第4章 初めて使用する

目次

4.1. ログインとログアウト
4.2. Linuxのユーザ概念
4.3. デスクトップ
4.4. ファイル管理
4.5. アプリケーション
4.6. 印刷
4.7. セキュリティ
4.8. ネットワーキングとモビリティ

概要

この章は、新たにインストールしたLinuxシステムに初めて触れる際の手引きになります。各自のシステム環境のさまざまなコンポーネントについてすべてを学習します。 この短期集中コースを終えると、SUSE Linuxシステムを使用して楽しめるようになるでしょう。

この章は、インストール済みのシステムに重点を置いており、 SUSE Linuxの下でのインストール手順やハードウェア設定手順に関する質問は取り上げていません。 これらの手順は、リファレンスマニュアルで詳しく説明されています。また、最もよく起こる問題は、章 9. 最も頻繁に起こる問題およびその解決方法で扱われています。

4.1. ログインとログアウト

コンピュータがネットワーク環境で稼動せず、そのコンピュータを自分しか使用していない場合、そのシステムは自動的にデスクトップ環境としてブートします。一度コンピュータを起動したら、認証は必要ありません。ただし、この機能(自動ログイン)は、KDMディスプレイマネージャにのみ備わっています。 この機能は、リファレンスで説明しているように、YaSTのユーザ管理モジュールを使用していつでも無効にすることができます。

コンピュータ上で複数のユーザアカウントが設定されている場合は、すべてのユーザが認証する必要があります。 SUSE Linuxシステムが起動すると、ユーザ名とパスワードの入力が求められます。

インストールされたデスクトップ環境によって、ログインプロセスとセッションを管理するプログラムは、GNOMEデスクトップ用のGDMまたはKDEデスクトップ用のKDMのどちらかです。 GDMとKDMは、機能がわずかに異なります。この2つが別々に扱われるのは、そのためです。デスクトップ環境の詳細については、項4.3. 「デスクトップ」を参照するか、または個々にGNOMEまたはKDEの章(章 8. GNOMEデスクトップまたは章 7. KDEデスクトップ)を参照してください。

4.1.1. GDMの紹介

GDMログイン画面は、2つの主要なコンポーネント(ユーザ名とパスワードの入力フィールド、およびメニュー)から成ります。

メニューには、次の3つの項目が含まれています。

言語

次のGNOMEセッションで使用する言語を選択します。次のセッションの間だけ一時的に言語を変更するか、または選択した言語をデフォルトとして永続的に設定することができます。

セッション

セッションタイプ(GNOME、KDEなど)を指定します。システムのデフォルト以外の値を使用する場合に限り、この設定を変更します。これ以降のセッションは、手動でセッションタイプを変更しない限り、常に最初のタイプと同じです。

シャットダウン

システムを完全にシャットダウンします。

再起動

システムをシャットダウンして再起動します。

セッションを終了するには、[システム]メニューから[ログアウト]を選択します。 次に、セッションの現在の状態を保存するか、セッションを終了してシステムを稼動中のままにするか、あるいはログアウト時に再起動またはシャットダウンするかを指定します。セッションを終了したときとまったく同じ設定で次のセッションを開始する場合は、セッションを保存します。

4.1.2. KDMの紹介

KDMログイン画面は、2つの主要な要素から成ります。図 4.1. 「KDMログイン画面」に示すように、この画面には、ユーザ名とパスワードの入力フィールド、およびメニューがあります。

メニューには、次のオプションが用意されています。

図 4.1. KDMログイン画面

KDMログイン画面
セッションタイプ

セッションタイプを指定します。デフォルト (KDE) 以外のセッションタイプを使用する場合にのみ変更します。手動でセッションタイプを変更しない限り、それ以降のセッションは自動的に同じタイプになります。

メニュー

リモートログイン]では、リモートマシンにログインできます。[シャットダウン]では、コンピュータの電源を切るか、またはシステムを再起動します。

セッションを終了するには、メインメニューから[ログアウト]を選択します。次に、セッションを終了してシステムを稼動中のままにするか、ログアウト時に再起動またはシャットダウンするかを指定します。システムに電源管理が装備されている場合は、コンピュータをサスペンドするように提示されます。これは、サスペンドすると、次回のシステム起動が完全にブートする場合より高速になるためです。