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概要
インストールに使用されるセットアップツールのYaSTは、SUSE Linuxの設定ツールでもあります。この章では、YaSTを使用してシステムを設定する方法について説明します。この章で説明する内容には、ハードウェア、グラフィカルユーザインタフェース、インターネットアクセス、セキュリティ設定、ユーザー管理、ソフトウェアのインストール、システムの更新、およびシステム情報のほとんどが含まれます。YaSTではグラフィカルモードおよびテキストモードの両方が利用可能で、両者は同様の機能を提供します。
さまざまなYaSTモジュールを使用して、YaSTでシステムを設定します。ハードウェアプラットフォームおよびインストール済みのソフトウェアに応じて、YaSTがインストールされたシステムへのアクセス方法は異なります。
KDEまたはGNOME内で、SUSEメニュー(+)からYaSTコントロールセンターを開始します。個々のYaST設定モジュールはまた、KDEコントロールセンター内で統合されています。YaSTがシステムファイルを変更するには、システム管理者の権限が必要なので、YaSTの開始前に、rootのパスワードを入力するように要求されます。
コマンドラインからYaSTを起動するには、コマンド「su」(rootユーザに変更するため)と入力してから、「yast2」と入力します。テキストバージョンを起動するには、「yast2」ではなく、「yast」と入力します。また、「yast」コマンドを使用すると、仮想コンソールの1つからプログラムを起動することもできます。
独自のディスプレイデバイスをサポートしないハードウェアプラットフォームの場合、または他のホストをリモート管理する場合は、YaSTをリモートで実行します。最初に、YaSTを表示するホスト上のコンソールを開き、「ssh -X root@<system-to-configure>」コマンドを入力してrootを設定するためにシステムにログインし、Xサーバ出力を自分の端末にリダイレクトします。SSHログインが成功したら「yast2」と入力して、グラフィカルモードでYaSTを起動します。
他のシステム上で、YaSTをテキストモードで起動するには、ssh root@<system-to-configure>コマンドを使用して接続を開きます。その後、yastを使用してYaSTを起動します。
時間節約のため、個別のYaSTモジュールを直接起動できます。モジュールを起動するには、「yast2 module_name」と入力します。「yast2 -l」または「yast2 --list」と入力して、システムで使用可能になっているすべてのモジュールのリストを表示します。たとえば、「yast2 lan」と入力して、ネットワークモジュールを起動します。
YaSTが使用する言語を変更するには、YaSTコントロールセンターの中で、+の順に選択します。言語を選択した後、YaSTコントロールセンターを終了し、システムからログアウトしてから再度ログインします。次回YaSTを起動したときから、新しい言語設定が使用されます。これにより、システム全体の言語も変更されます。
異なる言語で作業をする必要があるが、システム言語の設定を変更したくない場合は、LANG変数を一時的に変更できます。そうするには、LANGを使用したい言語とともにエクスポートします。たとえば、英語の場合は次のコマンドを入力します。
export LANG="en_US"; yast2
このコマンドにより、LANG設定が現在のセッション内でのみ変更されます。他のユーザの言語設定およびターミナルウィンドウなどの他のセッション用の言語設定は変更されません。