GNOMEとKDEのどちらも、ネットワーク環境で機能アプリケーションやモバイルコンピュータを使用するためのアプリケーションをいくつか提供します。 スクリプトを手動で実行するよりも、小さいアイコンをクリックしてネットワークに対して接続または切断する方がはるかに便利で簡単です。小さいアイコンを介してモバイルコンピュータの電源の状態を監視する方が、わかりにくいシステムメッセージを監視するより簡単です。以降のセクションでは、このような小規模なヘルパーをいくつか紹介しますが、多くはデスクトップ環境で提供されます。
ネットワーク接続(ワイヤレスネットワーク接続も含む)は、デスクトップパネルにシームレスに統合されている小規模なアプリケーションで容易に設定および監視できます。 KInternetを使用すれば、KDEデスクトップのあらゆる種類のネットワーク接続を設定および監視できます。 Netappletは、GNOMEデスクトップ環境で同じ役割を果たします。
ネットワークデバイスが正しく設定されたら、KInternetでインターネットダイヤルアップを制御します。KDEは、起動時にKInternetをロードします。このプログラムは、インターネット接続が確立されているかを確認します。可能であれば、KDEパネルの右側に、プラグの形のアプリケーションアイコンが自動的に表示されます。ネットワーク接続の状態に応じて、パネルアイコンは次のようなになります。
現在、インターネットに接続されていません。
接続が確立または切断されました。
接続が確立されました。
データがインターネットとの間で伝送されています。
エラーが発生しました。接続がYaSTを使用してすでに設定されている場合は、[]を選択してエラーの理由を確認します。メニューには、KInternetアイコンを右クリックしてアクセスできます。
接続がまだ有効ではありませんが、要求を行えばすぐ確立されます。
KInternetパネルアイコンを右クリックして、その設定メニューにアクセスします。 +の順に選択すると、YaSTの設定ダイアログが表示されます。 rootパスワードを入力すると、YaSTが起動します。アクセスタイプに応じて、モデム、ISDN、ネットワーク、またはDSLのいずれかの設定が起動します。
ISDN接続を利用しており、YaSTで[]を選択した場合は、[]を選択すれば、2番目のISDNチャネルを既存の接続に追加できます。これによって、(価格も高くなりますが)転送速度が倍になります。チャネル構築は、大きなファイルをダウンロードする必要がある場合に有効にします。チャネル構築が有効な場合、KInternetアイコンの左上にある赤のプラス記号でそれが示されます。
コンピュータに複数のネットワークデバイスが搭載されており、そのすべてをYaSTで設定した場合は、KInternetオプション[]を選択して、こうしたインタフェースを切り替えることができます。この操作を行うには、適切なYaSTネットワークダイアログで、[]デバイスの起動が選択されている必要があります。 同様にプロバイダが複数ある場合は、KInternetの[]スイッチを使用してプロバイダを選択します。 プロバイダは、YaSTでも設定できます。
インターネット接続を自動的に確立したい場合は、ダイヤルオンデマンド(DoD)を使用できます。このモードを選択すると、要求を送信するとすぐ、KInternetが自動的にインターネットサービスプロバイダ(ISP)に接続します。一定のタイムアウト時間を経過すると、接続が終了します。DoD接続が行われていることは、KInternetアイコンの右下の青いDで示されます。
![]() | 原価管理 |
|---|---|
定額のインターネットアカウントを持っている場合にしかDoDは意味がないことに注意してください。それ以外の場合は、接続や切断を繰り返すと、非常にコストがかかることがあります。 | |
インターネットへの接続としてワイヤレスネットワークカードを使用する場合は、それを設定して、「リファレンス」マニュアルで説明しているようにYaSTを使用してネットワークカードを設定し、YaSTでのデバイスの起動を確実に[]に設定します。インタフェースが設定されるとすぐに、通常のネットワークインタフェースの場合とまったく同様に、KInternetを使用してワイヤレスネットワーク接続を制御できます。
KInternetのWLAN機能にアクセスするには、アイコンを右クリックしてメニューを開きます。 []を選択すると、2つのタブを表示したウィンドウが開かれます。最初に、接続できる適切なワイヤレスネットワークをスキャンします。[]タブ(図 4.6. 「KInternet: ワイヤレスネットワークの検索」を参照)を選択します。
[]でスキャンを開始します。KInternetで継続的にネットワーク環境をスキャンする場合は、[]も選択します。検出された接続ごとの音響フィードバックは、[]を介して有効にすることができます。検出された接続はすべてリストウィンドウに表示されます。表示された接続のいずれかを選択し、[]をクリックすると、選択したネットワークに接続されます。 選択したネットワークに接続するためにさらに設定作業を行う必要がある場合は、[]をクリックして、ワイヤレスネットワークデバイス用のYaSTネットワークモジュールを起動します。
[]タブでは、現在のワイヤレス接続の状態を監視できます。このタブの左側のビューには、ネットワークアドレスおよびESSIDに関するすべての接続パラメータ、信号品質、信号と雑音レベル、チャネル周波数と速度、および暗号化パラメータ(暗号化タイプ、キーの長さなど)の要約が表示されます。ツリー構造のこうしたパラメータを選択し、ウィンドウの右側の部分に表示される詳細を確認します。
Netappletを使えば、ワイヤレス接続を含め、お使いのコンピュータで利用可能なネットワーク接続を容易に監視して、切り替えることができます。 いったんYaSTでネットワークインタフェースの設定を終えれば、Netappletでインターネット接続を制御できます。
パネルのアイコンをクリックすると表示される、通常のNetappletメニューには、以下の項目があります。
マシンのハードウェア設定に応じて、ダイアルアップ、ワイヤレス、イーサネットなど、可能なすべてのネットワークインタフェースが表示されます。
マシンが現在ワイヤレスネットワーキングを使用するように設定されている場合には、このエリアにはYaSTで設定されたESSIDが表示されます。 []をクリックすれば、一時的に別のESSIDを設定できます。これは、ラップトップマシンを複数の環境で使用する場合に役立ちます。 この一時的な設定は、コンピュータを再起動すると、YaSTのデフォルト設定で上書きされます。
このオプションは、現在選択している接続のパラメータを表示します(IPアドレス、ルーティング情報など)。
このオプションは、YaSTネットワークモジュールで追加のネットワークハードウェアを設定する場合に使います。
Netappletが必要なくなった場合、またはネットワーク接続の制御に使用しない場合には、アプレットをパネルから削除してください。
モバイルコンピュータでの作業では、ネットワークやシステム環境の変化に対応するために、非常に大きな柔軟性が必要になります。 SUSE Linuxには、GNOMEのバッテリ充電モニタ、KPowersave、Profile Chooserなどの小さなヘルパアプリケーションがあります。これらは、コンピュータの電源管理スキーマやシステム設定を調整するのに役立ちます。
![]() | モバイルコンピューティングの詳細 |
|---|---|
SUSE Linuxでのモバイルコンピューティングの詳細については、「リファレンス」を参照してください。紹介されている関係するソフトウェアコンポーネントを理解し、最大限の柔軟性を求めてモバイルデバイスを設定する方法を学習してください。 | |
バッテリを正しく機能させるには、オペレーティングシステムによるシステムリソースの非常に洗練された処理が必要です。モバイルハードウェアは、CPUおよびその他のコンポーネントによって電力消費を柔軟に管理できるように最適化されています。 SUSE Linuxシステムの稼働環境に応じて、GNOME Battery Charge MonitorまたはKDE KPowersaveを使用し、での電源管理を容易に調整できます。
Battery Charge Monitorを使用すれば、マシンをハイバネート状態([])にすることができます。この状態では、シャットダウンの前にシステム全体の状態がディスクに書き込まれます。マシンを再度アクティブにすると、ハイバネート状態は回復されます。 電源管理は、[]で設定します。の電源管理モジュールを起動すれば、電源管理のすべての設定値を一元的に設定できます。
KPowersaveを使用れば、YaSTの電源管理モジュールを起動して、ディスクへのサスペンドとRAMへのサスペンドの両方を実行できます(YaSTで適切に設定されている場合)。CPU周波数ポリシーを変更してもかまいません。たとえば、システムがアイドル状態のときにCPU周波数を低下させ、CPUパワーが必要なときに周波数を動的に調整(CPU周波数ポリシーを[]に設定)できます。また、電力を節約するために低いCPU周波数を永続的に維持([]を選択)したり、最大のCPUパフォーマンスが得られるように高いCPU周波数を永続的に維持([]を選択)することもできます。[]を選択して、アクティブな電源管理スキームを変更する場合は、システムのすべてのコンポーネントが省電力化の対象に含まれます。電源管理スキームには、CPU周波数調節、スロットル、ハードディスク制御、システムの冷却などの設定があります。GNOME環境でこのプログラムを起動するには、[]端末でkpowersaveを入力します。
モバイルコンピューティングに使用する場合、ご使用のシステムを操作環境の変化に順応させる必要があります。環境とそこに存在するクライアントに応じて、多くのサービスを再設定する必要があります。システム設定プロファイル管理(SCPM)フレームワークを利用して、マシンが使用されるあらゆる環境向けのさまざまな設定プロファイルを作成します。アクティブなプロファイルを変更するには、Profile Chooserを使用します。SCPM設定を変更するには、[]を選択し、求めに応じてrootパスワードを入力します。KDEでメインメニューを使用してProfile Chooserを起動します。GNOMEでは、[]端末でprofile_chooserを入力します。