概要
OpenOffice.orgは機能が豊富なLinuxオフィススイートで、テキスト文書の作成、表計算ドキュメントの使用、図形やプレゼンテーションの作成など、あらゆる種類のオフィスタスクに対応するツールを備えています。OpenOffice.orgでは、異なるコンピューティングプラットフォーム間で、同じデータを共用します。また、必要であれば、Microsoft Office形式でファイルを開いて編集し、この形式に戻して保存することもできます。ここでは、OpenOffice.orgを初めて使用するユーザに必要な基本的な事項について説明します。このアプリケーションは、SUSEメニューまたはoofficeコマンドを使用して起動します。
OpenOffice.orgは、互いに連携する複数のプログラムモジュールで構成されています。モジュールの一覧は、表 1.1. 「OpenOffice.orgアプリケーションモジュール」 (↑アプリケーション)にあります。この章では、Writerに焦点を合わせて説明します。各モジュールの詳細については、1.6項 「関連資料」 (↑アプリケーション)で説明するオンラインヘルプを参照してください。
表 1.1 OpenOffice.orgアプリケーションモジュール
Writer | 強力なワードプロセッサアプリケーション |
Calc | グラフ作成機能を持つ表計算アプリケーション |
Draw | ベクタ図形を作成するための描画アプリケーション |
Math | 数式生成アプリケーション |
Impress | プレゼンテーション作成アプリケーション |
Base | データベースアプリケーション |
アプリケーションの外観は、使用しているデスクトップやウィンドウマネージャによって異なります。さらに、使用しているデスクトップのオープンと保存のダイアログ形式が使用されます。外観に関係なく、基本的なレイアウトと機能は同じです。
OpenOffice.orgは、Microsoft Office文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、およびデータベースと連携して使用できます。これらは他のファイルと同様にシームレスに開いて、同じ形式で保存できます。Microsoftの形式は非公開で、詳しい仕様は他のアプリケーションで利用できないので、書式の問題が発生することがあります。文書の問題が発生した場合は、元のアプリケーションで開き、テキスト文書の場合はRTF、スプレッドシートの場合はCSVなどのオープン形式で再び保存してみます。
アプリケーションを初めて切り替える場合など、多くの文書を変換する場合は、++の順に選択します。変換前のファイル形式を選択します。StarOfficeとMicrosoft Officeの複数の形式が用意されています。形式を選択したらをクリックし、OpenOffice.orgによって変換するテンプレートおよび文書の場所と、変換済みファイルの保存場所を指定します。次に進む前に、すべての設定が正しいことを確認します。をクリックして、実行するアクションの要約を確認します。設定がすべて正しいかをもう一度確認します。最後に、をクリックして変換を開始します。
他のアプリケーションと文書を共有する場合は、いくつかの方法があります。受信側が文書を読み出すだけの場合は、+の順に選択してPDFファイルにエクスポートします。PDFファイルは、Adobe Acrobat Readerなどのビューアを使用して任意のプラットフォームで参照できます。文書を編集するために共有する場合は、標準的な文書形式を使用します。デフォルトの形式はOASISの標準XML形式に準拠しています。この形式では、多くのアプリケーション間で互換性が確保されます。TXTとRTF形式は書式設定に制限がありますが、テキスト文書には良い選択肢です。CSVは、スプレッドシートに有効です。OpenOffice.orgでは、受信側が希望する形式、特にMicrosoft形式で提供できる場合があります。
OpenOffice.orgは、多くのオペレーティングシステムで使用できます。このため、OpenOffice.orgはユーザのグループが頻繁にファイルを共有する必要があり各自のコンピュータのシステムが異なる場合、有効なツールになります。