29.6. ブートCDの作成

ブートマネージャを使用してシステムをブートできない場合、またはハードディスクやフロッピーディスクのMBRにブートマネージャをインストールできない場合は、Linuxに必要なすべての起動ファイルを使用してブート可能CDを作成することもできます。そのためには、システムにCDライタがインストールされている必要があります。

GRUBでは、stage2_eltoritoという特殊形式のstage2とカスタマイズされたmenu.lst (オプション)を使用するだけで、ブート可能CD-ROMを作成することができます。従来のファイルstage1およびstage2は不要です。

cd /tmpおよびmkdir isoなどを使用して、ISOイメージの作成場所となるディレクトリを作成します。また、mkdir -p iso/boot/grubでGRUBのサブディレクトリも作成します。ファイルstage2_eltoritoをディレクトリgrubにコピーします。

cp /usr/lib/grub/stage2_eltorito iso/boot/grub
 

また、カーネル(/boot/vmlinuz)、initrd (/boot/initrd)、およびファイル/boot/messageiso/boot/にコピーします。

cp /boot/vmlinuz iso/boot/
cp /boot/initrd iso/boot/
cp /boot/message iso/boot/

これらをGRUBで使用できるように、ファイルmenu.lstiso/boot/grubにコピーし、CD-ROMデバイスを指すようにパスエントリを調整します。そのためには、パス名に(hd*)形式で表示されるハードディスクのデバイス名を、CD-ROMドライブのデバイス名(cd)で置き換えます。

gfxmenu (cd)/boot/message
timeout 8
default 0

title Linux 
	kernel (cd)/boot/vmlinuz root=/dev/hda5 vga=794 resume=/dev/hda1
splash=verbose showopts 
	initrd (cd)/boot/initrd

最後に、次のコマンドでISOイメージを作成します。

mkisofs -R -b boot/grub/stage2_eltorito -no-emul-boot \
-boot-load-size 4 -boot-info-table -o grub.iso iso

次に、好みのユーティリティを使用して、生成されたファイルgrub.isoをCDに書き込みます。