2.2. ルックアンドフィール

ルックアンドフィールの設定には、次の内容が含まれています。

2.2.1. デスクトップの背景の変更

デスクトップの背景とは、デスクトップに適用された画像またはカラーです。デスクトップの背景は、次の方法でカスタマイズできます。

  • デスクトップの背景の画像を選択します。画像は、デスクトップの背景の色の上に重なります。デスクトップの背景の色は、透明な画像を選択した場合や、画像がデスクトップ全体を覆っていない場合に表示されます。

  • デスクトップの背景の色を選択します。単色を選択するか、2色を選択してグラデーション効果を出すこともできます。グラデーション効果は、1つの色がもう1つの色と徐々に混ざり合う視覚効果です。

デスクトップの環境設定を変更するには、次の手順に従います。

  1. [コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][デスクトップの背景]をクリックします。

  2. 好みに応じて、デスクトップの環境設定を実行します。

    次の設定を変更できます。

    表 2.7. 背景の環境設定

    オプション

    説明

    デスクトップの壁紙

    選択した画像をデスクトップに表示します。

    スタイル

    現在の画面の解像度で、選択した画像の適用に最も適した処理ステップを判断します。画像の表示方法を指定するには、[スタイル]ドロップダウンリストから次のオプションの1つを選択します。

    • Centered(中央に表示): 画像をデスクトップの中央に表示します。

    • Fill Screen(全画面表示): デスクトップを覆うように画像を表示しますが、画像の相対的な大きさは維持します。

    • Scaled(拡大して表示): 画像の端が画面の端に接触するまで画像を拡大しますが、画像の相対的な大きさは維持します。

    • Tiled(重ねて表示): 画像を画面全体で繰り返し表示します。

    Add Wallpaper(壁紙を追加)

    ダイアログを開いて、背景写真として使用する画像ファイルを選択します。

    削除

    選択して[削除]をクリックすると、デスクトップの壁紙を削除します。

    デスクトップカラー

    [Desktop Color]ドロップダウンリストのオプションとカラー選択ボタンを使用して、配色を指定します。次のオプションのいずれかを使用して配色を指定できます。

    • [Solid Color]は、デスクトップの背景に1つの色を指定します。

      色を選択するには、[Color]をクリックします。色の選択ダイアログで、色を選択して、[OK]をクリックします。

    • [Horizontal Gradient]は、画面の左端から右端に向かってグラデーション効果を作成します。

      [Left Color]をクリックして、色の選択ダイアログを表示し、左端に表示する色を選択します。

      [Right Color]をクリックし、右端に表示する色を選択します。

    • [Vertical Gradient]は、画面の上端から下端に向かってグラデーション効果を作成します。

      [Top Color]をクリックして、色の選択ダイアログを表示し、上端に表示する色を選択します。

      [Bottom Color]をクリックし、下端に表示する色を選択します。

  3. 選択を確認して[閉じる]をクリックします。

    デスクトップは、すぐに新しい設定での表示に変わります。

2.2.2. フォントの設定

アプリケーション、ウィンドウ、ターミナル、およびデスクトップで使用するフォントを選択するには、フォントの環境設定ダイアログを使用します。フォントの環境設定ダイアログを開くには、[コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][フォント]の順にクリックします。

図 2.11. フォントの環境設定ダイアログ

フォントの環境設定ダイアログ

ダイアログの上の部分には、アプリケーション、デスクトップ、ウィンドウタイトル、およびターミナル用に選択されたフォントが表示されます。ボタンの1つをクリックして選択ダイアログを開くと、フォントファミリ、スタイル、およびサイズを設定できます。

画面のフォントのレンダリング方法を指定するには、次のオプションの1つを選択します。

  • モノクロ: フォントを白黒のみでレンダリングします。文字はアンチエイリアス処理されないため、文字の縁がギザギザに表示される場合があります。アンチエイリアスとは、文字がより滑らかに表示されるように、文字の端に適用される効果です。

  • Best Shapes(形状を最高に設定): 可能な場合は、フォントをアンチエイリアス処理します。標準的なブラウン管(CRT)モニタには、このオプションを使用します。

  • Best Contrast(コントラストを最高に設定): 最もシャープなコントラストを使用してフォントを調整し、文字の縁が滑らかになるようにアンチエイリアス処理を行います。このオプションは、視覚障害のあるユーザを対象としたGNOMEデスクトップのアクセス補助を増強する機能です。

  • Subpixel Smoothing (LCDs)(サブピクセルスムージング): 個々の液晶ディスプレイ(LCD)ピクセルの形状を活用して、フォントを滑らかにレンダリングする技術を使用します。このオプションは、LCD、または薄型ディスプレイに使用します。

画面のフォントのレンダリング方法を詳細に指定するには、[詳細]をクリックします。

  • 解像度(DPI): 画面でフォントをレンダリングする場合に使用する解像度を指定するには、スピンボックスを使用します。

  • Smoothing(スムージング): オプションを選択して、フォントのアンチエイリアス処理方法を指定します。

  • Hinting(ヒンティング): オプションを選択して、サイズが小さく解像度が低い場合にフォントの品質を向上させるヒンティングの適用方法を指定します。

  • Subpixel Order(サブピクセルの順番): オプションを選択して、フォントのサブピクセルカラーの順番を指定します。このオプションは、LCD、または薄型ディスプレイに使用します。

2.2.3. スクリーンセーバの設定

スクリーンセーバは、コンピュータが一定時間使用されていないときに、画面をブランクにするか、グラフィックを表示するプログラムです。本来、スクリーンセーバは、画像の焼き付きからモニタを保護するために使用されていましたが、今では、主にエンターテイメントやセキュリティのために使用されています。

スクリーンセーバを設定するには、[コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][スクリーンセーバ]をクリックします。

図 2.12. スクリーンセーバ環境設定ダイアログ

スクリーンセーバ環境設定ダイアログ

[Random](カスタム定義されたリストから、スクリーンセーバをランダムに選択)、[Blank Screen]から選択できます。

リストからスクリーンセーバを選択します。現在選択されているスクリーンセーバが、小さなプレビューウィンドウに表示されます。画面がアイドル状態になってから、スクリーンセーバが起動するまでの時間と、スクリーンセーバが起動したら、画面をロックするかどうかを指定します。

2.2.4. テーマの選択

テーマとは、デスクトップの各部の外観を指定する、系統的な設定のグループです。テーマを選択してデスクトップの外観を変更できます。プリインストールされたテーマのリストから選択するには、テーマの環境設定ツールを使用します。利用可能なテーマには、アクセス補助の必要なユーザ向けのテーマも含まれています。

テーマを設定するには、[コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][テーマ]をクリックします。

テーマには、次のようにデスクトップのさまざまな部分に影響する設定が含まれています。

  • コントロール

    テーマ用のコントロール設定は、ウィンドウ、パネル、およびアプレットの外観を決定します。ウィンドウ、パネル、およびアプレットに表示されるGNOME準拠インタフェース項目の外観(メニュー、アイコン、ボタンなど)も決定します。使用できるコントロール設定のオプションの一部は、特別なアクセス補助の要件を満たすように設計されています。コントロール設定用のオプションは、テーマの詳細ツールのコントロールタブページで選択できます。

  • ウィンドウフレーム

    テーマのウィンドウフレーム設定は、ウィンドウのみのフレームの外観を決定します。ウィンドウフレーム設定オプションは、テーマの詳細ツールのウィンドウの境界タブページで選択できます。

  • アイコン

    テーマのアイコン設定は、パネルおよびデスクトップ背景のアイコンの外観を決定します。アイコン設定オプションは、テーマの詳細ツールのアイコンタブページで選択できます。

デスクトップとアプリケーションのカラー設定は、テーマを使用して制御されます。プリインストールされたさまざまなテーマから選ぶことができます。リストからスタイルを選択すると、自動的に適用されます。[詳細]で開く別のダイアログで、ウィンドウの内容、ウィンドウの境界、およびアイコンなど、デスクトップ要素のスタイルをカスタマイズできます。変更を行い、[閉じる]をクリックしてダイアログを終了させると、テーマがカスタムテーマに切り替わります。[Save Theme]をクリックして、カスタム名で変更したテーマを保存します。インターネットやその他のソースでは、.tar.gzファイルとして、GNOME用の追加テーマが数多く提供されています。これらは[テーマのインストール]でインストールします。

2.2.4.1. カスタムテーマの作成

テーマの環境設定ツールに表示されるテーマでは、コントロール、オプション、ウィンドウフレームオプション、およびアイコンオプションのさまざまな組み合わせが提供されています。さまざまなオプションの組み合わせでカスタムテーマを作成できます。

  1. [コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][テーマ]をクリックします。

  2. リストからテーマを選択し、[Theme Details]をクリックします。

  3. コントロールタブページのリストから、カスタムテーマで使用するコントロールオプションを選択します。

  4. [Window Border]タブをクリックして、カスタムテーマに使用するウィンドウフレームオプションを選択します。

  5. [アイコン]タブをクリックして、カスタムテーマに使用するアイコンオプションを選択します。

  6. [閉じる]>[Save Theme]の順にクリックします。

    [Save Theme to Disk]ダイアログが表示されます。

  7. ダイアログに名前とカスタムネームの短い説明を入力して、[保存]をクリックします。

    カスタムテーマが、利用可能なテーマのリストに表示されます。

2.2.4.2. 新しいテーマのインストール

利用可能なテーマのリストにテーマを追加できます。新しいテーマは、圧縮されたアーカイブファイル(.tar.gzファイル)でなければなりません。

  1. [コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][テーマ]をクリックします。

  2. [Install Theme]をクリックします。

  3. テーマのアーカイブファイルの場所を[場所]フィールドで指定して、[OK]をクリックします。

    [参照]をクリックしてファイルを参照することもできます。

  4. [インストール]をクリックして、新しいテーマをインストールします。

2.2.4.3. 新しいテーマオプションのインストール

新しいコントロールオプション、ウィンドウフレームオプション、またはアイコンオプションをインストールできます。インターネットにはさまざまなコントロールオプションがあります。

  1. [コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][テーマ]をクリックします。

  2. [Theme Details]をクリックし、インストールするテーマのタイプのタブをクリックします。

    たとえば、アイコンオプションをインストールするには、[アイコン]タブをクリックします。

  3. [Install Theme]をクリックします。

  4. テーマのアーカイブファイルの場所を[場所]フィールドで指定して、[OK]をクリックします。

  5. [インストール]をクリックして、新しいテーマオプションをインストールします。

2.2.4.4. テーマオプションの削除

コントロールオプション、ウィンドウフレームオプション、またはアイコンオプションを削除できます。

  1. [コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][テーマ]をクリックします。

  2. [Theme Details]をクリックし、削除するオプションのタイプのタブをクリックします。

  3. [Go To Theme Folder]をクリックします。

    デフォルトのオプションフォルダの上に、ファイルマネージャウィンドウが開きます。

  4. ファイルマネージャウィンドウを使用して、オプションを削除します。

2.2.5. ウィンドウの動作のカスタマイズ

ウィンドウの環境設定ツールを使用して、デスクトップのウィンドウの動作をカスタマイズします。マウスポインタを置いたときや、タイトルバーをダブルクリックしたときのウィンドウの反応を決定したり、アプリケーションウィンドウを移動させるときに保持するキーを定義できます。

ウィンドウの動作をカスタマイズするには、[コンピュータ][コントロールセンター][ルックアンドフィール][ウィンドウ]をクリックします。

図 2.13. ウィンドウの環境設定ダイアログ

ウィンドウの環境設定ダイアログ

複数のアプリケーションウィンドウがデスクトップにある場合、デフォルトで最後にクリックしたウィンドウがアクティブになっています。[Select Windows When the Mouse Moves over Them]を有効にして、この動作を変更します。[Raise Selected Window after an Interval]を有効にして、スライダで待ち時間を調整します。この設定で、選択したウィンドウはすぐ上になります。

アプリケーションウィンドウは、タイトルバーをダブルクリックすると巻き上がり、タイトルバーだけが表示されます。この設定でデスクトップのスペースが節約できます。これはデフォルトの動作です。タイトルバーをダブルクリックしたときに、ウィンドウを最大化する設定も可能です。

ラジオボタンを使用して、ウィンドウの移動に使用するモディファイアキーを選択します([Ctrl]、[Alt]、[Hyper]、または[Windows]キー)。


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