ブートの問題とは、システムが適切に起動しないような場合を指します(つまり、意図したランレベルおよびログイン画面まで起動しない場合)。
ハードウェアが問題なく機能している場合、ブートローダが壊れてしまってLinuxがコンピュータ上で起動できない可能性があります。このような場合、ブートローダを再インストールする必要があります。
ブートローダを再インストールするには、以下の手順に従います。
インストールメディアをドライブに挿入します。
コンピュータを再起動します。
ブートメニューから[]を選択します。
最初のインストール画面で、[]を選択し、インストールモードを[]に設定します。
YaSTシステム修復モジュールの中で、[]を選択し、[]を選択します。
元の設定を復元し、ブートローダを再インストールします。
YaSTシステム修復を修復し、システムを再起動します。
コンピュータが起動しない理由は他にBIOS関連のものが考えられます。
コンピュータは起動するものの、グラフィカルログインマネージャが起動しない場合は、デフォルトのランレベルの選択、あるいはX Window Systemの設定のいずれかに問題があると考えられます。
ランレベルの設定を確認するには、rootユーザでログインし、コンピュータがランレベル5(グラフィカルデスクトップ)に起動する設定になっているか確認します。この確認を手軽にする方法は、/etc/inittabの内容を以下のように調べることです。
nld-machine:~ # grep "id:" /etc/inittab id:5:initdefault: nld-machine:~ #
返された行は、コンピュータのデフォルトランレベル(initdefault)が5に設定されており、グラフィカルデスクトップに起動するはずであることを示しています。ランレベルが5以外の数に設定されていた場合は、YaSTのランレベルエディタモジュールを使用して、5に設定します。
![]() | 重要項目 |
|---|---|
ランレベル設定を手動では編集しないでください。そうしないと、SuSEconfig (YaSTによって実行される)が次回起動した際に、変更を上書きしてしまいます。手動で変更が必要な場合、将来のSuSEconfigによる変更を、 | |
ランレベルが5に設定されると、デスクトップやX Windowsソフトウェアが壊れてしまう問題が起こる可能性があります。/var/log/Xorg.*.logのログファイルから、Xサーバが開始する際にログされる詳細メッセージを調べます。開始中にデスクトップが失敗する場合、エラーメッセージが/var/log/messagesに書き込まれる可能性があります。これらのエラーメッセージがXサーバの設定の問題を示唆している場合は、これを直すようにしてください。それでもグラフィカルシステムが起動しない場合は、グラフィカルデスクトップを再インストールすることを考えてください。Xサーバの設定の詳細については、章 35. X Windowシステム (↑リファレンス)を参照してください。
簡単なテスト: startxコマンドは、ユーザが現在コンソールにログインしている場合、X Window Systemを設定されたデフォルトで開始するように強制します。これがうまくいかない場合は、コンソールにエラーがログされるはずです。X Window system設定の詳細については、章 35. X Windowシステム (↑リファレンス)を参照してください。