SUSE Linuxシステムでブートローダを設定する最も簡単な方法は、YaSTのモジュールを使用することです。 YaSTコントロールセンターで、+の順に選択します。システムの現在のブートローダ設定が表示され、必要な変更が可能になります。図 29.1. 「YaSTによるブートローダの設定」を参照してください。
メインウィンドウは、以下の2つのタブで構成されています。
このタブでは、各オペレーティングシステムのブートローダセクションの編集、変更、削除が行えます。オプションを追加するには、[]をクリックします。 既存のオプションの値を変更するには、マウスで選択してから[]をクリックします。 既存のオプションをまったく使用しない場合は、選択して[]をクリックします。 ブートローダのオプションがよく分からない場合には、まず項29.3. 「GRUBによるブート」を読んでください。
このタブでは、タイプや場所に関連した設定、またはブートローダの他の設定を表示し、変更することができます。
ブートローダのタイプは、[]タブで設定します。 SUSE LinuxのデフォルトのブートローダはGRUBです。 LILOを使用するには、以下の手順に従います。
手順 29.2. ブートローダのタイプの変更
[]タブを開きます。
[]パネルで、[]メニューをクリックして[]を選択します。
ポップアップメニューから、以下の動作のいずれかを選択します。
YaSTは新しい設定を提案します。
YaSTは現在の設定を変換します。 設定を変換すると、いくつかの設定内容が失われることがあります。
カスタムの設定を作成するには、このオプションを選択します。 この動作は、SUSE Linuxのインストール時には利用できません。
このオプションは、自分独自の/etc/lilo.confをロードする場合に使います。 この動作は、SUSE Linuxのインストール時には利用できません。
[] をクリックして、変更内容を保存します。
メインのダイアログウィンドウで[]をクリックして、変更を有効にします。
変換後に、古いGRUB設定はディスクに保存されます。 これを使うには、ブートローダのタイプをGRUBに戻し、ポップアップメニューから[]を選択してください。 この操作は、インストール済みのシステムでのみ実行可能です。
![]() | カスタムのブートローダ |
|---|---|
GRUBやLILO以外のブートローダを使用する場合には、[]を選択します。 このオプションを選択する場合には、前もって、ブートローダのドキュメントを注意深く読んでください。 | |
ブートローダの場所を変更することが必要になる場合もあります。 このYaSTモジュールはこの点で助けになります。
手順 29.3. ブートローダの場所の変更
ブートローダの場所を変更するには、[]タブをクリックし、[]メニューから以下のオプションのいずれかを選択します。
ディスクのマスタブートです。 これは、システムがこの方法でブートできるとSUSEが判定した場合にはいつでも勧められています。 Xはハードディスクの識別記号で、a、b、c、dのいずれかになります。
hda => ide0 master
hdb => ide0 slave
hdc => ide1 master
hdd => ide1 slave
/bootパーティションのブートセクタです。 このオプションは、ハードディスクに複数のオペレーティングシステムをインストールしている場合のデフォルトです。 Y はパーティションの番号で、1、2、3、4、5などになります。 それで、エントリは、次のようになります。
/dev/hda1
/ (ルート)パーティションのブートセクタです。 このオプションも、ハードディスクに複数のオペレーティングシステムをインストールしていて、古いブートマネージャを使用し続けたい場合に用いられます。
このオプションを選択すれば、ブートローダの場所を指定できます。
[]をクリックして、変更を有効にします。
ブートローダは、標準のシステムを直ちにブートするわけではありません。 このタイムアウト時間中に、標準のシステムのブートを中止して、ブートするシステムを変更したり、何らかのカーネルパラメータを書き込んだりすることができます。 ブートローダのタイムアウトを変更するには、以下の手順に従います。
手順 29.5. ブートローダのタイムアウトを変更する
[]タブを開きます。
[]をクリックします。
[]をオンにします。
[]で、新しい値を入力するか、マウスで矢印キーをクリックするか、またはキーボードの矢印キーを使って、[]の値を変更します。
[]をクリックします。
[]をクリックして、変更を有効にします。
[]をオンにすれば、カウントダウンを行わずに、ブートメニューを永続的に表示することができます。
コンピュータに複数のハードディスクがある場合、ディスクのブートシーケンスを、マシンのBIOSセットアップで定義したのと同じように指定できます(項29.3.2. 「device.mapファイル」を参照)。 次の手順に従います。
手順 29.7. ディスクの順序の設定
[]タブを開きます。
[]をクリックします。
複数のディスクが表示されている場合には、ディスクを選択してから[]または[]をクリックして、ディスクの表示順を変更します。
[] をクリックして、変更内容を保存します。
[]をクリックして、変更を有効にします。
このモジュールを使えば、マスタブートレコードを汎用のコード(アクティブなパーティションをブートする)で置き換えることもできます。 []の[]をクリックします。 また、同じペインの[]をクリックすれば、ブートローダのあるパーティションをアクティブにすることができます。 []をクリックして、変更を有効にします。