquerorと統合化されたことにより、WinZipと同様に、ファイルマネージャのコンテクストメニューからアクション(アーカイブの解凍など)を実行することもできます。
dumpコマンドはファイルシステムのファイルを確認し、バックアップする必要があるファイルを特定し、指定されているディスク、テープ、またはその他の記憶媒体にファイルをコピーします。restoreコマンドはdumpとは逆の操作を実行し、ファイルシステム全体のバックアップを復元します。詳細については、dump.sourceforge.netを参照してください。
Evinceは、GNOMEデスクトップ用の、PDFおよびPostScript形式のドキュメントビューアです。詳細については、www.gnome.org/projects/evinceを参照してください。
File Rollerは、GNOMEデスクトップ用のGUIベースパックプログラムです。Arkと似た機能を提供します。詳細については、fileroller.sourceforge.netを参照してください。
GEditはGNOMEデスクトップの公式エディタで、Kateと似た機能を提供します。詳細については、www.gnome.org/projects/geditを参照してください。
GNU Partedは、パーティションおよびそのファイルシステムの作成、破壊、サイズ変更、チェック、およびコピーのためのコマンドラインツールです。新しいオペレーティングシステムのためのスペースを作成する場合は、このツールを使用してディスクの使用量を調整し、ハードディスク間でデータをコピーします。詳細については、www.gnu.org/software/partedを参照してください。
GOCRは光学文字認識(OCR)ツールで、スキャンされたテキストイメージをテキストファイルに変換します。詳細については、jocr.sourceforge.netを参照してください。
ディスクの使用量を減らすためのパッケージ作成プログラムは数多くありますが、一般に圧縮アルゴリズムが異なるだけです。LinuxはWindowsで使用されているパッケージ形式も処理することができます。bzip2はgzipより効率的ですが、圧縮アルゴリズムによっては時間がかかる場合があります。
KateはKDEスイートのメンバで、ローカルまたはリモートで複数のファイルを同時に開くことができます。Kateには構文の強調表示、プロジェクトファイルの作成、および外部スクリプト実行の機能があるため、プログラマに最適のツールです。詳細については、kate.kde.orgを参照してください。
KDarはKDEディスクアーカイブを表し、ハードウェア独立のバックアップソリューションです。KDarはtarとは異なりカタログを使用するため、アーカイブ全体を読み込まずに単独のファイルを抽出でき、増分バックアップを作成することもできます。KDarは、アーカイブを複数のスライスに分割して、スライスごとノデータCDやDVDの書き込みをトリガすることができます。KDarの詳細については、kdar.sourceforge.netを参照してください。
KonquerorはKDEデスクトップ用のデフォルトのファイルマネージャで、Webブラウザ、ドキュメント、画像ビューア、CDリッパーとして使用することもできます。多機能アプリケーションの詳細については、www.konqueror.orgを参照してください。
KPDFは、KDEデスクトップ用のPDFビューアアプリケーションです。PDFの検索機能や、Adobe Readerと同様のフルスクリーンモードなどの機能があります。詳細については、kpdf.kde.orgを参照してください。
Nautilusは、GNOMEデスクトップのデフォルトのファイルマネージャです。Nautilusを使えば、フォルダやドキュメントの作成、ファイルやフォルダの表示と管理、スクリプトの実行、CDへのデータ書き込み、URIロケーションの表示が行えます。Nautilusをファイルマネージャとして使用する方法については、『GNOMEユーザガイド』を参照してください。インターネットでのNautilusに関する詳細は、www.gnome.org/projects/nautilusを参照してください。
taperは使いやすいユーザインタフェースを提供するバックアップと復元のプログラムで、テープドライブを使用してファイルのバックアップと復元を実行できます。ファイルをアーカイブファイルにバックアップすることもできます。ディレクトリの再帰的な選択もサポートします。詳細は、taper.sourceforge.netを参照してください。
vim (vi improved)は、viというテキストエディタに似たプログラムです。vimにはコマンドモードと挿入モードがあるため、場合によっては、慣れるまで時間がかかります。基本的な特徴は他のテキストエディタと同じですが、vimにはマクロの記録、ファイル形式の検出と変換、画面上の複数のバッファなどのユニークなオプションがあります。詳細については、www.vim.orgを参照してください。
GNU EmacsとXEmacsはプロフェッショナル用エディタです。XEmacsは、GNU Emacsを基にしています。GNU Emacsのマニュアルには、「Emacsは拡張およびカスタマイズ可能で、セルフドキュメント機能を備えたリアルタイム表示エディタです」と記載されています。この2つのエディタの機能はほとんど同じですが、多少の違いはあります。経験豊富な開発者がEmacs Lisp言語を使用すると、機能を大いに拡張できます。ロシア語、ギリシア語、日本語、中国語、韓国語などの多くの言語がサポートされています。詳細については、www.xemacs.org and www.gnu.org/software/emacsを参照してください。
Xpdfは、LinuxおよびUnixプラットフォーム用の、軽量のPDFビューアスイートです。ビューアアプリケーションと、PostScriptやテキスト形式用のエクスポートプラグインが含まれています。詳細については、www.foolabs.com/xpdfを参照してください。