7.2. マルチメディアプレーヤー

7.2.1. amaroK

amaroKメディアプレーヤーはさまざまなオーディオ形式に対応し、インターネットラジオ局のストリーミングオーディオ放送を再生できます。amaroKはバックエンドとして動作するサウンドサーバがサポートするファイルタイプを処理できます(現在はaRtsまたはGStreamer)。

amaroKは最初に、amaroKをセットアップするための[初回起動ウィザード]を起動します。このステップで、amaroKのルックアンドフィールを設定できます。プレーヤーとプレイリストを個別のウィンドウに表示するか(図 7.4. 「amaroKメディアプレーヤー」を参照)、1つのウィンドウに統合するかを選択します。2番目のステップでは、amaroKが音楽コレクションを探す場所を指定します。amaroKは、指定されたフォルダをスキャンして再生可能なメディアを探します。デフォルトでは、amaroKは選択されているフォルダを再帰的に(すべてのサブディレクトリを含めて)スキャンし、ディレクトリの内容の変化を監視し、そこに含まれるすべてのプレイリストをインポートするように設定されます。ウィザードで指定したすべての設定は、[ツール]+[初回起動ウィザード]を使用して後で再びウィザードを起動して変更できます。

図 7.4. amaroKメディアプレーヤー

amaroKメディアプレーヤー

7.2.1.1. プレイリストの管理

amaroKは起動時にウィザードで指定した設定に基づいて、ファイルシステムのマルチメディアファイルをスキャンします。プレイリストウィンドウの右側には、見つかったプレイリストが表示されます。曲タイトルは、好みの順番で並べることができます。プレイリストが見つからない場合は作成されます。これには、ウィンドウの左側のサイドバーを使用するのが最適です。一番左に、さまざまなビューを開くためのいくつかのタブがあります。これらの各ビューから、個々のタイトルまたはディレクトリ全体をドラッグし、プレイリストにドロップして、プレイリストに追加します。次に、各タブの機能について説明します。

[関連情報]

このタブには、各自のコレクションおよび現在のアーティストに関する情報が表示されます。たとえば、好きな曲に関する情報、コレクションに追加された新しい曲などの詳細を表示できます。[Home (ホーム)]ビューには、各自のリスニング傾向、お気に入りリスト、最新リスト、および再生頻度が最も少ないトラックの統計情報が表示されます。[現在のトラック]には、再生中のトラックに関するアルバムカバー(項7.2.1.2. 「カバーマネージャ」を参照)、このトラックのリスニング統計情報などのデータが表示されます。トラックの歌詞が必要な場合は、[Lyrics]タブを使用して表示します。

[Collection Browser (コレクションブラウザ)]

このタブは、曲タイトルの個人コレクションを管理し、表示するために使用します。このビューには、さまざまな場所からのファイルを含めることができます。ツールバーのレンチのアイコンによって、音楽ファイルをスキャンする場所を指定できます。ディレクトリを選択すると、スキャンは自動的に始まります。スキャン結果はツリー構造で表示されます。[第 1 階層]と[第 2 階層]を使用して、[アルバム]、[アーティスト]、[ジャンル]、[]の各基準に従って、ツリーの最初と2番目のブランチを整理します。ツリービューが完成したら、入力フィールドにタイトルを入力することにより、タイトルを検索できます。o入力を始めると自動的に、ツリービュー内の最初に一致するエントリに移動します。コレクションデータを更新するには、[ツール]+[コレクションを再スキャン]の順に使用してファイルシステムの再スキャンを開始します。

[Playlist Browser (プレイリストブラウザ)]

プレイリストブラウザは、2つの部分に分かれています。上部のリストには、プレイリストウィンドウにトラックをドラッグして[プレイリストに名前をつけて保存]をクリックして作成したすべてのカスタムプレイリストが表示されます。プレイリストの内容を表示するには、プレイリストの名前の横の[+]をクリックします。プレイリストを変更するには、ドラッグアンドドロップ操作を使用します。プレイリストをロードするには、目的のプレイリストをダブルクリックします。

[Important]他のプレーヤーとのプレイリストの共有

プレイリストは、同じ形式を使用する他のプレーヤーと共有できるように、m3uまたはpls形式で保存してください。

amaroKでは、便利なプレイリスト(「Smart Playlists (スマートプレイリスト)」)を編成できます。プレイリストブラウザの下のリストを使用してスマートプレイリストを選択するか、[スマートプレイリスト作成]をクリックしてカスタムスマートプレイリストを定義します。名前、検索条件、順序、および、必要に応じてトラック数の上限を入力します。

[ファイル]

このタブはファイルブラウザを開きます。これは、ファイルシステムを操作する通常のコントロールを含む、標準のKDEファイル選択ダイアログに対応しています。テキスト入力フィールドに、URLまたはディレクトリを直接入力します。表示されたコンテンツから要素をプレイリストにドラッグして、プレイリストに追加します。特定のファイル内で、あるファイルを再帰検索することもできます。ファイルを検索するには、タイトルのテキスト文字列を入力し、検索を開始する場所を指定します。次に、[検索]を選択します。検索結果は、ウィンドウの下側に表示されます。

7.2.1.2. カバーマネージャ

amaroKでは、カバーマネージャを使用して再生するアルバムの音楽とイメージデータを照合できます。 [カバーマネージャ]は、[ツール]+[カバーマネージャ]の順に選択して起動します。ウィンドウの左側のツリービューには、コレクションのすべてのアルバムが表示されます。Amazonから取得されるカバーは、ウィンドウの右側に表示されます。[表示]を使用して、カバーリストビューに表示する内容を選択します。[全てのアルバム]を選択すると、カバーイメージがあるかどうかに関係なく、コレクションのすべてのアルバムが表示されます。[カバー取得済みアルバム]を選択するとカバーがあるアルバムのみが表示され、[カバー未取得アルバム]を選択するとカバーがないアルバムが表示されます。カバーデータを取得するには、[Amazonのロケール]を選択し、[未取得のカバーを取得]を選択します。 amaroKは、コレクションに含まれるすべてのアルバムのカバーを取得しようとします。

7.2.1.3. 効果

イコライザ、ステレオバランス、ホール効果など、音響効果を有効にし、設定するダイアログを開くには、プレーヤーウィンドウで[FX]ボタンを選択するか、amaroKのアプリケーションメニューを使用します。希望する効果を選択し、可能であれば、各効果の設定を調整します。

7.2.1.4. 視覚化

amaroKには、再生されている音楽に対するグラフィカル効果を表示するいくつかの視覚化機能が含まれています。プレーヤーウィンドウには、amaroK自体に含まれている視覚化機能が表示されます。アニメーションをクリックすると、表示モードを切り替えることができます。

前述の視覚化機能に加え、amaroKではXMMSメディアプレーヤーの視覚化プラグインもサポートされています。これらのプラグインを使用するには、xmms-pluginsパッケージをインストールし、その後にamaroKメニューの[ビジュアライゼーション]を選択します。使用可能なプラグインをリストするウィンドウが開きます。XMMSプラグインは常に別のウィンドウに表示されます。場合によっては、フルスクリーンモードで表示するためのオプションが表示されることもあります。プラグインによっては、アクセラレイティッドグラフィックスカードを使用していない限り、スムーズな視覚効果が得られないこともあります。

7.2.2. XMMS

XMMSもまた、多様なオーディオサポート機能を提供するフル機能のメディアプレーヤーです。XMMSでの音楽の再生時には、音の途切れはほとんど発生しません。このアプリケーションの使用方法は簡単です。メニューを表示するボタンがプログラムウィンドウの左上隅にあります。GNOMEのルックアンドフィールを希望するユーザのために、XMMSのGTK2バージョンである、Beep Media Playerもあります。bmpパッケージをインストールしてください。ただし、XMMSのこのバージョンでは、サポートされていないXMMSプラグインもあります。

図 7.5. XMMSおよびそのEqualizer、OpenGL Spectrum Analyze、Infinityの各プラグイン

XMMSおよびそのEqualizer、OpenGL Spectrum Analyze、Infinityの各プラグイン

[オプション]+[設定]+[オーディオ入出力プラグイン]で、出力プラグインモジュールを選択します。xmms-kdeパッケージがインストールされている場合、aRtsサウンドサーバをここで設定できます。

[Important]Disk Writerプラグインの使用

XMMSは、設定されているサウンドカードが見つからない場合、その出力を自動的に[Disk Writer Plugin (Disk Writerプラグイン)]にリダイレクトします。この場合、再生したファイルは、WAVファイルとしてハードディスクに保存されます。時間表示は、出力をサウンドカードを使用して再生するより速くなります。

[オプション]+[設定]+[視覚化プラグイン]の順に使用して、各種の視覚化プラグインを起動します。3Dアクセレーション機能があるグラフィックカードの場合、OpenGLスペクトルアナライザなどのアプリケーションを選択します。xmms-pluginsパッケージがインストールされている場合、Infinityプラグインを試してみます。

メニューボタンの下には5つのボタンがあり、異なる文字(O、A、I、D、U)が付いています。この5つのボタンによって、追加メニュー、ダイアログ、および設定にすばやくアクセスできます。[PL]を使用してプレイリストを開き、[EQ]を使用してイコライザを開きます。