37.4. Xenドメインの開始および制御

ゲストドメインが開始されるには、Xen hypervisorが、新規ゲスト用の十分な空きメモリを持っている必要があります。最初に、使用中のメモリの量をチェックします。

xm list
Name              Id  Mem(MB)  CPU  State  Time(s)  Console
Domain-0           0      458    0  r----    181.8

コンピュータのメモリが512MBの場合、Xen hypervisorは、64MBを消費し、ドメイン-0が残りを専有します。新規ゲストのためにいくらかのメモリを開放するには、コマンド xm balloonが使用されます。ドメイン-0のサイズを330MBに設定するには、次のコマンドをrootrootで入力します。

xm balloon 0 330

次にxm listを実行すると、ドメイン-0のメモリの使用率が330MBまで下がっているはずです。これで、128MBでゲストを開始するのに十分なメモリ領域が確保されました。コマンドxm start guest1 -cを実行すると、ゲストが開始され、開始中のゲストのコンソールが現在のターミナルにリンクされます。このゲストが初めて開始する場合は、YaSTを使用してインストールを終了します。

このコンソールを切り離したり、再度接続したりすることは、他のターミナルからいつでもできます。切り離すには、Ctrl-]を使用します。再度接続するには、まず必要なゲストのIDを、xm listで確認し、そのIDに、xm console IDで接続します。

Xenのxmツールには、使用可能なパラメータが多く存在します。xm helpと入力すると、簡単な説明の付いたリストが表示されます。 表 37.1. 「xmコマンド」には、まず手始めとして、いくつかの最重要コマンドが説明してあります。

表 37.1. xmコマンド

xm help

xmツールで使用可能なコマンドのリストを一覧表示します。

xm console ID

ゲストの最初のコンソール(tty1)に、ID IDで接続します。

xm balloon ID Mem

ID IDのドメインのメモリサイズを、Mem(MB単位)に設定します。

xm create domname [-c]

設定ファイルdomnameを使用してドメインを開始します。オプションの-cを使用すると、現在のターミナルを新規ゲストの最初のttyにリンクします。

xm shutdown ID

ID IDのゲストを通常どおりにシャットダウンします。

xm destroy ID

ID IDのゲストをただちに強制終了します。

xm list

稼動中のすべてのドメインのリストを、それぞれのID、メモリ、およびCPU時間の値とともに一覧表示します。

xm info

CPUおよびメモリの情報を含む、Xenホストに関する情報を表示します。