プリンタは、システムにローカルに、またはネットワーク経由で接続できます。 どちらの種類の設定も、最初はYaSTによって行われます。 プリンタ設定の詳細については、「リファレンス」マニュアルのプリンタの章を参照してください。接続が確立されるとすぐに、プリンタを使用できます。どちらのデスクトップにも、選択したプリンタのキューに投入されている印刷ジョブを監視および編集できるアプリケーションが用意されています。
OpenOffice.orgのドキュメントやGIMPの画像を印刷するときのように、プリントジョブをプリンタに送信すると、プリントジョブはプリントスプールキューに追加されます。 プリントスプールキューは、プリンタに送られたプリントジョブのリストで、ジョブのステータス、ジョブの送信者のユーザ名、プリントジョブの名前、ジョブ番号などの、プリントジョブごとの情報も含まれています。
GNOMEでプリントジョブを管理するには、コマンドラインでgnome-cups-managerと入力するか、+++の順に選択して、Cups Manageを起動します。ウィンドウが開き、システムに接続されているプリンタが表示されます。 監視するプリンタを表すアイコンをダブルクリックします。 ウィンドウが開いて、プリントジョブのリストが表示されます。図 4.3. 「GNOME Cups Managerによる印刷ジョブの管理」を参照してください。
ジョブウィンドウのメニューバーには、[]と[]という2つのメニューがあります。 []メニューでは、現在のプリントジョブの一時停止、テストページの印刷、または印刷プロパティ(用紙サイズと向き、印刷モード、解像度など)の変更を行います。[]メニューでは、まだ印刷していない選択したジョブの一時停止、再開、または削除を行うことができます。
KDEでは、印刷ジョブを制御するために、2つの異なるアプリケーションを使用します。KPrinterで印刷ジョブを起動して設定し、KJobViewerで印刷ジョブの処理を制御します。
コマンドラインからコマンドkprinterでKPrinterを起動します。小さいウィンドウが開かれ、そこでプリンタの選択および印刷ジョブの[](ページの向き、シートあたりのページ数、両面印刷など)の編集を行います。印刷するファイル、コピー部数、その他の各種オプションを指定するには、左下の[]をクリックします。 ウィンドウが展開され、[]、[]、[]、[]の4つのタブが表示されます。図 4.4. 「KPrinterで印刷ジョブを開始する」を参照してください。
最初のタブの[]では、印刷するファイルを指定します。デスクトップからファイルをドラッグしてリストウィンドウにドロップするか、またはファイルダイアログを使用してファイルを検索します。[]では、ページ選択(選択したドキュメントすべてのページ、現在のページ、または指定範囲)とコピー部数を指定します。また、選択したドキュメントの偶数または奇数のページだけを印刷することもできます。[]を選択して、印刷ジョブの追加情報を指定します。必要に応じて[]を入力するか、またはページの上部と下部のカスタムページラベルを設定します。[]を、ここで設定することもできます。4番目のタブの[]は、ほとんど必要ありません。印刷ジョブを送信したら、KJobViewerを使用してジョブの進行状況を監視できます。
![]() | KDEアプリケーションからの印刷 |
|---|---|
KDEアプリケーションから印刷すると必ずKPrinterダイアログが表示されます。 このダイアログは、[]タブがないことを除けば、先ほどのダイアログと基本的に同じです。このタブが不要なのは、[]ボタンをクリックしたときに印刷するファイルがすでに指定されているためです。 | |
KJobViewerは、メインメニューから、またはコマンドラインでコマンドkjobviewerを入力して起動します。図 4.5. 「KJobViewerによる印刷ジョブの管理」に示すようなウィンドウが開かれ、使用しているプリンタのキューに投入されたすべての印刷ジョブが一覧表示されます。印刷ジョブがアクティブでなければ、そのジョブを編集できます。ジョブを編集するには、[]メニューのエントリを使用します。
たとえば、プリンタに送信したのが正しい文書だったかを確認する場合は、ジョブを停止して、印刷すると決定してから再開することができます。自分の印刷ジョブは、[]を選択してキューから削除できます。プリンタを変更するには、[]をクリックしてから別のプリンタを選択します。
[]を選択すると、文書が再度印刷されます。この操作を行うには、+を選択し、目的のドキュメントを選択して、+をクリックします。+をクリックすると、ジョブの技術的な詳細が表示されます。文書の緊急度に応じ、+と+を使用して優先度を設定します。
[]を選択すると、複数のプリンタや完了ジョブが切り替えられます。また[]を選択して、自分の印刷ジョブだけが表示されるように設定できます。現在のユーザは、右上のフィールドに表示されます。
+を選択すると、設定ダイアログが表示されます。このダイアログでは、表示する印刷ジョブの最大数を設定します。フィールドに数値を入力するか、スライダを右に移動して値を決定します。[]をクリックして設定を保存するか、[]をクリックして保存せずにダイアログを終了します。
ツールバーのアイコンは、メニューからアクセスできる機能に対応します。いずれかのアイコンにマウスポインタを合わせると、機能を説明するヘルプテキストが表示されます。
ジョブリストには、8つの列があります。ジョブIDは、印刷システムによって自動的に割り当てられ、ジョブを識別します。次の列には、ジョブを送信したユーザのログイン情報が入り、次に文書のファイル名が入ります。ステータス列は、ジョブがまだキューにあるか、現在印刷中なのか、またはすでに完了したのかを示します。次に、文書のサイズがキロバイト単位とページ単位とで表示されます。デフォルトの優先度は50ですが、必要に応じて変更できます。課金情報は、コストセンタや他の企業固有の情報であることがあります。リストでジョブを右クリックすると、マウスポインタの下で[]メニューが表示され、アクションを選択できるようになります。完了したジョブに対してできる機能はほんの少しです。[]を有効にすると、次回のログイン時にKJobViewerが自動的に表示されます。