6.5. テキストとファイルの暗号化

KGpgを使用して、テキスト、またはクリップボードの内容を暗号化することもできます。錠前のアイコンをクリックすると、[クリップボードを暗号化]および[クリップボードを復号化]の各オプションや、内蔵エディタを開くためのオプションが表示されます。

6.5.1. クリップボードの暗号化と復号化

クリップボードへコピーしたファイルは、数回のクリックで簡単に暗号化できます。[KGpg]アイコンをクリックすると、メニューが表示されます。このメニューから、[クリップボードを暗号化]を選択し、使用する鍵を指定します。暗号化の手順に関するステータスメッセージがデスクトップ上に表示されます。必要に応じて、この時点で、暗号化済みの内容をクリップボードから取得し、処理を進めることができます。クリップボードの内容を復号化する作業も簡単です。同じように、[KGpg]アイコンを右クリックしてメニューを表示し、[クリップボードを復号化]を選択し、自分の秘密鍵に関連付けられているパスワードを入力します。この時点で、利用可能な復号化済みのバージョンが、クリップボード内、およびKGpgのエディタ内にあります。

6.5.2. ドラッグ&ドロップによる暗号化と復号化

ファイルを暗号化または復号化するには、デスクトップまたはファイルマネージャ内でそのファイルのアイコンをクリックし、パネル内にある錠前までそれらをドラッグし、そこでそのアイコンをドロップします。そのファイルがまだ暗号化されていない場合、KGpgは、どの鍵を使用するのか問い合わせてきます。ユーザが鍵を選択した時点で、そのファイルは暗号化されます。他のメッセージは表示されません。ファイルマネージャ内では、暗号化済みのファイルは、.ascというサフィックス(接尾辞)付きで表示され、錠前のアイコンも付いています。それらのファイルを復号化するには、ファイルのアイコンをクリックし、パネル内にあるKGpgのシンボルまでドラッグし、そこでそのアイコンをドロップします。その後、ファイルを復号化して保存するのか、それともエディタ内で表示するのかを選択します。

6.5.3. KGpgのエディタ

暗号化する目的で、外部エディタの中で内容を作成し、上記の方法のいずれかを使用してファイルを暗号化する代わりに、KGpgの内蔵エディタを使用してファイルを作成することができます。エディタを開き(コンテキストメニューから[エディタを開く]を選択します)、必要なテキストを入力し、[暗号化]をクリックします。次に、使用する鍵を選択し、暗号化の手順を完了させます。ファイルを復号化するには、[復号化]を使用し、秘密鍵に関連付けられているパスワードを入力します。

署名の生成と確認は、エディタから直接暗号化するのと同様に簡単です。[署名]+[署名を作成]の順に選択し、表示されるダイアログから、署名するファイルを選択します。次に、使用する秘密鍵を指定し、それに関連付けられているパスワードを入力します。KGpgから、署名の生成に成功したことが通知されます。単純に[署名 / 確認]をクリックする方法で、エディタからファイルに署名することもできます。署名済みのファイルを確認するには、[署名]+[署名を確認]の順に選択し、続いて表示されるダイアログで、確認するファイルを選択します。ユーザが選択結果を了承した後に、KGpgは署名を確認し、その結果が報告されます。もう1つの手段は、署名済みのファイルをエディタ内にロードし、[署名 / 確認]をクリックすることです。